バリアントナイト:魔眼の騎士

登録日:2018/03/26 Mon 15:53:00
更新日:2018/03/29 Thu 13:50:06
所要時間:約 4 分で読めます




バリアントナイト:魔眼の騎士は 2016年 に発売されたゲームブック。
電子書籍でゲームブック等の復刻・発刊を行っている「幻想迷宮書店」からの出版であるため、紙媒体の本はなく電子書籍のみである。
作者は「21世紀にもなってゲームブック作家になった」松友健。イラストはヨーグルト爆弾。

概要


総パラグラフ数685という結構規模の大きいゲームブック。(ドルアーガの塔? ソーサリー? その辺と比べるな)
主人公シンがある事件をきっかけに己の数奇な生まれにまつわる戦いに巻き込まれていく。

往年のファイティングファンタジーシリーズを簡略化したような戦闘システムと双方向パラグラフ*1とフラグ管理によるシナリオ進行で
非常に奥深い物語を味わえるようになっている。
また、いわゆる「マルチエンディング」になっているのも特徴。

ストーリー

公爵家が魔物の襲撃を受けて壊滅した――そんな大事件から二か月。
辺境の武辺の家であるカルレオン子爵家の嫡子、シンクルス・カルレオンもその事件から活発化した魔物の討伐などに精を出す日々であった。
そんなある日、現当主である祖父がかの公爵家の一人娘を連れて戻ってくるとの知らせが入った。
その知らせを聞いたシンは自分も出迎えようと屋敷を飛び出す。それがロノクス国に起きる大事件の端緒とも知らないまま……。

登場人物

シンクルス・カルレオン

主人公。
子爵家の嫡子という立場だが、その生い立ちに加えカルレオン家自体の家風も武辺のものであることから、あんまり貴族の子弟らしさはない。
また自認しているように頭もあまりよくないが、その分腕は立ち、また義と人情に篤い、典型的な少年漫画の主人公気質。
左の頬に火傷の痕のようにも見える大きな痣があるのが特徴。
また、アーブと名付けたカエルを幼少時から飼っており、いつも一緒に連れている。

どうでもいいがイラストだと本文中のイメージに反して割と優男っぽい。

アイラ・ティロサーム

メインヒロイン。
ティロサーム公爵家の娘だが、先ごろの襲撃事件で身内を一度に失ってしまった。
彼女がカルレオン子爵に招かれるところから物語は始まる。
いわゆる深窓の令嬢とは程遠い、割とアクティブな女性。

ゼトクルス・ギューオ

シンの兄にして、カルレオン兵士団の団長。
シンとは母親が違う(シンの母がカルレオン家の令嬢)ため、継承権は持たないがカルレオン子爵やシンからの信頼は厚い。
その戦闘技術は非常に高く、シンにとっては剣の師匠でもある。

アーセル・シュタール

アムカル侯爵家に仕える騎士。
母親の療養のためにカルレオン子爵領に身を寄せた時期にシンと知り合い、それ以来友人である。
騎士となるべく育てられたため、生真面目で少々融通の利かないところはあるが、剣に加え魔法も少々使え、その技量は高い。

マヤナ

シンが出会うことになる謎の少女。
何かを探しており、またシンについて何かを知っているようなのだが……。

システム

戦力値・防御値・体力値

戦闘に関わる能力値。
戦力値が命中、防御値が回避、体力値がHPと考えて概ね問題ない。
基本値は全て4で、最初に2D6を振り、大きい方の目をこれらの能力に割り振る。
なお、ゲーム開始時に6を超えることはできない……そのため、最高は6を振った時のオール6ということになる。

耐久回数・撃破値

戦闘に関わる値その2。
耐久回数は体力値と同じ値が初期値となる。撃破値は武器によって異なり、ゲーム開始時に持っている剣の撃破値は3である。

戦闘方法

攻撃時は戦力値+2D6、防御時は防御値+2D6とし、それぞれ的に防御値/戦力値と比較して同値以上であれば命中/回避(同値はプレイヤー有利)となるシンプルなシステム*2
攻撃が命中した場合、撃破値と耐久回数を比較し、撃破値が耐久回数以上ならその相手は倒れたことになる。
そうでなければ、 耐久回数が1下がる
例えば耐久回数5の敵がいた場合、撃破値3の剣で攻撃を仕掛けたならば、1回目の命中で敵の耐久回数は4に下がり、2回目で3、3回目で撃破値>=耐久回数となるため敵を撃破、ということになる。
また、 耐久回数は戦闘が終われば全快になる ことに注意。
これを忘れると(本文中に耐久回数を回復させるような指示はないため)ムリゲーと化す。

能力

6つの「眼」にまつわる能力。
どうやらシンの出生に関わるなにかのようだが……。
ゲーム開始時には一つも持ち合わせていない。

進行表

A~Kの11個のアルファベットで、主にゲームの進行状況のチェックに使われる。

所持品

ゲーム中で手に入れた物品。

フラグコード

ゲーム中の特定の出来事の発生を記録する、いわゆるフラグ。
数字が増えていく進行表と違い、こちらはチェックがあるかないかの二択。
当然、エンディングにも関係してくる。

追記・修正はハーレムエンドを迎えてからお願いします。

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