ガードマン(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/07/14 Mon 20:52:32
更新日:2023/06/07 Wed 18:50:03
所要時間:約 3 分で読めます






仲間を守る術を学びなさい。 ---桜舞う師匠



ガードマンは、デュエル・マスターズのキーワード能力である。


概要

火文明および自然文明のクリーチャーに付与されるキーワード能力。初登場はエピソード2

ウッカ・リザード 火文明 (2)
クリーチャー:デューンゲッコー 2000
ガードマン(自分の他のクリーチャーが攻撃される時、このクリーチャーをタップしてもよい。そうした場合、攻撃クリーチャーはかわりにこのクリーチャーを攻撃する)

ガードマンの能力を持っているクリーチャーは、自身の他のクリーチャーが攻撃される時、その攻撃を代わりに受けることができる。

類似効果にブロッカーが存在するが、あちらとの違いは

1.「ブロック」ではない
「ブロック」しているわけではないため、水文明に特有の「ブロックされない」効果を受け付けない。そのため、仲間を確実に守ることができる。

2.文明の割り当てが違う
ブロッカーは光、水、闇の各文明に割り当てられているが、こちらは火と自然に割り当てられている。
なお、自然文明にもブロッカーはいるが数がたったの2体の上、いずれもブロッカーを実用的に使えるわけではない。

3.プレイヤーへの攻撃は防げない
ブロッカーと違って防げるのはクリーチャーに対する攻撃のみであり、プレイヤーへの攻撃は通してしまう。
このため、当初は微妙な能力とも言われていた。

とはいえ、ガードマンはコスト論では「±0」として扱われているようで、実際上記の《ウッカ・リザード》は火文明バニラである《爆斬刀 ダルモア》と同じパワーを持っている。この他、軽量クリーチャーでも「攻撃できない」デメリットを付与されることが少なく、付与されたとしてもその場合はコストに対して破格のパワーを持つ。また、コスト論で損をしていないということから、後述のような専用デッキでは重んじられる。

また、双極篇で登場した「マッハファイター」はアンタップ状態へのクリーチャーに攻撃できるため、相対的な立ち位置が向上。
活きる場面が限られる能力ではあるが、所有者には比較的恵まれている。


代表格

霊峰竜騎フジサンダー 火文明 (4)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ロック・ビースト 6000
ガードマン
バトルゾーンに自分の他のドラゴンがなければ、このクリーチャーは攻撃できない。
W・ブレイカー
4マナのW・ブレイカーだが、自身から殴りかかるのはドラゴンが他にいる時である。
といっても、ガードマンのおかげで早期召喚が無駄になりにくい。
こいつが横に立っているだけで、軽量システムクリーチャーがタップしていても相手は殴りかかれないのである。
おまけにこいつがガードして勝つと、手札からバトライオウが飛んでくるかも知れないのであるから…。

なお、そのバトライオウはガードマンのほぼ上位の能力を持っている。

王龍ショパンㅤ自然文明 (8)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン 6000
バトルゾーンに自分のドラゴンがある時、このクリーチャーは「S・トリガー」を得る。
ガードマン
このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、このクリーチャーとバトルさせてもよい。
限定条件下でトリガーを得るキング・コマンド・ドラゴン
主に《黒神龍オドル・ニードル》と組み合わせるというのが基本か。
ガードマンでは珍しく相手を殴れないのがネック。

真実の名(トゥルーネーム) ニドギリ・ラゴン 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アンノウン 7000
ガードマン
各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。
W・ブレイカー
ガードマン期待のアタッカー。
2段攻撃が可能だが、ガードマンを活かして自分と相手の両ターンに動くのも面白い。

勇騎妖精ドジコ 火/自然文明 (3)
クリーチャー:ヒューマノイド/スノーフェアリー 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ガードマン
可愛くてマナ基盤になれるガードマン。ただしパワーが若干高いことを除くと淡白なスペック。これを使うなら愛だろうなあ。

鼓笛(ホルン)(ポルン) 五朗丸 自然文明 (4)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 5000
ガードマン
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《鼓笛》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《鼓笛》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
かわいい。もふもふしたい。
ガードマンのおかげでドロン・ゴーを警戒させられるため、なかなか実用的…に見えるが、どうも同期のブータンやニケに比べて狙いにくい。非常に狙いにくい。

デスマッチ・ビートル R 自然文明 (2)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 13000
ガードマン
このクリーチャーは攻撃できない。
相手のターン中に、相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせてもよい。
新章で登場したガードマンであり、一切攻撃できない代わりに2マナとしては破格のパワーと、踏み倒しメタの能力を持つ。
踏み倒しメタとしてはパワーの限界(といっても相当高いが)と出た時の能力を防げない点から過信はできないが、自分のクリーチャーへの攻撃への牽制としては非常に心強い。


ここまで読むと、「ガードマンって使いにくい能力だなー」と勘違いするかも知れない。

…いや、間違ってない。ガードマンはデメリットがないからあえて外す理由もないだけで、能力自体はぶっちゃけ使いにくい。コスト計算±0は伊達じゃない。


ガードマンサポート

ガードマンの真骨頂は、ガードマンならただ出しできる《桜舞う師匠》や、ガードマンの代わりに闘うことができる《完善武装 ルーパス》を使うことでガードマンの戦闘力を上昇させることである。
要は、ぽかぽか殴るデッキを構築するわけである。守り手なのに自分たちから攻めてるとは…まあ、上位互換のブロッカーデッキも自ら殴ってた気はするが。
桜舞う師匠(デイリノジカン) 自然文明 (6)
クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 6000
このクリーチャーが攻撃する時、「ガードマン」を持つクリーチャーを1体、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

完善武装(フルアーマー) ルーパスㅤ自然文明 (8)
クリーチャー:アウトレイジ 14000
ガードマン
自分の他の「ガードマン」を持つクリーチャーが相手クリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーにバトルさせてもよい。
T・ブレイカー

ただ《桜舞う師匠》が重めのアタックトリガーであることから、早出しやスピードアタッカー化は必須となる。そのうえシールドを割るとトリガーで除去されては目も当てられないので、《勝負だ!チャージャー》などで積極的に敵獣を攻撃できるようにしていきたい。

《桜舞う師匠》で出せるガードマンクリーチャーはそこそこいるが、中でもおすすめなのは以下の3体および上記のルーパスである。

武器阿修羅の大猿(ヤケド・サセタラァ)ㅤ自然文明 (8)
クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 9000
ガードマン
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それがクリーチャーであれば、自分の手札に加える。クリーチャーでなければ、自分のマナゾーンに置く。
W・ブレイカー
クリーチャーを出すたびにアドを堅実に稼ぐクリーチャー。アタッカーとしても十分なスペックだが重いので踏み倒しは必須だろう。
これを出したあとに《大群の桜》や《大象原 ロクソドンタ》《ウッカ・リザード》のような2コストガードマンを展開すればアド差が開いていく。

諸肌の桜吹雪(フキスサブ・ハナフブキ)ㅤ自然文明 (4)
進化クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 6000
進化-自分のビーストフォーク1体の上に置く。
ガードマン
W・ブレイカー
このクリーチャーがタップされていて、相手のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
進化クリーチャーだが、ビーストフォークには《大群の桜》や《駱駝の御輿》《青銅の面 ナム=ダエッド》といったガードマンがいるので進化元には困らないだろう。
ガードマンでありながら攻撃対象変更効果も持つ。ルーパスと組み合わせると崩れにくい強固な壁を作る。

土用の超人(カバヤキ・ジャイアント) 自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント/アンノウン 8000
ガードマン
相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
W・ブレイカー
《諸肌の桜吹雪》と違い単体で運用可能だが若干重いガードマン。単純な性能だがガードマンではありがたい。こちらもルーパスと組み合わせるのが基本。
《諸肌の桜吹雪》は進化クリーチャーなので出たターンから殴ってタップ状態になれるのが強みであり、そこのところは厳しいか?

ガードマンという名前なので最悪弱小クリーチャーが殴り返しに狙われても防御することは可能である。
だが、相手がクリーチャーを無視して無理矢理殴りに来ることも考えられるので、トリガーは優秀なものを採用したい。《父なる大地》や《リーフストーム・トラップ》、《めった切り・スクラッパー》などは必要だろう。
また、強制バトルができる呪文も用意しておくと心強い。



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最終更新:2023年06月07日 18:50