柊四四八

登録日:2012/03/22(土) 15:13:21
更新日:2024/04/03 Wed 00:59:39
所要時間:約 15 分で読めます






分からないのはしょうがない。だが分からないから諦めるという怠慢が気に食わん」





【基本】
相州戦神館學園 八命陣の主人公。
CV担当は土門熱(PC版)、佐藤拓也(CS版)。
千信館學園に通う文武共に極めて優秀な少年で、総じて曲がったことや怠慢に当たる物事が嫌いで、故に自他共に厳しい。
その辛辣な言動で誤解されがちだが、それらは決して冷淡さの表れではなく困った者を放っておけない、とどのつまり面倒見のよさの裏返しである。

友人の真奈瀬晶たち曰く武士であり、質実剛健な正義の仁。
そうした真面目で堅い言動から良家の子息と思われがちだが、実際は決して裕福と言えない母子家庭育ち。
女手一つで育ててくれた母親柊恵理子を敬愛しており、その恩に報いるためにも立身出世して楽をさせてやろうと思っているいい子。
一方、父親である柊聖十郎に関しては恵理子を苦労させた元凶として嫌悪している。

愛読書は南総里見八犬伝と今時の少年にしては渋すぎる一品。
幼年期は晶達と八犬伝ごっこをして遊んでいたという。幼年期にしてもやたら古臭い感じがするが……?
仁義八行、如是畜生発菩提心に至ると信じる。

こう書くと生真面目一辺倒かと思うが、修学旅行編では女性陣に裸体を見られたからとお返しに夜這いを敢行する等、変な所でバカっぽい部分を持つ。
ちなみにこの夜這いの経緯は各ルートによって異なるのだが、大抵手痛い目にあって失敗に終わる。

物語開始前から夢界という世界、正確にはその第二層『ヨルダン』に就寝後に必ず入るようになっており、現実と合わせると常人の倍を越える時間を生活している。
また夢界では邯鄲の夢という現実ではありえない現象を自在に振える異能を使える事を知り、手さぐりではあるが、それらを使いこなす訓練も行っている。
一方、最近夢界で謎の人影に襲われており、影との戦闘も余儀なくされており……。





以下ネタバレ注意





















実はこの物語の舞台は大正時代であり、四四八を始めとする戦真館の面々を含む全ての登場人物は大正の人間。

それが何故二十一世紀の世界で過ごしているのかというと、四四八達が邯鄲の夢の内部でシミュレーションを体験しているため。

元々四四八達戦真館特科生の面々は、魔人・甘粕正彦の打倒の任を受け、邯鄲に入ったのだが、一人のアホの思いつきによって記憶を失い、それによって邯鄲の設定が狂ったことで邯鄲のシミュレートした二十一世紀を自分達の世界だと思い込んでしまったのだった。










【能力資質】


◆戟法 
◇剛:7
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◇迅:7
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◆楯法 
◇堅:7
∎∎∎∎∎∎∎  

◇活:7
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◆咒法 
◇射:7
∎∎∎∎∎∎∎

◇散:7
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◆解法 
◇崩:7
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◇透:7
∎∎∎∎∎∎∎


◆創法 
◇形:7
∎∎∎∎∎∎∎

◇界:7
∎∎∎∎∎∎∎


合計:70  





【基本能力】
上記パラメーターを見れば分かるように、最大10段階の各種能力値がオール7の高水準万能タイプ。
高い戟法と楯法を生かした前線重視、咒法や創法による後方担当となんでもござれ。
まさに理想的なオールラウンダーたる主人公タイプの能力と言えるだろう。

作中見る限り、本人的には剛、射、形を得手としているらしく、実際前線では鳴滝敦士とのツートップを張り、仲間たちの特殊武器も大抵は四四八が形で制作を担当している。
まさに「秀才にとっての理想」だが、一方で自身や他人も指摘しているが、全ての能力が均一である万能故の限界もあり、各種能力のスペシャリスト、つまりは格上にはどう足掻いても太刀打ちできないという欠点も抱えている。

本人自身のスキルとしては日課となっている早朝のトレーニングや、日々の勉学で培った様々な知識や技術に通じており、無論戦闘でもそれが生かされている。
頭脳明晰な上、度胸もあり、仲間を思いやる優しさと器の大きさ、さらに第二層での経験が長かったとはいえ、仲間たちより夢界で活動してきたため夢の扱い方にも先んじ、総じて戦真館リーダーとしてこれ以上無い適正を持つ。
一方、その強大なリーダーシップもあり、仮に四四八が何かしらの理由で戦線離脱すると、一気にチームが瓦解する危うさも作ってしまっている。







【武器】
創法の形で作成したトンファー。
仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字の文字が刻まれた中々にシャレオツな武器。
基本的にただのトンファーだが、巧みな創法で作られた故に非常に頑強で、破損した事はない。
また射の力を行使する事で旋回させる事で強烈な衝撃波を放てる等、用途も幅広い。






【詠段】
普遍的無意識の中に存在する「輝ける者たち」に語りかけ、力を借りる事が可能。
自身だけでなく、仲間たちの力のブーストを行うことができる。
また射と形の組み合わせで仲間たちの手元に専用武器を創造するという芸当も可能。




【破段】
辰宮の幽雫宗冬とのほぼ死闘の訓練の中で開眼した力。
簡単に言うと基本能力値であるポイント70の範囲内で各種スキルにポイントを振り分ける力。
例えば

◇剛:7 ◇剛:10 ◇剛:0
◇迅:7 ◇迅:7 ◇迅:0

◇堅:7 ◇堅:7 ◇堅:0
◇活:7 ◇活:7 ◇活:70

◇射:7 ◇射:7 ◇射:0
◇散:7 ◇散:7 ◇散:0   

◇崩:7 ◇崩:4 ◇崩:0
◇透:7 ◇透:7 ◇透:0

◇形:7 ◇形:7 ◇形:0
◇界:7 ◇界:7 ◇界:0

合計:70 合計:70 合計:70


な具合に総合値70の範囲内ならば、好きなように能力値の変動が可能となるという、ある種の万能能力を振う事が可能。
無論、長所を作れば短所が出来るというのは上記の例通りであり、それに付け込まれる事もある。
また能力値を変えても四四八本人の感性が変わるという事ではないので、能力値を一部に全振りしたとて、生粋のスペシャリストの真似事が出来るという事ではない。












「「信濃なる、戸隠山に在す神も、豈まさらめや、神ならぬ神」

「破段・顕象――」

「犬田小文吾――悌順ッ!」


◆犬田小文吾悌順

歩美ルートの神祇省との最終決戦で開眼した破段。仲間を想う悌の心、そして戦真館の皆が誓った必ず全員揃って朝に帰るという約束を象徴する夢である。
その能力は単純明快、仲間との意識共有、つまりはテレパシー能力である。
集団戦においては極めて強力な能力であり、仲間の一人が状況を打破する方法を思いついたのならば、即座に全員にそれが伝播する。
但し、状況次第、例えば敵手が破段より強力な急段を使用して場を支配する等の状況下ではラインは通らない。








……実は上記の能力は悌順の表層部分。
真の力は仲間同士の能力のシェアリングにある。

四四八の資質変動の能力はこの力の前段階であり、自分の資質を仲間達のそれへと変化させる事で彼らの夢を自らの力として使用し、同時に皆に分け与えることが出来る。

この能力を使用した四四八は晶の回復能力、歩美の弾丸跳躍能力、鈴子の斬撃残留能力、水希の時間逆行能力、栄光の対消滅能力、鳴滝の質力増大能力、これら全てを使用できるようになる。
ただし、仲間の夢を使用するためには彼らの資質へとステータスを合わせなければならない分、弱点も増える。例えば、歩美の能力を使えば戟法の性能が極端に落ちる、といった具合。

テレパシー能力も健在なため、色々とダダ漏れになるが、邯鄲のループで体験した数百年の記憶を共有する彼らにとって、今更隠すようなことなど何一つないため、特に問題にはならない。













「それ三界は火宅なり。穢土にいて穢土をしらず、嗜欲に耽りて嗜欲を想わず」

「愛借によりて輪廻あり、好悪によりて煩悩多かり。四大原これ何処処より来る」


――破段・顕象――


「犬山道節――忠与ッ!」


■犬山道節忠与

自らの命を神への供物として差し出した栄光の勇気に応えるため、四四八が至った破段。神への忠の心を象徴する夢。

その能力は、「廃神を鎮めること」。謂わば鎮魂の御業であり、貶められた神を浄化することに特化した破段。

その特性故、百鬼空亡を相手にすることに一点特化している。絶対的な力を持つ空亡にまともにぶつかれば、当然の如く蹴散らされるのみだが、この破段による浄化を行えば、空亡が放つ穢れは浄化され、その力は大きく減衰することになる。

ただし、この破段で浄化できるのはあくまでも「貶められた神」のみ。例えば、元から悪や穢れの属性を持つ廃神や、そもそも一度堕ちた者を浄化するという概念が存在しない宗教観をベースとした廃神には何の効果もない。











「抜けば玉散る氷の刃」

――破段・顕象――


「犬塚信乃――戌孝!」


■犬塚信乃戌孝

邯鄲の第八層へと至り、真の盧生となる為の最後の試練で四四八が至った破段。

そしてその試練とは「柊聖十郎を越えること」。
だが、柊聖十郎はその能力故、彼に悪感情を抱いている限り、絶対に倒すことができない。

つまり、この試練において四四八が乗り越えなければならないものは柊聖十郎への憎悪。目の前で母を殺し、自分の中にその血が流れている事すら忌々しい存在を許すこと。それが四四八に課せられた試練だった。

そして四四八は思い描く。自分とは違い、妻として、親友として、この外道に大切な事を教えようとしていた人達の事を。
その人達が、懸命に彼に伝えようとしていたように、自分もまた、彼に心から伝えたいと思うものを言葉にしよう。




「お前がいなければ、俺はこの夢へ入ることもなかった。いいや、生まれることもできなかったんだ。それは即ち、仲間や母さんにも出会えなかったということで」

「そこを嘘にしたくない。俺はあいつらのことが大好きだ。共に生きたい、信じている、その誓いを必ず果たそう。再び朝に帰るんだ」

「ああ、こんな誇らしい気持ちだって、あんたがこの世にいなければ…母さんと出会わなければ」

「俺は、俺にさえなれなかったはずだから」


「ーーー親父。俺は、あんたの息子だったよ」




自分が生まれ、ここにいることへの感謝。柊聖十郎がいなければ、自分はこんなに素晴らしい人生を送ることはできなかったという想い。
それは即ち、親や先達が与えてくれた幸せを自覚して、その愛に感謝して、見合った恩を返したいという孝の心。

その憎悪を振り払った心の境地、それによって至った破段は、魔を打ち払う力、「自他を蝕む精神的な病や穢れ、両者を苛む悪循環を断ち切る能力」として現れ、逆十字を消し飛ばした。

そして、息子として少しばかりの苦言を父に呈し、決着を母に託して四四八は聖十郎を夢から叩き出した。

結局のところ、聖十郎は最後までその愛を理解できず、自分がどれだけの幸福の中にいるのかも解らぬままに逝った。
しかしあるいは、百年後の未来で、彼には真の救いが訪れているのかもしれない。


ちなみに、最終決戦における四四八はこれら三つの破段を同時に使用できる。












【急段】

「俺もスパルタなのは認めるがーーー」

「自立を促さない奴が偉そうに抜かすなァッ!」


――急段・顕象――


「犬江新兵衛ーーーまさぁぁしッ!」



■犬江新兵衛仁

四四八の急段。

協力強制の条件は、「人々が勇気を奮い立たせること」。
甘粕の『斯く在れかし・聖四文字』と同タイプの協力強制だが、あちらが「魔王に尻を叩かれて仕方なく出す勇気」を力に変えるのに対し、「勇者への憧憬から自ら奮い立たせる勇気」を力に変える。
甘粕の「人は試練なくして勇気を出すことができない」という考えに真っ向から反発する能力であり、「人は誰でも自分の力で立つことが出来る」という四四八の人類に対する仁の心を象徴する夢。












【終段】
真の盧生だけが持つ邯鄲の最終能力。

この位階に達した盧生にとって、急段は自らの意思を世界に知らしめるためのもの。阿頼耶識を通して人間への普遍無意識へと接続することで全人類を協力強制へ巻き込み、その夢が人類の指標として認められるほどに盧生の力は増していき、同時に普遍無意識の中に存在するイメージとシンクロすることで彼らを現実へと召喚する事が可能となる。

そして仁義八行を奉ずる四四八と最もシンクロする英雄は、彼らを置いて他にいない。



「仁義八行、如是畜生発菩提心ッ!」

「仁義礼智忠信孝悌ーーー」

「新兵衛、荘介、大角、毛野、道節、現八、信乃、小文吾!」


「民の怨みと鬼神の怒り、虎と成りて悪を討て――」

――終段・顕象――


「霊虎童子ッッ!」




犬塚信乃の村雨丸と、犬江新兵衛の分身である霊虎童子による破魔の力の合わせ技。更にはそれによって強化された八犬士の攻撃を甘粕に叩き込み、日本において馴染み深い英雄である彼らの存在は四四八の思想への支持者を増やして四四八自身の力さえも上昇させたが、甘粕はそれら全てを意志力のみで凌駕し、大黒天摩訶迦羅によって八犬士を消し飛ばした。



更にそこから地球を消滅させる神々の黄昏さえも引き起こした甘粕に対し、阿頼耶識も脅威を感じ、四四八に自分の命と引き換えに甘粕を止めろと命じたが、四四八はとうにグダグダとうるさいだけの鬱陶しい長話を垂れる阿頼耶識を見限っていた。

四四八は甘粕の意志力に対し、敬服の念すら抱いた。そもそも彼は前人未踏の邯鄲をただ一人で制覇し、最初に夢の力を手に入れた男。どう言い繕おうが、所詮自分はその後追いをしただけの後続だ。だから、

「夢に頼っている限り、お前の勇気は超えられないッ!」




自分もまた、前人未踏の領域へと至り、お前の勇気を超えてみせよう。

その手段として四四八が取ったのは、夢を捨て去ることだった。
それはまさしく前人未踏。邯鄲において、万年をも超える時間を体感し、幾つもの試練を乗り越えて手に入れた力。これまでの戦いで、その強大さを遺憾なく見せつけられた力。



「だから、これこそが前人未踏だ」


「実際やらかせば、お前でもビビるだろ甘粕ゥゥゥッ!」



邯鄲の持つ真の力を理解する盧生がその夢を「所詮夢」と見切る事は、四四八に対する夢の効果を著しく減衰させ、同時に甘粕が「その輝きを見せてくれ」という思考を抱いたことで、甘粕は四四八を殺せなくなった。



「盧生は夢を体験し、その果てに悟る者ーー」

「彼が得たものは、人生の無常、真理、そしてそれに立ち向かう勇気ーーー」

「すなわち無形の輝きであり、その誇りこそが強さッ!」

「理解しろ甘粕ーーー現実にない宝を持ち帰らなければ大義を成せないと思っていた時点でお前は弱い!」


「世の行く末を憂うなら、自分の力でどうにかしてみろォォッ!」


そして生身で黄昏を踏破した四四八は甘粕に一撃を食らわせ、その勇気に完全に敗北を認めた甘粕は自ら黄昏に呑まれ消え去った。
















【万仙陣】

平成が舞台となる万仙陣では、第二次世界大戦を食い止めた英雄として世界史に名を残すレベルの偉人となっている。

更に歴史の裏では第三盧生クリームヒルト・ヘルヘイム・レーベンシュタインと共に、第四盧生(正確にはこの時点ではあくまで盧生候補)黄錦龍と激戦を繰り広げ、勝利したのだが、八層試練に残っていた不備、そして錦龍の盧生としての特性によって完全に消滅させることが出来ず、復活を許してしまう。
同時に八層試練の結果を上書きされてしまったことで消滅してしまうが、孝の犬士・石神静乃の奮闘によって復活。歴史の空隙たる朔の日と万仙陣の特性を利用して甘粕、クリームヒルトと共に錦龍との決戦を開始する。




本来、四四八は錦龍との決戦に際し、捨て去った盧生としての力を使ってでも自分の不明によって生み出してしまった史上最優にして最悪の盧生を止めねばならないと考えていたが、


「随分とまあ、下の世代には持ち上げてもらったようだしな。彼らの夢を壊さん為にも、格好つけなければならんだろう」

「それこそが継ぐということ。継がれるに足る己たらんと走ること」

「お前には分からんか、錦龍。まあいい、すぐに教えてやる」


「教えるのは得意なんでなァーーーー!」


子孫達の信頼に足る己として在るために、錦龍の目を覚まさせるべく、完全なる生身での戦闘を開始する。
当然錦龍は盧生としてあらゆる邯鄲法を扱える。楯法を纏った体を殴る拳は砕け、錦龍は何の痛みも感じていない。
しかしそもそもそれがおかしいのだ。錦龍の特性は仙境の霧に揺蕩うが故の干渉無効化。本来ならば楯法など使うまでもなく何の影響も受けないはずなのだ。

にもかかわらず楯法を使用している理由は一つ。


「生身の拳にすらーーーー楯法を使わざるを得んのか錦龍ッ!」

「弱いな、そんなものか臆病者め!なるほど、現実から逃げ出した奴に相応しい!」

「生まれて初めて感じた痛みは、それほどまでに強烈だったかッ!」

「二人の雪子に穿たれた胸の穴は、確と存在しているだろう!」

「それが痛みだ錦龍ーーー人と人を繋ぐ関連性の一つ」



「俺の眷属、孝の犬士を侮るなよおおォォッ!」






そもそも数多の修羅場を潜り、己の肉体と技法を極限まで鍛え上げた四四八からしてみれば、盧生とはいえ今まで攻撃や防御といった行動を一切起こしてこなかった戦闘の素人である錦龍の隙を突くことなど容易い。正に赤子の手を捻るようなもの。
雪子と静乃によって初めて体感させられた痛み。それに対する恐怖。
四四八はそれを錦龍に自覚させるため、あえて自らの拳を砕くような戦い方を見せつけ、錦龍へと他者という存在の不可解さを理解させたのだった。
そして静乃から受けた傷に一撃を食らい、再び痛みを味わわされた錦龍は遂に怒り、四四八を殺そうと攻撃を仕掛ける。




「少しは外に目を向ける価値が分かってきたか?それとも余計に閉ざしたくなったか?」

「どうなんだ答えろ錦龍ーーー貴様も今、この熱を強く感じているだろう!」

「無痛が晴れ、酔いも晴れ、何を見出し何処へ行く!」

「まだ貴様には、絆の何たるかが分からんのか!」



そして四四八への怒りと恐怖が頂点に達した錦龍は親和性の低い終段を使用してまで四四八を排除しようとしたが、それによって完全に鴻鈞道人との同調を失い、疑問を抱いたまま娘と共に封神台へと消えていった。

戦いが終わり、元の時代へと帰還した四四八は仲間達と共に垣間見た未来を子孫達へと残すため、かつて見た夢の日々を実現させるために今日も戦っている。
ついでにヘル姐さんから求婚され、別のところでも戦いが始まりそうになっているが、さてどうなることか。







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最終更新:2024年04月03日 00:59