ライデンフロスト現象

登録日:2011/11/23(水) 05:33:20
更新日:2024/04/28 Sun 12:17:47
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ライデンフロスト現象とは高温で熱せられた固体に液体をたらすと、液体の下部が蒸発することで気体の膜ができ固体と液体の間に層が作られ、熱伝導を阻害し液体が球体状になる現象である。

液体の沸点よりはるかに熱く熱した金属板などの高温固体に滴らすと、蒸発気体の層が液体の下に生じて熱伝導を阻害するために、液体が瞬時に蒸発してしまうのを妨げる効果のことはライデンフロスト効果と呼ぶ。

小難しく書いたが熱したフライパンと水道水があれば簡単にできる現象。
料理をやった事があるなら見覚えがあるのではないだろうか。素材の水分がフライパンに垂れてバチっと弾けるアレである。


フライパン「もはやここまでのようだな水滴よ」

水滴「くそっ!!俺は煮汁にされたみんなのためにも…お前を倒さなくてはいけないんだ!!」

フライパン「面白い」
「ならば冥土の土産にいいことを教えてやろう」

水滴「なに?」

フライパン「お前の父を煮汁にしたのは私だ」

水滴「なん…だと……!?」


フライパン「あと少しで吹きこぼれるというところで、息子のことを話したら急におとなしくなったよ」

水滴「じゃあ父さんは」

フライパン「臆病風に吹かれて逃げ出したというのは余のデマカセ…最後はあの男らしい惨めな最後だったよ」

水滴「貴様!父さんをどうした!!」

フライパン「言っただろう煮汁にしたと…

余の火力でしょっぱ過ぎて人にも食されない煮汁にしてやったわ!!」

水滴「そんな…」

フライパン「心が折れてしまったようだな。

貴様も父のように煮詰めてくれるわ!!」

水滴「許さねぇ」キュインッ

フライパン「なに!?
……我が火力を、打ち消しただと?

ありえん、確かに攻撃は命中した。

貴様いったいなにをした!」

水滴「自らのHPを犠牲にバリアをはることでお前の攻撃を防いだのさ!」

「形勢逆転だな!フライパン!!」


といった感じに水滴が浮き、エアホッケーのパックのようにフライパンの上を滑るのが観察できる

しかしあくまで接触をさけることで一瞬で蒸発するのを避けてるだけで少量ずつ蒸発してるので…


水滴「これで終わりだぁぁぁぁ!!」

フライパン「思いあがるな水滴風情が!!」

水滴 ジュッ

フライパン「へっ?」


といった感じに最後は完全に蒸発してしまう。


蛇口「おお、水滴よ。蒸発してしまうとは情けない」

水滴「こっ今回はレベル(水量)が低かっただけだ!

レベル(水量)をあげて挑戦すればきっと…」


だがしかし水量が増えるということは総じて重量も増えるということなので今度は自らを浮かせることができずにフライパンに接触してしまう

水滴「orz」

因みに怪しい伝説にて、ン百℃に熱せられ液体となったに濡れた手を突っ込んでも一瞬で取り出すと無傷ですむことが証明された。
が、半端な温度で行うとを纏ってボイルされる(ソーセージで実験、上述の証明はソーセージで安全を確認後、番組ホストが実験した)


そしてこの厨二心をくすぐる名前はドイツの医師ヨハン・ゴットロープ・ライデンフロストからとっている。

キーゼルバッハといいドイツ人医師はなんでこんなに無駄にかっこいい名前なのか。


ちなみに、極めて高い高温になった物体を水の中にいれた場合、水が沸騰して即座に水蒸気化し、その水蒸気により加熱された物体に水が接触できなくなる膜沸騰という現象が起こる。
通常の沸騰は高温になった物体の接触面の一部で起こる核沸騰という。
水の中に発熱する線を入れて加熱する実験では膜沸騰状態で更に加熱すると最終的に線が焼き切れる。


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最終更新:2024年04月28日 12:17