秋葉原

登録日:2012/05/02(水) 08:18:31
更新日:2021/10/01 Fri 13:39:44
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Aki(ba)(ha)hara

●東京都台東区にある地区。秋葉原駅から北へ大体400m。錆びれた街。

本来の読みはあきばはら。
だが駅名はあきはばら駅。
ややこしい。
なお、現在では地名も、あきはばらと読むのが一般的である。

●東京都千代田区外神田・秋葉原駅周辺の電気街でありオタク街でありカオスな街の事である。
大阪日本橋と並び東の秋葉原・西の日本橋と呼ばれる有数の電気サブカル街。
最早日本人でその存在を知らない人は居ない街。日本どころか世界中のオタクの人にも知られる程の知名度を誇る。
知名度だけで規模と洗練度は大阪日本橋と愛知大須の方が上であるという意見もあるが、首都圏ゆえの物流の多さと早さにアクセスの良さ、土地を贅沢に使い多方面に店舗を構えている各ショップ等、
決して上ふたつに負けていない強みも持っている。
タグの通り「実はいうほど広くはない」のだが、店舗の密集度では確実に秋葉原が上である。

その歴史は古く明治の始め頃、この地が火災の緩衝地帯の空き地に秋葉の原や秋葉っ原と呼んでた事によりこの地が秋葉原になった。
明治中頃に日本鉄道線(現在の東北本線)の秋葉原貨物駅が開業、明治後期に中央本線のターミナル駅の万世橋駅(現在は廃止)が開通し、東京の鉄道の要衝地として栄える。
その後は空襲で焼け野原になったり闇市になったりしながら1965年に神田に書泉ブックマートが出来たりしながら、
1974年辺りには現在と殆ど代わらない秋葉原になった。
※詳しい歴史は本家や某笑顔等で調べて下さい。


電気街の秋葉原
近くに東京電機大学がある事が影響し、電気街として発展していった。
ラジオ会館等の電子機械・電機機械専門店が建ち並び『此処で買えない電機部品は無い』と言わしめる程の規模になった。
ここまで規模の大きい電気街は世界的にも珍しく、業者から一般観光客まで幅広い外国人が電化製品や部品を買いに来る場所である。
現在ではPCの普及によりパソコンパーツのイメージが強いかもしれない。


サブカルの秋葉原
現在は電気街よりも知名度・イメージ・目的はこちらの方が多い。
電気街という【素人お断り】の店は一般人には近付き難い。
だがラジオ部品から始まりテレビ・ビデオなどのメディアハード関連商品を扱えば、長じてビデオソフトやテレビゲームの取扱に至るのは自明の理であった。
ここからアニメ等のサブカルを好んだ若者が集まり始めたため、関連品としてサブカルチャー商品の取扱も発展していった。
当初はついでだったのである。まさにどうしてこうなった。
ところが2000年代には電気街よりもサブカルチャー系の店舗が軒を連ね、訪れる人もサブカルチャーが大衆化したり海外に発信した事も影響し、
多種多様の人が訪れる街になる。『アキバ系』や『オタク』もこの辺りから言われ出した。
この頃はエロゲーやエロ同人の立て看板*1が平気で歩道に立ち並ぶ等もしていた。


自重しない鉄則の秋葉原
歩行者天国も行われているが2008年以前は正にカオスでコスプレやらメイドやらステレオタイプのオタクやらが一般人に混じっている状態。
更に2006年までは鉄道オタクの聖地、交通博物館が秋葉原近くにあり、鉄道オタクまで混ざり合う超カオス状態。
しかし同時にパフォーマンスとは名ばかりの露出行為を行う女性が逮捕されるなど、悪い意味でも無法地帯だった。
無差別殺傷事件の後に休止したが2011年から日曜日のみで再開した。しかし、08年以前のカオスさは良くも悪くも漂白されている。
更に闇市から始まっているので店も余り自重しない。

だが鉄則は本物で秋葉原にある店舗間で決まり事があり、それを守りながら販売をしている。


実は交通の要所秋葉原
秋葉原は様々な鉄道網が通る交通の要所でもある。
秋葉原駅には
  • 山手線
  • 総武線
  • 京浜東北線
  • 日比谷線
  • つくばエクスプレス
が通っており、駅も東西南北に十字の形をしている。
更に秋葉原周辺にも地下鉄が通っていて鉄道網としてはかなり優遇されている土地である。
鉄道だけでなく、東京スカイツリーや東京ビッグサイトへの直通バスも出ていたり、ビジネス街につながる高速道路の出入口もある為、車の通行量もそれなりに多い。
某高架下でトラックが詰まるのはもはやお約束である。


かつては鉄道ファンの聖地であった交通博物館が戦前より存在したが、建物の老朽化により大宮の鉄道博物館に移転。
施設は取り壊された。

この博物館に隣接して中央快速線に万世橋という駅が存在したが戦時中に廃止され、施設が博物館に改修された。
駅舎は存在しないがホームや階段の遺構が残されており、ホームは快速線車内からも確認できる。

博物館閉館前に階段など構内の特別公開もされていた。

さらに、近くにたった開業からたった2年しか使われなかった東京地下鉄道(今の東京メトロ銀座線)の万世橋駅跡が今も残っている。
こちらは暗いため車内からは確認出来ない。

余談ではあるが、交通博物館が存在するからか、
アニメ「電光超特急ヒカリアン」では主人公達を含めた日本全国のヒカリアン達の拠点であるJHR基地(ヒカリアンステーション)は秋葉原に存在するという設定であった。


【昔】秋葉原【今】
戦前には青果市場が存在しており、物流の要所として機能していた。
秋葉原駅も開設当初は貨物のみを扱っており、1975年まで貨物ターミナルが隣接し貨物の取扱を行なっていた。

現在は量販店の台頭や老舗店舗の閉店で電気街の面影は昔よりも薄く、
代わりにアニメを中心にサブカルチャーの店が多い。
少し前は飲食店が殆ど無く、そこから生まれた『おでん缶』が飲食店代わりだったが現在はそこそこ飲食店はある。
上記に書いた通り1974年辺りから殆ど変わってないので殆どの建物が老朽化している為、再開発真っ最中。
秋葉原っぽくない店やマンションも建ちはじめた為、この先秋葉原が違う街になるかも知れない……。
更に2020年から世界的に蔓延しているコロナウイルスの影響で一気に利益減少した店舗の撤退が相次ぎ、駅前一等地のビルが丸々がら空きになる事態も発生している。

因みにあの特徴的な秋葉原の風景は駅の西側、中央通りになる。勿論駅の反対側も秋葉原なのだが殆ど秋葉原っぽくない。
ちなみにその中央通りも歩いてみると実際は大して距離はない。



■世代差■
上記のような発展を遂げてきた街のため、実は「アキバ系」と言っても様々な種別がある。


  • 平成サブカル派
よく出る「アキバ系」がこれ。
アニメ漫画を好みアイドルの青田買いに走る。AKB48のファンも多い。
フィギュア、カードゲーム、ビデオゲームなら任せろ!

  • 旧サブカル派
アニメ漫画は好むがメイドやアイドルは興味が無い層が多い。主に中年層。
バスケコートがあった頃と言い出すのはこの辺り。
昔のアキバはこんなカルい街じゃ無かった……寂しくなったな。
だからと言って今の秋葉原をバカにしているだけではいけないぞ。

  • 電気野郎
孤高の一派。歴史は最も長い秋葉原系。
アイドルもアニメにも興味を持たずに部品買い。中高年層に多い。
かつてはやんちゃをやっていたが今は落ち着いた大人が多いので、尊敬している若者も多いはず。
秋葉原は好きだがメイドやアイドルやアニメ漫画が好きなワケじゃない!両方好きだぞという人もまぁまぁいる

勿論これらの属性を複数、ないし全て兼ね揃えている剛の者も多い。
色々な人間が集まるのがこの町の利点であり、欠点であるのだが、新しいものを否定せずに受け入れてみるのも悪くはないだろう。

■名所■
●電気屋
専門店から量販店まで様々な電気屋が現在も軒を連ねている。
DELL・ソフマップ・石丸電気・ヨドバシカメラ・オノデン・ドスパラ・ヤマダ電機・LAOX・サトームセン・ビックカメラ等。

●同人ショップ等サブカル系
今や秋葉原の代名詞。表通りから裏道まで様々な所にある。
アニメイト・メロンブックス・とらのあな・ゲーマーズ・まんだらけ・リバティー・コスプレ専門店・メイドカフェ・コトブキヤ・イエローサブマリン……等。

●飲食店
現在は少なかった飲食店も着実に増やしている。
サンボ・ゴーゴーカレー・吉野家・マクドナルド・ケンタッキー・ドトール・肉の万世・モスバーガー・てんや……といった実用性の高い店舗の他、
実は神田から続くラーメン激戦区だったりする……等。
500円から1000円くらいの予算で肉やラーメン等濃いものが食いたいというなら秋葉原に行こう!

●その他
カオスな街には似合わない店舗も更にカオスにする店舗もあるのが秋葉原。
武器屋・サンボ・ワシントンホテル・AKB48劇場・東京アニメセンター等。

  • 電器店のDVDコーナーやDVDショップでは毎週末グラビアアイドルやAV女優のサイン会が開催されている。
    特にデビュー直後の初サイン会は秋葉原ってのは定番。

  • 隣の御茶ノ水までは歩いて行けるので、散歩ついでに古本の聖地、神田神保町まで行くのもいいかもしれない。


ラジオ会館前でも明らかに浮いた格好をした若者によるアンケートを称した詐欺や、バックに半グレの付いた違法カフェ&バーなど現在の秋葉原は歌舞伎町に劣らぬ犯罪の温床にもなりつつある。

  • また、ヨドバシやカードショップ等で見知らぬ人と連絡先を交換してはいけない。

こちらは連絡先を聞き出して、後日に宗教などの勧誘を行おうとするので注意。

  • 秋葉を渋谷のようなオシャレな町に変えようとする悪の組織と戦うヒーローがいるらしい。

  • ゲーセンはそこまで有名ではないが、SEGA系列が4店舗(うち一店舗はプライス中心)。レジャーランド2店舗や普通のタイトーステーションもなんかがある。
    中でも秋葉原Hey*2の2Fは全一クラスがゴロゴロ存在する魔境として有名、配信台もあるよ。
    ・トレーディングカードゲームショップも充実。
    カードキングダムやトレカの洞窟にホビステ等、上げだすときりがない。
    ラジオ会館も1階、2階部分はほぼカードショップとなっている。
    時間があるなら目当てのカードが少しでも安い場所を探すのもなかなか楽しい。かつてエターナルアミューズメントタワーという店もあったが閉店してしまった。

  • 東京の十八番である高層ビル群も多い。
    特に駅前の秋葉原UDXと明治安田生命秋葉原ビルではイベントも重点的に行われている。
    ヨドバシカメラも巨大店舗となっており、大都会東京のパワーをひしひしと感じられる。
    割とおしゃんてぃな飲食店や店も多いので、お金に余裕があるならたまには食べても良いだろう。

  • その秋葉原UDXはでかいスクリーンで有名だが実は大型複合施設となっており、1階部分は銀行などの金融機関と交番と駐車場。
    2階から行ける場所としてはサブカルグッズを扱っているショップに絵画展などが開催されているイベントスペース。奥には少し高級なレストランが立ち並んでいる。
    特にイベントスペースはコミケで販売されたばかりの同人誌の委託販売イベントが開催されており、2回戦の開催場所として重宝されている。
    ちなみに上の方はオフィスビルとなっており、一時期良く言われた「秋葉原がビジネス街になる」噂の動機となっているが、実際はご覧のあり様である。


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最終更新:2021年10月01日 13:39

*1 パッケージや表紙のエロ絵が大量に道端に並んでいた

*2 Hirose Entertainment Yardの略、タイトー系列