ポンメルン・ベットナー(グラブル)

登録日:2017/10/29 (日) 13:26:30
更新日:2022/05/02 Mon 19:26:41
所要時間:約 7 分で読めます




帝国をナメるな……ですネェェェェ!

ポンメルン・ベットナーとは、ソーシャルゲームグランブルーファンタジー』に登場するキャラクター。
エルステ帝国の軍人で、階級は大尉。一人称は「吾輩」。
機密の少女ルリアを連れて逃亡した元部下のカタリナを追って、主人公の住む辺境の島ザンクティンゼルに攻め入る。


プロフィール

種族:ヒューマン
CV:横島亘
年齢:47歳
身長:176cm
趣味:ヒゲの手入れ
好き:エルーンの作る酒
苦手:油っこい食事



概要

マッシュルームカットの焦げ茶色の頭髪にチョビ髭と跳ね上がった顎鬚が特徴的な中年男性。「~ですネェ」が口癖。
のどかな田舎村である主人公の故郷に対して、実行こそしなかったものの「村ごと消し去ってしまえば証拠は残らない」と言い放ち、
更にルリアを守るため手向かった主人公に魔物・ヒドラをけしかけて殺害するなど、典型的な悪役として物語の開幕を飾る。
ついでに彼とカタリナ、ルリアの乗った帝国の戦艦がザンクティンゼルを訪れた理由が、この島にある星晶の祠を探すためであること、
カタリナがその隙に乗じて逃亡したことなども説明してくれる。
(この星晶の祠に関しては後々お世話になることになる)
彼が主人公を殺害したことで主人公はルリアと命がリンクしそれを解除する方法を探すために二人は星の島イスタルシアを目指すことになる。
ある意味、ポンメルンがいなければ『グランブルーファンタジー』の物語は始まらないといっても過言ではない重要人物。
物語『三国志』に例えるなら、黄巾党のようなものである。


以下ネタバレあり












公式サイトには
「序章でルリアとカタリナを取り逃がしたことで失脚し、以後は魔晶の研究に全面協力しつつ、カタリナ達を追う復讐の鬼となる」と記述されている。
水の島アウギュステでは確かにカタリナへの復讐に燃える様子を見せたが、実はそれ以降はそこまで復讐にこだわっている様子もなく、
また失脚したとはいえ大尉の階級や指揮官の地位を剥奪された様子もない。
展開上の都合と言ってしまえばそれまでだが、作中での理由を推測するなら「一度の失敗程度では用済みと判断されない程度には優秀だった」というところだろうか。
もしくは人手不足
事実、部下からの人望が厚い描写は至る所で出ている。
また一度は復讐鬼となったものの、アウギュステ以後は頭が冷えたのか、冷静かつ忠実に任務を果たす軍人として行動していく。

蒼の少女編の終盤では、宰相フリーシアの命令に忠実に従いつつも、危険な星晶獣アーカーシャを利用しようとする彼女の真意を次第に疑うようになる。
そして、帝都アガスティアでの主人公たちとの最後の勝負に負けた後、フリーシアが帝都の全住民を犠牲にしようとしていることを明かされる。
深い葛藤の末、リアクターの影響で住民たちが昏倒するのを目の当たりにして、ついに主人公たちへの協力を決意。
タワーの扉を開け、最終決戦への道を開くのだった。

フリーシアの野望が砕かれ、エルステ帝国が崩壊した後は、指導者を失って無法地帯と化したアガスティアの住民たちを守る自警団を組織。
その後は秩序の騎空団の団長代理のとある女性と会食し、彼女に道を示したり、
帝都へ舞い戻ったフリーシアの暴走を止めるために主人公たちに再び協力。
フリーシア捕縛後は、女王オルキスの帰ってきた新生エルステ王国で元帥の地位に就いた。



人柄

良くも悪くも、忠誠心が厚くブレない軍人。
物語の序盤で人道のために国家に背いたカタリナとは対照的に、たとえ人の道に外れてでも軍人の本分を貫く信念の持ち主。
帝国への敵対者に対しては容赦がなく、機密の少女を奪還する邪魔をした主人公を容赦なく殺害したり、目的のためなら人の住む島を沈めることすら辞さない。
アニメ版ではルリアがグランから贈られた髪飾りを握りつぶして絶望させるという外道行為を行い、漫画版ではルリアを「化け物」と呼ぶなど、邪悪な一面を見せつけている。

一方で、部下や自国民に対しては極めて誠実。
帝都の民からも非常に慕われており、部下たちや町人とよく鍋を囲んだりしていた。
任務の関わらない時の素の人柄もどちらかといえば温厚で、偶然酒場でローアインたちと出会った時も、
「帝国に仇なす者と馴れ合うなど」とぶつぶつ言いながらも振る舞われた飲み物を拒むのは無粋として快く受け取っていた。

上からの命令には忠実で、たとえ非道な行為だろうと躊躇しないが、よくいる上の命令に無批判に従うだけの思考停止型の軍人ではない。
自分の意志で状況判断し、それが最善と思えばずっと敵だった主人公や反逆者であるカタリナともあえて手を組む柔軟さも持っている。
アニメ版2話でも、ルリアの召喚したバハムートにヒドラが倒されるのを見て、腰を抜かしつつも、部下たちに即時撤退の命令を出している。
これが同じ帝国軍のフュリアス少将なら部下たちを盾にして自分だけ逃亡していたことだろう。
慌てたり腰を抜かしながらも的確な指示を部下に飛ばす辺りはさすがというべきか。

帝国崩壊以後はずっと主人公たちに友好的だが、それはあくまで主人公が帝都の民を守るのに有益な存在だと判断しているからである
行動原理自体は序章で主人公を殺害した時とまったく変わってはいない。
事実、サイドストーリー「若き義勇の振るう剣」ではなかなかの邪悪っぷりを見せている。
無料、AP消費無しでプレイできるので悪いポンメルンが見たいときはぜひ。
もしも今後、何らかの理由で主人公がエルステ王国と対立することが仮にあったならば、たとえ一時手を組んだ間柄でもポンメルンは躊躇なく再び殺意を向けてくることだろう。

なお、期間限定のバレンタインホワイトデーボイスでは妻帯者であることが分かる。一応敵であるジータに妻の事をデレッデレに語るあたり、夫婦仲も良好な愛妻家。



能力

ストーリー上では序章から登場するポンメルンだが、ゲーム上でのボス敵として対峙するのはアウギュステ列島が初めてとなる。
この時は星晶の力を応用して帝国が開発した兵器・魔晶を使って変身して襲ってくる。
巨大な鎧武者の姿はなかなかカッコいいが、その胸の辺りにポンメルンの顔が埋め込まれているところはちょっと不気味。
フュリアス、フリーシアなど帝国の高官の多くは変身しての戦いとなるが、グラブルには生身の人間のまま対決するボスも少なくない。

属性は闇。有利属性は光だが、序盤から中盤ぐらいは光や闇を揃えるのは、攻刃武器を入手しにくいため難しく、火や水などの四属性で攻めることが中心になる。
デバフ付きの全体攻撃が厄介だが、ポンメルンの最大の特徴は「ガード」を使うこと。
これが発動している間はまともにダメージが通らず、ある程度ダメージが蓄積して「ガードがゆるんだ」という表示が出ないと倒せない。
デバフをマウントで防げて、ガードがゆるむまでダメージカットもでき、回復も持っているカタリナを使うと相性が良い。
アビリティ封じのデバフを使ってくるため、イオのクリアでのデバフ回復は使えない。
ぶっちゃけストーリー上では(主人公以外の全員を一人で気絶させる強さの筈の)ガンダルヴァさんより数倍は強い



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最終更新:2022年05月02日 19:26