ミカミ・リク

登録日:2018/07/09 (月) 19:56:56
更新日:2024/02/04 Sun 19:06:36
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俺も……ガンプラバトルやってみたい!


それで……あそこで……あんな舞台で……。



チャンピオンと戦ってみたい! 俺の作った……ガンプラで!


「ミカミ・リク」とはアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」の主人公である。


CV:小林裕介


【概要】



運動神経が良く、スポーツが大好きな中学2年生、14歳。
ダイバーネームは「リク」で、愛機は「ガンダムダブルオーダイバー」(後にダブルオーダイバーエースへと強化)
作中にフォース、「ビルドダイバーズ」を結成する。
過去に友人のヒダカ・ユキオ(ユッキー)に連れられてGBN(ガンプラバトルネクサスオンライン)
でのチャンピオンのバトルに感銘を受け、それから数年後、自らもGBNの世界に飛び込むのだった。

ちなみに、両親から条件をつけられた上でGBNをプレイしているが(1日2時間まで、宿題をきちんと終わらせる等)、
これまでお咎めを受けた描写も無いことから、私生活共に両立させた上でプレイしている模様。

初心者ながらもスポーツが得意だからなのか、パイロットとしての力量は高く、とっさの機転にも優れる。
だがそれでもまだ上位ランカーには及ばない模様。

向上心も高く知り合った上位ランカー達の教えを忠実に守り、特に増長したりすることもない。
また義理堅い所もあり、サラから「トランザムは使わないで」と約束し、その後止む無くトランザムを使用してダブルオーダイバーを負傷させてしまい、
後にトランザム使用に耐えうるダブルオーダイバーエースへと強化をした後も、余程のことがない限り使わないことからもそれがうかがえる。


ちなみにガンプラ制作自体は昔から行っており、自室の棚には沢山のガンプラが飾られている。


【人物】


前述のように基本的には真面目で誠実、バトルにおいては時に熱くなる等、
模範的な主人公な感じの彼だが、そんな彼の最大の長所は、


  • どんな逆境や挫折にもめげない鋼の精神
  • 自分をどれだけ虐げた相手をも許してしまう聖人ぶり

この2つであろう、特に後者に関しては14歳とは思えないぐう聖っぷりを見せる。

以下、彼の前に訪れた事件


  • 初プレイで初心者狩りに会いショックを受けるも、直前に出会ったサラに励まされ逆転する。

  • 本作におけるチートツールでありバグの原因であるブレイクデカール絡みの事件に何度も遭遇する。

  • そのブレイクデカールを配布していたシバ・ツカサに目をつけられ、
    (理由は明確にはされてないが、チャンピオン以下上位ランカーにちやほやされてる初心者ということで、色々利用しやすかったのかもしれない)、
    彼の部下であるアヤメをフォースに引き入れてしまい、結果的にブレイクデカール討伐のための有志連合にスパイを招き入れてしまう状況に。

  • 後にそのアヤメとの対決で彼女の本心を聞き、それでも半ばヤケクソ気味に向かってくるアヤメに対し「罪なら一緒に背負う」と説得し改心させる。

  • 最終的に自身も知りえない力でブレイクデカール事件を解決、それによりツカサの恨みを買い、
    リアルにて彼に呼び出され、実際にガンプラが傷つくGBDでのバトルを申し込まれ激突、最終的に勝利するもダブルオーダイバーは大破してしまうが、
    それでも彼を恨むことなく「こんなこともうやめて欲しい」と涙ながらに訴える。


これらの事を受けてなお向上心を失わずに前を向ける姿勢は前述のアヤメ、後ろ向きだったナナセ・コウイチ、そしてあのツカサの心をも動かしている。

大破したダブルオーダイバーエースに対しリクは「魂を受け継ぐ新しい機体を作る」と決める。
結果、複数の機体の特徴を取り入れたガンダムダブルオースカイを完成させた。
本機には特にデスティニーガンダムの意匠が多く見られ、ダイバーエースとはかなり異なる印象を受ける。

ダブルオースカイではトランザムも使用するようになり、
デスティニーのヴォワチュール・リュミエールも合わせた「トランザムインフィニティ―」へと進化している。

この時点で実力はタイガーウルフなどのトップランカーに勝てずともかなり食らいついていけるほどに上がっており、
リクは本機を駆り様々な戦いを切り抜けていき、GBN界にも名を轟かせていく。

そんな中、謎が多かったサラの正体が明かされ、その後サラが行方不明になってしまう。
必死に探す中、オーガと刃を交えた事で覚悟が固まる。しかし、サラの身はアヴァロンにあった……。

キョウヤとの会談後、ep22にてビルドダイバーズVS有志連合による変則フラッグ戦*1によりサラ奪還を宣言する。

仲間達と共に奮闘する中、リクは遂にキョウヤのAGEIIマグナムSVver.と相対し、
かなり苦戦するもオーガとGP-羅刹と共に最後の攻撃を仕掛け辛くもこれを撃退。
そのままサラの許へ急ぎ、サラの奪還に成功。

第二次有志連合戦はビルドダイバーズの勝利で幕を閉じた*2
その後サラの現実世界へのサルベージも成功、フォースの仲間やトップランカー達とオフ会をするなど全てが一段落し楽しく過ごす様子が描かれている。


続編『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』では

本作が第二次有志連合戦から二年後を描いており、単純計算で16歳の高校一年生となっている。
現実の姿は登場していないが、ダイバールックは髪型や着用服が変わっており、かなり大人びた印象を受ける。
ep23終盤、マギーがBUILD DiVERSに写真を見せる形でフォースメンバー共々登場。サラがリクの妻にしか見えなくなっているのは内緒。

続くep24、ロータスチャレンジVer.エルドラにダブルオースカイを改修した愛機ダブルオースカイメビウスを引っ提げて参戦。
本機はデスティニーだけでなく、フリーダムガンダムストライクフリーダムガンダムの意匠も取り入れられ、
さらにカラーリングが白や青をメインとした色に変わっている。ペアルック。

劇中ではヒロトのジュピターヴガンダムと激闘を繰り広げた。
この話ではオーガを呼び捨てにしているなど、前作ファンからすれば必見の場面が鏤められており、
「ガンダムビルドダイバーズep26」とまで言われるほど。
カザミとのやり取りは、リクのコミュ力の高さが存分に生かされている(声優の小林氏もかなり気合を入れて演じている)。

チャレンジ終了後はビルドダイバーズのフォースネストにて集会をするなか、メイから第二次有志連合の裏でヒロトに起きたことを伝えられる。
「サラを助けることができた裏でそんな別れがあったなんて…想像もしてなかった」として彼に謝罪をするが、逆にお礼を言われ和解の握手をする。
「ミッション頑張れ。ビルドダイバーズ」と彼らを送り出すのだった。


ep26(最終回)ではアルスの迎撃に参戦。
クライマックスでは、アルスの攻撃によって自身を庇ったメイ共々ガンプラが損傷したサラに名前を呼ばれ、
同じようにメイに名前を呼ばれたヒロトと同じように、彼女が地面に落下する前に受け止めに行くシーンがあったが、
メイを受け止めは出来たが、片手でなんとか彼女の手を取ったヒロトに対し、
リクは両手で抱き留める勢いでサラを受け止めると、経験値の差が如実に出ていた。彼女と仲間の差
そして、コアガンダムIIと共に最後の一撃を撃ち込み、アルスを消滅させた。


また、ep20では『ビルドダイバーズ』の第二次有志連合戦の裏側が描かれることとなったが、
ここで『Re:RISE』主人公のヒロトと『ビルドダイバーズ』のリクがGBNで非常に似た足跡を辿っていたことと、
最終的にはまるで違う結末を迎えたことが明らかとなっている。両主人公のあまりの温度差に震え上がった視聴者多数
リクとヒロトはまさしく天と地、互いの「もしも」の姿を体現した存在だったのである。


バトローグでは残念ながら未登場。ヒロトよりも出てるチャンプはさぁ



追記、修正はトランザムを封印してからお願いします。

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  • リク「俺はもう、トランザムは使わない!」←オーガ「ならその気にさせてやるよ!トランザム!」
  • トランザム
最終更新:2024年02月04日 19:06

*1 後に「第二次有志連合戦」と呼ばれるようになる。

*2 この時の真っ直ぐな精神が、知る由もなかったとはいえ次作主人公の心をズタズタに砕いてしまう。