クロウ(大神伝 小さき太陽)

登録日:2011/09/03 Sat 22:29:31
更新日:2025/05/31 Sat 23:37:18
所要時間:約 4 分で読めます




クロウは大神伝 小さき太陽の登場人物である。

登場タイミングはカグヤ初離脱直後である。

カグヤと別れ、貴族街を立ち去ろうとしたチビテラスの所に突如現れ警護兵から一緒に逃げるというお騒がせな初登場をする。
チビテラスの(毎度落ち込む)呼び名は
「ユー」
白ナマコちゃん、ダサクマも十分酷いが、最早外見的特徴すら入ってない。

正体は両島原に落ちた流れ星から来た月の民。
また、前作のウシワカとは非常に姿が似ている。

まだナカツクニに来たばかりなので口調は訛っており、英語が混ざる。

性格はお調子者かつ、光源氏とはまさに天と海の底の差ほどあるが、美女に弱い。特に遺跡調査団の研究員の女性にはデートを約束した程。

また、自信家でもあり、やたら「ミーに任せておいてくれ」と言う。

そのためナルシストと誤解され、顔に布を付ける際の筆しらべで「ナルシスト」と書いた人は割といたとか。

また、移動は基本低空飛行。
そのためカグヤ、マンプク、ナナミよりアイテム回収や移動において便利な面が多い。
戦闘時は、笛を吹いて援護する。

体を使った筆しらべ技は無いが、クニヌシみたいに援護のせいで妖怪素材入手に失敗等はおこりにくい。

因みに笛には刀が仕込まれている。

弱点は泳げないこと。
しかし飛べるため、イベント以外では特に意味が無い。
どこかしっかりしているように見えてツメが甘かったり、油断しがちな展開が多い。

地上に降りて間もないためか、人付き合いはまだ薄いが、旅の過程でチビテラスには最大の信頼を抱いている。

劇中での活躍

5人の相棒中で一番長く旅をする。
パッケージに載ってるクニヌシ涙目である。


遺跡の謎を追い、怨霊王と対峙する。
その後、悪路王発見後は、チビテラスとともに過去のナカツクニに向かい、そして、ヤマタノオロチ討伐を手伝い、悪路王の計画を妨害。

そして100年前のナカツクニにも行くが、突如月からのメッセージを受け取り、何か悲しみながら離脱。

その後、マンプクが母と再会した後、再登場。
以前と変わらずキザな面を見せるが、何かを悟ったかのように「運命」を多用するようになる。

そして100年前のヤマタノオロチを倒した直後に、悪路王の計画妨害に失敗した後

裏切る
以下展開ネタバレ












悪路王(堕ちたクニヌシ)側に付いた後は、運命を悲しむような発言をし、かつての仲間であるはずのチビテラスにも容赦無し。

3人の仲間がボス軍団を倒した後ついに立ち塞がる。

何か悲しみをたたえながら…。

ボスとしてのクロウ
笛を両刀ライトセイ○ーにして戦ってくる。

これまでのボスとは段違いの素早さを誇る為、回避し辛い。

しかし、攻撃をひたすら回避すると一定時間隙が生まれるため、そこの隙を逃さず攻撃が基本となる。距離が間に合わないと考えたら、一閃で攻撃も一つの手。
また、飛び道具を使ってきたら、打ち返すと隙が生まれる。

かなりの強敵だが、倒せない事も無い。









以下ネタバレ
実は彼の正体は「ウシワカ」のコピーで作られた目的は、悪路王を封印し、死ぬ事で悪路王を倒す事であった。

それを知った彼は、絶望しながらも悪路王の計画を潰せば、自身の役目をやらずに済むと考えたが、結局計画を潰せず、だったら悪路王側に付けば、生きられると考えて付いた。

チビテラスに負けた後は、また自分の運命を考える。

そして悪路王が倒されて、クニヌシから抜け出た時に、自身の体を新たな器にするように悪路王に提案する。
光の性質を宿す月の民の体はまさに悪路王が望む体であった。
勿論取り付く悪路王。しかしそれをクロウは狙っていた。
目論み通り悪路王を自身の体に入れた後彼は、悪路王によって体をありえない方に捩曲げられながらも、自身を斬る事をチビテラスに訴える。

「お願いだ。マイベストフレンド」

長き旅をしてきた相棒クロウを切る事を当然チビテラスは嫌がるが、そこでイッシャクが一喝する。

「クロウの覚悟と思いが分かんねえのか!つらくても 悲しくても やるんだよォ!クロウのためにィ!」

そして悲しみながらもチビテラスは覚悟を決め、悪路王から解き放たれたクニヌシと共に斬る…。
世界に平和が戻った後、クロウはチビテラスの仲間達に囲まれて最後の時を迎えようとしていた。

自らの正体と使命をチビテラスの相棒達に話し、いつも自分は孤独だと感じてたと語るが、チビテラスとの旅、そして出会った人達との繋がりを記憶として彼は思い出した。

そしてイッシャクが言う。

「確かにお前はコピーかもしれねえ。でもお前の冒険はお前だけのもんだ。」

「ミーなんかの為に泣いてくれるのかい?迷惑をかけたのに」
そうクロウが言うと、チビテラスの相棒達は、みんなチビテラスの相棒として繋がってる。一人じゃないと言う。


そして涙を流しながら、チビテラスの相棒達に感謝し

「…ありがとう…みんなありがとう…最後にこんな気持ちになれるなんて…これもユーのお陰だよ…ユーと冒険出来て良かった…

生まれてきて本当によかった…」

そういってクロウは力尽きた。
目に涙を残しながら…。

この場面は屈指の涙腺崩壊シーンなので是非実際に見ていただきたい。


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最終更新:2025年05月31日 23:37