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ビックリ・イリュージョン

登録日:2012/07/12 Thu 10:05:48
更新日:2026/08/12 Wed 02:52:50
所要時間:約 3 分で読めます





Q.皆さんが思う、意外な殿堂入りカードは何ですか?

アクア・ハルカス
お前がいると、マーキュリーがヤバい。

カラフル・ダンス
お前がいると、インフェルノ・カイザーがヤバい。

ディープ・オペレーション
お前は…まあ、うん…

そして2012年8月11日にはこんなカードが殿堂入りしました。



魂の本質を変えてしまえば、ウサギだって竜になれる。


ビックリ・イリュージョンㅤUCㅤ自然文明 (3)
呪文
S・トリガー
種族をひとつ選ぶ。このターンの終わりまで、自分のバトルゾーンにあるクリーチャーはすべて、その種族を追加する。

概要

《ビックリ・イリュージョン》とは、デュエル・マスターズ DM-20「不死鳥編第2弾」に収録された呪文。
効果は1ターンに限り、{任意の既出な種族1つになれるという一風変わった呪文。

種族を1つ選ぶので、例えば《ドラゴン》と宣言はできない。漫画では2回登場し、いずれも表現の都合で《ドラゴン》と言っていたがみんなは真似しないでね。
というのが原則だったのだが、種族がドラゴンの呪文《爆流奥義 紅蓮NEXTREME》が登場したことで可能になった。

種族デッキで使おうにも、キーカードで事足りるのでそこに割って入る程の存在理由はない。
また種族を追加出来るのはバトルゾーンにいるクリーチャーのみなので、連ドラなどにも当然入らない。

よって、一部コンボデッキを除いて誰が使うであろう、この呪文の殿堂入りは文字通り、誰もが《ビックリ》したであろう。

ただ、前記したカラフル・ダンスは、殿堂入り発表後に登場した《屍術師インフェルノ・カイザー》との相性が良すぎたのを見通しての殿堂入りだと思われる。
よって、この呪文も種族に関わるデッキがとんでもない事になるのを見通しての殿堂入りだろうと言われていた。

サイキック・クリーチャー強化のエピソード1とはうってかわって、サイキックを一旦廃止して種族プッシュのエピソード2となった事や、噂のサプライズ種族が関係しているのかもしれない。
そしてこのたび、コイツを殿堂入りに追い込むことになった新カードが判明した。

極頂秘伝ゼニス・シンフォニーㅤ秘 無色 9
呪文
アタック・チャンス-アンノウン(自分のアンノウンが攻撃するときに、この呪文を手札からコストを支払わずに唱えてもよい。)
自分のアンノウンとゼニスを持つクリーチャーを1体、コストを支払わずに召喚する。そのターンの終わりに、そのクリーチャーをバトルゾーンから自分の手札に戻す。
DMR-06 ビクトリー・ラッシュのシークレットカード。
召喚することで強力な効果を発揮するが、コストの重いゼニスを召喚扱いでコストを踏み倒してバトルゾーンに出せる。

つまり、下手をすれば3ターン目手札を5枚補充しつつ相手の手札を5枚叩き落としたり、自分の墓地とマナゾーンからコストの合計が7になるようにクリーチャーを選んでバトルゾーンに出す事も可能なのである。

殉教の守護者メンコイコイがバトルゾーンに入れば、ターン終わりに手札に戻るゼニスの身代わりになり破壊される事で、踏み倒して戻るハズのゼニス(メンコイコイはウルトラ・セイバー《アンノウン》だが、ゼニスはアンノウンでもある)がバトルゾーンに留まる事も可能である。

殿堂入りしたことで再現性が落ち、その後ゼニスの時代も終わるとこのカードの存在も忘れられ


………ていれば良かったのだが、以前から使われ方の一つであった《ダイナモ》とのシナジーが問題になる。

白銀のシュシュ C 自然文明 (4)
クリーチャー:ドリームメイト/ダイナモ 4000
ダイナモ(バトルが始まる時、あるいはこのクリーチャーで攻撃できる時、このクリーチャーをタップしてもよい。そうした場合、そのターンの終わりまで、このクリーチャーのパワーと能力をバトルゾーンにある自分の他のダイナモ1体に加える)
ダイナモクリーチャーは自身をタップすることで能力とパワーを「ダイナモ能力」ごと他のダイナモクリーチャーに渡すことができる。
そしてダイナモはあくまで「種族」。つまりこのカードで《ダイナモ》と宣言すれば場の全てのクリーチャーにダイナモを付与することができ、ダイナモを元から持つクリーチャーを経由することで理論上クリーチャーの持つステータスの大半を自由自在に書き換えることができてしまう。
【ビックリダイナモ】と呼ばれるこのコンボは別に強い訳でもなく再現性にも乏しいのだが、とにかくバグじみた挙動を量産する

カード名を複数持ったクリーチャーが誕生したりゴッド・リンクを持っていないクリーチャーが突然くっついたり同じクリーチャーが増殖したり複数持つことを想定されていない能力を無限個持ったり裏面がないのに突然ひっくり返ろうとしたり逆に本来表面に戻れないカードが突然ひっくり返ったりetcetc……といった通常デュエル・マスターズを遊んでいたら起こらないような状況を意図的に作り出せてしまう。
カードゲームで任意コード実行をしてはいけないのだ。


これだけならまだ良かったのだが、下記のカードが登場したことでこのバグ挙動が別の形で容易に再現できるようになってしまう。

沈黙の守護者、シュタイン SPR 光文明 (2)
デュエリスト:メカ・スターノイド/アンノウン
デュエリスト:シュタイン(各ターンに1度、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストで種族にシュタインを持つデュエルメイト・カードを1枚、自分の超次元ゾーンからコストを支払わずに実行してもよい)
デュエリスト・リンク:シュタイン(自分の、種族にシュタインを持つ、異なる名前のデュエルメイト・カードが3枚バトルゾーンにあれば、それら1つずつを裏返しリンクさせる

このカードの使い方は一旦置いておくとして、問題なのは最後の部分。
種族にシュタインを持つ異なるクリーチャーをリンクさせると書いてあるが、異なる名前であれば何でもいいので《ビックリ・イリュージョン》で《シュタイン》と宣言した適当な3体のクリーチャーでリンクできる事になる。
裏面がなければひっくり返れないのでまだマシなのだが、3体ともに裏面が存在した場合は悪魔合体が発生。
つまり上述の本来意図してないクリーチャーが突然くっつき出す現象が現実的なレベルで再現可能になってしまったのである。

しかも同時期には環境デッキ【ゴルギーオージャー】への大真面目な採用が発生。
本来進化元が10枚必要な特殊勝利を持つ《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》に対し適当なコマンド種族を付与、超次元ゾーンにある《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》4枚を侵略して進化元4枚分を水増しして不正勝利……と言う上振れコンボで使われていた。
しかもこのデッキにはよりにもよって《沈黙の守護者、シュタイン》が採用候補。
つまり前述のバグ挙動が『環境デッキに使用されるカード2枚で起こせてしまう』ことに。



数多の開拓により存在するだけで容易にバグを引き起こすため、今後の開発上の障害になりやすいという点が認められたためか、2026年3月付けでプレミアム殿堂へと昇格
もちろん規制が強化される気配など微塵も無かったため、再び誰もが「ビックリ」して温泉送りとなった。



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最終更新:2026年08月12日 02:52