クファディス・ウェフ=エスピール・セスピー

登録日:2014/03/22 (土) 00:44:36
更新日:2018/05/08 Tue 08:04:40
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森岡浩之のSF、星界シリーズの登場人物。
鮮緑色の髪に端麗な眉目のアーヴ男性。士族身分であり、宮中序列は二等勲爵士、後に一等勲爵士。
貧乏な士族の出身。「ウェフ=エスピールの男に商才があるとは思えない」と言われているので、代々軍士や船員で生計を立てている模様。

ちなみに名前についてだが、アーヴは「氏姓・姓称号=家姓(・称号)・個人名」となるので
『クファディス一族に所属する(帝国創建以前からある士族の)ウェフ=エスピール家のセスピー』
となる。
作中ではもっぱら「クファディス」呼び。


初登場は紋章3巻。その後、戦旗1巻→2巻、戦旗5巻でも登場。また、短編集である断章の2巻と3巻にも登場している。

紋章3巻では、偵察分艦隊『フトゥーネ』の先任参謀として登場。階級は百翔長(大佐に相当)。
この時は打撃戦隊の先任参謀から転任して1ヵ月程度と日が浅かったため、蹂躙戦においてあまり職責を果たせていなかった。

戦旗1巻・2巻では千翔長(准将に相当)として幻炎第一艦隊及び、それが移行した狩人第一艦隊の参謀長を務めている。

戦旗5巻では准提督(少将に相当)に緊急昇進。不死鳥第七艦隊参謀長として、帝都脱出艦隊の救援任務に就いた。

断章では本編以前の若い頃の彼を見ることが出来る。


もっぱらスポール・アロン=セクパト・レトパーニュ大公爵・ペネージュの部下として彼女を補佐するという3日で胃に穴が開きそうな仕事を何年もこなしているシリーズ屈指の苦労人。
星界軍の『スポールの率いる艦隊に配属されるのは幸福、ただし直属の上司に持つのは不幸、部下に持つのは災厄』という諺を地でいっている。
戦闘中はともかく、それ以外では忌まわしい記憶が着々と増えていっている模様。


軍士向きの実直な性格で、奔放な上司と常識人な部下という構図。
職責を的確にこなしており「目立たないが有能な常識人」というキャラ。てーかペネージュさんに見込まれてる時点で無能な訳が無い。
「真田一族だと信之が好き」とか「楚漢戦争だと曹参が好き」ってな人が気に入りそうなタイプ。









さて、本題に入ろう。

そんな彼の副業、それは

同人サークルの運営

である。…いやマジで。

というのも彼らアーヴは、現代日本人のうちスペースコロニーに移住した、極端な復古主義者(アルファベットはおろか漢字の使用すら厳禁)が作り出したものである。
後に自ら作り出したアーヴの手で殲滅されることになるが、アーヴが現代日本文化(ちなみに作中は現代から大体3000年後)を非常に大事にする。なので『ソビーク』という

銀河に名立たるコミケ

が年に2回帝都で大々的に行われ、皇族や貴族がいそいそと足を運んだりする。それでいいのか星間種族。

クファディス自身はソビークに興味は無かったようだが、同人誌作成を思い立った姉の命令で、修技館(士官学校に相当)受験直前にも関わらず渋々裏方を引き受ける羽目に。クファディスさんマジ苦労人。

ちなみに本の内容はというと

皇族同士のBL本

カップリングは、攻めが帝国皇太子にして星界軍司令長官であるバルケー王ドゥサーニュ。受けは作中では明らかにされていない(建て主の予想ではラフィールの父、予備役准提督(少将相当)であるクリューブ王ドゥビュース)。
内容はクファディス曰く「不敬罪モノ」だったらしいが、そこはアーヴによる人類帝国。

取り締まりどころか、自分たちの同人誌を収集している皇族の1人(恐らくはラフィール殿下)の手で

皇宮に1冊流れた

らしい。それでいいのか星間帝国。

ちなみにその姉は戦死してしまったのだが「姉の追悼本作るかも」と発言している辺り既にノリノリである可能性も否定できない。






…とは言うものの、上記のソビーク関連は全て短編の1つで書かれたもの。姉の存在や貧乏な士族という境遇は本編とは一致しているのだが、
星界シリーズの短編では

住民全員ねらーの惑星

とか平気で出てくるので、真に受けていいのか怪しいのである。

まぁ公式パロディの場合は「この邦国は実在しません」とか注釈がつくので、多分ホントの話なんじゃないか、くらいに思っておくと良いのではないだろうか。



追記・修正は古代の匠と交渉してからお願いします

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