高峰みおん

登録日:2016/04/23 (土) 4:25:00
更新日:2024/03/17 Sun 13:25:22
所要時間:約 12 分で読めます





みおん、Switch On!




高峰みおんは『プリティーリズム・オーロラドリーム』の登場人物。CV:片岡あづさ
1997年3月3日生まれの14歳の少女。魚座のB型。アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。
オーロラドリームにおける3人目の主人公であり、学年はあいらとりずむの1つ上。
そしてプリティーリズムシリーズを通して最強クラスのプリズムスタァの1人である。



◆概要
外見は金髪のボブカットに深い碧眼の瞳の美少女。ファッションはパンツスタイルと紫のカラーを好む。
絶大な人気を誇るファッションモデルだったが、突然プリズムスタァへの転身を宣言。
オーロラドリーム1話はみおんがプリティートップからデビュー公演を行うところから始まる…はずだったのだが?


性格はクールかつ小悪魔的。ダンス、ファッションセンス、歌唱力、プロ意識の全てにおいて超一流であり、スタァとしての輝きは他の追随を許さない。
その反面その意識の高さもあって高慢で我儘かつ気まぐれ。観客やカメラの前では完璧な姿を見せるが、実際のみおんに対しては反感を覚える者も多い。
そんな外野を黙らせるほどの実力を有するところが厄介なのだが…

当初は同じく我の強いりずむに反発され、あいらが2人を仲裁しようと四苦八苦していたが、そのかけ離れた実力から足並みが揃わずにいた。
しかしある出来事からお互いに歩み寄り、対等の友達になっていく。
あいら、りずむとは後にプリズムショーユニット兼アイドルチーム『MARs』を結成し、共に活動していく。
ポジションとしては常に一歩先を行く天才型の3人目
仲間になってからは最後まで頼もしい存在として目覚ましく活躍してくれた。

また滝川純のポエマーなアドバイスを齟齬なく理解できる数少ない人物で彼に片思い中。
「Callings」のワタルからは好意を受けていてみおん自身も悪くは思っていないが、扱いは割とぞんざい。






◆来歴
デビュー公演の予定が突然の失踪。みおんの穴を埋めるため純の独断であいらとりずむをステージに上げることに。
その後もみおんは反省した様子もなく気ままに海外を旅して周っていたが、あいらとりずむにはそれなりに興味を持っていたようでひそかに観察しており、2人が参加したティアラカップにも観戦に来ていた。

決勝前にみおんは無人になっていた2人の楽屋で出場スタァによるあいらたちのプリズムストーンを隠そうとする工作現場に居合わせる。
恨み言をぶつけられるものの、しかしその行為を制止するわけでもなく、みおんは関わりたくもないとばかりに

「あんたたちが持ってないのは才能でも実力でもない。プロ意識よ」

「そんなことをしても一生あの二人には勝てないわね」

と冷徹に切り捨て、その場を去った。
そして残っていたコーデをりずむに渡し、普段着で挑んだにもかかわらず優勝を獲ったあいらに触発され、みおん、まさかの乱入。
ハイクオリティなショーで観客を圧倒し、当然結果は変わらなかったものの「持って行った」。

14話ではあいら、りずむとそれぞれデュオショーを演じるが2人の「みおん様に気に入ってもらうためのコーデ」と「オーロラライジングを跳ぶためのプリズムショー」という「お客様」の存在が入っていないプロ意識の欠如したステージに対し厳しく説教。2人は何の反論もできずへこまされた。

その後はキャラからは想像できないラブリーな歌詞を書いてみたり、無理矢理ケーキ作りに駆り出されるも速攻でコツを掴んでテキパキと作業したりと多芸天才っぷりと意外な情深さが明らかに。そして家族と離れているがゆえの孤独の寂しさも…



デュオが条件のサマークイーンカップに向けて、プリティートップからは最も実力のあるみおんの出場は既定事項のため、残り枠一つをあいらとりずむのどちらかから選ぶことに。しかし、みおんはお互いの同調を考え、自身は出場せずあいらとりずむのペアを出場させた。しかしみおんはあいらとりずむのペアが抱えていた問題点に気づくことができず、「せれのん」に敗北。ピュアホワイトウェディングは彼女らの物に。

「隣にいるお互いを見つめ合ってしまって、前に進むことを忘れてしまった」

「私達は同じ方向を、同じように前を見ながら進まなくちゃいけなかったの」

「もっと早く気が付くべきだったのに…優勝できなかったのはみおんの責任よ…!」

そして、みおんは堪え切れず涙を流しながら2人に謝罪する。一番自分勝手だったのは自分だったと反省を口にして。
3人は共に涙し、ようやく確かな絆を育み始めたのだ。

22話では同じスケート座の女神星の輝く日に生まれたあいらとみおんの誕生日を祝おうと慣れないイベントを成功させるため奔走すると共に、自分だけ別の誕生日(スケート座の祝福を受けていない)ことに疎外感も抱くように。またここでその『みおん様』って言うのやめて。『みおん』でいいと自分から言い出しデレた。

3人チーム「MARs」を結成してからは芸能活動歴の長さから他2人をフォローしていく。
お泊りイベントで親交を深めるも、りずむの口から「オーロラライジング」への執念とその動機である神崎そなたの娘であるという事実を聞いてからは頑として反対の姿勢を取る。りずむも譲らず険悪なままお泊り会を終えるも、決意が本物であるとわかると「絶対に無理に飛ばないこと」を条件に協力するように。結局はみおんは友達が心配だっただけなのだ。




28話では「MARs」はメイド服を装い秋葉原のカレー屋を取材することになるのだが、ノリノリのあいら、りずむに対しみおんだけメイド服に着替えることを拒否。今まで築き上げた「自分のカリスマイメージを壊せない」という意識の高さから。

取材を行った「一徹カレー」の主人もまた頑固一徹。しかし秋葉原において時流に乗らないこの店から客足は離れ、経営は苦しくなるも、それでも「味を変えてまで店を続ける気なんか無い」と頑なに考えを変えない。みおんと類似したその凝り固まったスタイルに気付いた彼女は店を出て、あれほど嫌がっていたメイド服へ着替えると再び店内へ。
自分だけではできなくても仲間がいれば変われる。誇りを「拘り」で終わせてほしくない。40年も続けてきた本格カレーの店をそののせいで諦めるのではなく、変わってしまった街の良い所を見つけてやっていくべき。自分がそうだったようにあなたも変わることができる。それでも動かない主人をみおんはショーに招待する。

「あいらとりずむのおかげで、みおん変わることができたんです。店長さんだって変わることができる!」

ショージャンプではミツバチを伴うみおんがヒップからハチミツ壺が出現。そして投げキッスを届ける「はちみつキッス」。
その後、また収録を行い、その流れでお店を手伝うことに。「一徹カレー」には従来の本格派カレーの他、新メニューの辛いものが苦手な人でも食べられる「はちみつキッスカレー」が追加。それはつまり、主人がみおんの言葉を受け入れ変わることを決意した表れである。
頑固な主人とみおんを重ねることでみおんの成長と変化がわかりやすく表現されている。


29話では新曲の振り付けに四苦八苦しているところに、純がニューヨークから訪ねてきたみおんの旧友ユリを連れて来る。
みおんはプロのダンサーであるユリに振り付けの指導を乞おうとするもりずむは反発。
久方ぶりの喧嘩で2人は決裂してしまう。
あいらはユリと2人になってしまうのだが、ユリからみおんのニューヨーク時代の話を聞くことに。ニューヨークでも頑なだったみおんの心を開いたのは「ダンス」を踊るのが好きという共通点。それでも素直に仲間に入れてと言えない天邪鬼っぷりがみおんクオリティ。
ユリはみおんが「りずむのために」振り付けを自分にお願いしたことをバラし2人は無事和解。振り付けはりずむの案を元にユリに指導をもらうことに。
ショーを終えてからは「自分がナンバーワンと思ったらそこまで。ナンバーワンはその先にある」とみおんにアドバイスを送り、ユリは笑顔で帰って行った。





40話からは来たる「プリズムクイーンカップ」に向けての気合入れと共に3人は大会のルール説明を受ける。
この大会は一発勝負ではなくポイント制であり、決勝に進むのはプリズムクイーンシリーズの大会でポイントを多く獲得したスタァであるということ。
そして阿世知が言うにはクイーンを目指すには「オーロラライジング」の習得が絶対条件であろうことも。しかし、

「オーロラライジングを上回るプリズムジャンプだってきっとあるはず!みおんは他人の敷いたレールを歩くつもりはありません!」

これまで一貫して物語の中心にあったジャンプを「知ったことか」とばかりに真っ向から超えると意気込みを見せる孤高のスタァみおん様。
そしてその強気な姿勢はかつての阿世知と同じであった。とはいえ阿世知の場合はオーロラライジングを飛ぶことも、超えるジャンプを見つけることもできず縛られたまま舞台を去ってしまったのだが…そんな似ている彼女だからみおんのわがままを多少許していた面もあったのかもしれない。
みおんは好きにしろと阿世知から命じられ、まずは国内でのソロ実績を作るため、ニューイヤーカップにエントリーする。

しかしその大会に突然現プリズムクイーンの富樫かりなが参戦。「オーロラライジング」こそ飛んでいないものの、神崎そなたが失踪してから9年連続でクイーンを防衛した現役最強のプリズムスタァとの対戦。
かりなの目的はクイーンを継ぐ後継の選定。自らに打ち勝ったみおんにかつて阿世知から預かったピュアフレッシュウエディングのストーンを手渡し、責務を全うしたクイーンは晴れやかな顔でプリズムスタァを引退していった。
そしてかりなの気概を受け取ったみおんは武者修行を兼ねて、クイーンズカップのポイントを稼ぐためあいら達と離れて単身海外に渡航していった。





海外の大会を荒らし回r…もとい巡る一方、かつて逃したサマークイーンカップの賞品であるピュアホワイトウェディングをりずむに譲ってくれるよう、セレナに頼み込むも跳ね除けられ、頭を下げてまで懇願する。あのみおんが仲間のためにプライドすら度外視するまでになった。
実を言うとセレナはストーンに拘りは無かったのだが、みおんと真剣勝負をするため耐久プリズムダンスバトルを申し込む。
結果は両者体力切れによる転倒で引き分け…と思いきや執念で踏み止まったみおんの勝利。この回のみおん様はやたらかっこよくて困る。



45話では武者修行の中でオーロラライジングを超えるジャンプの発想に行き詰り、突如出現した純に連れられ故郷ブエノスアイレスに帰還。
そして純の取り成しでみおんは両親と久しぶりに再会する。まるでヒロ様ばりの便利キャラっぷりである。いや逆か。しかしみおんを見つけるなり走って飛んで抱きついてくるみおんママかわいい。
この日の夜、みおんは3人で食事をとるが、その機会をセッティングしたのが純だとわかると途端に表情を曇らせてしまう。それは忙しい両親の事情を幼い頃から理解していたため、2人に迷惑をかけないようみおんなりに考えて生きてきた弊害。この時の会話からわかるように、みおんは両親に甘えることになれていないが、幸か不幸かみおんは1人でも充分にやっていける能力があった。ゆえに必要なのは愛を確かめる親子の語らいなのだろう。
そして、みおんは両親の口からみおんも「スケート座の女神星の祝福」を受けて生まれた(日本とブエノスアイレスでは星座の時期がズレる)ことを聞き、感涙。自分もあいら、みおんと同じだと感じることで心の壁が氷解した。
翌日、純と共に「スケート座の女神のステージ」を見るべくひたすら山を登り、夜明け前についに雲海に浮かぶ氷のステージを目撃する。


「…ダイヤモンドダスト」

「宙を舞う氷の欠片は日の光に照らされることで姿を現す」

「冷たい氷の輝きと、暖かな日の光。この2つがなければダイヤモンドダストは輝かない」

「みおん、答えはお前の中にある」



時間は飛んでアルゼンチンカップのステージにみおんは到着。そして再びセレナとの一騎打ちが始まる。

「クールなみおんも、あいらやりずむと一緒にいたいって思うみおんも、全部本当のみおん」

「日の光があるからダイヤモンドダストは輝く。きっとこれがみおんらしさ」

「みおんの光」


氷の大地を内からの噴火で砕き、空中に四散した煌めく氷の礫の中心でみおんは笑みを浮かべる「シャイニーダイヤモンドダストバーニング」。
セレナを下し文句なしの優勝。それでも期限まで技を磨くため日本に帰る純を見送った。

46話ではオーロラライジングに呑まれかけたりずむを助けるために飛翔するあいらの元に突然駆けつける。
3人の絆によってりずむを助け出すことに成功した。





決勝出場には充分なポイントを保持していたため予選には出場せず。
そして決勝にてかなめ、りずむに続く3番手としてかりなから受け継いだピュアフレッシュウェディングを纏い満を持して登場。
誇らしげな、嬉しそうなかりなの表情がなんだか感慨深い。
みおんの繰り出した最高のジャンプ「エターナルビックバン+ビューティフルワールド」地球を火砕流が包みこみ一点から全方位に広がるビッグバンを引き起こす。天地を新たに創造し、みおんは広大なお花畑に舞う蝶と化す。正真正銘これまでの最大スケールジャンプ。これぞ高峰みおん。

ポイントは全ての要素がフルマークの10000/10000カラット。
宣言通り名実ともにオーロラライジングを超え、この時点でプリズムクイーンはみおんに確定した。
しかしみおんの表情に驕りはなく…



そして、あいらの起こした「奇跡」を見届けたみおんは得点が発表される前に得心したようにあいらの立つステージに歩み始める。
審査員が出したあいらの得点は「採点不能」。しかしみおんはあいらの腕を取り、空に掲げさせ…


「ウィナーはあなたよ。春音あいら!」




ここに新たなプリズムクイーンが誕生した。











最終話では海外に旅立つ純を見送り、恋に終わりを告げた。
みおんはこれからも我が道を走り続けていくのだろう。







◆使用したプリズムジャンプ
ドレミファスライダー(第12話)
ゴールデンスターマジック(第12話)
スターダストシャワー(第14話)
ときめきメモリーリーフ(第14話)
はちみつキッス(第28話)
ミラクルマキアート(第40話)
シャイニーダイヤモンドダストバーニング(第45話)
エターナルビッグバン+ビューティフルワールド(第50話)





◆余談
春音あいらと天宮りずむのダブル主人公で企画が進行していたところに、急遽追加された第3の主人公であり、その為主人公にもかかわらず本格的な出番は12話から。
なぜってCGができてなかったから。中の人は出番がない回でもスタジオに待機してたとか。

父親の名前は「ピエトロ・高峰」なのでおそらくイタリア系の血を引いている。

ファンからは時折「田中」呼ばわりされる。理由はサマークイーンカップ前のあいらとのデートにてそう名乗ったことから。


長いプリティーリズムの歴史において、奇跡を起こしたスタァはいても満点を獲ったのは後にも先にもみおん様だけである。






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最終更新:2024年03月17日 13:25