ガンダムダブルオーダイバー

登録日:2018/05/17 (木) 01:52:51
更新日:2024/12/21 Sat 18:13:17
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そうだ……俺もダブルオーも……、


まだ諦めちゃいない!!


画像出典:ガンダムビルドダイバーズ 第1話「Welcome to GBN」より@創通,サンライズ,テレビ東京


GUNDAM 00 DIVER


ガンダムダブルオーダイバーとは『ガンダムビルドダイバーズ』の主役機。
機体デザインは本家00同様、海老川兼武さんが担当している。




☆ガンダムダブルオーダイバー

基本データ

GUNDAM 00 DIVER

型式番号:GN-0000DVR
全高:18.3m(ダイバーの独自設定)
重量:55.5t(ダイバーの独自設定)
所属:ビルドダイバーズ
ビルダーおよびダイバー:リク(ミカミ・リク)

武装
GNソードⅡ×2
GNビームサーベル×2


●機体概要

リクことミカミ・リクダブルオーガンダムをベースに作り上げたガンプラ(HG付属の資料曰く、この状態ではまだミキシング作品だとか)。

元々ダブルオーガンダムはポテンシャルがよく、素体のままでも高い性能を誇っているが、
リク自身が改造パーツを用いてカスタマイズした結果、ダブルオーの近接戦寄りの装備はそのまま、バックパック周りの改修で高い機動力を有するようになった。
とはいえこの段階では新規武装や特殊機能の追加などはなく全体的な形状変更に留まっている。一晩で作成したしね。

見た目はベース機とあまり変わらないが、頭部のアンテナや両肩のコーンスラスターに付いたウイングなど、
よりスタイリッシュなデザインに仕上がっている(尤もこれはリク自身が「強そうだから」という事で施したのだが)。
カラーリングはリク自身が運動が得意なのでスポーツ選手をイメージした配色になった。

2018年は『機動戦士ガンダム00』が10周年を迎えたので、ダブルオーガンダムが主人公の機体に選ばれたのはそのためだろう。


●武装

・GNソードII
本機の主兵装で、両腰部に各1本、計2本をマウントできる。
本家同様複数の機能を持たせたマルチウェポンであり、武器を持ち替えずに格闘戦と射撃戦に対応可能で、ガンプラバトル初心者のリクでも非常に扱い易い代物。
通常のソードモードと射撃形態のライフルモード、大型のビーム刃を展開したビームサーベルモードの3形態が存在する。
ベース機の物から改造は加えられていないので形状は変わりないが、クリスタルセンサーのカラーリングがブルーからセブンソード装備時と同じグリーンに変更された。
またリクがより感覚的に扱えるよう調整されており、刀身部を回転させずにグリップ部の角度変更のみで形態を切り替えられるようになっている(グリップ部も常にライフルモード時の状態)。

・GNビームサーベル
腰背部に2本マウントされているビームの剣。
GNソードIIと比較して威力は劣っているが取り回しは良く、相手との間合いによってはより効果的な使い方が可能である。
出力の調整次第で投擲にも使えるダガーモードにも変更可能。
V2ガンダムや∀ガンダム、Gセルフといったトミノガンダムが良くやっていた「サーベルを二本並べてのロングサーベル」が出来る。

トランザムシステム
本家00の太陽炉搭載型MSに機体の内部に蓄積された高濃度圧縮粒子を全面開放するシステム。
GBNではこのシステムが使用できるかどうかはそのガンプラの出来に左右される。ちなみに起動時のモニターグラフィックは本家CBのものではなく、GNZシリーズ等イノベイド用MSのコクピットコンソールの表示に準拠している。
本機はミキシング作品ということもあってか作りこみが足りない為、トランザムの継続使用に耐えられない。
短時間だけなら何とか使えるが、無理をすると機体がオーバーヒートを起こしてしまう。
それ故にリクはサラから「お願い、トランザムは使わないで」と涙交じりに懇願されている。
……のだが原作同様止む無く使用してしまうことになる。(まさに原作リスペクト)

後述のエースに強化されてからはトランザムの継続使用に耐えられるようになったのだが、
それでも無理にトランザムを使った事で本機を傷付けてしまった事から、
リクは「トランザムは使わずに強くなる」とサラと新たな約束を交わす。
実際に第9話ではトランザムを使ったオーガ刃-Xと、トランザム無しで渡り合うという離れ業を見せつけた。

このほか、第3話ではリクが自分なりの戦い方を模索するため、
リクが既に作成していたガンプラであるGバウンサーのドッズライフル、ソードインパルスガンダムエクスカリバーなどを一時的に使用している。

■劇中での活躍

第1話から登場。
リクが何かに導かれるかのようにダブルオーガンダムガンプラを選び、
ユッキーからは「確かに高性能の機体だけど、それでいいの?」と聴かれた時にはリクが「これでいい」と承諾したことで本機が制作された。
ユッキーのジムⅢビームマスターと共に初のGBNでチュートリアルバトルを行い、
リーオーNPDを撃破したが、直後にポイント目的でだまし討ちを仕掛けてきたドージのゼダスに急襲され中破してしまう。
1度は諦めかけてしまうも、サラから「あなたのガンプラはまだ諦めていない」との言葉に勇気付けられ復活。
ジムⅢビームマスターから受け取ったビームサーベルでなんとかゼダスを撃破した。

2話ではオーガオーガ刃-Xと彼を狙うマスダイバーズ達の戦いに巻き込まれてしまうもこれらを退ける。
直後にオーガ刃-Xとバトルすることになり、圧倒的な性能と相手がトランザムシステムを使ってきたことからやむなくトランザムを起動。
互角の戦いに持ち込むも機体がオーバーヒートを起こしてしまった。
トドメを刺されそうになるも、サラの身を挺した介入で何とか事なきを得た。

その後は『キョウヤ』と名乗りマスダイバー潰しをしていたクジョウ・キョウヤのガンダムAGEIIマグナムと共にブレイクデカールの影響で暴走したデビルガンダム の迎撃を行ったり、
タイガーウルフのポイント狙いに現れたチームデスペラードのダニエルが乗るテキーラガンダムと戦うなど、多くのバトルを経験することになる。




これが俺の新しい…

ダブルオーダイバーエースの力だぁー!


ガンダムダブルオーダイバーエース

GUNDAM 00 DIVER ACE


☆ガンダムダブルオーダイバーエース

基本データ

GUNDAM 00 DIVER ACE

型式番号:GN-0000DVR/A
全高:18.3m(ダイバーの独自設定)
重量:68.3t(ダイバーの独自設定)
所属:ビルドダイバーズ
ビルダーおよびダイバー:リク(ミカミ・リク)

武装
スーパーGNソードⅡ×2
GNビームサーベル×2
GNダイバーソード×2


●機体概要

第7話から登場。ガンダムダブルオーダイバーに、GBNのミッションで得た報酬パーツなどを使用して製作した「ダイバーエースユニット」を合体させた強化形態。
ダイバーエースユニットは高機動型バックパックと膝のアーマー、両肩の薄型ドライヴカバーで構成されている。
追加装備の導入に合わせて既存の本体部分もグレードアップとバランス調整が施されており、総合的な完成度の向上でトランザムの安定した発動が可能になった。

ダイバーエースユニットの中核となる大型バックパックは歴代作品の飛行能力持ちMSを参考に構想し、トールギスGバウンサーのような展開式の多発スラスターに加え、コウイチのアドバイスによってSEED系バックパックのような飛行用のウイングを兼ね備えたハイブリッドタイプへと仕上がっている。
飛行時や加速時、トランザム発動時にはバックパック中央のスラスターも反転して高出力のGNバーニアへと切り替わり、爆発的な推進力を発揮する。

その優れた素養と豊かな経験を糧にして成長したリクと本機は、まさしくビルドダイバーズの"エース"として最前線でフォースを引っ張っていく。


●武装

・スーパーGNソードII
GNソードIIの刀身を換装したバージョンアップモデル。
GNソードIIショートのように刃先を射出できるようになっており、ワイヤーアンカーとしても使用可能。
刀身はそのまま取り外してドライヴユニットの下部に懸架できる。

・GNダイバーソード
リクが考案した完全新規の大型実体剣。
鍔部分の大型のGNコンデンサーが内蔵されており、エネルギー効率が高められている他、攻撃の瞬間に粒子放出をしてインパクトを高める機能を持つ。
非使用時はドライヴカバーの表面にコンデンサーを直結してマウントし、GN粒子をダイレクトにチャージする。



☆ガンダムダブルオーダイバーアーク

基本データ

GUNDAM 00 DIVER ARC

型式番号:GN-0000DVR/Ⅱ
全高:18.3m(ダイバーの独自設定)
重量:52.3t(ダイバーの独自設定)
所属:ビルドダイバーズ
ビルダーおよびダイバー:リク(ミカミ・リク)

武装
GNソードⅡ×2
GNビームサーベル×2
GNダイダルキャノン
アークブレイサー
アークドライヴユニット


●機体概要

「ガンダムビルドメタバース」に登場。
ダブルオーダイバーと同様にダブルオーガンダムをベースとして制作された機体で、「ダブルオーダイバーを今のリッくんが作ったらどうなるか」というユッキーからの提案を受けて完成させた。
これまでに得た経験を基にカスタマイズした結果、近~中距離戦における制圧力がアップしており、高い完成度を誇る。
また制作する際に「機動戦士ガンダムAGE」の要素が取り入れられているが、これは某チャンプからの影響なんだとか。
両肩のアークドライヴユニットと両腕のアークブレイサーにはガンダムAGE-FXからヒントを得た機構「GNバースト」が新たに搭載されていて、これは放出されたGN粒子を硬質化させ、特殊なクリアパーツとして活用することができるようになるというものである。


●武装

・GNソードⅡ
・GNビームサーベル
どちらもダブルオーダイバーとの違いは特にない。

・GNダイダルキャノン
胸部に内蔵されているビーム砲。
これもガンダムAGEからの着想とされ、高い出力を持つ。

・アークブレイサー
両腕に装着されている手甲型ユニットで、GNバルカンを内蔵している。
GNバースト時には特殊クリアパーツ製の刀身が現れ、バーストブレイドとして使用可能。
これはシグルブレイドに近い特性を有し、切断力が高い。

・アークドライヴユニット
両肩のツインドライヴを改造したもので、GNバースト時には下側から特殊クリアパーツが形成される。
この状態では、バーストバスターソードモードとバーストハイマニューバモード、バーストシールドモードという異なる特性を持つ3モードを使い分けて戦う。
バーストバスターソードモードはユニットを肩から外して内蔵されていたグリップを展開し、大型の実体剣として振るう。
バーストハイマニューバモードは極限まで機動性を高める形態で、ユニットを後ろ側へ移動させてクリアパーツを巨大推進器とする。
バーストシールドモードはユニットを前側に移動させることでクリアパーツがGNフィールドとして機能するようになり、広い範囲を防御できるようになる。




■ガンプラ

HGが2018年4月に発売。革命を起こしたキットであるHGダブルオーガンダムからのパーツ流用が多いため、可動範囲、プロポーション共に非常に良好なキット。
価格はHGである事を考慮しても、非常に安価な1,080円。番組スタート記念特別価格らしい。
コンパチキットに見せかけつつ細かい部分で結構違いがある為半分以上新規パーツで構成されている。
(青のランナーはまるっと変更され白い部分も下半身や肩を中心に新規パーツが占めている)
デザインの時点で元のダブルオーではグレーだった部分が白になっているため、部分塗装の必要な箇所は非常に少ない。
ちなみに青色は元のダブルオーよりもやや暗めで落ち着いている他、
当然ながらダブルオーとも互換性があるので腕をダブルオーに戻してGNソードⅢやGNツインランスに変えたり、ツインドライヴを変更して疑似ダブルオーライザーダイバー風にも出来る。(流石にオーライザー本体は胸部を変えないと無理)

未使用パーツが何点かあるので、ガンプラ初心者の人はこれを使って、ゲート跡の処理や塗装などの練習をしてみてもいいだろう。

2018年5月には追加装備のダイバーエースユニットが発売。合体させる事で「ガンダムダブルオーダイバーエース」に出来る。
2018年7月からはダイバーエースユニットを同梱させた「ガンダムダブルオーダイバーエース」が発売。
当初は6月に発売予定だったが延期された。延期の理由は不明。
額のクリアパーツがクリアレッド成形されたランナーが追加されている。
こちらの発売後はダブルオーダイバー単品版は生産終了となる。
…と思っていたら2024年にダブルオーダイバー単体が再生産、再販があり、むしろダイバーエースユニットやダイバーエースのキット自体が再販されずプレミア化している。

2023年12月にはダブルオーダイバーアークが発売。
ダブルオーダイバーからパーツを流用しているが、パーツ分割によってさらに細かく色分けされている。地味に後頭部と頭部センサーが白くなったため、やろうと思えばダブルオーダイバーに移植して真っ白な頭部に変更が可能になる。
アークドライヴユニットはコーンスラスターが展開可能になった他、グリーンの部分は3Dメタリックシールを貼るようになっている。
特殊クリアパーツは集光樹脂が採用され、パーツ自体が光っているように見える。
勿論ベースが同じなのでダイバーエースやダブルオーのパーツを組み合わせることも出来る。流石に色は違うので少し浮いてしまうが
余談だが、余剰パーツでダブルオーガンダムの頭部が組めたりする。



追記・修正はガンダム00の10周年を祝ってからお願いします。

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最終更新:2024年12月21日 18:13