登録日:2011/05/09 Mon 16:07:40
更新日:2024/09/22 Sun 18:58:38
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スラムダンクジールとは、マジック:ザ・ギャザリングのカード、およびその背景世界のストーリーに登場する架空のキャラクター。
《スラクジムンダール/Thraximundar》
(4)(U)(B)(R)
伝説のクリーチャー-
ゾンビ・暗殺者
速攻
スラクジムンダールが攻撃するたび、防御プレイヤー1人はクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
いずれかのプレイヤーがクリーチャーを生け贄に捧げるたび、あなたはスクラジムンダールの上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。
6/6
アラーラブロックの第三エキスパンション、アラーラ再誕にて登場。神話レアの伝説クリーチャー。
アラーラという次元はそれぞれ
秩序と階級を重んじ、儀式的な戦いが特徴的な「バント(緑白青のマナしかない次元、白が中心)」
知性や発展を基礎とする、金属と魔導師の文明「エスパー(白青黒のマナしかない次元、青が中心)」
死に覆われた、ネクロマンサー達の世界「グリクシス(青黒赤のマナしかない次元、黒が中心。)」
ドラゴンが上空から獲物を狙う弱肉強食の「ジャンド(黒赤緑のマナしかない次元、赤が中心。)」
自然と生命に満ち溢れた、巨獣の楽園「ナヤ(赤緑白のマナしかない次元、緑が中心。)」
に分断されてしまっている。
アラーラブロックでは、それら五つの断片が再び融合する様が物語として描かれている。
スムラジクンダールは、この内グリクシスに所属する
アンデッドの戦士で、殺戮や破壊を好む残忍な戦闘狂である。
とある記事で登場した際、クスラダムンジールの台詞はすべて「DIIIIE!!!(死ねぇぇぇぇ!!!)」だった。
このことからスラダクムンジールはそうとう頭の弱い残虐戦闘バカと言ってよいだろう。
実際のカードとしてスラジムンクダールを見てみると、攻撃するたびに相手のリソースを減らしつつ自身を強化でき、なおかつ速攻持ちと、優秀なアタッカーだと言える。
また、サイズが大きいため火力に強く、黒いため黒のクリーチャー破壊呪文も受けにくい(黒のクリーチャー破壊は、黒のクリーチャーを対象に取れない場合が多い)。
しかしクジスダンラムールは7マナであり、かなり重め。その能力でブロッカーを排除できなくもないが、構築では微妙か。
とは言えこのスムジダランクール、スペック自体は高いのでリミテッドなら切り札として活躍できるだろう。
ジーランスムダルクは一時期、レガシーのリアニメイトデッキにおいては定番の釣り先だった。サイズも大きく速攻を持ち、攻撃するだけでブロッカーを排除できるため、刺さる相手には結構刺さるのだ。
また、統率者戦でこのスラクジンムダールを統率者にしてもよいだろう。戦場に出たスラジムクルンーダは、相手のリソースをガリガリ削ってくれるはずだ。
非常に忘れられがちだが「暗殺者」である。色もサイズもストーリー設定も「狂戦士」「バーバリアン」あたりが妥当なはずなのに「暗殺者」である。
暗殺者を補佐するカードは非常にまれにではあるが登場するため、微妙にシナジーがあったりする。
とはいえ、固有色が黒はともかく赤と緑はあまり「暗殺者」の色ではなく、どちらかといえば「青(ないし青黒)」が暗殺者の本場。統率者にするとちょっと不都合があるかもしれない。
そもそもムラクダンスジール自体、重いし殴るしかできないしね。
…と、ここまで書いてきたが…みなさん、もうお気付きであろう。
このスクジムランダール、名前がカタカナだけな上に長いので、滅茶苦茶言いにくくて間違いやすくて覚えにくい。
どのくらい間違いやすいかと言うと、
項目冒頭のカード説明が日本語版カードそのまんまなくらい。カウンターが乗る効果の部分で思いきり間違っている。
当時のプレイヤーの年齢層は思いっきり「
スラムダンク」世代であり、アラーラ時代のネットミームにはスラダン由来のものが結構多かったため、
「スラムダンクジール」という名前の間違いは本当に多かった。天災ですから。
本項目はアラーラ時代にMTGを知ったアニヲタが立ててしまったものが、現在も残り続けているものと考えられる。
心理学の中には「冒頭の文字と末尾の文字が同じだとその間を人間が補完してしまい読み間違いが発生する」というものがあり、その極致のようなものであった。
ちなみにしかつめらしい志向のwiki系の例にもれず、mtg wikiではこのネタを掲載していない(一時期揉めたらしい)。
当時非常に話題になっていたにもかかわらず。レガシーでも釣り先として使われることは少なくなり、統率者戦もエキスパンションが出るたびに10以上の選択肢が増え、Diarynoteが新規の記事の更新を停止していく中、
スラムダンクジールネタなんてもう当時の老人たちとこの項目くらいにしか残っていないのではないだろうか。
たぶんパイオニアリーガルの範囲以降に始めたプレイヤーにはちょっとお寒いネタにうつるかもしれない。
しかし情報というのは、語り継がなければ耳ざわりのいいもの以外はどんどん忘れられていくものなのである。
「クジラダンスルーム」と間違わずに10回言えた人だけ追記・修正お願いします。
- スラなんとかさん -- 名無しさん (2013-08-30 09:29:25)
- 赤の単純さと黒のヒャッハーっぷりを体現したようなカード -- 名無しさん (2014-02-28 19:11:02)
- 青「あのっ」 -- 名無しさん (2014-02-28 19:24:03)
- タグがカオス -- 名無しさん (2014-04-06 21:05:19)
- 英語名で覚えた方がいいなコリャ -- 名無しさん (2015-06-05 15:17:47)
- ↑4 せめて青の狡猾さも付け加えてやれよ… -- 名無しさん (2015-08-30 21:20:05)
- 統率者戦では結構強いしウザい -- 名無しさん (2015-10-14 17:23:55)
- なぜこれで戦士や狂戦士ではなく暗殺者なのか。戦うことではなく殺すことが好きだから……? -- 名無しさん (2022-11-27 10:09:28)
- 暗殺者のカードタイプを持つため、ゲーム上は『アサシンクリード』コラボカードともシナジーがあるが、フレーバー的には「目に写る生者全てを屠りし返り血に狂喜せずにはいられない殺戮マシーンのようなゾンビが暗殺教団が受け継いできた秘伝の潜入体術や暗器の類いを使いこなし、敵の秘密を持ち帰ったり囮役の協力者を呼び出し注意を逸らしたりといった巧妙な諜報・潜入・隠密の技を使いこなせることになる」という違和感しかない光景。……やっぱ狂戦士辺りと間違えてねえか……? -- 名無しさん (2024-07-09 23:16:27)
最終更新:2024年09月22日 18:58