消えないこだま/Haunting Echoes(MtG)

登録日:2010/08/10 Tue 20:10:03
更新日:2024/01/07 Sun 17:39:08
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《消えないこだま/Haunting Echoes》とは、TCG『Magic The Gathering』の黒のカードで、レアリティはレア。初出はオデッセイ。

カード性能

消えないこだま/Haunting Echoes (3)(黒)(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にある、基本土地カード以外のすべてのカードを追放する。これにより追放された各カードについて、そのプレイヤーのライブラリーからそのカードと同じ名前のカードをすべて探し、それらを追放する。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

概要

オデッセイ発売当時、テキストを見て驚愕したプレイヤーも多いのではないだろうか。
その能力は明らかにぶっ壊れている。

墓地に落ちたカードをライブラリーの中の同名のカードごと追放。大半のカードを四枚積みしているデッキならば頃合いを見てプレイされるとまずデッキが瓦解する。
しかもプレイした際、ライブラリーの中身を探すのはプレイした側なので、相手のデッキがどのような構成になっているかチェックできる。トーナメントなら圧倒的優位に立てる、まさに至れり尽くせりの切り札的カードである。
弱点といえば、プレイしても場の状況を打開できない事と相手のデッキ構成に左右される事くらいか。


当時は黒コントロールが流行しており、またオデッセイブロックは墓地のカードの枚数が関係するスレッショルドに代表されるように墓地がテーマになっているので、墓地対策にもなる消えないこだまは環境的にも抜群の相性を誇っており、黒系のデッキには必ずと言えるほど採用されていた。

コントロールしている沼の枚数だけ手札を捨てさせる《精神ヘドロ》の後にプレイするのが基本。相手は大概手札を全て破壊されているので為す術がない。まさに鬼畜。
あまりの威力にこのカード専用の対策が練られていたほどである。

能力の性質上、一回撃てば十分。デッキに入れる枚数は大体1~2枚で、主に《魔性の教示者》等でサーチされる。

また、ライブラリーを半分削る《心の傷跡》とのコンボが豪快で、これが決まると相手のデッキにはほぼ基本土地しか残らないだろう。ややオーバーキル気味だが。


強力なカードだが、基本セットに再録されたりするので、その脅威を目にするのはそんなに難しくないだろう。未経験の方は是非一度味わってほしい。


余談

  • このカードの初期イラストにて描かれている陰謀団の総帥がお笑い芸人ネプチューンの名倉に似ている事から「消えない名倉」とあだ名がついていた。

  • 開発段階ではこのカードのテキストに「基本地形カード以外の」の一文はなかった。テストプレイの結果、さすがにマズいと判断されその一文が追加された。賢明である。



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最終更新:2024年01月07日 17:39