タチアナ・ヴィスラ

登録日:2011/11/03(木) 00:02:15
更新日:2024/01/23 Tue 16:23:39
所要時間:約 6 分で読めます









私は認めない!


年齢:17歳(一期)、19歳(二期)
CV:喜多村英梨



アナトレー帝国の女性軍人。階級は中尉。貴族出身。
「皆殺しのシルヴァーナ」と呼ばれる無敵艦シルヴァーナのヴァンシップ隊隊長。整備班からのあだ名は「姫」

元は士官学校首席になるほどのエリートだったが、在学中に父が病に掛かり家が没落。
士官学校中退を余儀なくされるが、学生時代の知り合いだったシルヴァーナ副長ソフィア・フォレスターの誘いでシルヴァーナに乗艦することになる。

給料の殆どは実家に送金しており、頻繁に手紙を書いて近況報告するなど親孝行者。手柄を立て、一艦の艦長になることが夢。


貴族出身、元士官学校首席ということもあってかプライドが高く、融通がきかない。
クラウス・ヴァルカとラヴィ・ヘッドがシルヴァーナにやって来た際に自分の許しを得ず(艦長と副長は許可していたが)所属ヴァンシップで出撃したことに激怒。
特にレッドアウトしたラヴィに対しては「お前のナビは最低だ」と酷評していた。

また負けず嫌いな面もあり、ホライゾンケイブ8耐レースにおける作戦の際は、
ディーオ・エラクレアに「邪魔しないでね」と言われてプライドを傷つけられ、作戦そっち除けで勝負を仕掛けた。
もっとも、全く相手にされなかったが。


操縦技術は確かなもので、名実ともにエースパイロット。
空戦技術は作中トップクラス。
駆るヴァンシップは赤に塗装した特別仕様で、作中最高峰のスペックを誇る。

しかし、その性格もあってかナビが務まるのは親友のアリスティア・アグリューのみ。
そんなアリスも自分本位な飛び方と態度から愛想を尽かされ、ナビを降りられてしまう。




そして、タチアナを語る上で欠かせないのがお漏らし論争である。


シルヴァーナ艦長アレックス・ロウが皇帝勅命に従わなかったため、
アレックスの友人で新造戦艦ウルバヌスの艦長ヴィンセント・アルツァイとの艦隊戦による決闘が行われることになる。

この戦闘においてクラウスをナビとして出撃するのだが、被弾してしまい操縦不能に陥る。
加えてシルヴァーナが撃沈(したように見えた)ということも相俟って完全に戦意喪失。あわや墜落しかけるという事態に。

クラウスは機転を利かせてクラウディア管を無理矢理破裂させ、
内蔵液をタチアナの顔にぶっかけることで何とか操縦桿を握らせ砂漠に不時着することに成功。

しばらく気絶していたタチアナは眼を覚まし、呆然としながら足元を見ると……、

というのが件の経緯。


放送当時、「完全に漏らしたろww」という「お漏らし派」と、
「どう見てもクラウスが破裂させたクラウディア液だろ」という「漏らしてない派」に分かれ激論となった。

お漏らし派の主張は、
  • タチアナは足元および股間を見て非常に動揺していた
  • 不時着地点は乾燥が激しい砂漠であり、放っておけば液体はすぐ乾くのに敢えてクラウスは着替えを置いていた
……etc.

漏らしてない派の主張は、
  • クラウスがクラウディア菅を破裂させるという明確な描写がある
  • 足元に溜まっている液体の色がクラウディア液と酷似
……etc.

「液体の色がクラウディア液と酷似」という点から、漏らしてない派の主張が有力視されていたのだが……、
DVD7巻ライナーにて「タチアナ、失神から目を覚まし、自分が失禁していることに気づく」という文章が。

お漏らし派の逆転勝利で論争は幕を閉じた。


この際のクラウスの対応は非常に紳士的で、
  • 無言で着替えを置く
  • 鉄板を叩くことでタチアナの泣き声を聞こえないふり
  • 自信喪失状態のタチアナをそっとしておき、一人でヴァンシップを応急修理
  • 立ち直った後も一切このことに触れない

流石は夜の撃墜王……。

この優しさからタチアナはクラウスに惚れてしまい、結果クラウスとラヴィの仲がギクシャクしたものになってしまう。


この一件の後、タチアナは自らの態度を改めるようになり、最終的にアリスとも和解。
また、「クラウスのようなパイロットになりたい」という思いから、これからもパイロットであり続けることを決意した。




最終作戦ではシルヴァーナを離れ、クラウスがアルヴィス・E・ハミルトンを送り届けるための2番目のナビとなる。
途中ギルドの星型に襲撃されるが、的確な指示で撃墜に貢献。無事に2人をチェックポイントに届け、ラヴィにバトンを渡す。

終戦後はクラウス達と共にエグザイルに乗り、先遣隊として地球に出発。
皆と平和に暮らしている様子が描かれた。







同じ空なのに……。


狭い……。


『砂時計の旅人』でも引き続き登場。

偵察のため一艦だけ配備されたクラウ・ソラス級戦艦の副長に就任。
部下からはまだ「氷の女」だと思われており、クラウスに労いの言葉を掛ける姿に驚かれていた。

ヴァンシップ乗りとしてもクラウス達の護衛として偵察に出る予定だったが、星型の襲撃で状況が変化。
副長が艦を留守にする訳には行かなくなったので留まることに。


クラウスのことが好きなのは相変わらずで、手料理を振る舞ったりしてアプローチを掛けている。
が、クラウスが鈍感なこと、ラヴィの存在、自分自身も素直になれないことも相俟って全く進展していない。

馬鹿叔父のヘンリクからはヴィスラ家再興のため大貴族に嫁入りするよう言われているが、本人にその気がないので邪険に扱っている。
もし叔父が逮捕されたとしても特に気にしないらしい。







ギリギリ及第点だ


『銀翼のファム』にも引き続き登場。
階級は少佐。
“死神”こと特殊戦艦シルヴィウス艦長。

一期後半や外伝のしおらしいタチアナは何処へ行ったのか、立派に貫禄がつき、その姿はかつてのアレックスを彷彿させる。


あの誓いは忘れておらず、場合によっては艦長でありながら愛機である赤のヴァンシップを駆り空を翔ける。
操縦技術は相変わらず卓越しており、ファム・ファン・ファンと相対した時は完全に圧倒していた。

指揮官としての能力も高く、サドリ元帥率いる第一艦隊に囲まれた時も大胆な戦法で突破している。
しかし、まだ未熟だと自覚しているようで、「これが経験の差か……」と漏らしている。


空族の襲撃はディーオと元々示し合わせていたものらしく、ファム達に対して武力行使することはなく捕縛している。






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最終更新:2024年01月23日 16:23