オーガ刃-X

登録日:2018/06/02 (土) 19:46:59
更新日:2024/02/14 Wed 22:01:11
所要時間:約 4 分で読めます






俺の弟のくせして、クソマズイバトルしてんじゃねぇぞ!!!


OGRE GN-X



オーガ刃-X(ジンクス)とは、『ガンダムビルドダイバーズ』に登場するガンプラである。


☆基本データ
オーガ刃-X
OGRE GN-X

型式番号:GNX-803OG
所属:百鬼
全高:19.2m(ダイバーの独自設定)
重量:90.5t(ダイバーの独自設定)
ダイバー:オーガ

武装
GNオーガソード×2
GNビームショルダータックル×2
GNニードルストレート×2
GNバルカン×2
GNクロー×2




●機体概要

新進気鋭のフォース「百鬼」のリーダーにして『獄炎』の異名を持つダイバー・オーガがGN-XⅣをベースとして作り上げたガンプラ。
元の姿と比較すると各部にスタビライザー状の突起が追加され、膝下は装甲が追加されかなり野太いシルエットになっている。
装甲はやや暗い赤色に塗装され、その姿はまさしく『赤鬼』と言っていいほど恐ろしくも力強いデザインへと変貌を遂げており、重武装タイプのMSにカテゴライズされている。

GN-XⅣの両手・両足にパイロットの中の人繋がりなのかガンダムAGE-1タイタスの武装をアレンジした装備が付け加えられている他、
重量級MSの弱点である機動性をGNバーニアを始めとする各部推進機構の強化は勿論の事、
脚部にホバーユニットを内蔵する事でそれに対処している。

このガンプラの最大の特徴は、ビームライフルなどの遠距離攻撃兵器やファンネルの類を持っておらず、
近接戦闘のみで相手を圧倒するという漢仕様の武装で揃えられている事。

前述のバーニアやホバーユニットで一気に距離を詰め、
得物のGNオーガソードで一気にとどめを刺す戦法は、まさしく荒ぶる鬼神といったところか(もっと深く詰めると同じ太陽炉搭載機のアヘッド・サキガケに近い)。

ちなみに相手を圧倒的に叩きのめすという戦法を取るということで前作ガンダムジエンドとスタンスが似ているが、
あっちがビルダーであるアドウ「相手に何もさせず、徹底的に叩きのめす」と言う一方的な暴力を体現した存在なのに対し、
こちらは「相手と一切の小細工なしで真正面からぶつかりあう」というオーガの思想が浮き彫りになっている為、かなり毛色が違う。


●武装及び特殊機能

・GNオーガソード
本機のメイン武装。オレンジ色の鉈を思わせるようなデザインをした実体剣。
攻撃の他にもGNバスターソードの機構を生かし、刃部分にGNフィールドを定着させることでシールドとして使う事も出来る。
剣同士を連結すればGNオーガツインソードになり、広範囲の斬撃はもちろんの事、回転させて敵の攻撃を弾き飛ばすことも可能となる。
非使用時はリアアーマーに懸架可能。

・GNビームショルダータックル
両肩に装備された3本のビームスパイク。
AGE-1タイタスのようにタックルをしながら相手にこれを突き刺すという二段構えの戦法を取ることが出来る。

・GNニードルストレート
両腕の手首に取り付けられている格闘用の4連装ビームスパイク。
パンチと共に発振しての殴撃強化はもちろんの事、ワイヤーが内蔵されている為距離を置いた相手に向けてロケットパンチの様に攻撃を繰り出せる。


なら見せてやる…!


屠嵐冴武(ト ラ ン ザ ム)ッ!!!


●トランザムシステム

本家00の太陽炉搭載型MSに機体の内部に蓄積された高濃度圧縮粒子を全面開放するシステム。
ダブルオーダイバーのものとは違い、こちらは長時間のトランザムが可能。
これにより、激しい相手の弾幕をかいくぐり強烈な一撃を叩き込むという弾丸殺法が可能になっている。
なおこのとき頭部バイザーが下がり、眼前の相手の情報解析に特化する「一ツ目モード」へと変化する。
…その姿はまるでかのマキナ殺しを思わせるかのような姿である。


■劇中での活躍

第2話より登場。
オーガに恨みを持つダイバー達を軽く蹴散らすものの、
その中の一機がブレイクデカールを使ったことで一時的にその場にいたガンダムダブルオーダイバーと共闘。
彼等を倒した後はリクの天性的な戦闘スタイルに目を付けたオーガがダブルオーダイバーに襲いかかるも、
リクが本気を出さない事に苛立ちを見せたオーガがトランザムを発動してからは一転。
リクもサラからの懇願をやむを得ず破る形でトランザムを発動し、互角の勝負に持ち込む。
ダブルオーダイバーがオーバーヒートしてしまった所をトドメを指そうとするが、
サラの身を挺した介入でオーガ自身の興が逸れ、ドージと共に撤退した。

第9話での防衛線にて、再びリクと対戦。
ダブルオーダイバーエースへとパワーアップした彼のガンプラをトランザムで圧倒するが、
リクがトランザムを使わずにその攻撃を見切り、ワイヤーで自らに食いついてきたことに驚愕する。
しかし持ち前のパワーでそれを無理矢理引きちぎった後黒い三連星のドム宜しくアームハンマーで地面に叩き付けとどめを刺そうとするが、
ドージがブレイクデカールを発動したことで暴走した煌・ギラーガの介入で中断。再びリクと共闘することになる。

パワーアップしたブレイクデカールで異形の姿になった煌・ギラーガに苦戦するも、
最終的にダブルオーダイバーエースが付けた胸部の傷を同時に攻撃することで撃破する。

しかしオーガは「弟がブレイクデカールと言う卑怯な手段を取ったのは自分達に責任がある」として試合を棄権。決着は持ち越しとなった。
再びあった時には一切の小細工なしで戦うと宣言し、オーガはリクと再バトルを誓い合うのだった。

以降のオーガ自身の乗機はガンダムGP-羅刹に移行してしまったため長らく出番は無かったが、続編のRe:RISEでドージが引き継ぎ自分用にカスタマイズしたドージ刃-Xとして再登場している。


■ガンプラ

5月にプラモデルがHGで発売された。
GNオーガソードの刀身はクリアーパーツで形成されており、GNオーガツインソードへの連結も可能。
地味に胸部のGNドライヴのレンズパーツはクリアーパープルで成形されている。
腕部の分離射出機構も再現されているが、リード線や分離時の腕を支えるスタンドなどは付属していないので別に用意する必要がある。
何気に初代GN-Xの装甲パーツは一切使われていないので、合わせ目や色分けは歴代のGN-Xキットの中では極めて優秀。
ただしフレーム・関節用のランナーは流用品のため、可動範囲に関しては現行の最新キットに劣る部分がある。


■余談

ベースになったキットはHG GN-X IVとの事だが、IVは番組放送当初はキット化されていない。
色分けは違うが形状がほとんどIVと同一である事から、
プレミアムバンダイ限定で販売されていたTYPE.GBFをベースにした機体である可能性もあるが、公式には特に明言されていない。

過去にはバンダイ非公認でHGのIとIIIをIVに改造するレジンキットが販売されていた事があるのだが、
お値段は何と12,000円。とても気軽に買える代物ではない。

なお、GN-X IVのキットはMGが以前イベントで参考出展されていた事があったのだが、結局販売には至っていない。
2018年9月にようやく指揮官機が、プレミアムバンダイ限定でHGにて販売された。




追記・修正は強者と小細工なしで真っ向勝負が出来てから。

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最終更新:2024年02月14日 22:01