ウィッカーマン

登録日:2019/11/26 Thu 07:40:00
更新日:2020/11/28 Sat 19:54:38
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ウィッカーマン(wicker man)とは、


1.ガリア戦記に登場する祭器。

2.↑をモデルに作られた映画作品。1973年のオリジナル版と2006年のリメイク版が存在する。

ここでは順に、主に2について説明する。



【1の概要】

古代ケルトの時代にドルイドが祭事に用いていたと言われている祭器で、木を組み合わせて作った巨人のような外観の檻。
特定の祭事の時に作られていたとされるが、この檻の中に燃料となる藁や小枝の他、様々な作物や生きたままの家畜、そして同じく生きたままの人間を閉じ込めて燃やす
この灼熱の炎をもって人々は“神への供物”を捧げるのである。

現在スコットランドでは「ウィッカーマン・フェスティバル」という音楽祭で、アメリカ合衆国のネバダ州の砂漠では「バーニングマン」というイベントで、
それぞれ似たような人形を作成して燃やすのを見ることができる。(当たり前だが生け贄はいない

オタク文化的には、Fate/Grand orderに登場するサーヴァント、クー・フーリン(キャスター)宝具(=必殺技)「灼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)」の元ネタである。




【2の概要】

1をテーマとして作られた映画作品。正式なタイトル名は「The Wicker Man」。
宗教信仰をテーマとした「フォーク・ホラー」の先駆けとなった作品であり、日本国内での知名度はそれほど高いわけではない(吹き替え版も存在しない)ものの、
その衝撃的すぎるラストから知る人ぞ知る伝説の作品とも言われている。

【あらすじ】

スコットランドのハイランド地方西部の警察に勤めるニール・ハウイーの元に手紙が届く。
手紙には匿名でヘブリディーズ諸島のサマーアイルという孤島で行方不明になった少女を探してほしいという旨が書かれていた。
島に着いたハウイーは独自の雰囲気に嫌悪しつつも調査を続けるうちに、少女がまだ生きているということと、この後始まる感謝祭において少女が殺されることを確信する。
しかし飛行艇は故障したために本土から応援を呼ぶことができず、ハウイーは単身で少女の救出に向かう。
果たしてハウイーは少女を救うことができるのか?

【主な登場人物】

  • ニール・ハウイー 演:エドワード・ウッドワード
主人公。スコットランドのハイランド地方西部の警察に務めている。年齢は中年くらいで、階級は巡査部長。独身。匿名の手紙を受け取り、単身サマーアイルに調査に向かう。
厳格なクリスチャンでもあり、島の乱れきった風習に嫌悪感を抱いている。

  • サマーアイル卿 演:クリストファー・リー
島の権力者。雰囲気も言動も色々と怪しい男。
彼の話では「凶作が続いたためキリスト教を捨て古代の宗教儀式に戻ったところ、島は豊かになれた」らしいが……?

  • ウィロー 演:ブリット・エクランド
島の宿屋の主の娘。
ハウイーを妖しい雰囲気で誘惑するも断られる。


【用語】

  • サマーアイル
物語の舞台となる島。飛行船でしか行き来することができない。
島民はキリスト教ではなく独自の宗教を信仰しており、そこかしこで性行為に及ぶなど、良くも悪くも怪しげな雰囲気。

  • 愚者パンチ
島の宗教に登場する人物。

  • 五月祭
島で行われる祭りで、凶作の年には生け贄が捧げられる
ハウイーが探している少女は去年の主役を務めていた。

  • ウィッカーマン
本作では上記の愚者パンチをモデルに作られている。
町外れの海辺の丘に立っており、ハウイーは少女がこれに入れられて生け贄にされると確信するが……



【余談】


  • ミッドサマー」は本作からインスピレーションを受けて作られたと言われている。

  • 2006年には同名のタイトルでリメイクされた。主演は「ゴーストライダー」などで有名なニコラス・ケイジ。しかしその評価はというと……



追記、修正はウィッカーマンを燃やしてからお願いします。

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最終更新:2020年11月28日 19:54