人気投票

登録日:2011/03/04 Fri 11:11:51
更新日:2024/04/13 Sat 22:59:57
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オンリーワンよりNo.1



人気投票とは、漫画やアニメ、ゲーム、その他において、キャラクターや物等に対してファン(読者、視聴者、プレイヤー等)が投票を行い、人気に順位をつけるイベントである。
キャラクターランキング、コンテスト、キャラコン、○○ランキング等とも呼ばれる事もある。
漫画やアニメでは、節目の記念企画として行われることが多い。

●目次

【概要】


■投票されるもの■

  • 漫画等のキャラクター
    • 作者や物、ちょい役まで様々なモノに票がはいる。中にはどこまでよく見てるんだ?となるようなモノまで
  • 作品自体
  • ミスコン等人物
  • スイーツ、家電等

人気投票しようと思えば何でもできる。


■人気投票の仕方■

  • 雑誌
主にハガキを使う。普通のハガキに必要事項を書いて出すものもあれば、雑誌についている投票券を貼ったり、雑誌付属のハガキでなければいけないものもある。
人気投票と言うより人気作品を調べるためのアンケートに近い。
特に週刊少年ジャンプのアンケート至上主義は有名で、「1位以外は全て打ち切り対象」*1とまで噂される。
もちろん実際にはそこまでのことはないが、投票結果は概ね掲載順に反映されており、巻末が定位置になった作品は一部例外を除いて*2先が長くない。
ちなみにここ何年もの間、年間トップを維持しているのはONE PIECEらしい。流石である*3

  • パソコンや携帯などのインターネット
クリック等による投票。1台につき1回しか投票できないものから1日に1回、数時間に数回等。
工作が容易なため、人気作品では荒らしや便乗もまざり、問題になることも多い(後述)。
最近は対策されることも多いが、昔は好きなように投票できたことが多かった。

エグイ。CDに付属している投票券が必要。
何枚も買う人や○○のアンチが○○を落とす為に他メンバーに組織票を入れる等。
あくまで噂だが。
ランクの低いメンバーがバラエティで賞金をもらった時「CD買って自分に投票する」と言うのはお約束。
投票券を抜き取ったCDがまとめて捨てられた写真が有名か。

  • その他
B級グルメは割り箸にて投票

一番好きなものだけ、幾つか選ぶ、ポイント振り分けなど形式も色々とある。

■人気投票の影響■

  • 出番の増減
    • 人気キャラは増やされ、不人気は減る。作者の愛があれば別

  • グッズ制作
    • 人気キ(ry


  • 主人公交代

  • ヒロイン降格、ヒロイン昇格。
    • ギャルゲにおいてよくある。

  • 専用グラフィックやイベントの実装、排出率の増加

  • ほぼ準レギュラーなのに名前が無かったせいで投票にカウントされず票0とされたキャラに正式名称が付く。

■問題行為・難点等■

  • 組織票
ネット等において、「○○に投票しよう」等呼びかけ、票を集めること。
記憶に新しいのが【イナズマイレブン】腐女子とキッズ泣かせ。
まったくの脇キャラである五条勝というキャラクターに投票しようという組織票が行われた。詳細は後述。
過去『ポケットモンスター』においてもコイルが人気になるという事が起きた。こちらは修正された。

そのため、工作しようとするとお金も手間もかかるハガキや、購入製品にIDが付くなどの制限がついているものに比べ、
自由に投票できる形式の人気投票はそれほどアテにならないことが多い。
ガチで投票しようとする人の割合は前者の方が高いということもある。

ちなみに組織票自体は現実にも存在する。

  • 1人による多重投票
AKB48がこれにあたる。券を何枚も手にいれ何回も投票する。
また過去にはアニメディアにおいて『名探偵コナン』のキャラが1、2位に輝いた。
だが、その号から「1人での多重投票は無効にする」と注意書きがされ、来月号でコナンのキャラが圏外になるという事があった。
1人による多重投票は公平さを欠くため、問題にされる事がある。

近年の有名どころは後述の「千葉県のYさん」だろうか。
こちらは突き抜けてしまい公式がネタにしてしまっているほど。色んな意味で伝説を作り上げた。

上記AKB48などは、「資金力で票数が変わるのならば投票ではなく株主総会なのでは」と言われる事もある。

  • 投票結果至上主義
上述の『ジャンプ』以外にも見られる、投票者から見ても上位を(過剰に)優遇する姿勢。
続編でこれをやるとストーリーに歪みが生じるためまず歓迎されないし、
所謂お祭り作品でも他キャラ/作品のファンから反感を買う。
かといって結果を無視すると何の為の公式投票だったのかとなると塩梅が難しいところ。
主観的な要素が入り込みやすく、支持者とアンチの不毛な争いの火種になることも多い。

  • 見返りを目的とした不本意な投票
投票先が1位だった者に何らかの特典が贈呈される場合、世間一般の人気とは著しく異なる結果になることもあり得る。
経済学者ケインズが提唱した「美人投票」と同様、
自分のお気に入りではなく他者の投票先を予測して投票するほうが当該特典を得られる可能性が高まるからである。



■人気投票でよくあること■


  • ギャグ作品の人気投票は大概カオス
  • 美少女モノの人気投票なのに野郎が1位
  • 乙女ゲーなのに攻略対象よりヒロインが上
  • マスコットポジションはそれなりに人気
  • 発売前と発売後で順位がかなり変動
  • 開発スタッフには見向きもされない意外なものが人気
  • ネットでは不人気と言われているが世間一般では人気
  • 逆にネットでは人気があるが世間一般では不人気
  • 大抵の作品のメインヒロインは1位になれない
  • 違う作品のキャラに票が入る
  • 作者が上位に食い込む
  • 1人からダンボール1箱分のハガキが届く。そして一票扱いにされる
  • 総評数を合計するとその雑誌の発行部数より多い
  • 好きなキャラと嫌いなキャラの上位の層が被っている。両方1位も珍しくはない
  • 投票の形式次第で大分差が出ることも*4
  • 普通にやっても面白くないからと変な形式で行う
  • 投票募集した前後の回や、その時にアニメ・ゲームで活躍したキャラは上位になりやすい
  • 投票募集のページの編集のコメントが票に影響する
  • 初期に活躍したキャラはその後出番がなくても毎回それなりの票がもらえる
  • 中間発表と最終結果で上位と下位が入れ替わる
  • なんだかんだ言っても見た目がいいキャラは人気


【伝説的な人気投票の作品】


ネタになるのはジャンプ漫画が多いとされる。
もしかするとジャンプ自身が人気投票の権化、アンケ至上主義だからかもしれない*5
特にジャンプのギャグマンガにとっては、厳しい打ち切り競争を約1年は乗り越えた証であり、同時に1週分のネタにはできるため、一話まるまる人気投票ネタも珍しくない。

週刊少年ジャンプ

太臓もて王サーガの人気投票
詳しくは項目参照

ボボボーボ・ボーボボ
連載3回突破記念という異例の早さで人気投票結果が掲載されたものの、1位から10位までボーボボが占めるという結果に
「みんなありがとう」「フン」「クッ、ボーボボに負けた」「順当な結果ですね」「神に感謝」
もちろんネタであり実際に人気投票をやったわけではない。
詳しくはキャラクター人気投票(ボボボーボ・ボーボボ)を参照。どこかで人気投票が行われるたびにコラが作られる。
実際の人気投票では首領パッチが1位を独占し、ボーボボの順位はやるたびに下がっていった
また、ギャグ漫画ゆえに嫌いなキャラに投票する企画もあった。首領パッチはそちらでも上位であった。人気はメインキャラダントツでビリのソフトンはこちらではランクイン。ちなみに一位はつけもの。残当。
夜、寝る前にE.L.Tの歌とか聴いてそうなヤツは誰?」というよくわからない投票も。

世紀末リーダー伝たけし!
第1回:主人公が1位、作者(しまぶー)が5位
第2回:作者が5位をキープ
これで気を良くしたしまぶーは第3回人気投票にて「今度の投票は6位の奴を1位として扱う」と宣言。
その理由は「1位や2位は無理だが、6位なら俺(作者)にも可能性がある」というもの。なぜ5位でないのかは不明。
その結果、「作者(しまぶー)が得票数1位」というとんでもない結果になった。
もっともこの件で一番悲惨なのは、変な企画を立案したばっかりに自滅した作者でも、3位からズルズル落ちて6位になったゴン蔵でもなく、何の特典もない4位になった主人公のたけしだろう。

銀魂
人気投票ネタだけで1ヶ月間食いつなぐ。
アニメではスタッフの暴走でさらにひどい(褒め言葉)ことになった。
新八5連続で8位。作中で「新八の八は“八位”の八」とイジり倒され、作者も「奇跡だね!」と言い出す始末。
ちなみに主人公の銀さんは毎回しっかりと1位を取っているが、「1位を取ったキャラが銀さんと2ショットでジャンプの表紙を飾る」という実質主人公に投票禁止という条件を提示されると流石に陥落した。
因みにその時の1位は土方

キン肉マン
第1回は主人公に投票禁止だったが、解禁された第2回ではなんと7位、第1回で1位のザ・テリーマンは4位に急落。
その後もキン肉マンは最高順位3位と言う微妙さで、2017年に行われた第7回人気投票でやっと2位。
1位は悪魔将軍ゴールド」マン、2位は先祖が「シルバー」マンのキン肉マンという結果に。
3位はキン肉アタル。この時やってた完璧超人始祖編には全く出てなかったのにさすがである。
ちなみに2013年は目玉として「29位の超人の読み切り短編描きおろし」が企画され、票操作を受けにくいこの賞をベンキマンが勝ち取った。ちなみに28位はオメガマンで30位はサタンクロスとお話を造りやすそうな奴らに挟まれている。29位ベンキマンと聞いて見た目が面白いキャラを書きたい作画ゆではガッツポーズして原作ゆでは頭抱えたんだとか。
2019年に開催された第8回ではアタルが見事1位を獲得した一方で、ネタ票には「テリーマンが助けた犬」「マリキータマンの家」「ラーメンマンランボー」(別の漫画のキャラ)などが入っていた。

キン肉マンⅡ世
主人公のキン肉万太郎は一向にトップになれず、第3回では13位
投票理由も「誰も投票してなさそうだから」「なんとなく」「一応主人公だから」というあんまりなものが多かったとか。
第1回では当時数コマしか出ていなかった、前作の人気キャラウォーズマンが3位という順位に。再登場後は第4回で1位を獲得した。

魔人探偵脳噛ネウロ
通常とは別枠で"犯"人気投票なるものを開催。

ヒカルの碁
キン肉マンI/Ⅱ世同様、主人公であるヒカルが1位とはまったく縁がない。
もっともこちらは主人公の片割れである佐為が第1回では1位の座に輝いている。
第2回ではなんと脇役の伊角が1位という意外な結果に。
しかも2位の佐為の得票数が3800票ほどなのに対して伊角の得票数は11000票以上という圧倒的大差での勝利である。
恐らく作者の画力の向上に伴い、かつてはモブ顔だった伊角がみるみるイケメン化していったことで女性ファンが増えたのだろう。
どれだけ変わったのか気になる人は調べてみよう。
女性読者による大量投票の典型例として有名だが、作中で大きな挫折を経験した伊角に対して純粋に共感を抱く読者が多いのもまた事実である。
実際に作者が本作を読んだプロ棋士数人にお気に入りのキャラを尋ねたところ、全員が伊角と答えたとか。
その人気ぶりから彼に焦点を当てたエピソードも描かれた。

○花さか天使テンテンくん
第1回人気投票の結果発表時、桜ヒデユキのクラスメイトである梅宮タツヤと三椿ケイタは第1話から登場しているにもかかわらず0票という結果だったが、
その原因は作者が2人の名前を設定し忘れていたという理由だった為、2人は結果発表の回で作者から名前が発表されていた。
ただし、前述の『ヒカルの碁』の登場キャラである奈瀬明日美はプロ試験編まで名前が判明していなかったが、
第1回人気投票で「院生一組女子」という仮称でランクインしており、梅宮と三椿の場合は普通に人気がなかった可能性もある。

ONE PIECE
看板マンガだけあって何度も人気投票はなされており、常にルフィが1位でゾロサンジナミあたりがダンゴという実に理想的なランキングになっているが、
遂に全世界同時人気投票という前代未聞の企画が誕生。
勿論組織票目当てのネタ投票(「ルフィがいたフーシャ村の村長」や「赤髪海賊団の新入りロックスター」など)も多く見られたが
ソコはやっぱり世界規模で人気の作品、またしてもルフィが1位を獲得した。ここまで支持されるジャンプ主人公も珍しいものである。
…あと、日本では20~30位くらいだったキャロットが海外勢の圧倒的投票により8位になったことはいい意味でも悪い意味でも波紋を呼んだり…。

NARUTO -ナルト-
こちらも上位は変動が多いが、1位はナルトサスケカカシのローテーションになっていることが多かった。
ヒロインのサクラが一時期14位とかになってたこともあったが、それは人気が無いというかそれより上が人気がありすぎるだけである。

本作もワンピースに続いて世界同時人気投票を行った……のだが、こちらは事前に「1位のキャラには特別読切を掲載する」という触れ込みがあったため、
1位は(連載中の投票では7位がトップ記録の)四代目火影波風ミナト(ナルトの父)、
4位と7位がうちはシスイとはたけサクモ(カカシの父)という回想シーンにしか出番が無いキャラで占めるという若干いびつな結果となった。
が、そんな中でも6位の主人公より上の3位に食い込んだサクラは流石としか言いようがない。
ネタ票としては顔が良い以外特に語ることのないうちはヒカク(78位)、
ただナルトやエロ仙人(12位)に風呂を覗かれただけのオトハ(85位)やコハダ(99位)、
間違いなくナルトの母であるうずまきクシナ(25位)と名前を間違えられた票が混同しまくったと思われるうずまきアシナ(30位)などが挙げられる。

BLEACH
「そういや今回、ダンボール投票は全部一票計算になったんだってよ」
「がんばって書いてくれたんだろうけど、小さい子はいっぱいハガキ買う金もねーからそっちに合わせてやんねえとな、ゴメンな」
腐女子完全排除。「なん…だと……?
実際には事前に注意がされていた(気がする)ので実際には「なん…だと…」みたいな反応は無かったと思われるが。
通常の人気投票とは別枠で「斬魄刀」限定の人気投票が行われ、大量投票が続出。
一護が上述の台詞で断りを入れたうえで、それらの大量投票は全て一票計算になった。
何だかんだで少年読者も普通に多い作品なのでやむを得ない処置であろう。

SKET DANCE
5位がまさかの「スイッチが描いたボッスンの似顔絵」
いくらなんでも二度も奇跡は起きまいと思いきや、第二回では10位。なんでだよ。
ボッスン「お前らこんなキャラに1500票も入れてんじゃねー!!!」
その他にも劇中劇のキャラがランクインしたりとなかなか混沌としていた。
なお主人公のボッスンは上位にランクイン出来るかすら不安視するあまり緊張でおかしなことになっていたが無事1位を獲得。
第2回でも順当にスケット団の3人が上位を独占したため「普通に発表したのではつまらない」と
指定されたキャラが何位かをスケット団が当てるクイズ企画が行われた。なおドボンのペナルティは「次の話を棒人間で過ごす」。結果はお察し

めだかボックス
第1回人気投票でレギュラーである阿久根高貴(生徒会書記)がまさかの18位
カバー裏では仲間たちはかける言葉を失い、13位の超脇役・平戸ロイヤルに肩を叩かれる始末。
流石に第2回では同情票が集まったのか活躍が増えたためか6位とマシな順位になったが、その順位発表の回ではお互いが嫌いな人間に投票して得票数の多い者だけが生き残る「不人気投票ゲーム」対決をやらされるという、傷口を抉るようなイジリを受けた。平戸はキャラがなんぼ増えても大体同じ位置。
第3回ではなんと球磨川禊に次いで第2位に輝いた。
ちなみに主人公である黒神めだかは第1回では1位だったものの最終的には6位まで落ちてしまっている。

ニセコイ
第1回の人気投票。順当にダブルヒロインが上位を独占する中、4位になったサブヒロインの橘万里花(以下マリー)の発言に注目が集まった。
マリー「私に一人で1500票手描きで送ってくださった、千葉県のYさんに特別な感謝を……」
あげく第2回には
千葉県のYさん、今年もお待ちしておりますわ!!」
「沢山のご応募有難うございました!! 特に千葉県のYさん
と完全に煽りに来ている。いいのかそれで。
煽った結果、メインヒロインの千棘が4位に転落。
それと入れ替わるかのようにマリーがなんと2位に躍進。
さらにさらに、

「千葉県のYさん」本人が19位入賞!!

いや、この人ただの読者…。いいのかそれで。

第3回ではマリーは4位に転落、19位キープの千葉県のYさんからの大量投票ナシというまさかの事態が発生したが…?
ちなみにそちらでは前作『ダブルアーツ』のヒロイン・エルーが10位にランクインしてたりする。
エルー「…あれ?なんで私こんな所に…?」

ワールドトリガー
こちらも多重投票あり。
だが同時に、作者のサイトで組織票を抜いた「単数投票版ランキング」も発表された。

なお本誌掲載のランキングには千葉県のYさんがまたも入賞している。

左門くんはサモナー
「1位になれなかったらこのトンガリ(髪型)くれてやるよ!」→2位でした→シリアス長篇の最終パートなのに「売約済」と髪に描かれる哀れな主人公
ただでさえ人望の無さでキャラ立てしてるのに、そんなこと言ったらますます1位から遠ざかるだろーに…。
なお本誌掲載のランキングには千葉県のYさんが三度入賞している。もうニセコイ完結したっつーの!

斉木楠雄のΨ難
第73Χで掲載。コミックでは7巻に収録。応募総数5884通。
第1話の冒頭で犬を助けなかった事により人気投票で上位ほど周りからの扱いが良くなるパラレルワールドに1位の斉木が迷い込んでいた。
ちなみに4位の鳥束に「組織票だろ」と斉木がツッコミを入れていたがコミック7巻では組織票なしの結果もあり実際は8位である。
なお、組織票なし版も含め作者が5位と思いの外に高い。

青春兵器ナンバーワン
主人公コンビは2位と3位、マスコットのNo.5/ゴローが総票数の1/4を占める2500票で1位。
ジャンプの初代担当編集さい藤さん*6が11位に。
ゴローの飼い主である(元)メインヒロインはなんと28位の30票。

名前すら明かされていない担任教師が何故か7位ってどういうこと?*7
読者を戦慄させた「ルフィ化した主人公」も何故か12位にいた。
そして千葉県のYさんは10票で43位。

約束のネバーランド
番狂わせは無かったが、何故か29位に44票で鬼滅の刃』の我妻善逸がいた。
恐らく、善逸とシスタークローネを共存させた(妙に噛み合った)コラ画像のせいだと思われる。
雑誌掲載時の善逸のコメントがこちら。

善逸「俺なんでここにいんだろ」
クローネ「なんで違う作品のあんたがいるのよ」

編集わかっててクローネにツッコミやらせてない?

鬼滅の刃
第1回では主人公・竈門炭治郎が1位で他は主役4人と水柱・義勇がベスト5総なめ、と非常に優等生的な結果であったが、
主人公側の幹部キャラである「柱」の順位は出番の関係上準レギュラーのしのぶ
無限列車編の立役者である煉獄さん、エロ担当の甘露寺を除いて総じて低かった。
「柱」最下位の悲鳴嶼さんに至ってはわずか3票で、「鮭大根」や「炭治郎が斬った岩」以下であり、演者の杉田智和氏が落胆したとか…。

そして連載終盤に行われた第2回では、「次こそは1位を取ってやる」とキレていた善逸(前回2位)が1万7452票で1位
炭治郎は4位、前回3位だったヒロインの禰豆子まさかの11位と波乱の結果に(念のために書いておくが、得票数は全員第1回より上である)。
それでも最下位だった悲鳴嶼さんも前回の281倍の843票(22位)とまだまともな順位になった。よかったね杉田さん!
ネタ票としては累に切り刻まれた隊士半天狗を裁いた奉行」という出番数コマの超モブキャラがそれぞれ35位(223票)、38位(199票)にランクイン。
コイツらですら大抵の敵キャラより上の順位であり、いかに本作が多彩な読者から愛されているかを示す結果と言えよう。

ちなみに『鬼滅』の方にもクローネ票はなぜか4票(第2回では49票)も入っていた。さすがにYさんはいなかったが。
余談だが、両者とも「類まれな個性による強烈な存在感」「登場後ジャンプのアンケが上がった作品の功労者」という共通点があったりする。

ぼくたちは勉強ができない
第一回では最後発ヒロインである怠慢先生こと桐須真冬先生が1位獲得。
第二回でも真冬先生が1位を獲得したのだが……問題はその得票数。
総得票数25,755票に対して、トップの真冬先生が単独で獲得した票数は14,598票
複数のヒロインで票が割れるのが常のラブコメ作品において単独で過半数以上を獲得、
他のヒロイン達全ての票数を合計しても真冬先生の票に届かないという凄まじい事態に。
というのも第二回では、単にキャラ投票だけでなく「どこで」「何をする」シチュエーション投票もあり、1位のヒロインにはそのシチュエーションに準じた特別エピソードが書き下ろされる特典があったため。約25000票が6位以上に集約され、お遊び投票は殆どなく、準レギュラーも1票だらけという事態になった。

チェンソーマン
第一部連載時、Webで行われた人気投票でコベニの愛車が7位にランクインした。なお持ち主は8位である。
作者はかつてコイル五条勝に投票した過去があり、
これらを踏まえて「あの時の投票が自分に返ってきたのだと思いました」とコメントした。
なお、投票締め切り後にコベニの愛車は更なる活躍を見せており、「もう一度開催したらもっと高順位になるだろう」と言われている。


アンデッドアンラック
WEB上にて人気投票自体は滞りなく行われたが、投票結果のリストには意味深な空欄が設けられていた。
そもそも、投票サイトには「総勢52キャラ」と書かれていたにもかかわらず、肝心の投票対象は51キャラしかいなかったのである。
これが意味することとは…?

■その他の漫画作品■

○超人キンタマン
まさかの脇役「お祈り戦士オガンダム」が主人公を差し置いて1位。作中でもわざわざ棒グラフまで用意して主人公を落胆させる始末。
ところが、ガンダムを作ってる創通とサンライズからマジで苦情が来てしまい、仕方がないから爆殺、「バカラス」という別キャラに作り変えてしまった。
(この結果、単行本では最初からバカラスとして登場することになり、上記の棒グラフのシーンもバカラスに描き直されてます)

無限の住人
あ ん ま り だ

魔法先生ネギま!
こちらも第1回で人気投票の告知を行う(3-A生徒のみ。主人公や小太郎きゅんに送ると無効票)。
しかもこっちは「投票結果はダイレクトに出番に反映させる」という触れ込みつき。
だが第一回で1位になった佐々木まき絵は…
シャフトアニメ版では一番おいしかったよね!

ロザリオとバンパイア
鰤とは逆に「組織票は愛の証です!」と企画段階で明言して、ハガキ1枚で1票であれば大量投票を公認するという暴挙に及んだ。
その結果、サブヒロインの一人である白雪みぞれが1位を獲得。げに恐ろしきは釘宮病患者である。
ただし結果発表で「一人で20票送ってきたうえ、一枚一枚に違うイラストを描いてきた人が居る」という事実も明かされた。
正直「そういうものだ」と割り切った上、その事実を公開するならこの形式もアリかもしれない。
マニア向けの作品ならなおさらである。

○CROSS OVER
1位なのに票数が37票(週刊少年マガジン連載)
フォローするとこれは誌上ではなく作者のサイトで行ったもの。

ハヤテのごとく!
この手の漫画でヒーローヒロインが1位になれないのはもうお決まりなので無視していいとして、問題なのは橘ワタル&貴嶋サキの主従コンビ。
第1回:ワタル10位、サキ9位
第2回:ワタル15位、サキ14位
第3回:ワタル12位、サキ13位
第4回:ワタル14位、サキ13位
ファン層がカブるにもほどがあるだろというこのデッドヒート(低ランクだけど)ぶり。
ちなみにアニメ版だとサキ9位に対しワタル16位と思いっ切り水をあけられている。なんで…。

名探偵コナン
連載している「週刊少年サンデー」で通常のキャラクター人気投票も行われた事はあるが、現在は主に公式アプリや特設サイトで様々な人気投票が行われており、コミック100巻発売記念として候補キャラが原作に登場した犯人だけという「令和に語り継ぎたい迷・犯人」という名の人気キャラ投票企画もあった。
キャラクター人気投票系では、劇場版『緋色の弾丸』の公開記念として、ムビチケ前売券購入者だけが投票できる「緋色の総選挙」が行われたが、候補キャラがコミックス裏表紙の鍵穴キャラ+一部のキャラに限定され、その結果、ベスト20のほとんどがアニオリに基本的に登場しないキャラばかりとなった。
なお、同じく劇場版の『ハロウィンの花嫁』の公開記念として候補キャラが緋色の総選挙の女性キャラクターだけの主要女性キャラクター人気投票も行われたが、上位陣の結果は「緋色の総選挙」とほとんど変化がなかった。

○劇団鯨ごろし
「週刊少年マガジン」のクソ漫画。
第1回でいきなり「人気投票」実施。
賞品は「作者サイン入り作者」が直接送られてくるらしい。いらん。


私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
稀に見る再ブームを果たした本作も、Web上で人気投票が開かれた。
主人公以外のキャラに投票して1位のキャラは番外編を書き下ろしてもらえる……と、ここまではよくある話なのだが人気投票の表題が『もこっちとくっつくのは誰だ!?選手権』。
……路線変更で百合っぽいノリも多くなってきたとはいえ、本作はあくまでも百合漫画としても見れるギャグ漫画の範疇であるとみなす読者が多く、
「いくらなんでもこの表題はちょっと……」というリアクションだった。

更に、人気投票に対する「彼女を1位に推したい。代わりにあの子の絵を書き下ろすから(意訳)」という発言が物議を醸しだす。
何が問題だったのかというと、発言者が一般人ではなくアニメにもなった人気漫画の作者だった為。
投票結果は上記の発言通りになったが、その発言が発端となったゴタゴタの末、結局該当人物の絵は描かれずじまい。
この作品に蠱惑されたばっかりに一部の作品ファンから余計な恨みを買ってしまう結果となった。

流石に連載10周年記念の人気投票では前回の騒ぎを踏まえてか、キャラ人気投票とベストカップリング投票に分けた上でカップリングの組み合わせも投票者次第と問題点が改善されている。
まぁ、PR絵に選出されたのが路線変更のきっかけになった古参キャラじゃなくごく最近ピックアップされたキャラなのでやっぱりちょっとズレてる気がしなくもない。

吸血鬼すぐ死ぬ
アニメ化決定記念として人気投票が実施された本作。
だが多重投票の横行により読者からの思いの差が財力に比例してしまうことが危惧された本企画は人気投票史上前代未聞の方式を採用した。
それは「自己申告制投票」。つまりハガキ一枚(掲載紙付録の投票券を貼る)につき一票ではなく、そのキャラへの愛の強さを好きなだけ上乗せできる、つまり投票する票数を完全な読者の自由意思で決められるというとんでもないルールで開催されることとなった。
ちなみにこの自己申告の上限は設定されておらず、その気になれば億や兆どころか無量大数であっても問題はないとされた。その一方で集計に支障をきたすほど極端に巨大すぎる数は無効票扱いされることも示唆されており、このカットされる基準は公表されなかったため、投票側は無効化されないギリギリのラインを探るチキンレースを強いられる羽目になった。
そんなもはややる前から末路がわかりきった人気投票の総得票数は

20澗2溝400億3187万2259無量大数1158不可思議9994那由他7923阿僧祇5925恒河沙3394極17載227正5013澗7636溝3129穣701杼8436垓3237京5482兆1365億2080万2682票

途中に無量大数が入っているのは、1000無量大数の先が必要になったための苦肉の策として、1万無量大数という表記を採用した、つまり表記をループさせたため。訳が分からないよ。
桁数にすると104桁。ちなみにこの宇宙における原子の総量は81桁、ランターンの光のエネルギー量が74桁、反物質化光線(名称不明)を喰らったウルトラマンガイアが引き起こす対消滅で吹き飛ぶエネルギー量が21桁といえばどれだけすごいかが分かるだろう。マジかよ…
ちなみに1位は主人公のドラルクだったが、もう一人の主人公であるロナルドはなんと8位、そのロナルドが大嫌いなセロリ(野菜)が3位であった。
これに便乗して人気投票回では「票数=パワー」というアホな設定でバトルが行われ、15位の半田あけ美ママですら指一本で房総半島を破壊できるレベルにインフレしていた。
ちなみに「4位のキャラでメイン回をやる」という公約もあり、投票側は好きなキャラに「沢山投票して1位にさせる」「票数をセーブしてメイン回を狙う」の二者択一を迫られるも作者が4位を取ってしまい、結果全く本編に関係ないエッセイ漫画で1話費やされてしまった
そして11位には同誌の漫画の主人公が、17位には別誌の漫画主人公が入った。

さらに前述の通りあまりにも大きすぎる数字は無効票となったため実際の票数はこれよりもさらに多い(むしろ有効票すら氷山の一角にすぎない可能性が高い)ことになる。

ちなみに投票の性質上、集計を全て手作業でやらざるを得なかったため、現場は阿鼻叫喚だったそうな。

なお、一見ネタに見えるが、「システム的に組織票を根本から無効化できる」「実際のハガキの枚数で実数としての人気そのものは会社として把握できるため、キャラクタービジネスに反映しやすい」など、集計の手間さえ除けば実は運営側にはメリットの大きい形式でもあったりする。

○君のことが大大大大大好きな100人の彼女
連載100話記念で突如発表された人気投票結果。
その内訳は恋太郎ファミリーの全員(恋太郎含む)が99万9999票獲得して全員1位だったという茶番。

要は上位が全員ボーボボだったボーボボの人気投票ネタの逆を行っているのだが、
そもそもヒロイン内で順位付けする行為そのものが『負けヒロインを出さない』作品コンセプトと思いっきり矛盾する訳で、作者も編集も読者も恋太郎も絶対に許すわけがないのである……。
代わりに推しエピソード投票が開催され、上記の作品コンセプトを語る上でまず欠かせない彼女の担当回が高順位に位置づけされているのもそれらを裏付けていると言える。


■アニメ作品■

全ガンダム大投票
アムロ・レイ…そしてシャア・アズナブル
シリーズの原点にして頂点ともいえる存在の二人に終止符を打つ者が現れた。
その男は火星の王にしてガンダムの王。
まさにガンダムの歴史に新たな伝説が刻まれた瞬間だった。
詳細は項目参照。

ガンダムAGE
DVDの特典で1位になったキャラのスペシャルジャケット企画を実施。
だけど、男キャラの1位になかなかなれない第一部主人公
そんな父親を尻目に2回も1位になる第二部主人公
そもそも話題にすらしてもらえない第三部主人公
投票側のおふざけに反してジャケット自体は素晴らしい完成度を誇る。

ロボットガールズZ
ネット上の投票のため、投票回数に制限が一切ない複数票・組織票公認のシステム。
1位がまさかの「ライガ様*8」。主人公のZちゃんは7位、グレちゃんも5位。グレンダさんに至っては12位…。
そしてあろうことかこの三人より上の3位にゲストキャラであるいまいち萌えない娘。
「上位入賞キャラはドラマCDに出演できる」というルールから、キャラ人気だけではなく声優人気の影響も高かったようで、
ギャグキャラであり美少女とは言い難いボス娘も恐らく中の人の力で入選している。
以降の人気投票はオンラインゲーム版プレイヤー向けに一日一票のみの制限付きで行われており、比較的オーソドックスな結果となっている。

ライトノベル作品■

スレイヤーズ
原作小説で作者が個人的に開催していたもの。
第二回では普通にやっても面白くない、ということで、正得点を5点、マイナスを1点持ち点にして投票を行った結果、最下位はマイナス1点(得票数0)の竜将軍ラーシャートになった。
ちなみに1点には「焼き鳥の串」「1巻冒頭でリナに瞬殺された山賊の頭」などが選ばれた。こいつら以下の敵幹部っていったい…。
投票自体もかなりふざけており、上記のほかにも果物屋のオヤジやおばちゃんA、銘酒うりゃりょん、付け合わせのパスタなど
わけのわからない存在に投票する読者もいたらしいが、恐るべきは盗賊Aなる人物に二人以上投票していた事実が判明したこと。
ちなみに全三回行っているが主人公のリナは二回目まではトップで第三回も2位とかなり順位が高い。ちなみに第三回のトップはゼロス。
また、第三回ではアニメ『TRY』も放送していたためか、原作に登場しないアニオリキャラのヴァルガーヴがランクインしていた。ゼロスのトップはアニメ版人気も関係していると思われる。

オーバーロード
「上に人間がいねえぞ!!」(by10位の人)
ネットでの投票(一日一回)で1pt、イラストを描いて送れば5ptで集計される。
イラスト票は違うキャラであれば何人に何度投票してもよい。
投票対象は当初ナザリック組(主要キャラ)に限られているが、イラストが送られてきた時点でそのキャラも投票対象になる。

なおナザリックの総意により、開票前どころか企画開始時点でアインズが1位になることが決定されている(一応投票は可能)。
1位がこんな感じであるため多重投票や組織票もほぼ黙認であり、アインズ様のように手段を選ばず愛を叫ぶことが趣旨となっている。

■ゲーム作品■

イナズマイレブンシリーズ
組織票の節にもある通り、五条勝への組織票が繰り返し行われ、最終的に殿堂入りという措置が取られるに至った。
なお、公式も若干ながら容認・便乗の姿勢を見せたことが問題視されたことも。
後にレベルファイブキャラ全体のランキングではイナイレキャラが上位を占める中、
ただの飛行機と空港の係員(いずれも『AERO PORTER』のキャラ扱い)が1位、9位を飾るという珍事が起こった。
公式がこれを見越してか企画内容は「1~10位」の記念壁紙であったため、
絵面は「飛行機で海外遠征に向かうイナイレキャラ」というかなりまともなものに仕上がっている。
「虫」だの「宇宙生物」だのが上位にいたらどうなっていたことやら…

○妖怪ウォッチ ぷにぷに
これまで散々に及ぶ組織票でオモチャにされてきたレベルファイブが遂にハジける。
おふざけを専門とする企画制作会社バーグハンバーグバーグとタッグを組み、
公式自ら食べ物概念、挙句の果てには金額といったゲームとは無関係なおふざけ項目を数百個単位でエントリーさせるという暴挙に出る。
激戦を制したのは3兆円。(余談だが、予選段階では8億円という完全下位互換もエントリーしていた)
優勝記念コメントはこれまでの人気投票における悪ふざけ票に対する皮肉の効いた内容となっている。
ただし、ゲーム登場キャラ達もおふざけ票に負けずにかなりの上位に食い込んだ事も特筆しておく。

ポケットモンスター
2016年までに登場していたポケモン全720種類*9を対象にした超大規模な人気投票が行われた。
1位になったポケモンは劇場版で配布されるという情報から幻のポケモンに有利になると思われたが、
トップを飾ったのは当時主人公のエースとして人気絶頂だったゲッコウガ。我らがピカチュウは4位だった。
なお、テレビ投票の操作性の悪さからポケモンの順位が妙に高かったり、因縁の二匹が並んだり、最下位を取ったことでかえって目立ったポケモンがいたりとネタ要素が多い。

後に2020年に最新作『ソード・シールド』までの全ポケモン*10による人気投票「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」が開催。
今回は形式が変わりGoogleアカウントを利用した投票で、かつカントージョウト等の地域毎に一票ずつとなった。
結果としてなんとゲッコウガが2連覇を達成。2世代が経過した上に、当時の最新作である剣盾では未登場にもかかわらずなお衰えぬ人気の高さを見せつけた。

そこからやはり根強い人気のルカリオ、対戦でも一線級を張るニューカマーのミミッキュと続いている。
発売されたばかりのガラル勢は票が分散したか、最上位が11位のドラパルトだった。ただし地域別ではイッシュの方が18位のシャンデラで首位と低い。
ちなみに我らがピカチュウはなんと19位。20位のイーブイと奇しくも並んでいる。カントー勢としてはリザードンゲンガーフシギダネに次ぐ4・5位。

その後ポケモン・オブ・ザ・イヤーは2021年も開催。今回はゲッコウガの3連覇は達成されなかったもののデデンネが1位であった。
また、これらより前の投票企画におけるVipperの悪ふざけの影響によりコイルも高順位*11を記録しており、特に「ポケモン・オブ・ザ・イヤー2021」では地方別1位(総合5位)を獲得したほど。全ポケモン1位ではなかったにしろ、Vipper達の悲願は達成されたと言っても良いだろう。
ただ2021年の投票は組織票やおふざけ票、特定ポケモンを推す個人の激しい応援によりカオスな事になっており、2位チラチーノ、3位ヤミラミ、4位ツタージャ、6位クルマユ、8位マッシブーンと絶妙に意外な面子が並んでいる。
ピカチュウは今回7位とさり気なく前回より躍進。殆ど変わらなかった21位のイーブイと大きく水を開けた。

○Love Songs ~アイドルがクラスメ~ト~
プレイステーション2で発売されたD3パブリッシャーの恋愛シミュレーションゲーム。
人気投票自体はそれほど語ることもなく、「幼馴染」「巨乳」「異様に難易度の高い本作で一番攻略が簡単」を兼ね備えたヒロイン、双葉理保が順当に一位となった。

しかし、この人気投票を切っ掛けにテニスゲーム『ラブ★スマッシュ!』にゲスト出演を果たすとその扱いは一変。
さらにそれを切っ掛けに他のゲームに出演…が続いた結果、あれよあれよという間に出演作品本数40本を超えるキャラクターに成長する。
中の人である後藤邑子のブレイクも相まって、人気投票で一位になった頃からは比べ物にならないような存在感のキャラクターとなった。
と言うより、今はこの『Love Songs』自体が「双葉理保を生んだ作品」としてしか見られなくなるという逆転現象すら起きている。
人気投票というものがこれだけキャラの扱いを変えたケースというのも相当に珍しく、もしこの人気投票で他のキャラが一位だったらどうなっていただろうと感じさせられる。
とは言え、他のヒロインが薄すぎて一位になる図自体があまり想像できないのだが。

東方Project
2003年より不定期開催されている非公式の人気投票。2024年2月現在で正規ナンバリングされた人気投票は19回、正規ナンバリングから外れたEX投票も数度行われている。
基本的にキャラ部門と音楽部門の二本立てで行われ、EX投票ではスペルカード部門やベストパートナー部門が開催される。
非公式とはいっても開催は事前に告知され、二次創作による支援作品が投稿サイトやSNSに数多く投稿されるなど界隈全体を巻き込んだお祭りとなる。
原作はほぼ年に一本のペースでコンスタントに新作がリリースされるシリーズなので、人気投票開催のたびに「新作のキャラや音楽は何位に入るか」が話題になる。
また、メディアミックス作品で活躍したキャラがその直後の開催で意外な躍進を見せる時もある。

キャラ部門は博麗 霊夢霧雨 魔理沙などの人間自機組が強く、彼女たち以外のキャラが上位に入る事はしばしばあるが1位を獲ると界隈はにわかに色めき立つ。
また秋姉妹が何故か毎回姉妹で近い順位になっており、秋姉妹及び二人の間に入ったキャラを総称して「秋サンド」と呼んだりする。
第18回では秋サンドの間に旧作ラスボス書籍作品のラスボスが挟まってしまい、「秋サンドの具が強い」とネタにされた。

音楽部門はレミリア・スカーレットの「亡き王女の為のセプテット」とフランドール・スカーレットの「U.N.オーエンは彼女なのか?」が異常な人気を持ち、
第9回以降は常にこの二曲でワンツーフィニッシュを飾っている。もう殿堂入りでいいんじゃないかな
その二曲以外でも歴代ラスボスやEXボスのBGMが基本的に強く、そこに道中曲の人気最上位層が食い込んでくる感じ。

ちなみに第18回ではフランドールが史上初の「キャラ部門と音楽部門の二冠」という偉業を成し遂げた。

また、2003年と2005年にはトーナメント形式の人気投票大会「東方最萌トーナメント」が開催されている。*12
第1回大会では当時の優勝候補の一角と目されていた十六夜 咲夜が、当時立ち絵も台詞もないリリーホワイトへの圧倒的支援に圧されて初戦敗退するという大番狂わせが起きた。
その後もトーナメントの進行に伴い因縁があるキャラ同士の対決があったり、得票数が同じになってしまったので両者勝ち上がりの上で次の対戦が三つ巴になるというハプニングがあったりもした。
第2回大会では界隈の成長に伴い予選の時点で総投票数が前回決勝を上回るという盛況ぶりだった。
ちなみに第2回優勝は紅 美鈴だが、優勝のご褒美として東方萃夢想の追加キャラに選ばれたとも言われている。
最萌決勝から追加パッチ配布まで3ヶ月ほどしかなかったのだが…

■エロゲー作品■

処女はお姉さまに恋してる
るいは智を呼ぶ
いずれも男性向けエロゲなのに、なぜか主人公(男、いずれも女装)が伝説レベルの投票数でブッチギリの1位。まあメインヒロインといえなくもないが。

幼なじみは大統領
ジジイがまさかの1位。

シルヴァリオ ヴェンデッタ
初回版ロットアップを記念して実施されたアドラー帝国総選挙。
主人公オーラ全開だけどラスボスであるクリストファー・ヴァルゼライド総統閣下が最初から最後まで打っ千切りの1位のまま終了し、ライターから「選挙の意味ねーじゃん」とのコメントが出された。
また、この結果を受けて「悪は滅びた。ガンマレイ♪」でだいたい解決する総統閣下大活躍の短編がCS版の追加要素として収録された。
ついでに店舗特典のドラマCDでも1位をとれなかったメインヒロインへの煽りと併せてネタにされた。

○ブサイク作品全般
虫や靴下やチベット(国)が上位に食い込む。無論、ガチの人気投票。

■その他■

○南足柄市マスコットキャラクター公募
土地ゆかりの昔話主人公である金太郎をモチーフにしたキャラクターが並ぶ中一際異彩を放つ候補がいた。その名はキンタローマン
候補達の中でも異様な存在感を見せた彼は市民投票で圧倒的多数の支持を受けて一位に輝くも、結果は優秀賞止まり。
その一方で最優秀賞の作品は12位の作品が選ばれたことから「出来レースだったのでは?」と市内はもちろん全国各地から、しいては市議会からも非難が殺到。
これを受けて南足柄市はキンタローマン公式マスコットとすることを決定、晴れて南足柄市のローカルヒーロー「キンタローマン」が誕生することとなった。


追記・修正はめいでんちゃんの一番の人にお願いします。

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最終更新:2024年04月13日 22:59

*1 「下から順」ではないのは、新連載候補のジャンルや読者層のバランスも考えてのこと

*2 本誌での人気はあまり高くなかったが、単行本需要が高いなどの理由。「ジョジョの奇妙な冒険」などが代表例

*3 2019年は久しぶりに鬼滅の刃がトップになった

*4 2・3番目に好きというキャラの存在

*5 単純にジャンプが一番売れている少年誌であり、ネタも目に付きやすいからという理由が一番大きそうだが

*6 この漫画の影の立役者。この人がいなければこの作品は生まれなかった

*7 実は作者の前作のキャラ。前作では「教師になりたい」と述べており、今作ではそれを実現させたうえ性格も明るくなっている

*8 後々人気キャラになっていくが、この時点では出番自体があまり多くないキャラクターだった

*9 ただし出たばかりのボルケニオンやマギアナは除く

*10 ただし、まだ出ていなかったブリザポス、レイスポス、バドレックス、ザルードは除外

*11 人気投票720では因縁のシェイミ(28位)、ギラティナ(27位)をなんとか抜いて26位

*12 最萌トーナメントという大会形式は、2000年代を中心に様々なジャンルで開催されていた