大杉栄光

登録日:2014/08/07 (木) 00:08:53
更新日:2023/03/11 Sat 19:28:26
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「オレは雑魚くても、卑怯もんじゃねえ!」




相州戦神館學園 八命陣』の登場人物。
CV.マーガリン天狗(PC版)/藤原祐規(CS版)


主人公・柊四四八の幼馴染の一人。


容姿平凡、頭脳壊滅、威勢はいいが度胸はなく、女好きだがまったくモテず、腕っ節もからっきしという、もはやネタにしかならない男。ちなみにこの文、公式サイトからの引用である。えらい言われ様だな。


とはいえ全て間違っているわけではない。
仲間内では一番バカで、四四八に勉強を教えてもらっている時も、あまりにもアホな答えを書いて四四八をキレさせるぐらいバカ。

性格は女好きでノリの良いお調子者であり、アホなことを言っては総ツッコミもしくは総スルーされるのが基本パターン。
一目惚れした野枝には紳士的な態度的なものをとることもあるが、普段が普段なので冷めた目で見られている。ついでに四四八達からはキモいと思われている。


基本的にはビビりでヘタレなため、戦いの場においても、相手を殺すような真似が出来ない。
しかし、臆病者ではあっても、それで仲間を見捨てて逃げたり後ろに隠れて守ってもらう様な卑怯者ではない、やる時はやる漢。

軽いノリで下ネタ大好きなスケベキャラだったり、惚れた女には一途だったりどことなく某パシリさんみたいなキャラをしているとプレイヤーの間では言われていた。
というか修学旅行では覇吐のfont(#ff0000){ヌキヌキポン}の一幕をノリノリで語っている。

ちなみに上記のような覇吐関連のネタを行っているが、神座万象シリーズで一番好きなキャラクターはシスコン兄様らしい。

元ネタは明治大正を代表する日本のアナキスト(無政府主義の信奉者)・大杉栄。
そして、ライターである正田崇の曾祖父(本人談)。







【パラメーター】



◆戟法
◇剛:4


◇迅:5


◆楯法
◇堅:4


◇活:4


◆咒法
◇射:3


◇散:2


◆解法
◇崩:10


◇透:10


◆創法
◇形:5


◇界:4



合計:51



【基本能力】


解法の崩・透共に作中最高の資質の持ち主。栄光が能力をフルに使えば、破壊できない夢は無い。
戦闘において鍵を握る重要な能力であり、栄光は「自分に与えられた重要な役割」としてこの資質を誇りに思っている。
しかし、何故か透と崩の同時展開ができない。










【破段】

「ああ――そうか――」


「オレは、ずっと昔から――君と出会って」




「その時から――君のことが好きだったんだ」




名称不明。


自身にとって最も大切な想い、野枝への愛を取り戻したことで栄光が至った破段。
大切なものを守る為に命を懸けるという栄光の覚悟が形になった、誰よりも相手の輝きを重んじる栄光の心を象徴する夢。


その効果は「自身にとって大切だと思うものを差し出す代わりに、それに見合ったものをこの世から消滅させる」という相殺能力。

この相殺は栄光の判断基準によって行われ、栄光の中で等価交換が成立すれば何であろうと消滅させることが出来る。

差し出せる対価には己の体の一部や内臓器官はもちろん、触覚や記憶、思いといった概念的な所有物や自身の仲間達すらも含まれているが、仲間を犠牲にするなどという真似をしない栄光が捧げるのは基本的に自分のみ。



特に百鬼空亡に対しては凄まじい効果を発揮する。
空亡は自らの怒りを静める贄を求めており、「自分の身を捧げる」という行為は喜んで受け入れるべきもの。

故にこの破段は空亡に対しては協力強制を成立させ、急段と同等の力を発揮する。が、ある理由からそれだけでは空亡を鎮める事は出来ない。
しかしこの夢の真の協力強制はそんなものではなく――








【急段】


「オレの命なんかじゃ軽すぎる。捨てても構わねえと思っているものをよこされても、満足しないとお前は言ったな」

「そしてもちろん、私の命でも軽すぎる。例えそれが二人分になったところで、黄龍の怒りは静まらない」

「だから、オレの宝物をやるんだよ。本当に、本当に本当に誰にも渡したくないものを」

「オレがお前に捧げるものはーー」
「私があなたに捧げるものはーー」





「彼女を好きだという心だ!」
「彼を好きだという心だ!」





この夢の真の協力強制。それは、「両者が同じものを捧げること」。

無論、この協力強制は栄光ともう一人が全く同じものを心から大切に思っていなければ成立しない。
更に、もしその条件を満たすことが出来たとしても、それは二人の中から捧げたものが永遠に失われる事を意味している。


そして、百鬼空亡との最終決戦において、栄光と野枝は「お互いへの愛」を捧げ、この急段を発動させた。

それは今感じている想いだけではなく、互いの記憶、これから在った筈の未来を全て明け渡すという事。永遠にその愛を思い出すことはなく、彼らが結ばれる事は決して無くなる。

それでも君に生きていてほしいから。たとえ自分の事を忘れてしまっても、貴方が生きていてくれるならそれでいい。

愛のために愛を捧げる。それは、決して価値を貶められることのない最上の供物。神を鎮めるには十分なものだった。

そして、全ての想いが消え去る刹那、






「また、逢えるかな」
「ええ、きっと」


「今度はまた、百年後にでも……」
「ええ、桜咲く千信館で逢いましょう」







追記・修正は、百年後の約束が果たされる事を信じる人がお願いします。



画像出典:相州戦神館學園 八命陣
© light・greenwood・正田崇

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最終更新:2023年03月11日 19:28