登録日:2019/02/20 (水) 00:29:34
更新日:2024/06/10 Mon 20:34:02
所要時間:約 3 分で読めます
【概要】
教会の12人の聖騎士長の一人。所持する聖剣は〈メタトロン〉。
齢50にして前線に立ち、その実力と残虐性から聖騎士長最恐と呼ばれる実力者。
3日に1人は魔術師を殺害しており、教会の誇張を除いても討伐数499人と聖騎士で最多を誇る。
一方で、教会の教えでは禁じられているにもかかわらず竜を殺し喰らったという噂や、教会内部で独自の勢力を作っているという悪評も流れている。
【活躍】
〈魔王〉討伐に意を反したというシャスティルの噂を聞き、彼女が働くキュアノアイデスを尋ね対峙する。
自身に対し物怖じしないシャスティルに冒頭の台詞を吐き、一触即発の空気となるが、枢機卿のクラヴェルが割って入ったためにその場での戦闘は防がれる。
シャスティルが生きている限りは聖剣が次の所持者を選ぶことはないため、無駄な剥奪の処罰を取り止めるようにクラヴェルを恫喝するとその場を去り、
酒場で情報交換していた〈魔王〉ザガンとバルバロスの前に姿を見せた。
魔術師討伐数499人という触れ込みからザガンも警戒していたが、何故か戦意を見せず会話を続け、シャスティルとザガンに繋がりがあることを把握。
「なるほど。ではやつも“教会”にとって、十分な脅威となりうるわけか」
ザガンにもう用はないと昂揚を隠しもせずにその場を去った。
次に姿を見せたのは先代〈魔王〉マルコシアスの魔王殿。
フォルと遭遇し、激昂する彼女に襲いかかられるが手も足も出させずに返り討ちにし首を斬り落とそうとするが、養女を傷付けられたことに怒れるザガンが駆け付け戦闘となる。
ザガンの拳により致命傷を追うが竜を喰らったことで身に着けた再生力で立ち上がり戦闘を続けようとする、
その中で、フォルが自身を敵視する理由、ラーファエルが喰らった竜オロバスが彼女の父だったことを知ると、
ザガンの不意を突き彼女に斬りかかろうとするがシャスティルに止められ、遂に力尽き崩れ落ちる。
オロバスの名を聞いた瞬間から殺気が消え、まるでフォルに殺されるために挑んだように見えたことをザガンが問い、
更に、先日彼女を共生派に勧誘したオロバスを名乗る人物の正体がラーファエルであったことをシャスティルが指摘し場が混乱するが、疑問に答える間もなく戦闘の余波を受けマルコシアスが遺した防衛装置が起動、
防衛装置が放つ光線からフォルを庇い、左腕を失い、竜の力をもってしても再生不可能な心臓まで達する傷を負う。
フォルに対して、自身がオロバスを殺したというのは誤りで、むしろ人間ごときに倒されたとするフォルがオロバスを愚弄していると告げると、
オロバスの死の真相が、もはや伝承の中の存在となったはずの魔族によるものであり、
遠くない未来に魔族が蘇る時が来ることを予感し生き延び対抗する下地を作るためにオロバスの血を啜ったことを語り、
ザガンとシャスティル、〈魔王〉と聖騎士長が共に戦う姿を見たことで、魔術師と教会が手を取り協力できる未来を確信、
最期の役目としてシャスティルを暗殺しようとした教会内部の人間を粛清してから、フォルの元に戻り首を差し出そうとするが、父の死の真相を知ったフォルはラーファエルの命を奪うことはなく、ザガンとネフィに仕えるように要請し、
ネフィの魔法で治療もされ、聖騎士長を引退しザガンの執事となった。
また、魔術師討伐数499人の真相は恐ろしく強面なため警戒した魔術師から襲いかかられ、会話が下手で本人は紳士的に話しているつもりが高圧的で殺す気満々な風に受け取られ応戦するしか無かったというもの。
執事となって以降はフォルから、彼女がウォルフォレを名乗っていた際に使用していた鎧を義手として与えられ、外見に似合わず高度な料理の腕を見せている。
ビフロンスが起こした騒動の際に、魔術師たちがザガンの配下となってからは取りまとめも任されており、
船内では聖騎士ということで警戒していた魔術師も彼の料理に熱中し訓練された兵士のように統率が取れている。
追記・修正お願いします。
- 理想の上司なんだけど挿絵で顔を見ると「うっ」てなる -- 名無しさん (2019-03-10 12:10:23)
最終更新:2024年06月10日 20:34