川上正二(喧嘩番長)

登録日:2012/03/06(火) 13:26:47
更新日:2024/04/08 Mon 11:28:43
所要時間:約 5 分で読めます






「は? 化石クンって誰よ?」

「オレは川上だけど?」




川上正二とは、PSPソフト『喧嘩番長4』『喧嘩番長5』の登場人物。



【人物】

紅南高校1年A組。リーパーに短ラン、ボンタンといった昭和の不良スタイルを愛し、その格好にポリシーを持っている。
ついたあだ名は「化石クン」。色々と茶化されてはいるものの、彼の信念は一級品。

思ったことをすぐ口に出してしまう率直さと誰かと同レベルのバカさを見せつつ、人知れず苦労を背負いこむこともままあるような……化石クンはそんな感じのひたすら真っ直ぐな男である。

主人公の速水勇太とは何だかんだで仲がよく、そのライバル・山口賢治や情報屋の千葉照男らと共によくつるんでいる。
肉体的にも精神的にも痛い目に遭いはするが、出番には比較的恵まれている方。

そして『喧嘩番長4』本編のメンバーで最初に呼び出し可能となるのがこの川上正二という男。戦闘中、


「A組のアタマはオレだぁ」


というタン語と共に自身の超気合技『コダワリの化石頭』を放つが、残念ながらA組のアタマは川上ではない。

この『コダワリの化石頭』は、その名の通り化石のようにガチガチに固まったコダワリを相手に叩き付ける魂のヘッドバット
『コダワリの化石』という微妙な誤植をかまされたこともある。



【喧嘩番長4】

1年A組のアタマとなるべく、入学早々クラスの面々を片っ端からシメて回る川上。
いよいよアタマになろうかというところで速水が登場。昭和テイストの外見を茶化されたことでカッとなり、

「じょ、上等だコラァ!」

「ケツの穴から手ぇ突っ込んで、奥歯ガタガタいわすぞコラァッ!」


コテコテのタンカを吐きつつも敗北し、わりと似た者同士の速水やその相棒の千葉と行動を共にするようになる。

その中で速水と山口の対決を目の当たりにしたり、速水との果たし合いに敗れた森圭太を「漢としては今でも世界王者」と称賛したり、速水に名前を悪用されて山口と揉める羽目になったり等々、

ダチと一緒にバカをやりつつ、速水の活躍を見守っていくのだが……。



時は流れて11月


その川上に呼び出しの電話を入れると、

 「パー券を3枚手に入れたんだ…
  オンナがいっぱいだとよ〜
  テメェにゃやらねぇからな!
  ンなわけでそっちにゃ行けねぇ」
 
このようにお世辞にも丁重とは言い難いお断りを喰らってしまう。川上も高校生、遊びたい年頃なんだろう。

「だったら」と、これからは速水を全力でサポート云々言っていた元・世界王者を呼び出そうとすると、

 「川上に誘われて…
  すまん、行けそうにない!
  本当にすまない!」

……C組のイケメンがこんな話につられるわけがない。

 「ちょっと都合悪くてよ…
  いや、ヤボ用だよ
  ちょっとしたイベントに
  誘われて…わるいな」


完全にハブられる主人公。

この頃には一部上級生や前作でおなじみの都道府県番長も呼び出し可能となっており、彼らが呼び出せなくともこれといって困りはしないが……薄情な連中め……。

などと思っていると千葉から連絡が入り、急いで紅川に向かうよう告げられる。

山口と千葉を連れて河川敷に到着した速水が目にしたのは、ボロボロの状態で倒れている川上、森、葛城の姿。
何があったかは置いておくとして、この後彼らをボコボコにした連中をボコボコにすることができる。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇


夏祭りでのとある一件をきっかけに、速水に恋した紅南二中の元気娘・弘田麻衣。
積極的な彼女はダーリン(=速水)の通う紅南高校を度々訪れては、つれない彼に猛アタックを行うようになる。

一方、その状況を面白がって、最初のうちは速水を冷やかしてさえいた化石クン。
そんな彼も、速水を振り向かせようと一生懸命なマイちゃんの姿には心を動かされるものがあったようで……?

少々動かされすぎた節もあり、「速水に恋する弘田に恋する川上」という微妙に複雑な流れがいつの間にか発生していた。

それでも彼の弘田を応援する気持ちに嘘はなく、煮え切らない態度の速水に「マジで考えてやれよー」と決断を促したことも。
この男といい、このヤンキーといい、その思いが報われる日は来るのだろうか。



【喧嘩番長5】

突如学校を去った先代番長によって、混乱のうちに突き落とされた紅南高校。
3年幹部の1人として現番長を支えるも、まとまりきれない自校の現状に頭を抱える毎日を送っている。

そんな状況の中、紅南へカチコミに来た鶴目高校のトップ・成瀬直人と対峙。要である番長のもとへは行かせまいと意気込む一方で、先代の姿を成瀬に重ね見る。



「紅南が最強だ…その伝統はオレらの代でも変わらねぇ」


先代を慕って1人暴走する2年幹部と高圧的な現番長の間で板挟み状態にあるこの男。
それに加えて、実は彼自身現番長とは衝突しがちな面があり、こちらでは幹部の森が仲裁に入っているんだとか。

しかし、紅南の元幹部にして頼れる先輩でもある三沢誠司とは意見の合うことが多いらしく、そんな彼に相談を持ちかけることも多々あるようだ。



【主な台詞】

「オレぁてっきり、左手は茶碗、
右手はお箸のためだと思ってたんだが」

「ふっふーん… もう一本、
ボンタン買っちまおうかな〜?」

「おーい! バカたちー!
元気だったかー!」

「せーぜー
幸せになりやがれってンだ」

「あれでも一応、ウチのアタマだからよ」
「カンタンに通すわけにはいかねぇのよ」

「アイツっつったら
ひとりしかいねぇだろ?」

「オンドゥルァ!!」

「オレのポリシー食らいやがれっ」



『喧嘩番長4』、『喧嘩番長5』の間で短ランから刺繍シャツへの衣装チェンジを行うも、「化石頭」ことリーパーは変わらず。
速水に続き、成瀬にまでそのファッションをツッコまれているが、本人曰く

これはオレのポリシーなんだ!>

とのこと。

森が「将器」を、葛城が「ツッパる」ことを求めるように、この昭和スタイルこそ彼にとって欠くことのできないものなのだ。そこにはあのタコさんをも唸らせる固い信念が存在している。




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最終更新:2024年04月08日 11:28