ねじまきカギュー(連載版)

登録日：2011/10/29 Sat 12:00:26
更新日：2025/04/19 Sat 00:05:00
所要時間：約 9 分で読めます

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てめーらのケツはてめーらが拭け
それが実学だ

ねじまきカギューとは週刊ヤングジャンプで連載されていた漫画である。全16巻。
作者はあの『トラウマイスタ』で有名な中山敦支。
読み切り版もあるがそちらは後述。
相変わらずな狂気に満ちた顔芸、豪快な大ゴマ、たった1コマで状況がガラリと変わる展開が特徴。
「この漫画がすごい！ 2012」のランキング16位。

●あらすじ

私立花は桜木学園に務める新米教師、葱沢鴨は。怪物的女子に好かれる究極の女難体質。
そんな彼のもとに、「先生を護る」と宣言する少年、鉤生十兵衛が現れ……

●登場人物

鉤生十兵衛（かぎゅうじゅうべえ）

主人公兼ヒーロー。通称カギューちゃん。
パッと見男だが女の子な漢女。鴨の幼なじみで彼のお嫁さんになることが夢な純情少女。デレたときの可愛さは犯罪。
南家螺旋巻拳という体の柔らかい女性にしか使えない拳法を使う。
鴨に好意を持つ女子を次々落としていく一級フラグ建築士。あと隠れ巨乳。

葱沢鴨（ねぎさわかも）

ヒロイン兼アンチヒーロー。通称カモ先生。
ぱっと見ヘタレだが、教師かくあるべきという信念を持ち、生徒の為なら死ねるとまで豪語し、折れず曲がらず屈しない鋼の心を持つ漢。
そのため好意的に思う生徒も多い。怪物的女子に好かれる女難体質。
女性と付き合った事はないらしい。

綾小路エグ美（あやのこうじえぐみ）

ガングロのヤンキー。通称エグさん。皆の嫁。筋肉隆々でガタイがかなりいい。
記念すべき第一話の敵キャラで、最初のサービスシーンを披露した。その後、色々あってカギューと友達に。
バイトでお金をためてバイクを買ったり、遅刻をしなかったりと根は真面目な娘。四巻オマケで美少女化した。

山崎富江（やまざきとみえ）

文学少女。陰湿な印象を受ける。豹変すると般若と化す。
本に切れ味抜群の鉄製のしおりを仕込んでおり、投げたり斬ったりする。明らかに本に収まらないしおりも仕込んでいる。
カモ先生にフラれた後、カギューとカモ先生をSATSUGAIしようとした。そしてカギューにフラグを建てられた。
某3年3組のある生徒に似てる。

御門朱羽（みかどあげは）

カギューのクラスメイト。お嬢様。普段は人気者だが、裏では他人を貶め続けていた。例にもよってカモが好き、そしてカギューにフラグを建てられる。
正反対かつカギューラブな富江とは仲が悪い。武器はスタンガン仕込みのトンファー。

犬塚紫乃（いぬづかしの）

カモの幼馴染で従妹。見た目ロリ。かるた部部長であり、風紀委員長。古風なしゃべり方をする。規律には異様なまでに厳しい。
父親は大企業の社長で、幼いころから帝王学を仕込まれていたらしい。

山田織筆（やまだおるふぇ）

フェンシング部部長で風紀四天王の一人。紫乃とは親が主人と従者の関係で、織筆も幼いころから紫乃と共に居た。レズビアンで紫乃ラブ。
強く一途な愛、漢女、実は超美少女と、カギューとは何かと似通っており、本人もシンパシーみたいなものをカギューに感じている。

東郷・マチルダ・竜子（とうごうまちるだりゅうこ）

サバイバルゲーム部部長で風紀四天王の一人。完全無欠なマシーンのような存在。紫乃の犬で、豹変すると犬と化す。初登場時は校内で銃をぶっ放していた。
2巻おまけの彼女はすごく可愛い。巨乳である。

牙々丸恵（ががまるえ）

相撲部横綱で風紀四天王の一人。口癖は「おぃ」豹変すると鬼になる。てっぽうで人を壁にめり込ませる。だが、キレたカギューちゃんには瞬殺された。

二千恵理人（にちえりひと）

学園の理事長。黒幕。学園の唯一絶対の法、絶対個性主義を掲げた張本人。
項目最初のセリフは彼のセリフ。怪しい宗教の教祖みたいな外見とはっちゃけた口調のギャップが激しい。
全生徒のプロフィールを覚えている。前作、トラウマイスタの二千恵そっくり、というかもはや本人……むしろ本人より目立っちゃってる。

森先生

カモの同僚。妖怪ボンキュッボン。前作、トラウマイスタに登場した漆原シエナを彷彿させる外見をしている。
理事長に従いながらも、時折彼の意に沿わない行動をとる。
まともな人……と思われていたのは今は昔の話。最近は強くなったカギューを見て涎を垂らした。
更に二千恵グループ専属の殺し屋二人を瞬殺し、他の殺し屋に異物扱いされた。

宇木辺愛莉州（うきべありす）

理事長の秘書にして肉奴隷。普段はドSだが、彼と二人きりになるとマゾと化す。風紀四天王三人がかりでも歯が立たず、恐らくカギューよりはるかに強いチート。

中村窈（なかむらよう）

この作品では珍しい普通の子。引っ込み思案で、所謂イケてるグループには入れない一方、孤独でいる強さも持っていない。絵が上手く、カギューと友達になった。
まぁ中山先生がそんなありきたりキャラ出すはずがなく実は男の子。学校に入る際、性別を詐称している。最近イヤなフラグが建った。

マブルゥ

カギューの姉。カギューとは別の発条拳使いで彼女の三倍強いらしい。カギューを溺愛しているが、その愛は彼女を傷付ける者を徹底的に痛めつけるというもの。
現在、カモ先生をSATUGAIしようとしている。

二千恵衿沙（にちええりざ）

生徒会長であり理事長二千恵の娘。父親とは険悪の仲で「キモいおじさん」呼ばわりしてるボク少女。父との会話は何故か秘書の愛莉州を通して話してる。
幼いころから父にネグレクトを受けており、彼に振り向いてもらいたい一心で努力を重ね生徒会長にまで上り詰めた。
実はかなりのファザコンであり、例え虐待を受けたとしても現状よりは良いと考えるほど彼に関心を持ってもらいたがっている。

後上亜鳥（ごがみあとり）
後上貞鳥（ごがみてとり）

生徒会副会長で双子の姉妹。亜鳥は白いメイド服､貞鳥は黒いメイド服を着ている。亜鳥は常に笑顔、貞鳥は常に険しい表情をしている。
武器は共に鎖で､コンビネーションで戦うことを得意としている。バストサイズが二人とも衿沙より巨乳である。
衿沙とは姉妹同然に育った仲。実は衿沙のクローンで彼女がけがや病気をした際パーツを提供するためだけに作られた。

安吉良うな（あんぎらうな）

生徒会総務第一席。
弁髪でエグ美さん並みのガタイでチャイナ服で生足な凄まじい外見をした女性。そんな外見とは裏腹に､とてもピュアな乙女心を持っている。
腕を伸ばすことができ、相手に巻き付いたり、鞭みたいに使ったり、色々凄い。

ラム・ピリカ

生徒会総務第二席。
非常に小柄な野生児な少女で、常に巨大な狐のような動物、エペタム（野干）に乗って行動する。
普段はキャホホ、としか言わないが、頭に着けてある仮面を装着すると厳格な口調でしゃべる。
カラスや犬を使って攻撃する。実は本人も相当強いが。

五十嵐走（いがらしらん）

生徒会総務第三席。
体操服に鉢巻き姿のスポーツ少女。抜群の脚力を生かして戦う。体育会系らしく口癖は「～っス」

果心小鹿（かしんこじか）

生徒会総務第四席。
手裏剣や刀を使って戦う忍者っぽい少女。毒舌家。走とはよいケンカ友達。

鬼塚ムームー

生徒会総務第五席。
常にマントと仮面をつけており謎が多いが、小柄な外見の割にすさまじいパワーを持つ。
実はリアに作られたアンドロイド「機甲児童（パンツァードール）」。同形機が多数存在する。

宇木辺リア

生徒会会計兼書記。
機械いじりが趣味の長身メガネなドジっ子。
のちに衿沙を裏切り自分に都合の良い理事長側に与する。理系だけあって計算高いようだ。あとアリスの妹。
ちなみにキレると暴れる。暴れた彼女は理事長や愛莉州ですら手が付けられない。

我他彼三姉妹（ガタピシスターズ）

かつて学園の風紀を乱し、風紀四天王によって排除された三姉妹。全員がロッカーみたいなファッションをしている。
登場早々風紀四天王やカギューと対戦する前に「私らより目立つカギューとやらをブッ殺す」を聞いたマブルゥによってフルボッコされた。
なんという噛ませ犬。
選挙編でTKのマネジメントを受けてパワーアップしてまさかの再登場、しかしまたもやマブルゥにエンカウントしてしまった。

満村万里倫（みつむらまりりん）

生徒会解散総選挙生徒会長候補の一人。アイドル。前回の生徒会選挙で衿沙相手に接戦をした少女。
実はTKの指示でしか動くことが出来ず、彼女と分断された時は何もできなかった。

富楽杏音（ふらくあんね）

生徒会解散総選挙生徒会長候補の一人。普通の生徒で、特に際立った特徴もない。
その正体はリアの機甲歌姫。要するにボカロ。衿沙の暗示声を使える。

白雲電子（しらくもでんこ）

選挙管理会の一員。顔が非常に大きい。後上姉妹すら圧倒する存在で、人一倍ルーツに厳しい。毒ガス使い。
不正を働いた衿沙親衛隊長を粛清しようとするが、それを止めようとした紫乃に敗れた。
それ以来、内心紫乃を応援している節があり、彼女の会長決定の瞬間には穏やかな笑顔を浮かべていた。

田中和子（たなかかずこ）

通称TK。万里倫のマネージャーで、彼女を裏で操っていた。
万里倫とは幼なじみで彼女にとっては自分の才能を見出して伸ばしてくれた恩人である。

●読み切り版

愛(たたかい)。

規格外ド級のハイリスク×ハイパワー×ハイテンションドラマ38Ｐ!!

ねじまきカギュー

誌上空前(シジョークーゼン)!!驚天動地(キョーテンドーチ)的ドラマ幕開け!!!

…というノリで『週刊ヤングジャンプ』通巻No.1497、2010年33特大号に掲載された。

詳しくは長くなるので折り畳み

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