千葉照男(喧嘩番長)

登録日:2012/03/15(木) 11:02:33
更新日:2024/01/20 Sat 02:52:59
所要時間:約 5 分で読めます






「うっうっ… 大将、今までありがとう!」


「殺すなっ! 悲しむなっ!」




千葉照男とは、PSPソフト『喧嘩番長4』『喧嘩番長5』の登場人物。



【人物】

紅南高校1年A組。「テル」と呼ばれる情報通の少年で、一人称は「オレっち」。

紅南という不良の巣窟に身を置きながら、ケンカ一つせず情報屋を志す変わり者。
基本的には臆病でその腕っ節は頼りないが、情報の為となれば多少の危険は気にせず目標へと突っ込んでいくことができる。

一目で女性のスリーサイズを見抜き、ある時は判読困難な書状の解読を行うなど、要所要所で確かな能力の高さを見せる千葉。
何よりその逃げ足の速さは一級品。

また、主人公の速水勇太を軽くいなす・皮肉を飛ばすといった強かさと同時に、仲間内での争いを嫌う繊細な面も持っている。
速水とは大抵のことは言い合える仲であり、彼と行動を共にすることも多いようだ。





その一方で「シブさ」とはあまり縁がなく、千葉自身の微妙に冷めた性格も影響してか、速水や同級生の川上正二が見せる盛り上がり+隣のクラスの森圭太の言動を理解しきれず1人頭を抱えることも。

千葉の話によると、彼の伯父は「チバちゃん」の愛称をもつ有名な情報屋とのこと。



【喧嘩番長4】

入学早々クラスメートの井本タカシから絡まれた千葉は、そこを通りかかった1人の同級生に助けを求める。渋る男を女と紅南高校最強の漢の情報で釣り、井本を撃退させることに成功するが……

情報通と自負しつつ、ノーマークであったその男・速水勇太が見せた予想外の強さに驚きを隠せない千葉。そしてその冗談のような目的を聞いて、更に驚く。

この出会い以降、千葉はちょっとオレ様な速水の相棒的存在として彼をサポートしていくことになる。呼び名は「大将」。
何かと突っ走ってしまいがちな速水のストッパー役も兼ねている。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇


女性絡みでも「大将」のサポートを行っているこの男。ある日彼は友人の川上や速水のライバルでやはりA組の山口賢治と組んで、意中の人・白鳥綾乃とデート中の速水を冷やかしてやろうと思いつく。

これはあくまで軽いいたずらのつもりであって、リア充になりつつある速水が憎くてやったわけでは……ない。それはさておき主に山口が少々やり過ぎてしまい、結果的にあの速水を本気で凹ませることに。

この結果を招いたのは速水自身でもあるものの、本作において彼の凹む姿を見る機会もこの時ぐらいのもの。レアである。
さすがに千葉も川上も反省し、速水と綾乃の仲を修復しようと協力を申し出た。

山口はそれほど気にしていなかった。



「お、オレっちは特別なんだって!」


「ここの校長先生が知り合いでさ…」


3月の時点でA組の校章20個のうち19個を入手していると、イベントが発生。最後の校章をその持ち主である千葉から回収する為、ひたすら彼を追い回すことになる。

この時の千葉の「足の速さ」は255。ここだけカンストしてしまっている。



そして2年後



【喧嘩番長5】

第2章・鳴水浜編にて、阿弥浜に現れた新星・鶴目高校の成瀬直人の前に登場。グラサンと共に胡散臭さがプラスされた。
その後も主人公・成瀬の行く先々にちょいちょい顔を出してくる。

千葉は現在ブログを開設しており、その中で阿弥浜全域の不良ランキングや彼らの動向を綴った阿弥浜日記等を公開している。
達成度の確認も行えるこのブログ、意外と多くの閲覧者を獲得しているらしく、

「ひょっとして話題の人?」

「ブログでウワサの
鶴目の転校生ってオマエか?」

このような台詞とセットで主人公に勝負を挑んでくる者も存在する。


8勢力・全326人からなる上記のランキングには、前作でお馴染みの紅南生も数多く掲載されている。プレイに応じて上昇していく成瀬を除くと、その順位は……

3位に3年の八神真、11位・29位・34位にそれぞれ3年幹部の川上・森・葛城元、元幹部・三沢誠司は52位、2年幹部の小野田哲平がそれに続いて53位、少し離れて182位に1年の立花俊、といった感じになる。

主要メンバー以外にも17位の番匠(敦)や元A組の子安武(32位)、井本タカシ(308位)、そしてランブルカフェのマスター・諸星総一郎(33位)など、記憶に残っていそうな名前もちらほら目に入る。

『喧嘩番長4』から2年、大きく成長を遂げた当時の新入生や懐かしの生徒達。
ランキングを眺めながらお気に入りの人物を探してみるのもいいかもしれない。


また、千葉がブログを更新すると「阿弥浜日記を更新したよ!」というメッセージと共にメルマガが配信されるのだが、更新自体が頻繁に行われる為、このメルマガもなかなか頻繁に送られてくる。

第5章・紅南編。阿弥浜最強と呼ばれる不良校・紅南高校に乗り込んでいく成瀬。
そんな彼と紅南番長の対決が始まった瞬間、計ったかのようなタイミングで


阿弥浜日記を更新したよ!>



『不良のエリート校、遂に陥落か?』


紅南番長に見られた場合、千葉が殺されてしまいそうなタイトルである。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「オレっちも一応紅南だしなー…」_

紅南編最後の敵は、この千葉照男。伝説の挑発にイラッとしつつも、「あのテルが立ち向かってくるとは」と勝手に胸を熱くしていると、そこにはまたも必死に主人公から逃げ回る千葉の姿が。

そんな彼を倒して初めて終わりを迎える紅南編。来年情報屋として正式にデビューすることが決まったこの男との鬼ごっこの続きは「喧嘩鉄道99」でどうぞ。




追記・修正お願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年01月20日 02:52