アイロス星人

登録日:2014/10/19 Sun 17:34:28
更新日:2025/06/06 Fri 21:57:08
所要時間:約 2 分で読めます





アイロス星人とは『ウルトラセブン』の第13話「V3から来た男」に登場した宇宙人
別名:宇宙鳥人
身長:ミクロ~30メートル
体重:約0~1万3000トン
声:矢田耕司

既に星全体が荒廃してしまったアイロス星から地球侵略のためにやって来た宇宙人。
「宇宙鳥人」の異名を持ち、その名の通り翼を開いた鳥のような姿をしている。
上部が分離可能な青い円盤で地球にやって来た所、宇宙人の侵入を防ぐための「ステーション・V3」に発見され、キリヤマ隊長の親友でもあるクラタ率いる部隊に追跡される。
追って来たステーションホークの内2機を撃墜したものの、戦闘で燃料を使い果たし不時着。
クラタに合流して捜索を行っていたウルトラホークを不意打ちし、フルハシ隊員とアマギ隊員を捕らえてその偽者を作り基地にある固形燃料を奪おうと企む。

しかし、偽者がダンに倒されて失敗すると今度は捕らえている二人を人質として燃料を渡すように脅迫。
燃料を渡せば人質を返すと言ったが約束を破り攻撃を仕掛ける。
だが、キリヤマ隊長とクラタが見事なコンビネーションを披露して攻勢に出ると、遂に自らが巨大化して出現し同じく登場したウルトラセブンと対決。
口から連射する光弾マウスショットや翼を使っての突風、両手を合わせエメリウム光線を防ぐ、回転して行う防御でアイスラッガーを跳ね返すなどして善戦したが、隙を突いたワイドショットには敵わず倒された。
空中戦を繰り広げていた円盤もキリヤマ隊長とクラタに撃墜されている。

姿が宇宙人というより怪獣で、カプセルから出現したことからこの回に登場したのはアイロス星人本人ではなく、
護衛や破壊活動のために星人が連れてきた「アイロス星獣」と言う怪獣と言う書籍も存在する。
準備稿では、円盤から姿を見せないシリウス星人とその配下の怪獣アイスキュロスとなっていた。
決定稿ではアイロス星人は等身大で登場し巨大化後、赤黄青の三体に分裂する。
デザイナーの成田亨は「星人とも星獣とも判別しにくいデザインにした」と証言している。

名前の由来は古代アテナイの3大悲劇詩人アイスキュロスから。

堂々と正面から地球に乗り込もうとしたり、不時着して潜伏するどころか人質をとって脅迫を行うなどかなりの武闘派の宇宙人である。

書籍『ウルトラ怪獣入門』に掲載された「ウルトラ怪獣利用作戦」では怪獣気象庁として都市部のスモッグを散らす活躍を見せている。

ゲーム『ロストヒーローズ』ではアジト・キューブの雑魚敵として登場する。

アイロス星人が作り出した偽フルハシ&アマギは、基本的に怪獣図鑑には載せてもらえず、アイロス星人が登場するゲーム等でもスルーされる事が多いが、『ウルトラ警備隊モンスターアタック』の「V3から来た男」のステージでは、彼らが敵キャラとして登場している。



追記・修正は固形燃料を奪ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年06月06日 21:57