機動戦士ガンダム00

登録日:2009/05/27(水) 13:44:41
更新日:2022/08/02 Tue 12:29:56
所要時間:約 15 分で読めます





ガンダムによる全戦争行為への武力介入を開始する

破壊による再生が始まる―――

その再生を破壊する―――


機動戦士ガンダム00(ダブルオー)



機動戦士ガンダム』を初めとしたガンダムシリーズ12作目。
TV放映のガンダムでは初めて前期、後期に分けて放送。

なお、良く勘違いされるが、算用数字の0を二つ並べて「ダブルオー」と読む。
『OO』とか書くと良くて失笑、悪けりゃリンクが繋がらなくて大迷惑なので要注意。



【ストーリー】


[1stシーズン](2007年10月6日~2008年3月29日 全25話)


西暦2307年――人類は枯渇した化石燃料に代わるエネルギー源として宇宙太陽光発電システムを実用化していた。
だが、莫大な建設費が必要なこれらのシステムを所有しその恩恵を受けられるのは「ユニオン」「AEU」「人類革新連盟」の世界3大国家郡だけであった。
3つの軌道エレベーターを所有する各超大国家郡は己の威信と繁栄の為、大いなるゼロサム・ゲームを続けていた。
そう、24世紀になっても人類は未だ一つになりきれずにいたのだ……。
そんな終りのない戦いの世界の中で、「武力による戦争根絶」を掲げる私設武装組織が現れる。
モビルスーツ「ガンダム」を所有する彼らの名は、ソレスタルビーイング。
ガンダムによる全戦争行為への武力介入が始まる―――。

破壊による再生が始まる―――


[2ndシーズン](2008年10月5日~2009年3月29日 全25話)


ソレスタルビーイングと国連軍との最終決戦から4年。
地球連邦政府を樹立した人類は更なる国家の統合、人類の意思統率を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊「アロウズ」を組織する。
しかし、その実態は統一に名を借りた反政府勢力や、主義、思想等への非人道的な弾圧であった。
夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも否応なく連邦政府の闇に巻き込まれていく。

4年前の最終決戦で生き残った刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。争いの無い平和な世界を夢見て。
しかし、彼が目の当たりにしたものはアロウズによって作られた弾圧という名の平和、今までと変わらない歪み続ける世界であった。

彼は再び戦う事を決意する。世界を変革出来うる力、「ガンダム」と共に。
そして世界を変革へと導く力、ダブルオーガンダムが産声を上げる…。

その再生を破壊する―――



【楽曲】


1stシーズン主題歌
OP1.DAYBREAK'S BELLL'Arc~en~Ciel
 2.Ash Like Snow/the brilliant green
ED1./THE BACK HORN
 2.フレンズ/ステファニー

2ndシーズン主題歌
OP1.儚くも永久のカナシUVERworld
 2.泪のムコウ/ステレオポニー
ED1.Prototype/石川智晶
 2.trust you/伊藤由奈

挿入歌
LOVE TODAY/Taja
TOMORROW/マリナ・イスマイール(CV.恒松あゆみ)
Unlimited Sky/Tommy heavenly6


【主な登場人物】


私設武装組織 ソレスタルビーイング


刹那・F・セイエイ
俺がガンダムだ……
本作の主人公。
ソレスタルビーイングに所属するガンダムマイスター。



ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ/ライル・ディランディ)
デュナメス、目標を狙い撃つ!
その名の通り……狙い撃つぜぇ!!!
ソレスタルビーイングに所属するガンダムマイスター。



アレルヤ・ハプティズム/ハレルヤ
今迄のようには行かねぇッ!!
そうだろ?ハレルヤ!!
ソレスタルビーイングに所属するガンダムマイスター。



ティエリア・アーデ
違う!!僕は“人間”だぁッ!!!
ソレスタルビーイングに所属するガンダムマイスター。



ユニオン


グラハム・エーカー
グラハム・エーカー……君の存在に心奪われた男だ!!
精鋭部隊「MSWAD」に所属するトップガン。
ガンダムの圧倒的な性能に“愛”と呼べる感情を抱いた乙女座の男。


ビリー・カタギリ
どうして……お前達は……!どうして君は…分かってくれないんだ?そうやって何時も……!
グラハムを公私ともにサポートする盟友。
2ndシーズンでは誤解から完全に暗黒面に堕ちてしまい、本格的にMSの開発に携わる事に。

沙慈・クロスロード
心配しないでくれ。僕だって…未来を見つけたいんだ…!
ユニオン経済特区の東京に住む民間人。

搭乗機
オーライザー

ルイス・ハレヴィ
夢を叶えて。それが…私の夢なの。だから…私の夢を叶えて、沙慈……
日本に在住するスペインからの海外留学生。


[AEU]


パトリック・コーラサワー
大佐の勝利の為にぃッ!!
AEU軍に所属するスペシャルで2000回で模擬戦な“AEUのエース”。

搭乗機
AEUイナクト(デモカラー)、AEUイナクト指揮官機、GN-X、GN-XⅢ、GN-XⅣ指揮官機

カティ・マネキン
信用しろ。私がお前を男にしてやる
コーラサワーの憧れの上司。


[人類革新連盟]


セルゲイ・スミルノフ
戦争根絶とやらの覚悟を…見せて貰うぞ!
“ロシアの荒熊”の異名を持つ人類革新連盟の指揮官。

搭乗機
ティエレン高機動型、ティエレン宇宙指揮官型、ティエレン高機動B指揮官型、GN-X、GN-XⅢ、ティエレン全領域対応型

ソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)
今度こそ……今度こそ任務を完遂させる……。超兵として…!
「超人機関技術研究所」出身の超兵一号。



[アザディスタン王国]


マリナ・イスマイール
悲しい事を言わないで…。刹那、争いからは何も生み出せない。無くしていくばかりよ……!
今作のメインヒロイン
アザディスタン王国の第一皇女。


[モラリア共和国]


アリー・アル・サーシェス
やっぱ戦争はぁ!白兵でねえとなァッ!!!
民間軍事会社 (PMC)に所属する傭兵。
クルジス共和国の反政府ゲリラ組織・KPSAの元リーダーで、当時構成員だった刹那に神の存在を植え付け戦闘技術を叩き込んだ。
この時、刹那は実の母親を射殺している。



[その他]


リボンズ・アルマーク
感謝して欲しいな。君がその力を手に入れたのは、僕のおかげなんだよ?刹那・F・セイエイ……
声が「親父にも殴られた事の無いあの人」に似ている。果たしてその正体は…



イオリア・シュヘンベルグ
世界は……。人類は…… 変わらなければならないのだから……
この作品の根幹を作り出したソレスタルビーイングの創設者にして超天才科学者。
本作一のツンデレ


【評価】


新作の常もあるが、テロリスト主人公という点や、妙なネーミング、メカデザインの冒険ぶりから放送前は様々な所で拒否反応が溢れていたが、
開始後には気合いの入った作画と自重しないスタッフ達の暴走により、戦闘シーンを賞賛する声が非常に多くなった作品。
その映像クオリティは現在でもサンライズのプロデューサーをして「当時のTVアニメとは思えない」と評するレベルであり、作画スタッフも「あの時はみんなテンションがおかしかった」とその異常さを振り返っている。

そして最大の功績は何より、長崎健司という男の名を一気に上げた事だろう。
1stシーズン第12話から角田一樹氏と共に演出陣に合流し助監督へと就任した彼は、その優れたセンスで良質なバトルシーンの絵コンテを切り、ベテランの寺岡巌氏らと共に、作品の盛り上げに大いに貢献した。

夕方アニメで半年のインターバルを設けた珍しいアニメだが、その期間の販促等を考慮した大人の事情も絡んでおり、
脚本担当の黒田洋介氏はそれで話数調整等の脚本を変更せざるを得なくなって涙した、というエピソードもある。
とは言え、半年の期間を設けた事で上記の戦闘のクオリティ維持も出来た他、1st / 2ndの雰囲気の変化等の大筋の路線自体の変更は無いとのこと。
筆者の私見ではあるが、こうして完成した形こそ『ガンダム00』という作品であり、是非ともシリーズを通して観賞して頂きたいものである。


劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-


テレビシリーズで一通りテーマは描き切ったとスタッフは言及していたが、更にそこから先に踏み込んだ『00』の完結編。
1stシーズン第1話から、刹那・F・セイエイという男がどういった変化を遂げたかという物語の一つの節目と、
映像として描かれるガンダムマイスターや地球連邦軍の最大規模の戦闘が繰り広げられる。


ガンダム00 Festival 10 "Re:vision"


ガンダム00の10周年記念に開催されたリーディングライブイベント(朗読劇)。
劇場版の後のソレスタルビーイングについての話で、まさかの人物がCBへの加入を果たす。
俺達の戦いはこれからだ!と言わんばかりの終わり方だが劇場版ラストに繋がるのでご安心されたし。


ゲーム出演

第2次スーパーロボット大戦Z』に参戦。
今回の世界観に『三大国家』、テーマとして『変革』を挙げており、本作を主軸にしたものとなっている。
但し、ユニオンがブリタニアと合併して「ブリタニア・ユニオン」なる新国家となっていたり、AEUの軍部をOZが仕切っていたり、
人革連に中華連邦が含まれていたりとスパロボ独自のアレンジが為されている。


ガンプラ

シールが多いことを除けば総じて出来が良く、特にMG化された機体は(刹那機とジンクス系だけだが)、内部フレームの大半の再現に加え、太陽炉の着脱完全再現という出来っぷり。

MGダブルオーガンダムセブンソードが発売されてからは散発的に刹那機がRG化されていたが、2018年代に『ガンダムビルドダイバーズ』が放送されると放送10周年ということもあり再び人気に火がつき、プレミアムバンダイ限定でアドヴァンスドジンクス(ノーマル、デボラ機)とジンクスⅢ(アロウズ、連邦カラー)がMG化、ジンクスⅣがHG化
さらに2019年3月にガンダムデュナメス、2020年5月にガンダムキュリオスが新規造形でMG化されて一般販売されることが決定している。
そして2020年11月にMGヴァーチェが2021年に発売されることが発表されたことで、MGエクシアの発売から約12年を経て1stにおけるガンダムマイスター達の機体が全てMG化されたことになる。





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最終更新:2022年08月02日 12:29