SCP-2403-JP

登録日:2020/11/08 Sun 06:45:37
更新日:2024/03/25 Mon 02:56:49
所要時間:約 4 分で読めます




SCP-2403-JPはシェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクトである。
オブジェクトクラスはKeter。


特別収容プロトコル

SCP-2403-JPは収容されていない。
現在、SCP-2403-JPをおいかけて財団は映像解析を行っている。
またSCP-2403-JPから回収した生物は即時終了を許可されている。


概要

SCP-2403-JPは50-60代くらいに見えるテュルク系コーカソイド男性である。要は中央アジアとか東欧系のおじさん。
いや、世界中に不定期に出現するし少なくとも年はとってないようなので、おじさんのように見える人型実体というべきか。

で、このおじさん実体だが、出現時にかならず出現地域には存在しない動物や、植物の種・苗を大量に手にしており、
出現地域に放流・散布を試みる。そおぉい!!
で、このおじさん実体がばらまいた生物種は、人為的な介入のない限り必ず定着する。



画像出典:http://scp-jp.wikidot.com/scp-2403-jp ,by Rhapsodyyyyyy,2020/11/08閲覧
この画像は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。

SCP-2403-JP

外来種ぶん投げおじさん



要はそういうことだ。外来種を広めるのがこのおじさん実体の特性である。

このおじさん実体の特性により、放置すればその環境の生態系はたちまち破壊されてしまう。
IUCNの制定した『世界の侵略的外来種ワースト100』に指定されている、
オオヒキガエル(Bufo marinus)、ヒアリ(Solenopsis invicta)、
ブラウントラウト(Myocastor coypus)、アフリカマイマイ(Achatina fulica)あたりがこのおじさん実体によって
散布されてしまったものという可能性が高いが、おじさん実体についてカバーストーリーを適用しており、
一般人はこのおじさん実体について深くはしらない。

財団が確実であるとする最古のおじさん実体の出現記録は1891年の東京府麹町区であるが、
17世紀の西ドイツ、11世紀のインド南部、紀元前の地中海キプロス島にて同様におじさん実体が出現したとする記録があり、
現在の在来種もかつておじさん実体がばらまいた外来種である可能性がある。

おじさん実体は異様な耐性を持ち、銃撃されても「いてて」程度で済むようだが、
さりとて攻撃されるのはおじさん実体としては嫌らしく、攻撃されるとその場をあとにする。
またばらまかれた生物は非異常性のそれなので、焼いたりしてしまえば問題がない。
ただしばらまくものは多岐にわたり、でかい動植物から微生物に至るまでなんでもありなので、
どんな対象にも対応できるような武器を携行することが望ましい。

とまあ、はっきりいってすごく迷惑なおじさんである。
クソトカゲとかアベルみたいな破壊力があるとか、ミーム的なあれとか、
サーキックとかメカニトとかそういうのとは関係ないが、地球の生態系が乱れることで
結果人間の存亡に関わったりもするので、おじさん実体の行動は絶対に許されてはいけないのだ。
場合によってはビッグフットとか、妖精とかばらまかれるかもしれないしね。そしたらSKだ。

なおおじさん実体は何かしらを喋っているのだが、現在の地球上のいかなる言語とも異なっており、
財団言語学チームが解析にあたっている。











……のだが、ある日財団は解析を中止して、また録音も禁じるようになった。









追記・修正は外来種をぶん投げてからおねがいします。


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最終更新:2024年03月25日 02:56
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