Strategic Homeland Division

登録日:2019/10/11 Fri 00:34:25
更新日:2025/04/06 Sun 17:34:46
所要時間:約 28 分で読めます





我々は同僚

我々は隣人

あるいは君の友達

だが、招集されれば任務が最優先となる

それが──

Divisionだ。


Strategic Homeland Divisionとは、UbiSoftが販売しているゲームソフト「The Division」シリーズに登場する架空の組織。
略称は頭文字を取って「SHD*1」もしくは「The Division」、あるいは単に「Division」と呼ばれている。以下、本項目では略称を「SHD」で統一する。




以下、ゲームのキャラクター設定やストーリー展開についてのネタバレを多数含むため、同シリーズについてのネタバレを避けたい人は閲覧しないようにお願いします。





【目次】


【概要】

SHDは9.11同時多発テロ事件をきっかけに行われた軍事訓練「ダークウィンター作戦」の結果を受けて発令された大統領令「Directive51」によって設立された、極秘の治安維持組織である。
不死鳥を象ったエンブレムと「オレンジの輪」がシンボル。

組織の活動目的は「アメリカ政府の存続と活動地域の秩序回復」。
アメリカ合衆国国内で大規模なテロ行為や災害による甚大な被害がもたらされ、警察や軍隊などといった通常の治安維持組織の指揮系統が麻痺し、機能しなくなった際に招集され、活動を開始する。
招集されたSHDの構成員(エージェント)には最大の権限が与えられ、米国内の治安・秩序回復のため、任務達成に必要であればあらゆる行動が許可される。
極端な話、特定個人の排除(殺害)すら誰に許可を求める必要もなく、エージェント個人の判断だけで実行してよい。*2
もちろん与えられた任務に反する行動(任務放棄や逃亡を含む)や同僚(SHDエージェント)の殺傷など明確な反逆行為を働いた場合は権限が剥奪され「離反者(ローグ)」指定を受ける*3が、逆に言えばそうでもしない限り行動の制約を受けない。このような権限が認められているのも先述した壊滅的な状況下ではそもそも通常の「手続き」が不可能であるため。

名目上は大統領直属の組織になるが、その性質上実際には独自の判断で活動することになるうえ大統領権限を持つ人間と真っ向から対立する場面もあり、正確な意味で「大統領の指揮下にある」と言えるかは疑わしい。
また、人員の採用基準についても能力のみを重視する傾向があり、性格的に問題があると判断された者もそれを前向きに捉えて強引に採用するなど、その選定にはいささか疑問が残る。*4
Division2のDLC「Warlords of New York」での顛末ではSHDですらも政府のしがらみとは無縁でないらしいことが明かされ、富裕層の居住地区にエージェントを優先的に配置する傾向が見られたり、ニューヨークにおけるアウトブレイク初期にはJTFとの連携に齟齬をきたしエージェント達が撤退も許されないままダークゾーンに取り残される等様々な問題が浮き彫りになった。


【構成員】

構成員(エージェント)は軍官民問わず極めて高い技能を持つ者をスカウトしており、平時はアメリカ全土に散らばり日常生活を送る傍らで訓練を重ねているとされる。ブラックすぎませんか?
組織の特性上エージェント達は招集されるまで互いの顔も知らないことがほとんど。招集された後も自分のチーム以外のエージェントとは殆ど顔を合わせない模様。
一応の序列はあるらしく、「指揮官」「上級エージェント」「エージェント」の3つが判明しているがそれ以外の組織構造は全く不明。

ニューヨーク・第一波

ドルインフルのパンデミックが始まった場所であるマンハッタンへ最初に送られたエージェントの一団。
マンハッタン中央にダークゾーンが誕生する前から活動していたことがわかっている。
「The Division」の冒頭で全員が行方不明もしくは死亡となっているが、後に一部は離反しLMBに合流した者、ローグにならず生存を続けている者が居ることが判明している。

ノーブルチーム

第一派として派遣されたチームの一つ。キップス・ベイで活動中にライカーズの襲撃を受けて全滅したが、作中で閲覧できるEchoデータ(立体映像)でその姿を確認できる。
セシリア・アン
訛りのある英語を話す女性。戦闘ではバリスティックシールドを使用。
ライカーズの襲撃で死亡。

アキル・フープスター
男性。戦闘ではモバイルカバーを使用していた。
ライカーズの襲撃で死亡。

トニー・ガルシア
ライカーズの脱獄を知り、警戒していた。
ライカーズの襲撃で死亡。

ダグ・サットン
「触れるもの全てが黄金になったら、孤独が唯一の友となるだろう」*5
単独で偵察に出ている間にチームが襲撃を受け、最後の一人となる。
その後チームを襲撃したライカーズの一団を追跡し、アジトを特定して奇襲を仕掛け全員を殺害するが、その戦闘で負傷し死亡した*6
同時にライカーズに囚われていたエイプリル・ケーラーを救出しており、Echoデータによればダグ・サットンのショットガンが彼女の手に渡っている(会話の内容からバックパックも同様と思われるが、Echoの映像ではSHDテックが確認できない)。

その他の第一波エージェント

アーロン・キーナー
第一波のエージェント。作中のEchoではしばしば「先遣隊」と呼ばれるが、これは彼のコールサイン"ヴァンガード"を和訳した結果。
作中のエージェントファイルによればテネシー州ベル・ミードの出身で、招集を受ける前は先物取引を手掛けるトレーダーだった。本人曰く「金儲けよりも、金で人を動かすのが好きだった」とのこと。
従軍経験があり、決断力に優れ、非常に適応力が高く自信に満ちているとされる。
マンハッタンでの活動の後に離反し、複数のエージェントを引き連れてLMBに合流。この際誘いに応じなかった第一派エージェントの多くを殺害している。
その後LMBにも見切りをつけて姿をくらました後、アマーストの隠れ家で「ドルインフルのスターターキット」を入手、1主人公にEchoでメッセージを残して去っていった。その後マンハッタンのウェストサイドで目撃されているが、以降の動向は不明。

ビクター・ライト
リチャード・ムーア
ユージーン・ピーターソン
ニューヨーク警察学校でキーナーに殺害されたエージェント達。
キーナーから離反を持ちかけられたが応じなかった模様。

スケアクロウ
本名不明。キーナーと共にLMBに合流した第一波エージェントの一人。
ニューヨーク警察学校で第二波のエージェントと交戦して死亡した。

カーター・ルルー
「身を引いたなら、射撃に備えろ。素早く行動するか死ぬかだ」*9
「彼はまだいる。お前らには想像もつかない形でな」
キーナーと共にLMBに合流した第一波エージェントの一人。コールサインは"ホーネット"で、本名は2の「シーズン2・キーナーの遺産」において登場した際に音声ログで判明した。
ニュージャージー出身だが家族と不和を抱える中で軍に入隊し、配属されたジブチ共和国でキーナーと出会い親友となったらしい。エージェントに採用されたのもキーナーの推薦だが、精神鑑定には難があった模様。
趣味は大型動物の狩猟で、そのためにジンバブエに何度も渡航している。
ロシア領事館にてLMBに加勢し、ウィルス研究者のヴィタリー・チェルネンコを連れ去りロシア領事館のスパコンに保存されていたチェルネンコの研究データを回収したが、第二波のエージェント(1主人公)と交戦し敗北。研究データを奪われている。
1ではこれ以降登場せず死亡したと思われていたが、キーナーが連れてきたローリー・ベイカーの手当てで一命を取り留め*10、その後ワシントンDCに渡った。
アウトキャストと手を組みエミリーン・ショーの後継者のように振る舞っているとされ、エクリプスウイルスも躊躇なく使うなど、後述のモリー・ヘンダーソンとは対照的な立ち回りを見せている。
ブラックタスクが放棄したタイダルベイスンの基地を根城にしてエクリプスウイルスを量産し、アウトキャストだけでなく他のローグエージェントにも供給している。

ラプター
「暗闇に身を隠せば、心配することは何もない」*11
本名不明。上記のエキゾチック武器のフレーバーテキストにて「第一波のエージェント」と判明しているが、ISACのデータベースでは「PMC戦闘員」となっており矛盾がある。
後述の"ドミノ"と共に国連総会会議場でLMBを引き連れて第二波のエージェントと交戦し、死亡した。

エスパドン
レイピア
The Divisionの重要ターゲットミッションの標的として登場。ハイリスク目標のひとつで、危険度は最上位。
LMBの兵士を引き連れており、ミッションの説明では「第一波の裏切り者」とされている。

クラーク
ダークゾーンの中で響く「ローグディスパッチャー」の声の主。
SHDの通信装置を多数回収し、それを使用してダークゾーン内のエージェントやローグエージェントに向けて有用な情報…つまり、「マンハント」ステータスを持つエージェントの居場所や、マンハント解除端末の位置を報せる活動を続けている。

パトリシア・ペレス
第一波エージェントの一人。女性。
第二波を「素人同然」と唾棄し、自らの腕前に自信を持っていることがうかがえる。
彼女の音声ログによれば「この島には第二波の連中が多すぎる」としているが、意味するところは不明。
また別の音声ログではマンハッタン市民のコミュニティを支援しているようで、第一波のエージェントとしては不可解な点が多い。

ケイレブ・ダン
1には登場せず、2のEchoデータで存在が確認できる第一波エージェント。公式コミック「The Division Extremis malis」の主人公でもある。
第一波でありながら「ローグにはならなかった」と話していること、ISACのデータベースでも離反とは扱われていないことから、経緯は不明ながら1〜2の時系列の間で「正式に」異動してきたエージェントということになる。
キーナーの音声ログによればマンハッタンの隔離は既に解かれているとのことなので、異動してくること自体はありうる話ではある。

ヴィヴィアン・コンリー
「これはジョー・フェロの遺産よ!ディビジョンなんかに壊されてたまるか!」
2のDLC「Warlords of New York」に登場するローグエージェントの一人。
化学工学の知識を買われて採用されたエージェントだが、クリーナーズとして活動を続けた結果マンハントターゲットに指定されている。ローグ組織でのコールサインは"ウラヌス"だったらしい。
ローグになった時期は不明ながら、混乱の中でJTFから攻撃を受けたらしいことが音声ログで確認でき、その後ダークゾーンを彷徨っている時にクリーナーズに保護された模様。*12
そしてジョー・フェロに直接説得されてクリーナーズに加わり、持ち前の知識と技術を活かしてクリーナーズの活動を支えてきたとされており、2のクリーナーズが使うナパームタレットや爆撃ドローンは恐らく彼女を含むローグ達の入れ知恵。余計なことしやがって。
フェロが倒されてからはその遺志を継ぎ、クリーナーズの指導者に収まっている…というか、フェロが生きている時から現場はほとんど彼女が仕切っていたらしい。*13
座礁した石油タンカーを拠点に活動していたが、2主人公と交戦し敗北。自分の身体に焼夷弾を撃ち込んで自爆するという壮絶な最期を遂げたが、「シーズン1・シャドウタイド」においても彼女が設計したらしい「SHDエージェントだけを殺す機械」が登場するなど死して尚SHDにとって大きな脅威であり続けた。

ハビエル・カジカ
「お前らには1つ共通点がある…深刻な責任感の欠如だ。」
2のDLC「Warlords of New York」に登場するローグエージェントの一人。
元JSOC工作員のSHDエージェントで、マンハントターゲットの一人。常に大型のマチェットを携え、不気味なオーラを纏っている。
SHDの任務の最中、JTFに増援要請を行ったがJTFはこれに応じず周辺地域を放棄したため孤立。この時SHDからは撤退の指示が出ていなかったため、残って死ぬか逃げてローグになるかの選択を迫られた。
以降JTFを標的に復讐の機会をうかがっていたらしいが、音声ログではバッテリー・パークへ向かうJTFを襲撃しようするクリーナーズを恫喝し思いとどまらせる一幕もあり、JTFの兵士たちは眼中になく撤退の判断を下した幹部達を狙って動いていたらしい。
後にキーナーの仲介でクリーナーズと手を組みロウアーマンハッタンの自警団「ピースキーパー」の拠点を狙うも計画を阻止され、2主人公によって殺害された。
具体的に誰を狙っていたかは言及が無いが、この時点でピースキーパーの拠点に滞在していたJTF幹部はロイ・ベニテスのみだったので彼を狙った可能性が高い。

ジェームズ・ドラゴフ
「俺たちは家族だ。ここは俺達の家だ。あのクソどもにはご退場願おう。」
2のDLC「Warlords of New York」に登場するローグエージェントの一人。
ニューヨーク市警の警官であり、ロシアの犯罪組織のボスを父に持つ。マンハントターゲットの一人。
招集を受けた後ライカーズ島刑務所での任務に就いたが、状況の悪化に伴い「囚人達を置き去りにして島を放棄する」という決定が下され、これに反発してローグとなり、ララエ・バレットを含む囚人たちを開放する。
以後は一旦ライカーズから離れウォール街周辺で活動していたようだが、富裕層の居住区に多数のエージェントが配置されていることに疑問を持ちSHDが政府の後援者を優先して保護している事を看破し幻滅している。
バレットの死後、ライカーズの残党から乞われてリーダーとして行動し始める。程なくキーナーから半ば脅迫じみた要求を受けロウアーマンハッタンで物資を収集していたが、その途上で2主人公の襲撃を受け、殺害された。
音声ログではライカーズのメンバーを「家族」と呼び大事に扱っていることが見て取れ、残忍さと荒々しさが強調されていた前リーダーのバレットとは対照的である。

テオ・パーネル
「ISACを信じるな。簡単に騙せる。」
2のDLC「Warlords of New York」に登場するローグエージェントの一人。
元海軍のドローンオペレーターかつ機械工学学士で、マンハントターゲットの一人。
元々被害妄想じみた陰謀論を唱える傾向があったようだが、政治家であった父親の死に不審な点が多かったことから特に現政権に対して疑念を抱くようになった。*17
一方でEcho映像ではローグとなったキーナーに銃を向けて問い詰める姿が見られ、それまではエージェントとしての活動を続けていたようである。*18
その後キーナーに説得されてローグとなり、父の死と政府やSHDについて独自に調査を続けた結果「SHDは腐敗している」という結論に至り*19、以降ローグとしての活動を本格化させた模様。
作中では市民会館エリアに陣取り、ドローンや立体映像、ISACへのクラッキング等を駆使して主人公らを翻弄したが最終的に2主人公の手で殺害された。

モリー・ヘンダーソン
「まったく、酷い時代だったわね…」
2の「シーズン1・シャドウタイド」におけるマンハントターゲットのリーダー格。ローグ組織におけるコールサインは”ジュピター”。
詳しい経歴は不明。音声ログから読み取れる限りローグになった直後からキーナーと行動を共にしていたらしいが、後にキーナーから任務を託されローグエージェント数名とクリーナーズを引き連れワシントンDCへ渡った。
ワシントンDCへ向かう際に同行するクリーナーズに対して「ドルインフルの根絶」という目標を掲げているが、キーナーから送られた援助物資である「エクリプスウィルス」を使わず燃やして捨てるよう指示する等の行動から察するに、本気でウィルス根絶を考えている模様*20

チャドウィック・ブランドン3世
「JTFは俺たちを置き去りにした。おかげで何人ものエージェントが命を落とした。」
2の「シーズン1・シャドウタイド」におけるマンハントターゲットの一人。ローグ組織におけるコールサインは”ネプチューン”。
航空機関士であり、第一波として招集された後はJTFの作戦基地のインフラ整備(主に電力・通信関連)に携わっていたが、ある時作戦基地の発電機に細工をしてJTFに甚大な被害を与えたとして手配されていた。
JTFがダークゾーンから撤退した際に仲間を失ったらしく、明確にJTFを憎んでいた模様。
ローグになってからは長い逃亡生活で精神的にかなり疲弊していたらしく自暴自棄な発言が目立つが、リーダー格の”ジュピター”はその腕前を買っていたようだ。

ルーシー・アンダース
2の「シーズン1・シャドウタイド」におけるマンハントターゲットの一人。ローグ組織におけるコールサインは”ヴィーナス”。
前職は医師とのことだが、凄腕の狙撃手でもある。ローグとなった時期・動機は不明だが、ローグになる前からキーナーと面識があったらしい。
長期に渡りJTFの物資を盗み続けた挙げ句、その物資を奪還しようとしたSHDエージェント3人を相手取りこのうち2人を殺害、残る1人に重傷を負わせたとされる。
キーナーのローグ組織に合流した後ワシントンDCに派遣されたが、クリーナーズと手を組むことには難色を示しており、関係構築には手こずっていたようで”ジュピター”から窘められている。

ローリー・ベイカー
「みんな弱ってる。どうせ助からない」
2の「シーズン2・キーナーの遺産」におけるマンハントターゲットの一人。ローグ組織でのコードネームは"ターマイト"。
元軍医で、かつてアフガニスタンで任務に就いていた際、撤退命令に対して「取り残される負傷兵を見捨てることはできない」として命令を拒否し除隊処分となった過去があり、この一件で見られた決断力を買われてSHDにスカウトされ、その後ニューヨークの第一波として招集を受けている。
音声ログでは、ドルインフルの脅威を目の当たりにした結果かアフガニスタンの時とは逆に「弱者を切り捨てる他に道はない」という結論に至り、医療スタッフ等と衝突する様が描かれている。
後にCERAの医療施設の防衛に就いた時には他のエージェントやJTF隊員もろとも施設を見捨て、クリーナーズの襲撃を放置した模様。

イライジャ・ル
「俺がこうしているのは、ディビジョンがダメだからじゃない。」
2の「シーズン2・キーナーの遺産」におけるマンハントターゲットの一人。ローグ組織でのコールサインは"ハンツマン"。
元軍人で、爆発物処理班としてアフガニスタンでの任務に就き銀星勲章を授与された経験を持つ。任務中の負傷によって名誉除隊し、SHDの採用担当者(リクルーター)として雇われたとのこと。
そこでアーロン・キーナーとカーター・ルルー(後の"ホーネット")をSHDに推薦したのち採用担当者からエージェントに転身。ニューヨークの第一波として招集を受けたが、LMBがやってくると「この状況を掌握できるのはLMBくらいしかいない」としてSHDを去る(この時点でローグに指定されていたかは不明)。
他のローグ達と違いSHDに対する悪感情は薄かったようだが以降戻ることはなく、キーナーとは違いチャールズ・ブリスの死後もLMBの残党とともにあった模様。
時期は不明ながら*21キーナーの手引きでLMBの残党をブラックタスクに合流させた上でLMBの仲間とは離れてローグ組織の一員として行動を開始しているが、"ホーネット"とは折り合いが悪く口論する場面が音声ログに残っている。

ニューヨーク・第二波

第一波の全員が消息を絶ったために組織されたエージェントの一団。第一波よりも規模は小さいとされる。
ブルックリンのヘリポートにて対空ミサイルによる攻撃を受け、VTOL輸送機に乗っていた指揮官とエージェントが死亡。付近に居た二人のエージェントを残して全滅という憂き目に遭っている。
「The Division」ストーリー冒頭のフェイ・ラウは第一波の一部がローグエージェントとなった事を把握していなかったようだが、「The Division2」の音声ログでは、第二波を送る前にローグの存在を政府が把握していたことが判明した。
つまり第二波の面々には敢えて情報が伏せられていた可能性が高い。
また、セントラルパークへ降下した別働隊の存在が明らかになっている。

ルイス・チャン
第二波の指揮官で、「SHD北東方面指揮官」を名乗る。ブルックリンでの活動を指揮して足場固めをしたが、マンハッタンへ渡る直前に輸送機を撃墜され死亡したとみられる(遺体までは確認されていない)。
「2」の音声ログに名前だけ登場しており、ウォーラー大統領に呼び出されている。
この際大統領は「ルイス・チャンを呼べ。第二波の許可が出たと知らせろ」と発言していることから、大統領に第二波の派遣を進言していたのは彼ではないかと思われる。
立場から考えて、ローグエージェントの存在を知っていたとしても不思議ではない。

フェイ・ラウ
第二波の上級エージェントの一人。中国系アメリカ人の2世でマンハッタン出身。若くして両親を亡くし、妹を養いながら生活してきたらしい。
経済学の学位と、戦略研究学博士の肩書きを持ち、招集されるまでは国家安全保障局に務めていた。
輸送機が撃墜された際に重傷を負ったが一命をとりとめ、そのままマンハッタンへと渡る。

マンハッタンでは主にJTFとの調整役を担い、作戦基地からのナビゲート等も行う。
7ヶ月後の「2」では、回復したのか前線で戦っている姿が描かれている。


1主人公
第二波のエージェントの一人。
輸送機が撃墜された際、一時意識を失ったものの奇跡的にほぼ無傷でマンハッタンに降り立った。
最終的にクリーナーズ、ライカーズ、LMBそれぞれの指導者を討ち取った事でマンハッタンの敵対組織に大打撃を与え、暴徒らに到っては見つけたそばから通り魔同然に狩りまくった結果恐れるあまりダークゾーン以外での表立っての活動を殆どしなくなるか、足を洗って真っ当に暮らそうとする者が続出、その傍らで生活インフラの復旧や生存者の救援活動に貢献したことでJTFや市民から絶大な信頼を勝ち取るに至った。

「プレーヤー自身がエージェント」という演出上特にキャラ付けはなされていないものの、その行動を観察していたアーロン・キーナーによればフェイ・ラウの監視下にあるときとそうでない時では全く異なる行動傾向を見せるとされ、キーナーはこれを「興味深い矛盾」と称し、行動が読めないとして警戒していた。*25
Division2のDLC「Warlords of New York」では生死不明となっており登場しない。
ミッドタウンの作戦基地がローグエージェントに襲撃された際に行方が分からなくなり、そのままMIA扱いになったとのこと。

ジェイソン・バーンズ
「真の悲劇は、生きることへの感謝が生存本能によってかき消されてしまうことだ。」
2の「シーズン2・キーナーの遺産」におけるマンハントターゲットの一人。ローグ組織でのコールサインは"タイタン"。
元消防士で原野火災研究や消防降下隊員としてキャリアを積んでおり、熱心な自然保護活動化でもある。ある時原野火災に対処した際、隊で唯一の生存者となったことでSHDの目に止まりエージェント候補とされた模様。
エージェントとしてはドルインフルのアウトブレイク真っ只中で採用と同時に招集を受けており、SHDの訓練過程を修了していない。音声ログでの採用担当官と彼のやり取りではクリーナーズの存在が仄めかされており、消火活動の専門家を派遣するため急遽採用を決めたものと思われる。
ニューヨークにおける第二波のエージェントとされているが、フェイ・ラウら1のエージェントたちとは別に編成された部隊であり詳細な活動開始時期は不明。セントラルパークに降り立ち市内の各公園で消火活動を指揮したとされる…のだが、セントラルパーク自体が第二波の投入前にすでにダークゾーンとして隔離されており、そこに降り立って各地の公園へ行けるものかも甚だ疑問ではある*26
任務中に煙に巻かれ、搬送された先の病院でドルインフルのもたらした惨状を目にして何を思ったか、程なくSHDと決別しローグとなった。
その後キーナーのローグ組織に参加し、エクリプスウイルスを用いて自然の再生を目的に活動している。*27



ニューヨーク・所属不特定

SHDテックを装備している、もしくは会話している相手などから第一波とも第二波とも、エージェントでないとも取れるエージェント達。
ドミノ
本名不明。SHDテックを装備し追尾マイン等を使用して戦うが、ISACのデータベースでは「PMC戦闘員」となっている。プロフィールにはLMBのマークがあるため元々LMBの中から採用されたエージェントか、あるいはキーナーからSHDテックを渡されただけのLMB隊員か。
"ラプター"と共に国連総会会議場でLMBを引き連れて第二波のエージェントと交戦し、死亡した。
元LMBだとすれば、彼をLMB(というよりブリス中佐)から寝返らせたキーナーの手腕がうかがえる。

アポロ
本名不明。
The Divisionにおいて、ミッドタウン東部にネームドNPCとして出現するローグエージェント。
LMBの兵士を連れており、右腕にはSHDのパッチがあるためおそらく第一波のエージェントの一人と思われるが、詳細不明。

ジェリー・リウ
ニューヨークのエージェントの一人?。男性。
音声ログで1主人公を「あのエージェントと一緒なら地獄にだってマンハッタンのアップタウンにだってついていくつもりだ」と称賛しており、主人公と面識のある第二波側の人間であることがうかがえる。
別の音声ログではISACが使えることが判っておりエージェントの一人と思われるのだが、その音声ログで第一波のパトリシア・ペレスと会話しているため、第一波と面識があり、かつその時点でエージェントであった=第一波のエージェントであるともとれる。
第一波から第二波へ合流したとすれば説明がつくが、先述の通りストーリー冒頭で「第一波は全員が死亡か行方不明」とされていたため、なぜそれまで消息を絶っていたのかについては判然としない。キーナーの追跡から逃れるために隠れていたか、単に混乱の最中でJTFやSHDとコンタクトが途絶えていた可能性もあるため説明は付けられなくはない。

コリーヌ・サンフォード
女性。第一波ノーブルチームの一人であるダグ・サットンと任務を共にしたらしい音声ログが存在する。
一方、別の音声ログで死体を発見した際のJTFとの会話での「ISACによると、第一波のエージェントみたい」という発言からISACを使えるエージェントで、第二波の派遣後も生存している*28…と見做せるのだが、ダグ・サットンは第二波の派遣より前に死亡しているためジェリー・リウと同様に第一波の生き残りで第二波に合流した可能性がある人物の一人。

重要ターゲットオフィサー
「エージェント、話したいことがある」
「やりがいを求めてたりせえへんの?」
作戦基地に居る二人。デイリー目標担当が男性で、ウィークリー目標担当が女性。
名前は設定されていないが、バックパックにSHDテックがついておりエージェントではないかと思われる。
他のエージェント同様、第一波の生き残りだろうか?

マーリー・ヤロー
2の「シーズン3・機密計画」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”シェイド”。
前職は保護観察官で、彼女が担当した仮出所者がアウトブレイクに伴いライカーズへ収監された挙げ句散々な仕打ちを受けたことを知ってローグとなり、ジェームズ・ドラゴフに協力しライカーズを支援し続けた。*29
ドラゴフの死後はフェイ・ラウの仲介でブラックタスクに採用されたとのことだが、音声ログによればブラックタスクからの物資をライカーズに供給するための仲介役をしておりマンハッタン島から出てはいない模様。
ローグになる前はフェイ・ラウと緊密に協力していたとされるが、彼女が第一波なのか第二波以降なのかは不明瞭である。

アリシア・コズワルド
「これはISACが思ったほど賢くなかったってこと」
2の「シーズン4・エンドオブウォッチ」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”サーシ”。
元軍人で、退役後大学に入学し、在学中にSHDに採用され、卒業後英語教師になるところでドルインフルのアウトブレイクが発生したとのこと。招集を受けたかは不明だが、すぐにブラックタスクに加入した模様。
ローグとしてフェイ・ラウに捕らえられて尋問を受ける様が「Warlords of Newyork」の音声ログに収録されており、彼女の尋問からブラックタスクとの交渉に至る一連の出来事がラウがブラックタスクに加入するきっかけになった。


ワシントンDC

ドルインフルのパンデミックが広がっていく中、ワシントンDCへ送られた・移動してきたエージェント達。
召集はあったようだがマンハッタンのように大規模な投入作戦が行われていたかは不明。
アラニ・ケルソ
DCで最も長く活動しているSHDエージェント。
陸軍レンジャーの訓練過程を修了し、CIAで民兵の将校として働いた過去がある。
作中のファイルによればSHDで教官を務めていたとのことで、音声ログでは「病的なまでの反抗性」を懸念されていた。現在は市民軍の訓練もしているらしい。
2の主人公が最初に会うエージェントであり、その後も共闘することになる。

オデッサ・ソイヤー
元SHDエージェント。
DCで活動していたが負傷によって引退し一時は作戦基地での管理業務に従事していた。
現在はシアターコミュニティの市民に請われて指導者を務めている。かつてエージェントであったことは口にしないが、腰にSHDウォッチをぶら下げているため特に隠しているわけではない模様。
アラニ・ケルソとはエージェントだった頃から付き合いがあり、負傷した場面のEchoデータが確認できる。ケルソは彼女の負傷について責任を感じているらしく、両者の関係は少々ギクシャクしている。
前職・経歴については全く明かされておらず不明。ブラックタスクの幹部であるバードン・シェーファーとは面識があるらしいが彼を「ゴキブリ」呼ばわりして嫌悪しており、DCでの活動中にブラックタスクへ勧誘されたがこれを拒否している。

2主人公
別の地域で活動していたが、救難信号によってDCへやってきたエージェント。
1主人公と同じく明確なキャラ付けはなされていないものの、コーディネーターのマニー・オルテガ曰く「ようやくやってきた『まともな』エージェント」、
DLCで敵対してきたローグエージェント曰く、「注意を払うべき危険人物でヘッドショットを好む傾向があり、ローグ*30である可能性が排除できない」とのこと。正直全く否定できない。

エスピノザ
DCで活動していたエージェント。
ジェファーソントレードセンターを偵察していたが、現地にいたハイエナに捕らわれて死亡した。
クラシファイド任務の音声ログでは、メキシコに家族がいること、アラニ・ケルソと共に任務をこなしていたことが判明している。

マヤ・ウォルシュ
フェデラル・エマージェンシー・バンカーでSHDネットワークノードの修復にあたっていたが、アウトキャストの襲撃を受けチームが全滅、唯一の生き残りになる。
その後2主人公によって救出され、彼女が回収した機材によってSHDネットワークの機能不全が解消された。

ジョン・ダンバース
2のEchoデータで確認できるエージェント。ISACのデータでは「マンハッタンの隔離後に召喚」とされている。
BTSU工作員のガルベストンに捕らえられ、拷問されて死亡した。
遺体は見つかっていない。

メリサ・チョルルカ
2のEchoデータで確認できるエージェント。
はっきりしたことは解らないもののISACのデータでは「マンハッタン隔離後に召喚」とされており、(誤字でないならば)ケイレブ・ダンと共にDCでインタビューを受けていることからマンハッタンが隔離された後にマンハッタンで招集を受け、DCに異動してきたエージェントとみられる。
別のEchoデータではJTFと共にトゥルーサンズのリッジウェイ将軍を逮捕する姿が描かれている。

サンダース
「普段持ち歩いてるもの?アーマープレートね。できるだけ多くの」*31
キャラメイク終了後のチュートリアルで、主人公や数人のエージェントとともに市民のコミュニティを守っていた黒人女性のエージェント。
主人公とともに暴徒を撃退したのもつかの間、直後にブラックタスクの襲撃とワシントンDCからの救難信号を傍受するが、コミュニティの住民たちを放ってはおけず主人公をワシントンDCに送り出す。
その後どういう経緯があったか不明だが国防総省で活動しており、ブラックタスクの襲撃を受け潜伏していたところで主人公と再会することになる。


ブルックス
「俺が死んだら、このキャッシュをホワイトハウスに届けてくれ…」
DCで活動していたエージェントの一人。
Division2作中の音声ログでケルソと会話している。また、イースト・モールのサイドミッション「エージェント・ブルックスのサポート」で登場。
ナショナルモールでSHDテックキャッシュを回収しようとしたが、トゥルーサンズとの戦闘で負傷し戦闘不能に陥る。その後の動向は不明。

デヴィッド・マスターズ
Echoデータで確認できるローグエージェントの一人。
キャシー・キャスティロと共に他のエージェントから奪った戦利品を確認している最中に背後から撃たれて死亡した。

キャシー・キャスティロ
Echoデータで確認できるローグエージェントの一人。
他のエージェントから奪った戦利品を確認していたデヴィッド・マスターズを背後から射殺した。
ISACのデータでは「死亡」となっているため、他の場所で死亡したものと思われる。

コール・マクマノン
アンダース・ブレイク
リズ・チャン
3名ともDCで活動するSHDエージェント。Echoデータで確認できる。
休憩しながらメタい「あるあるネタ」を話している。

ジョンソン
ウォード
ダン
感染者の集団を焼き払おうとした市民を制止したエージェント達。
隔離エリアがある時点で感染者は隔離対象だが、感染者の集団をその後どうしたのかは描かれていない。



ミラー
DCのエージェントの一人。
国の惨状に絶望し、任務を放棄。SHDテックを残して去った。

クラーク
ミラーの相棒。離脱しようとするミラーを説得しようとしたが…
1のローグディスパッチャーとは別人。

メアリー・マスターズ
2の「シーズン1・シャドウタイド」におけるマンハントターゲットの一人。コードネームは”サターン”。
前職は弁護士。DZウェストでJTFの回収ヘリを撃墜、パイロット2名とSHDエージェント1人を殺害したとされ、ローグ組織の中で1人マンハッタンに残り後方支援を任されている。DCからマンハッタンへ移動した時期は不明。
他人を信用し、依存することを避ける傾向があるとされるが、音声ログにおけるジュピターとのやりとりでは仲間を思いやり、非常に信頼されていることが読み取れる。

ライアン・チャン
2の「シーズン1・シャドウタイド」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”マーキュリー”。
元軍人で、アフガニスタンで銀星勲章を授与されている。第二波の1人としてDCで活動していた*32が、捕虜に対する拷問を行ったとしてローグ扱いになったとされる。
音声ログでは物資を手放すことについてアラニ・ケルソと言い争う場面があり、SHDの判断に疑問を抱いていた模様。
後にローグエージェントたちとともにDCへやってきたクリーナーズを「有能」と評価し、同時にアウトキャストを敵視していた。
捕虜への拷問がSHDエージェントの権限に含まれているかは気になるところだが、描写されている限り明確な敵対行動は取っていないように見える。

ティーガン・シルバー
2の「シーズン2・キーナーの遺産」におけるマンハントターゲットの一人。ローグ組織でのコールサインは"ルナ"。
警備業者を経て、ワシントンDCの国務省で働いていたとされる。
アラニ・ケルソから依頼を受け、フェイ・ラウが回収した暗号化Echoデータの分析を担当し、ローグのネットワークに接続することに成功。キーナーと接触した時点でローグ組織への協力を申し出ており、以降スパイとしてSHD側の情報をリークし続けた。
やがて内通が露見すると、キーナーに向けて「SHD(1主人公)がマンハッタンにあるロシア領事館に向かった」と警告すると同時にSHDから離反した。
元々マンハッタンにおいてJTFがダークゾーンから撤退した事について反発しており、SHD上層部を含む政府やJTFへの不信感を抱いていたらしい。
スパイ活動をしていたのはフェイ・ラウがキーナーの離反を知ってからロシア領事館襲撃までのごく短い期間*33と推測されるが、内通が露見してローグ組織に移った後も情報収集を中心に活動していたようで、キーナーからは「ルナが知らないことはない」と評価されていた。

スエコ・タナギ
2の「シーズン3・機密計画」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”レイス”。
日本風の名前だが出身地はジョージア州アトランタであるため日系アメリカ人と思われる。
米陸軍に在籍した経験があり、その後国際的な輸送会社へ移り物流を管理する役職を務めていた。
招集を受けてからはCERAの物資供給を維持する役割を与えられたようだが、同時にブラックタスクからもオファーがあったため政府とブラックタスク両方を相手に立ち回ろうという野心が芽生えたらしい。
ただ、音声ログで判明している事は主にハイエナと手を組み、バードン・シェーファーと連絡を取って物資の手配をしていたという点のみで、設定ほど大仰なマネはしていないように見える。

リネット・エドワーズ
2の「シーズン3・機密計画」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”ダスク”。
バージニア州出身。代々海兵隊の家系に生まれ、彼女自身も海兵隊に入隊した後父親の推薦によってSHDに採用されたとされる。米軍での階級は准尉。
ある時SHDが腐敗していると気づき、トゥルーサンズの理念に共感していたこともあってトゥルーサンズの一員となった…とのことだがSHDの腐敗に気付いた経緯などは全く明らかにされておらず、音声ログでもバードン・シェーファーを相手に物資の補給を要請している程度で具体的にどのような活動をしていたかは不明。
バードン・シェーファーとサウスウェスト・ワシントンで落ち合おうとした所を2主人公に襲撃されて死亡した。
後の「シーズン9・ヒドゥンアライアンス」で追加された音声ログで、下記の”ベルフリー”と同様物資供給の約束を反故にされていたことが判明。シェーファーと会おうとしたのもそれについて問い詰めるためだった模様。
また、彼女の死にはハンターが関わっており、それがきっかけでブラックタスクの背後にいる敵の存在があぶり出されるなど、地味に重要なポジションに居たことが判明している。

スカイラー・ウィリアムズ
2の「シーズン3・機密計画」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”ベルフリー”。
元米軍人で、退役後に警察官に転じた。コールサインの”ベルフリー”は軍人であった頃の渾名らしい。
招集を受けたあと、DZサウスのCERAキャンプに駐留していたが、彼が任務に就いている間に家族がDC-62を浴びて死亡。以後SHDを離れてローグとなった。
個人メモでは「ブラックタスクに加わった」とされているが、作中ではアウトキャストと行動を共にしているほか、音声ログで確認できる限りバードン・シェーファーに物資の供給を要請し、了承されるも約束を反故にされるなどブラックタスクとは距離があることを感じさせる。
また、DCに居る”ダスク”だけでなく、マンハッタン島にいる”シェイド”とも連絡を取っていたが、これがブラックタスクの回線によるものか、ローグエージェント同士で通信できる手段があるのかは不明*34

ブリジット・ダグラス
2の「シーズン4・エンドオブウォッチ」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”ヴァイパー”。
化学薬品の輸送と物流の専門家で、ホワイトハウスの作戦基地に居るチャールズ・ダグラスの娘。
大学を経てSASに入隊し8年後に父親の会社であるダグラス&ハーディング社に移り、その後にSHDに採用された。
父の反対を押し切ってブラックタスクに加入したのは12月(ドルインフルのアウトブレイク発生直後)とのことで、エージェントとして招集される前にブラックタスクに加わり、そのまま活動を続けてきた模様。
シーズン9の音声ログでも登場し、トゥルーサンズのザンダー少佐に対し、フェイ・ラウと話をするよう説得しようとしていた。
ブラックタスクに与するエージェントの中にあって、ブラックタスクを裏切ろうとしたフェイ・ラウとバードン・シェーファーに協力しており、両者からも信頼されていたようである。

フェリックス・ソコロフ
2の「シーズン4・エンドオブウォッチ」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”ケストレル”。
前職は医師で、海軍に入隊した後大学で医学の学位を取得、医師として働いていた時にSHDに採用されたらしい。
複雑な家庭環境を持ち、アメリカ人の母とロシア人の父を持ち、ロシアで生まれたが、父親の意向で幼いうちに母親とともにアメリカへ移住した過去を持つ。
アメリカ海軍への入隊も父に強要されたものだとされており、さらに彼が軍にいる間(作中時間軸で6〜7年前らしい)に母親が父親を殺したとされる。
父の死によって姉のナタリア・ソコロワが父の事業を継ぎ、その後まもなくナタリアがブラックタスクを創設した。つまり彼はブラックタスクの創設者の弟ということになる。
ナタリア・ソコロワとは腹違いの兄弟であり、父が死ぬまで存在すら知らなかったが関係は良好らしい。

戦闘ではバグで空中浮遊や瞬間移動を行ううえ常に姿がブレてムーンウォーク的な歩き方をするといった異常な挙動を見せ、プレーヤーの腹筋を崩壊させた。

ダスティン・ザビエル
2の「シーズン4・エンドオブウォッチ」におけるマンハントターゲットの一人。コールサインは”マグナス”。
元米軍人であり、二度のアフガニスタン派遣を経験し、武勇部隊章を授与された後除隊され、その後にSHDに採用された。シーズン4のブリーフィングでは戦闘と暗殺のプロかつレスリングの達人であり「格闘戦は絶対に避けろ」と忠告される。ゲームの仕様上格闘戦という概念が無いから気にする必要はないが
DCで招集を受けて活動していたが、SHDが割り当てる装備とリソースでは足りないと考えてブラックタスクに移ったらしい。
音声ログでは軽薄な物言いが目立っており、ケストレルからは呆れられ、ヴァイパーからは「エクリプスで死ねばいいのに」とまで言われる始末だった。



【拠点】

作中で登場する拠点は「作戦基地」と「セーフハウス」だが、いずれも臨時に構えた拠点であり平時から運営されている拠点は全く登場しない。
ネットワークシステムであるISACのハードウェアを収めた「ISACノード」も存在するが、作中何らかの障害が起きた場合以外に訪れることはなく基本的に無人である。

作戦基地

マンハッタン中央郵便局
マディソン・スクエア・ガーデンの通り向かいにある巨大な建築物。
ミッドタウンにおけるJTFの基地として使用されていたが放棄されかけていたものを第二波のエージェントが再建してJTFと共同で拠点とした。
医師のジェシカ・カンデル、JTFの指揮官であるロイ・ベニテス、元PMCエンジニアのポール・ローズらの協力も得てマンハッタン島におけるJTFの拠点として発展を遂げており、ウイルス研究施設や地下鉄網へのアクセスを備えるなど充実した設備を誇っていた。
1から2までの間にローグエージェント達の大規模な襲撃を受けて壊滅・放棄されたとのこと。
マンハッタン市庁舎
ロウアー・マンハッタンにおけるSHDの基地。ブルックリン・ブリッジのたもとにある。同地域の自警団「ピースキーパー」はSHDとの協力を拒んでいたため、ピースキーパーを除くJTFとSHDによって運営されていたものと思われる。
2のDLC「Warlords of New York」冒頭でローグ組織の襲撃を受けて壊滅したが、2の主人公とアラニ・ケルソが再度制圧し、以後はピースキーパーの拠点となっている。
ヘイブン
ロウアー・マンハッタンの自警団「ピースキーパー」の拠点。ウィリアムストリートとゴールドストリートに挟まれた位置にあり、現実ではニューヨーク市の児童福祉関連の機関が存在する。
元々SHDとの協力を拒んでいたが、2のDLC「Warlords of New York」でアラニ・ケルソらDCのエージェントが来て以降は一部がSHDエージェントの活動スペースとして提供されている。
ホワイトハウス
ワシントンDCにおけるSHDの活動拠点。言わずもがなアメリカ政府の中枢であるが、政府職員の大半は既にホワイトハウスから退去しJTFもワシントンDCから撤退済みであるため政府機能は無い。
JTFのマニー・オルテガが連絡役としてSHDエージェントと市民軍の間を取り持っており、ホワイトハウスと各地のコミュニティが協力してワシントンDCの治安維持にあたっている。
ホワイトハウスの機器を使ってSHDのネットワークと衛星通信網を接続しているため、2以降のSHDネットワークの重要な部分を担っている。
…が、シーズン11「炎の支配」のラストにおいて主人公がコニーアイランドに出向いている際にブラックタスクの襲撃を受け、ペンタゴンから手に入れた灌漑バイオリアクターを奪われただけでなくSHDサーバーを停止されるという憂き目にあい、さらにはシーズン10で味方に付いたルイス隊長も戦いの果てに命を落としてしまう。
とはいえ、それでもまだ基地機能は保っているようだ。

支部

先述の通り常設の拠点はほとんど判明していない。
エージェントに訓練を施していることから訓練施設のようなものもあるはずだが、特に言及されたことは無い。
Q支部
所在地不明。初代における一部の装備アイテムの解説と、2のデータベースでその存在が確認できる。SHDの「支部」と呼ばれているのは今の所このQ支部のみ。*35
SHDの装備を研究・開発していた拠点で、後述の各種ガジェットの他にもリクレーマーセットおよびデッドアイセットを開発している。
マンハッタン・ミッドタウンのダークゾーンに「Qビルディング*36」というランドマークが存在するが、関連は不明。
名前の元ネタは映画「007」シリーズおよびその原作にあたる小説「ジェームズ・ボンド」シリーズに登場する「Q課*37」と思われる。

【装備】

装備には全エージェントが使用するウェアラブル端末と、各種ガジェット(スキル)が存在する。
2のDLCで入手できる音声ログにてDARPAの研究施設にこれらの機器のプロトタイプが保管されていたことが確認されている。
作中訪れる施設にもタレットやドローンの模型または図面が散見され、多くはDARPAの研究施設で開発されたものと思われる。

ウェアラブル端末

全エージェントに一式で支給されている端末群で、エージェント同士の通信や専用機器の制御、ISACによるサポート等もこれらの端末を通して行われる。
主電源は無線送電で賄い、補助電源としてバッテリーを搭載しており作中で電池切れを起こすことが無い。
さらに極めて頑丈であるらしく、着用者が火だるまになったり、高圧電流を浴びせられたり、ヘリから振り落とされたり、目の前で爆発が起きたりといった場合にも機能停止せず、せいぜい電波妨害やEMPで一時的に機能不全を起こす程度で「壊れた」と明言されたのはThe Division2のアラニ・ケルソが使用していたSHDウォッチぐらいである。
SHDエージェントの象徴と言える重要な装備であり、作中でも各勢力が奪ったり奪い返したりと激しく争われ、身につけているだけで狙われるといったこともある様子。

ISAC(アイザック)
Divisionのエージェントが運用しているコンピュータネットワークの管理AI。名前は「Inteligent System Analytic Computer」の略。
音声対話型インターフェイスを備えたAIで移動経路や戦闘状況の提示、敵味方識別、ウイルス汚染の検知、各種装備の制御、立体映像(Echoデータと呼ばれる)の記録・復元、人物情報のデータベース保管など凄まじい多機能を持ち、エージェントの活動には欠かせない存在。
ゲーム的にも敵の増援、低体力時の警告、周辺の収集アイテムや拠点の情報などを音声報告してくれる。
またゲーム画面に表示される各種HUDはゲーム上の演出ではなく、ISACによってエージェント自身にも見えている映像である、という設定がある。
2でも相変わらず多機能だが、脱出路を見つけられずガラクタ呼ばわりされたりハッキングされたりとシナリオ上は若干扱いが悪くなっている。
ちなみに2で声変わりした。

SHDテック
主にエージェントたちの右肩に設置される小型コンピュータ。アンテナらしき物体が飛び出しており常にオレンジ色に光っている。
スイッチ類は一切見当たらず、一部の操作(ローグプロトコルの起動など)を行った場合に手で小突くような仕草が見られるくらいで、直接操作するものではないらしい。
2では交換可能なオプションパーツ*38があることが判っている。

SHDウォッチ
エージェントが右手首に装着する腕時計型端末。
ガジェット類の操作のほか、ISACを使用した他のコンピュータシステムのハッキング等もコレを操作して行う。単体でも使用できるらしく作中登場するエージェントにはSHDウォッチだけを身に着けている者もおり、その場合でも通信などは問題なく利用できていた。
救難信号はSHDテックではなくこちらから発せられているらしく、ローグエージェントがSHDエージェントをおびき寄せる囮に使うことも。
立体映像を投影する機能も持つ。

ARディスプレイ
コンタクトレンズ状のAR(拡張現実)ディスプレイ。公式の実写ショートフィルムで存在が確認できる。
ゲーム中のHUDはこのディスプレイで実際に見えている映像である、という設定になっている。


ガジェット(スキル)

SHDエージェントが使用する戦闘用装備。
ほとんどはISACによる制御を受けており、SHDネットワークが機能不全を起こすと(少なくとも一時的には)機能を停止する描写がある。
各ガジェットには複数のバリエーションがあり、装備したスキルは作中のエージェントの外観にも反映される。

Pulse
アクティブソナーのような索敵システム。
SHDテックから探査用の信号を発し、周辺の敵を探知・強調表示する。敵の位置だけでなく詳細な動作まで障害物越しに確認することが可能。
情報はパーティ内で共有されるため、一人が使用すれば全員が恩恵を受けられる。
2では手榴弾のように投げ込むタイプで範囲は狭いが長時間稼働するリモートパルス
敵のスキルの使用を防ぎ、無人兵器にダメージと行動不能の効果をもたらすジャマーパルス
前方扇状に広がり範囲内の敵を混乱状態にするバンシーパルス
パルスを当てた敵をハイライトし、ヘッドショットと同じダメージを出せる弱点を作り出すアキレスパルスが追加された。

ファーストエイド
起動すると周囲に居る人間を治療する。ナニカを撒き散らしているが、具体的な原理は不明。
単純に起動するだけでなく、ランチャーで投射することで離れた場所にも展開できる。
2では似た性能のスキルがケミランチャーに追加されたことでリストラされた。

サポートステーション
救急箱か工具箱くらいのサイズの装置を設置し、一定範囲内の味方を治療し続ける。近距離であれば致命傷を負っていても回復可能。
2ではあまりに便利すぎたせいかリストラされ、一部の敵NPCだけが使用するように。

粘着爆弾
名前の通り、対象物に貼り付く爆弾…なのだが、どう見ても対象物にぶっ刺さっている。
障害物や人間など殆どの物体に貼り付いた後は遠隔操作で起爆できる。
閃光爆弾やEMP弾頭なども存在する。

追尾マイン
自走爆弾。起動すると周囲の敵を自動で探知・追尾し、足元まで転がっていって爆発する、超絶進化を遂げた ローリングボム 、あるいはパンジャンドラム
分裂するクラスターマインや、焼夷弾を打ち上げるもの、ガスを散布するものがある。
2では起動することで自動で回復を行うメンダー追尾マインが追加された。

タレット
小型のセントリーガン。センサーで捉えた敵を自動的に銃撃する。
敵味方識別が可能らしく、エージェントのほかJTFや民間人には決して反応しない。
通常のオーソドックスな機銃を装備したストライカータレットのほかに、
  • 火炎放射器を搭載したインシネレータータレット
  • 弾数が少ないものの高威力かつ遠距離狙撃を可能としたスナイパータレット
  • 迫撃砲のように高威力の榴弾を発射するアーティレリータレット

の4つがある。
エージェントのアラニ・ケルソはこのタレットについて「立派な戦争犯罪だ」と評するなど複雑な感情を抱いているようだが、2のデータベースによれば開発途上でも倫理面の懸念はあったとされる。一方で開発者は火炎放射タレットのテストで豚を丸焼きにして食べていたとか。

バリスティックシールド
折り畳み式の防弾シールド。現実のそれとは異なり、携行可能なサイズ・重量でありながら大口径機関銃弾をストップできるという凄まじい防御性能を発揮するが、同時に使用する武器には制限がある。
2では全身を覆うがハンドガンしか使用できないブルワークシールド
防御範囲が上半身のみだが内蔵アームのおかげでプライマリウェポンが使用できるクルセイダーシールド
同じく上半身のみでハンドガンしか使用できないが敵の攻撃を弾き返すディフレクターシールド
クルセイダーシールドを改良し、火炎放射器を構えたまま使用できるようになったストライカーシールドの4つに分けられた。

スマートカバー
障害物に設置すると、その障害物に接している人間の防御力と武器性能(命中率と安定性)を上昇させる。原理は一切不明。
2ではどういうわけかリストラされた。

モバイルカバー
折り畳み式の装甲バリケード。シールドと違い使用する武器に制限が無く、適当な障害物が無いエリアでの戦闘で有効。
グリッチの温床だったせいか2では登場しない。

ファイアフライ
二枚の翼と推進機を備える手投げ式の小型ドローン。標的をロックオンして紙飛行機のように投げると、自動で追尾・攻撃を行う。
2のデータベースで明かされたところでは、作中で見せる運動性能は意図的に抑えたものだとされ、開発中のテストでは換気ダクトを通り抜けて隣の部屋の標的を攻撃するという事故が起きたらしい。

ハイヴ
超小型ドローンを内蔵し、設置すると近辺の対象に自動でドローンを発射する。
射撃しかできないタレットと異なり様々な効果を及ぼす。回復に関してはサポートステーションの劣化版であるが

ドローン
4つのローターを備えた飛行ドローン。
ハイヴ同様、攻撃・回復・支援など様々な用途を持つ。
  • 機銃を搭載しオートで敵を攻撃するストライカードローン
  • 任意で設定した2点間の座標に一直線の軌道上で空爆するボンバルディエドローン
  • 自身や味方の頭上に展開しアーマーを回復し続けるフィクサードローン
  • フィクサードローンに似ているが自身に飛んできた弾丸を反らすディフェンダードローン
の4つがある。

ケミランチャー
様々な化学物質を詰めた弾頭を発射する多目的ランチャー。
可燃性ガスや腐食性ガスのほか、泡接着剤(ライオットフォーム)なども使用可能。

トラップ
使用すると周囲に破片のようなものを撒き散らし、それに近づいた敵をショック状態にして動きを封じることができるスキル。踏んだ味方を回復するリペアトラップ、爆発ダメージを与えるシュラプネルトラップもある。
適当にばらまかれるわけではなく、ある程度敵の近くに落ちる。

デコイ
ホログラム投影装置を設置して本物そっくりのエージェントを表示し、一定時間敵の注意を引くスキル。
注意を引いた敵を強調表示する機能もある。
地味ながらその効果は抜群で、使用中は目に見えて被弾率が下がる。
PvPでもプレイヤーキャラクターから名前表示が消えるという効果があり、撹乱に威力を発揮する。


余談

  • 作中の吹き替え音声でももっぱら「ディビジョン」と呼ばれているが、正式名称の日本語訳は示されていない。
    名称の似たマーヴェル・シネマティック・ユニバースの「S.H.I.E.L.D*39」は「戦略国土調停補強配備局」と訳されている。間の三文字(調停補強配備)を抜けばそのままSHDであるが、「戦略国土局」というのもしっくりこないだろう。
    日本の官公庁では「課」を「Division」と訳すが、英語の「Division」自体は「区分け」「部署」「師団」など幅広い意味で使われる。ビジネスでは「Department」と「Division」が共に「部」「課」両方の意味で使われる。「Strategic Homeland Division」に組織の役割を加えて無理やり訳すと「戦略国家保安局」とでもなるだろうか?


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最終更新:2025年04月06日 17:34

*1 英語版での発音は「シェイド」だが、吹き替え版では文字通り「エスエイチディー」と読む。

*2 作中では特に害が無いと思われる(強いて言えば敵にエージェントの存在を知らせてしまう可能性がある)市民を、無言で射殺する姿が描かれている。

*3 作中でローグ指定を受けている間はダークゾーンの検問所を通れないため、権限が剥奪されていると看做せる

*4 作中でも『異常な反抗心』『強い執着心』更には『暴力的傾向のある』それぞれの人物を、人格の問題を懸念しながら採用している

*5 エキゾチック武器「ミダス」のフレーバーテキスト

*6 この際のJTFとの無線が作中の音声ログに存在する

*7 原文ママ。「乗り越えられると考えている」のほうが自然か?

*8 ホーネットの「彼は生きている。お前たちの想像もつかない方法で。」というセリフやディセントの公式PVで登場するネメシスがキーナーに酷似した姿をしていたりなど、生存の伏線は前々から張られていた

*9 エキゾチック武器「ダマスカス」のフレーバーテキスト

*10 ただし回収された時点では辛うじて生きている程度で、一度心停止したとのこと。

*11 エキゾチック武器”テネブラエ”のフレーバーテキスト

*12 この音声ログから、少なくともフェロが生きている時=第二波の活動開始以前からダークゾーンを出入りする手段を確保していたことが分かる

*13 とはいえコンリー自身は常にフェロに従っていたらしく、組織を乗っ取るような真似はしていない

*14 武器やSHDテック、パークをランダムに選んでランダム生成された部屋をクリアしていくいわゆるローグライクと呼ばれるもの。設定上はARを用いたシミュレーションであり、SHDテックのアクセスは許可されていない

*15 コンピュータ関連の企業だったようで、ブラックタスク首魁のナタリア・ソコロワと米国土安全保障省長官カルヴィン・マクマナスと組んで仕事をしていたことが明らかになり、さらにSHDエージェントが使用しているISACの開発元であることが明かされた

*16 イクスロはラテン語で「私は燃える」という意味

*17 父親が亡くなったのがエージェントとして採用される前か後かは不明

*18 キーナーとはSHDにおいて上司と部下の関係であり行動を共にする機会が多かったようで、音声ログでは他のエージェントから「キーナーの腰巾着」と揶揄されている。

*19 ただし言い分を要約すると「調べればすぐ分かる」と言うだけで、証拠を提示していない。詐欺師の口上そのもの

*20 本人曰く「最悪の生物兵器」「ウィルス根絶が目的なのに更に危険なモノをバラ撒いてどうする」とのこと。尤もな言い分ではある

*21 少なくとも1のシナリオ終了後〜2のDLCまでの間と思われる

*22 この展開はやや唐突に感じるが、各地で発見する音声記録などを拾えば妹を失ったショックでSHDとしてのアイデンティティが揺らいでいたこと、捕らえたローグエージェントから『SHDのやり方では秩序を取り戻せない』『ISACが常に正しいとは限らない』と諭され、徐々に考え方を変えていったことが分かる。

*23 ただ、ラウが寝返らせたエージェントは4人中2人。他の2人はラウより前にブラックタスクに加入している

*24 そもそも大統領抜きで活動し続けているSHDにとってエリスの殺害がどれほどの意味を持つのかも不明瞭である。

*25 ゲームシステム上、ミッション中には行動の選択肢が無いことを指したメタ発言とも取れる

*26 一応エージェントはダークゾーンを出入りする権限を与えられているが、作中ではセントラルパークへのゲートはすべて固く閉ざされておりエージェントでさえ通行することはできなかった

*27 この行動は「文明が地球を破壊している。人間が減れば地球には可能性が残る」としたゴードン・アマーストの思想に通じるものがある

*28 第二波の派遣を知らないうちに「第一波の」という言葉は使わないはずである

*29 ただし、ドラゴフの音声ログでは「危険の少ない者、罪状の軽い者はライカーズ島の閉鎖が決定される前に釈放されていた」とされており、仮釈放が認められるような囚人が収監されたうえ虐待を受けた、という部分については矛盾しているように見受けられる

*30 この場合はエージェントを装った裏切り者、潜在的なローグという意味

*31 彼女の私物と思われるネームドアーマー「エブリディキャリア」のフレーバーテキストより抜粋。

*32 つまりDCのエージェントにも「第二波」が存在するということになる

*33 1のミッションの「警察学校」クリア後〜同「ロシア領事館」開始前まで

*34 ブラックタスクに与するローグエージェントが、ブラックタスクと明確に敵対しているキーナーの作ったローグネットワークに接続できるかには疑問が残る

*35 ただし英語では「Q branch」と呼ばれており、「branch」の訳としては「支部」のほかに「課」もしくは「枝」、「部門」とも訳せる。

*36 ニューヨーク近代美術館にあたる建物

*37 こちらは"Q branch"あるいは”Q division”と表記

*38 Pulseのスキルヴァリアント

*39 Strategic Homeland Intervention, Enforcement, and Logistics Division