Action Comics: Welcome to the Planet

登録日:2018/03/29 Thu 18:57:36
更新日:2024/04/13 Sat 20:42:42
所要時間:約 6 分で読めます




『Action Comics: Welcome to the Planet』は2016年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。

+ 作品情報
『Justice League Vol.2』#52
発売 2016年6月
脚本 ダン・ジャーゲンス
作画 トム・グラメット

『Action Comics Vol.1』#963~#964
発売 2016年9月から
脚本 ダン・ジャーゲンス
作画 パトリック・ジーカー(#963~#964)、スティーブン・セゴビア(#965~#966)

日本では未邦訳。

ダン・ジャーゲンスによる『DC Rebirth』スーパーマン・サーガ第2巻。
Action Comics: Path of Doom』に登場した謎のクラーク・ケントと『プレフラッシュポイント』のロイスについて掘り下げた作品。
スーパーマンにとってお馴染みの存在でありながら特殊な立場にいるクラーク・ケントとロイス・レーンにスポットを当て、彼らの謎に迫っている。





『Justice League Vol.2』#52

『New 52』の中心的存在だった『Justice League Vol.2』の最終話。ルーサーがいかに新たなスーパーマンとなったかが描かれる。
TPB(アメコミの単行本のようなもの)で収録された。


【物語】

この世界のスーパーマンが亡くなった直後、惑星アポコリプスから地球に戻って来たレックス・ルーサーは彼の死を知った。
複雑な気持ちのまま彼は夜のメトロポリスに向かう。


【登場人物】

  • レックス・ルーサー
大企業レックス・コープの社長でスーパーマンライバル。『マザーボックス』を組み込み胸にSのマークを付けたアーマーを身に着けている。
惑星アポコリプスの王になるもある理由から地球に戻り、スーパーマンの死を知った。
メトロポリスの新聞社デイリー・プラネットのスーパーマン記念館でペリーや『ジャスティス・リーグ』と会話した彼は、
記念館を後にして夜の街で強盗事件に遭遇する。

  • ペリー・ホワイト
デイリー・プラネットの編集長。親類の無いクラーク・ケントのためにデイリー・プラネットに記念館を作った。

  • ジャスティス・リーグ
スーパーマンやルーサーも所属していた世界を守るヒーローチーム。ルーサーがスーパーマン記念館に現れたのを知り駆け付けた。



『Action Comics Vol.1』#963~#964



【物語】

死亡したスーパーマンの正体として知られるクラーク・ケントの登場に世間が揺れる中、彼は以前から調べていたというGeneticronの調査に向かう。
そこで命の危機に瀕するも新たなスーパーマンに救われたクラークはヒマラヤの要塞に連れていかれ調査を受ける。


【登場人物】

  • クラーク・ケント
メトロポリスの新聞社デイリー・プラネットの記者。スーパーマンの正体として世界中に知られているが本人にその意識は無い。
スーパーマンとドゥームズデイとの戦いの最中メトロポリスに現れ世界に衝撃を与えた。
本人曰く、以前からGeneticronについて調べていたが命を狙われ始めたため、スーパーマンと入れ替わり世間から身を隠していた。
記者会見や嘘発見器で身の潔白を証明した後、やり残していたGeneticronの調査のために本社に侵入するが命を狙われ新たなスーパーマンに救われる。
その後、スーパーマンの頼みでヒマラヤの要塞に連れていかれ過去についての調査を受ける。

現在の世界とは違う『プレフラッシュポイント』のスーパーマン。謎のクラーク・ケントを不審に思い彼の命を救った後、
ヒマラヤの要塞に連れていき特殊な装置で調査を行う。

  • ケレックス
ヒマラヤの要塞の管理を行うロボット。スーパーマンの頼みで過去を調査する特殊な装置を持ってくる。

  • レックス・ルーサー
大企業レックス・コープの社長兼新聞社デイリー・プラネットの経営者でスーパーマンのライバル。
特殊なアーマーを身に着け新たなスーパーマンとしても活動している。世間の注目を集めるクラークについての記者会見を開く。

  • ペリー・ホワイト
デイリー・プラネットの編集長。戻って来たクラークの記者会見や嘘発見器のテストを喜びと困惑で複雑な面持ちで見守る。

  • ジミー・オルセン
デイリー・プラネットのカメラマン。戻って来たクラークを喜んで迎え、Geneticronの調査にも同行する。

  • マギー・ソーヤー
ゴッサムとメトロポリス双方の街で活躍してきた女性刑事。クラークの記者会見の警備を行う。

  • ロイス・レーン、ジョン・ケント
『プレフラッシュポイント』のスーパーマンの妻子。クラークの記者会見をテレビで見る。

  • Geneticron
クラークが調査を行っていた会社。怪しげな取引の形跡が見られた他、ドゥームズデイが盗み出されるなど不審な点が多い。



『Action Comics Vol.1』#965~#966



【物語】

姿を消したこの世界のロイス・レーンから受け取った暗号を確かめるため、『プレフラッシュポイント』のロイスはデイリー・プラネットに向かう。
謎のクラークのドジが原因でこの世界のロイスの自宅に向かうことになったロイスはスーパーウーマンを名乗る女性と出会う。


【登場人物】

  • ロイス・レーン
現在の世界とは違う『プレフラッシュポイント』のロイス。匿名の評論家として活動していたが、
息子ジョンが成長していくにつれて自分が何をすべきか悩んでいた。
夫クラークとそれについて話し合う中で姿を消したこの世界のロイスから受け取った手紙にパスワードを発見し、
クラークの後押しもあってデイリー・プラネットのこの世界のロイスのパソコンに確かめに向かうことを決める。
何とかパソコンにたどり着くが、謎のクラークのドジでパソコンが使えなくなったためこの世界のロイスのアパートに向かう。
自分との共通点を発見し複雑な気持ちになっているとスーパーウーマンが現れる。

『プレフラッシュポイント』のスーパーマンでロイスの夫。ロイスと共にこれまでの出来事や彼女の不安について話し合い、
彼女のデイリー・プラネット行きを後押しする。彼女が居ない間、ジョンの特訓をしていたが彼女の危機を知り駆け付ける。

  • スーパーウーマン(ラナ・ラング)
この世界のクラークが育ったスモールビルの友人。彼が死亡した際に発したエネルギーによってスーパーパワーを身に着けヒーローとして活動している。
この世界のロイスの死に立ち会っており、怪しい動きを見せた『プレフラッシュポイント』のロイスがその死に関わっていると思い監視していた。

  • スーパーボーイ(ジョン・ケント)
『プレフラッシュポイント』のスーパーマンとロイスの息子。スーパーパワーに目覚め始めその特訓を父と行っている。
その一方で引っ越しによって始まった新たな学校生活や家を離れ行動するロイスに戸惑いを感じている。

  • クラーク・ケント、ジミー・オルセン、スティーブ・ロンバード、ペリー・ホワイト、レックス・ルーサー
メトロポリスのデイリー・プラネットの記者や関係者。出社したロイスを自分たちの知るロイスと信じ友好的に接する。



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最終更新:2024年04月13日 20:42