ストームジャベリン・ワイバーン

登録日:2014/08/18 Mon 12:03:23
更新日:2024/08/08 Thu 09:08:34
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小賢しい!




概要

ストームジャベリン・ワイバーンとは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。

DM-05 第5弾「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」にて初収録。レアリティはコモン。また
  • DMC-05「殺戮!雷神(ライトニング・サンダー)デッキ」
  • DMC-06「超速!火竜(ドラゴン・ストライクス)デッキ」
  • DMC-11「勝舞神龍(しょうぶドラゴン・レジェンド)強化拡張パック」
などのデッキやパックでも収録されている。

初期であるDM-05の対抗色対策カードでありながら、今でもそこそこのスペックを持つ名カード。
DM-05の対抗色対策カードのサイクルでは数少ない成功例となった。

スペック

ストームジャベリン・ワイバーン C 火文明 (4)
クリーチャー:アーマード・ワイバーン 7000
このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーは、タップされてない光と水のクリーチャーを攻撃できる。
コストは4と軽いうえに、パワーは高めの7000。

そのためか、相手プレイヤーへの攻撃はできないデメリット能力がついている。
だが、バトルゾーンへの制圧力は高いので、あまり気にならない。

また、光文明と水文明のクリーチャーに対しては、キラーとなる。

パワーが7000と高いので、光文明と水文明の序盤のクリーチャーの殆どを殴り倒すことができる。
このクリーチャーの存在だけで、光もしくは水を中心としたデッキは序盤の動きを制限されてしまう。

水文明にはバウンスで、ストームジャベリン・ワイバーンを封じることはできる。
しかし、序盤ではタップキルなどの除去が多い光文明に関しては、ジャベリン・ワイバーンを封じにくい。

まず光のクリーチャーでは《光器ペトローバ》等の厄介なアンタッチャブルを倒すことのできる点は非常に大きい。
水のクリーチャーでは《超電磁コスモ・セブΛ》などの切り札級より早く展開ができる上に、相討ちが出来る。

また多色カードでは厄介な《悪魔聖霊アウゼス》《天下統一シャチホコ・カイザー》《激沸騰!オンセン・ガロウズ》を倒すことができる。
アウゼスなどに関しては下手をすると逆に倒されるが…

ただし、多色カードではストームジャベリン・ワイバーンを超える性能のクリーチャーもいる。
特に《電脳聖者タージマル》には注意。一方的にパワーが上回ってしまう。
だが、タージマルは覚醒編以降の環境では出番が殆ど消滅しているのであまり気にしなくても良いか。

また、相手が光や水を使わないデッキを使ってきた場合でも、あまり問題は無い。

コストが軽いのに対しパワーは高いので、対抗色以外のクリーチャーでも十分に睨みを利かせられる。
アンタップキラーにはなりえないが、相手の動きはやや鈍くなるだろう。

弱点を挙げると、種族がアーマード・ワイバーンであることか。
現在のアーマード・ワイバーンは初期のころとは違い、不遇種族の一員である。
種族サポートなどにもあまり恵まれていない。

なので、ジャベリン・ワイバーンは性能は高いものの、一般的なデッキには投入されないでいる。
現在の出番は、ターボバーレスクでの起用が殆どとなっている。


このように、対抗色キラーのクリーチャーとしては最高の性能を誇るストームジャベリン・ワイバーン。

初期のDM環境では、多くの光デッキや水デッキを粉砕してきた。
多色化した聖拳編以降では天敵も現れたが、さらに倒せるクリーチャーも増加した。

インフレの進んだ現在では衰えも見えてきたが、今なお多くの切り札級クリーチャーを粉砕することができる。
DM-05の同サイクルの中では間違いなく最強のカードであり、DM初期の名クリーチャーと呼んでも過言ではない。

関連カード

聖剣炎獣バーレスク VR 火文明 (9)
進化クリーチャー:アーマード・ワイバーン 8000
進化-自分のアーマード・ワイバーン1体の上に置く。
このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかったとき、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
W・ブレイカー
自分のターンの終わりに、このクリーチャーを自分の手札に戻す。
DM-09で登場した初の進化アーマード・ワイバーン。
相手プレイヤーを攻撃してブロックされなければエクストラターンを得る能力と、ターンの終わりに手札に戻るデメリットを持つ。

バーレスクの進化元として、ジャベリン・ワイバーンは優秀な種。
バーレスクの妨害となるブロッカーを撃破できるからである。

ターボバーレスク構築の際には、間違いなく組み合わせられる。

エグゼズ・ワイバーン UC 火文明 (3)
クリーチャー:アーマード・ワイバーン 5000
スピードアタッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分のターンが終わる時、このクリーチャーを自分の手札に戻す。
DM-06で登場した最軽量のアーマード・ワイバーン。
相手プレイヤーを攻撃できないが、タップしているクリーチャーを攻撃でき、速攻デッキの殴り返し要員としても使える。

ジャベリン・ワイバーンとはライバル

ジャベリン・ワイバーンはパワーが高く、アンタップキラーも付いている。
それに対しエグゼスはコストが軽いうえ、スピードアタッカーなので、比べてみると一長一短。

好みに合った方を使おう。

電脳聖者タージマル UC 光/水文明 (3)
クリーチャー:イニシエート/リキッド・ピープル 4000+
ブロッカー
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
火のクリーチャーとバトルする時、このクリーチャーのパワーは+4000される。
DM-10で登場したリキッド・ピープル/イニシエート。
火のクリーチャーに対してはパワーが強化されるブロッカー。

聖拳編で登場して以降、しばらくの期間はジャベリン・ワイバーンを脅かしてきた。
何故なら、パワーの面ではジャベリン・ワイバーンを上回るうえに、環境での採用率も高かったからである。

だがインフレが進むと、ブロッカーに対しての強力な対策カードが次々と登場。
ブロッカーの採用の競争は激化し、タージマルは付いていくことが出来なくなっていた。

そのため、覚醒編環境あたりになってくると、環境での出番はなくなる。
なので、ジャベリン・ワイバーンが脅かされることは無くなった。

ウォルタ R 水文明 (3)
クリーチャー:サイバーロード 1000
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。

DM-02で登場したサイバーロード。
アタックトリガーで一枚だけドローができる。

ジャベリン・ワイバーンのフレーバーテキストにて登場。
ジャベリン・ワイバーンを批判している。まぁスペック的にはウォルタは勝ち目がないし。

なお後に《雷光の使徒ミール》と合体した《電磁聖者ウォルミル》というクリーチャーも登場。
だが、どちらにせよジャベリン・ワイバーンの標的となる。

補足

背景ストーリー

背景ストーリーでは、サイバーロードのウォルタがジャベリン・ワイバーンのことを「小賢しい」と語っている。
なので、超獣世界でも水文明に対しての脅威となっている模様。

だが超獣世界初期のサイバーロードの方が、他文明から見るとよほど『小賢しい』存在そのものの気がするのだが…

海外版

海外版DMでも、ジャベリン・ワイバーンは登場。

しかし、日本版に比べると性能が調整され弱くなっている。
イラストも、同じアーマード・ワイバーンでありながら姿は大きく異なっている。

そのスペックがこちら。
Ruthless Skyterror C 火文明 (4)
クリーチャー:アーマード・ワイバーン 6000
このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーは、タップされてない水のクリーチャーを攻撃できる。



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最終更新:2024年08月08日 09:08