ゆかりちゃん(都市伝説)

登録日:2019/09/10 Tue 10:58:13
更新日:2023/12/06 Wed 02:37:16
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概要


「ゆかりちゃん」は、都市伝説の一つ。霊や呪いの類が全く登場しないながら、ともするとそれよりも強い悪意のある、非常に後味の悪い結末を迎えることで知られている。

内容


あるところに、「ゆかりちゃん」という女の子がいました。

ゆかりちゃんは、父・母と一緒に平和に暮らしていました。

しかし、ゆかりちゃんが小学生の時、お父さんが事故で他界してしまいます。

それからというもの、ゆかりちゃんのお母さんは、朝早くから夜遅くまで必死になって働きました。

母子家庭だからと後ろ指を指されないように、と。

立派に小学校を卒業させ、中学校卒業間際に、もともと病気がちだったお母さんは、過労が重なり倒れてしまいます。

亡くなる直前、お母さんはゆかりちゃんを枕元に呼び、

「ゆかり、お母さんまで先に逝ってしまってごめんね。どうしても困った時にはこれを開けなさい」

と、手作りのお守り袋をゆかりちゃんに手渡し、天国へ逝きました。

それからゆかりちゃんは親戚の家に引き取られ、高校へ通っていました。

通学かばんには、あのお守り袋が付いています。

ある日、クラスの男子が「ゆかり、いつも付けてるそのお守り、見せろよ」とからかってきました。

でもゆかりちゃんは大切な物だったので言葉を濁し、見せようとはしませんでした。
男子は無理やりむりやり奪い取ってしまい、とうとうそのお守り袋を開けようとしました。

ゆかりちゃんは全てを説明し、返してもらおうとしましたが、引っ込みが付かなくなった男の子は、お守りの中の物を手にしました。

中には手紙が入っていて、それを見た男子は……絶句しています。

ゆかりちゃんは今まで手紙が入っていた事すら知らなかったので、男子から手紙を返してもらいました。

その手紙を見た瞬間、ゆかりちゃんは号泣しました。

手紙にはお母さんの文字で、はっきりとこう書かれていました。


「ゆかり、死ね。

登場人物


  • ゆかり
今回の件で絶望することとなるが、
もし本当に辛いときにこの開けていた場合そのまま自殺していた可能性すらあったため、今回の件があったことは結果的によかったのかも知れない。

  • 男子生徒
高校生にもなって人のものを勝手に、しかも強引に見るようなDQNな性格だが、一方で手紙の内容に絶句する程度の人間味もある模様。
彼の行為により、ゆかりが母親からの呪縛から解放されることになるであろうことは不幸中の幸いというべきだろう。
(話によっては手紙の中身をゆかりにあえて見せないように捨てるというものもある)

  • ゆかりの母親
悪意に満ちた手紙を残した最大の元凶
なぜこのような手紙を残したのかは、「辛くなったらあなたも死んでいい(もしくはあの世でゆかりと再会したい)」「ゆかりを女手一つで育てたせいで人生が台無しになり、自分も命を失うことになった」があるが、その真意は不明。



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最終更新:2023年12月06日 02:37