ビッグ・シェル(メタルギアソリッド)

登録日:2012/04/29(日) 10:00:39
更新日:2023/10/27 Fri 23:50:18
所要時間:約 4 分で読めます




メタルギアソリッド2に登場する架空の建造物。

反メタルギア財団「フィランソロピー」のメンバー、ソリッド・スネークによって引き起こされた「タンカー沈没事件」で、大量の原油に汚染されたマンハッタン湾の海水を除染するために建造された施設。事件から2年が経過したがまだ除染は続行されており、環境保護のシンボルとしても知られる。

■施設概要
外見は、六角形の「脚」と呼ばれるユニットが6つに、四角い中央棟が配置されたものが南北に二つ(それぞれ、南側がシェル2、北側がシェル1と呼ばれる)繋がっている。上から見ると、大きな六角形が2つ並んだ状態である。
さらに2つのシェルの間には、同じく六角形になるようにオイルフェンスが設置され、汚染水の流出を防いでいる。

各脚はアルファベット順でA〜Lと名付けられ、それぞれの脚が独立した機能を持っている。

■各脚の役割
  • A脚…汚染水を汲み上げるポンプ施設。脚底部には海洋調査用の小型潜水艇があり、また原油を食べて分解できるように品種改良されたフナムシが大量に生息する。
MGS1の「搬入口」に似ている。
ここのC4は南西のパイプゾーンの中。また、無臭爆弾が潜水艇の下についている。
物語の始まりの場所であり、フォーチュン戦の舞台。


  • B脚…ビッグ・シェル全体の電気を管理する変電施設。
ヴァンプに切り捨てられたSEALs兵はMGS1の「核弾頭保存棟B2」に似ている。
ここのC4は室内の配電盤の扉の裏。
前述のヴァンプ、プリスキンとの初対面の場。

  • C脚…職員の食堂。
ストーリー上女子トイレに入らないといけないのはMGS1の「核弾頭保存棟B1」に似ている。
ここのC4は女子トイレの鏡の上。
ピーター・スティルマンはここの貯蔵庫に常に隠れている。

     ____
    / / /|
   | ̄ ̄ ̄ ̄| |
((( _|    | |__
 / |____|/ / 雷電(なんだ、あれ…!?)
  ̄ ̄      ̄ ̄

  • D脚…汚染水の除染の一角を担う、沈殿池。大まかな汚れはここで取り除かれる。
特にMGS1と似ているところはない。
ここのC4は西の一階、排気口の蓋を開けたところにある。
ここの北の通路のみ、シェル2に行ける。ハリアーII戦の舞台。

  • E脚…屋上はヘリポートで、内部が貨物の集配場。貨物はダンボールに詰められ、集配機で自動で選別されて各脚に送られる。
MGS1の「ヘリポート」に似ている。
ここのC4はヘリポートに留まっているハリアーIIの下と、難易度によっては一階の荷物にも。
ファットマン戦の舞台。ここの地下のオイルフェンスはL脚に繋がっているが、カード5が無いと行けない。

  • F脚…物資を貯蔵する倉庫。
MGS1の「兵器格納棟B2」に似ている。
ここのC4は2階の西からエルードして降りたところ。
MGS1と同じく、ほとんどの武器はここで入手する。

  • シェル1中央棟…会議室と、電算室が設けられている。
MGS1の「兵器格納棟B1」「核弾頭保存棟B1」に似ている。
ここのエリアは敵が多いため、メリルのように敵兵に変装して進む。
人質の中から指向性マイクを使ってエイムズを探す。

  • シェル2中央棟…汚染水を除染する濾過室。
MGS1の「兵器格納棟B2」「核弾頭保存棟B2」に似ている。
オタコン救出のときのようにリモコンミサイルで配電盤を壊して電流床を止める。
大統領に「らりるれろ」の正体について教えてもらう。

  • L脚…汚染水の処理場。海上のオイルフェンスに降りることもできる。
狙撃銃を使い、とある人物を護衛する。




■作中での経歴(ネタバレ注意)
タンカー沈没事件から2年が経過した頃、「サンズ・オブ・リバティ」と名乗る武装集団に占拠される事件が起こった。
視察に訪れていた、合衆国大統領ジェームズ・ジョンソンを含む多数のVIPを人質に取り、政府に300億ドルもの現金を要求した。
おまけにビッグ・シェルに爆弾が仕掛けられたため、もし爆破されれば原油と除染に使用される薬品が燃え上がり、マンハッタン湾は有史以来最悪の環境破壊に襲われる可能性になった。

未曽有の事態に、政府はSEALsを投入。爆弾の解除には、海軍爆発物処理学校の教官を務めるピーター・スティルマンを招致。さらに、極秘裏に特殊隠密部隊「FOXHOUND」の隊員、雷電が派遣された。

が、SEALsは武装集団に参加していた特殊部隊「デッドセル」によって全滅し、シェル2の爆弾の解除も失敗、一部が浸水してスティルマンも殉職してしまう。
残りの爆弾は雷電と、SEALsの生き残りであるイロコィ・プリスキン中尉によって解除され、ビッグ・シェル全体が崩壊するのは防がれた。
さらに、テロリストの持ち込んだハリアーと雷電の戦闘でシェル1〜2間の連絡橋が破壊されるなど、被害を受けている。











以下、さらなるネタバレ














ゲームで、前日譚であるタンカー編をプレイした方にはすぐわかっていただろうが、タンカーを沈めたのはスネークではないし、原油も流出してなどいない。

ビッグ・シェルの正体は、海軍で開発され、建造中の超大型メタルギア、「アーセナルギア」の隠れ蓑である。
サンズ・オブ・リバティのリーダー、ソリダス・スネークに、アーセナルギアに搭載された「愛国者達」の情報がのったAI「G.W.」を狙われて占拠されたのである。
除染は一応行われてはいたが極めて小規模で、作業を長引かせるためにわざわざ新しい原油を補給していたという。
なんともったいない……

最後はソリダス達によりアーセナルギアが起動され、ビッグ・シェルは全て崩壊した。
殺害された大統領とSPの一人、リチャード・エイムズを除き、人質たちは崩壊直前にオタコンの操縦するヘリで救出された。
ちなみに、E脚では、複数手に入るダンボールごとに特定の場所に移動出来る。




追記修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • メタルギアソリッド
  • MGS2
  • 六角形
  • 4月29日
  • 事件当日に建った項目
  • フナムシ
  • 真下には真実
  • ビッグ・シェル

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月27日 23:50