宝具(Fate)

登録日:2009/06/21 Sun 19:47:04
更新日:2025/09/19 Fri 18:16:50NEW!
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宝具(ほうぐ)貴き幻想(ノウブル・ファンタズム)

人間の幻想を骨子に作り上げたサーヴァントの最終武装
彼らの奥の手であり、サーヴァントが生前に築き上げた伝説の象徴
彼らの武装を基に伝説を形にした「物質化した奇跡」

※この項目には『Fate』シリーズに関するネタバレが含まれています。閲覧にはご注意下さい。


宝具(ほうぐ)とはFateシリーズに登場する用語。


◆概要

ざっくり言えば、作中に登場するサーヴァントの切り札的なもの。
基本的に古今東西の伝説の英雄・偉人を聖杯の魔力で一時的に受肉させた存在が、『Fate』シリーズの「サーヴァント」であるのだが、
その切り札たる宝具は、各々の伝説・神話・逸話などが具現化した「物質化した奇跡」であり、効果や効能なども多くの場合は元になったものに由来することが多い。
それ故に、宝具の形態・形状は非常に多彩だが、所謂「奥の手」や「必殺技」として用いられることが多い。
また、サーヴァントとして召喚される際に英雄は「クラス」に当てはめられ、どのクラスで召喚されても宝具自体は持っているのだが、
とりわけライダーのクラスで召喚された英霊は、強力な宝具や多彩な宝具を所持しているケースが多い。

サーヴァントの強さは宝具の強さとも言われており、そのサーヴァントの本領発揮とされている。
また宝具の相性も重要な要素で、相性次第で格上の英霊をも打倒する事も充分可能。
過去の聖杯戦争においても、名高い大英雄が遥か格下の英霊に敗北したケースがいくつかあったという。

なおルビが物凄いことになっており、ある意味このゲームが中二病ゲームだと言われる所以。
「お前は一体何が言いたいんだ」と突っ込みたくなるものも多々あるのもご愛嬌。


◆宝具のタイプ・発動方法

宝具のタイプとしては魔術礼装の儀式よろしく、
  • その真名を詠唱すると同時に魔力を込めて効果を発動させる真名解放型
  • 真名解放をせずに一定の効果を得られる常時発動型
の二つに大別される。
副次的な機能が付随しているものもあるが、よほど特殊なものでも無ければ上記のどちらかに分類される。

また知名度等の要因で英霊としての要件を満たせず、実体を持たない姿で現界した「幻霊」もまた自身の宝具を持っているが、幻霊の性質上それを発揮することは出来ない。
宝具を発動するためには、まず幻霊を何らかの手段で補強して英霊に昇華させる、等といった工夫が必要となる。


◆宝具の形態・形状

宝具の形に関しては、武器や道具など分かりやすく器物の形状をしているものもあれば、
特定の技術・魔術であったり、逸話や体質といった伝承を再現する概念的な物であったりと多種多様。
武器の形をしている場合、真名を解放せずとも普通の武器として使用でき、真名解放は「その武器を用いた必殺技」の形を取るケースが多い。
物体系の場合はサーヴァント自身が魔力で具現化させるため日常的な収納は不要で、必要に応じて具現化されて使用される。


◆宝具のランク

宝具にはランクがある。
強さの目安としての基準にもなり、コンマテには宝具のランクはその宝具の強さを示すと書かれている。
ランクはEからAまでの五段階に加え、「規格外」や「数値化不能」を表すEXランクがある。
それを数値化すると、下記のようになる。
  • Aランク:50
  • Bランク:40
  • Cランク:30
  • Dランク:20
  • Eランク:10
  • EXランク:?
ランクBでも発動した時には常人なら失神するほどの威圧感を出す。

また「B+」のようにランクの後に「+」の表記がなされることがあり、
これは、サーヴァントのステータスのそれと同じように、一時的にそのランクの倍の能力が出せるという意味を持つ。
「++」となると3倍の能力が出せるとされる他、「A+」ともなれば魔法一歩手前のランクとされている。

ただし、宝具の評価においてこの倍化の計算式を本当に適用出来るのかは若干怪しいところがある。
たとえば、「エリザベートのサーヴァントとしてのランクは大体B+~A」という表現があるように、
計算式上では一時的にAランクを上回るとされるB+ランクだが、表現の上では「Aより下のランク」と明記されている他、
スキルに関しても、「C+」と「A」では明確に能力に格差がある。
単純な威力に関しても、Aランク宝具の『不毀の極槍』はヘラクレスを1回殺すのが限度なのに対して、
A+ランクの『勝利すべき黄金の剣』はヘラクレスの傷が完治してないとはいえ7回殺害せしめる、といったように、宝具の性能は単純な比例関係にはない。
魔術回路の本数や魔術師としての階梯等、固定している数量にも「B+」等の表記が用いられており、同様のことが言える。

また、特定の宝具を使う、持ち主の霊格が大幅に変動する、宝具の真価を発揮させる条件を満たしていないなど、
同じ宝具であっても、状況次第で使用する際のランクが大幅に変動するケースもある。
例えばキャスター(EXTRA)の場合、本来国を覆う規模の結界を張るランクEXの対界宝具だが、
制約を課されて一部の能力しか引き出せない状況となったことでランクDの対軍宝具にまで下がり、規模も100人をカバーできる程度にまで下がった。

◆ランクEX

ランクが『EX』と評価されている宝具は、「A~Eの枠に収まらないもの」…要するに規格外・別格であることを意味する。
実際にAランクの宝具をも超える威力を持つEXランクの宝具があるのでややこしいが、あくまでこれは「評価規格外」という意味合いのため、
EXランクの宝具は必ずしもA~Eランクの宝具とは比較にならないほどの強さを持っているとは限らない。
そのため単純な威力ではAランク以下の宝具に劣るものや、固有結界など「それ自体には威力がない」ものもある。

例えば、ジャンヌ・ダルクの宝具『紅蓮の聖女』は、一度発動すると宝具のランクがCからEXに変更されるが、
これによってジャンヌが手にする焔(の聖剣)は、「彼女が打ち砕くべきもの(相手)」と思うものに対しては絶大な威力を発揮する一方で、
ジャンヌがそう思わないものに対しては威力を発揮しないという特性を持ち、「威力が一定しない」ことからランクが『EX』(評価規格外)とされている。


◆ランク≠強さ

基本的にランクが高いほど強力な宝具となるが、なにぶん固有の性質が多種多様すぎるため、下位ランクと上位ランクに絶対的な差があるいうわけではない。
そのため状況次第ではAランク宝具より有効なEランク宝具も存在し得る。

例えば、大海魔やゴルゴンといった強大な怪異に対しては、ランクA++の『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』等の神造兵装、対城宝具でなければ対処が難しい。
しかし、対怪異に特化した宝具であるランクC-*1の『干将・莫邪』であればこれらに対処することも可能、といった具合。

他にも精霊種空想具現化(マーブル・ファンタズム)は、能力としては強力ながら、宝具としてはランクEと極めて低い。
現代では自然・物理法則の具現という意味合いが大きく、ある意味で神秘性とは対極にある能力であるためか。

更に、「サーヴァントの能力値を示す、パラメータの宝具のランク」と「保有する宝具のランク」が一致しない例も多い。
例としては、
  • パラメータ上の「宝具」のランクはA++だが、EXランク宝具を保有している者
  • パラメータ上の宝具のランクはBだが、使用可能なのはDランク宝具一つのみの者
等が居る。

つまるところ、宝具のランクはあくまで目安の一つであり、これだけで強さを判断できるようなものではない。
これについては、宝具以外のサーヴァントのステータス評価(ランク)にも言えることである。
ランクが高いと基礎出力が高いぐらいに思っておくといいかもしれない。

◆宝具と神秘

真っ向から相反する能力、あるいは同じ能力である等、性質の系統が同じ場合は、基本的には神秘の高い方が上回る。
ただし、
  • 出力が同等とされているA++ランクの『約束された勝利の剣』とA+ランクの『転輪する勝利の剣』の二振りの姉妹剣
  • 同じ音響増幅装置でありながら、Dランクながら強力な『竜鳴雷声』をより強化したE-ランクの『鮮血魔嬢』
等、例外的な宝具も存在はするが。


◆宝具の種別

宝具は基本的には下記3種に大別される。

  • 個人戦で力を発揮する「対人宝具
  • 集団戦で威力を発揮する「対軍宝具
  • 一撃で雌雄を決する「対城宝具

中でも「対人宝具」と「対軍宝具」がとりわけ多いが、設定資料集によれば、これらの違いは効果範囲にある。
対して、「対城宝具」になると、威力が大きく違ってくる。
これら以外では「対界宝具」があり、これは「物理的に空間そのものを切断する」「空間を媒介にして侵食する」 といったように意味合いが異なる。


その他にも「対神宝具」「結界宝具」「対魔術宝具」等があり、その後もシリーズが増えるにつれて
  • 『EXTRA』シリーズで「対陣宝具」「対門宝具」「対己宝具」「対心宝具」「対衆宝具」「対都市宝具」「対星宝具」
  • 『Apocrypha』で「対国宝具」「特攻宝具」
  • 『strange Fake』で「対粛正宝具」「対理宝具」「対物宝具」「対基宝具」
  • コハエース』で「神性宝具」「城塞宝具」「概念宝具」
  • 『Samurai Remnant』で「対神秘宝具」「創造宝具」「変生宝具」「強化宝具」「覚醒宝具」「加護宝具」
  • 『Grand Order』で「迷宮宝具」「契約宝具」「対人理宝具」「対智宝具」「対魔宝具」「対民宝具」「魔術宝具」「記別宝具」「疾走宝具」
    「対宴宝具」「対悪宝具」「対波宝具」「対竜宝具」「対山宝具」「対冠宝具」「対籠城宝具」「対王宝具」「対獣宝具」「対軍個人宝具」
    「精霊宝具」「開戦宝具」「対結界宝具」「詩歌宝具」「対罪宝具」「対罰宝具」「対礙宝具」「対地宝具」「対女神宝具」「飛行宝具」
    「対海宝具」「絶技宝具」「対霊宝具」「対鬼宝具」「克己宝具」「祝福宝具」「料理宝具」「迎撃宝具」「厄災宝具」「対巨人宝具」
    「対艦宝具」「対夏宝具」「対宋宝具」「自決宝具」「殲滅宝具」「対史宝具」「増殖宝具」「試練宝具」「混沌宝具」「対ロボ宝具」
    「対地形宝具」「建立宝具」「対神敵宝具」「対人青春宝具」「青春宝具」
と、作品を経るごとに種別は増加している(ただし『GO』を中心に、ご覧のように一部ギャグシナリオ故のものも存在する)。
種別に比して補足人数等が少ない宝具も多く、厳密に数値で区別がなされているというよりは、用途で区別される傾向がある。


◆宝具あれこれ


◆宝具の所持数

作中では
  • サーヴァントが所有している宝具は基本的に一つ、多くて三つ
  • 複数の宝具を所有しているのは破格の英霊に限られる
という台詞があるが、一概に宝具を多く所有しているから強いとは言い切れない面もある。

というのも、宝具の中には当該英霊がサーヴァントとして召喚される際に当てはめられたクラスに応じて能力が変わるものもあり、
例えばアキレウスの所有する槍の宝具「宙駆ける星の穂先(ディアレトコーン・アステール・ロンケーイ)」は、「幸運や加護すら介在しない次元の結界の形成」という能力で、
ライダークラスで召喚されるとその能力しか付与されないが、ランサークラスで召喚されると、戦車を失う代わりに不治の呪いが追加されるという側面を持つ。

また『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』や『幻想血統(ザバーニーヤ)』のように、一つの宝具に数えられても実質的に多数の宝具を使用できる例も存在する。
……というか、シリーズが続くにつれて複数の宝具を持つサーヴァントはかなり増加しており、この辺りの設定は無かったことになりつつある。

その他、本来ならば複数の宝具を所有しているのにも関わらず、知名度補正の有無やクラス制限によって失っている例もある。
前者の例では、第5次ランサーが召喚された日本(冬木)では知名度補正が少ない影響で、城と戦車の宝具が使用不可能になっている*2
後者の例では、第4次ランサーがランサークラス、つまりは「槍兵」として召喚された影響で、
原典である伝説ではこの英雄が用いる武器として有名な、『激情の細波(ベガ・ルタ)』・『憤怒の波濤(モラ・ルタ)』という双剣の宝具が使用不可能になっている。


◆宝具の貸借

原則として、所有者の宝具を扱えるのはその持ち主のみ。
仮にキャスターが『約束された勝利の剣』を手に入れたとしても使えないとセイバーは語っている。
ただし、「貸し借りする双方が自分の意思で合意している」という場合に限り宝具の貸し借りが可能。
また、
  • 貸す側にその宝具を貸し出した逸話がある
  • 借りた側が宝具を借り受けた逸話がある
といった場合はよりスムーズに契約が進み、その能力を引き出し易い。

例として(厳密には貸し借りによるやりとりではないが)ブラダマンテは史実的な理由から、
ライダークラス、あるいはその扱いで現界した場合に限り、アストルフォの宝具である「この世ならざる幻馬」を彼女も使用できる旨を述べている。
これは、ライダークラスのアストルフォが用いるヒポグリフが、彼とブラダマンテが登場する伝説において、
アトラント→ロジェロ*3→ブラダマンテ→アストルフォと複数回譲渡されるという形で、持ち主が何回も代わっているため。
つまり、伝説上はブラダマンテとアストルフォがどちらもヒポグリフの正式な持ち主の資格があるため、同じ宝具を使える(英霊のしくみ上は、になるが)わけだ。
ちなみに実際のシャルルマーニュと12勇士のおはなしではそのアストルフォも冒険が終わったらヒポグリフを野に放してしまっているし、なんならあちらではヒポグリフをはっきり「馬です」としている。

類似の「史実的背景から、複数の英霊がサーヴァントとしてはみんな共通で同一の宝具を使える」ケースとして、
新選組に所属していた経験のあるものは全員共通で宝具「誠の旗」を(個人ごとで固有の宝具とは別枠で)使用可能。
一度発動すると、共に時代を駆け抜けた新選組隊士達が一定範囲内の空間に召喚される…という効果で(厳密には使用した者によってどういう隊士が出てくるか変わる)、
新選組に所属していた英霊ならだれでも使える設定の初出も新選組勢で最初に登場したメンバーたる桜セイバーの発言から。
『FGO』イベント黒幕として登場した芹沢鴨のように、いかにも立ち位置的に便利そうながら使ってたかどうかは曖昧な人までいる。

また、イスカンダルの宝具『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』は、英霊の座に召し上げられた生前の部下たちに号令をかけ、
それに応じてサーヴァントとして現界した彼らとイスカンダルが共通して持つ心象風景を展開する固有結界であるが、
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』に登場する「フェイカー」ことヘファイスティオン*4は、その人生をかの王の影武者として送った人物であるため、
彼女が「征服王イスカンダルとして英霊の座に号令をかける」という形で、『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』を展開することができる…のだが、
そもそもとして英霊としての格がかの征服王には及ばないため、現界するイスカンダルの部下たちの格も本物と比べると落ちるとされる他、
号令をかけるだけでヘファイスティオンの霊核に多大な負荷がかかり、使用後に消滅してしまうという、事実上の自爆宝具となっている*5


◆宝具と真名隠し

前述の通り宝具は各サーヴァントの神話や伝説が元になっているので、有名な宝具で真名開放したりするなどして宝具の名前がバレると、
宝具の名前がバレる→持ち主の真名がバレる→伝説や死因などから弱点を探される・狙われる、と、芋づる式に危機を招くことになりかねない。
こと正体を隠した方が有利に事を運びやすい聖杯戦争においては、何とかして宝具の正体を隠そうするパターンも多く見受けられる。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)』というあまりにも有名すぎる宝具を持つため、風王結界で武器を不可視にしているセイバーはその最たる例だろう。
裏を返せばこういった宝具で真名開放を行うということはサーヴァントが身バレのリスクを負ってでも勝負を決めに行く、それだけ重要な局面というということでもある。
『FGO』では、聖杯戦争ではなく「人理の危機に一致団結して戦う」というストーリーのため、第一部時点では真名隠しそのものが行われず、
大筋とは離れた1.5部等では、特定のシナリオをクリアしないとシステム的にも真名が明かされないサーヴァントが多く実装されていた…が、
ソーシャルゲームという媒体と真名隠しの相性が悪かったらしく、その1.5部シナリオ初出メンバーを除くと、
ほとんどは『マンガでわかる!』が出典となるメンバーに限る*6形で真名隠しそのものをやめてしまった様子。


◆デメリットや制約

一部の宝具には大小問わずデメリットや制約を抱えるものがある。
神話や伝承を由来とする都合上、その人物の悲劇や死を由来とする様な宝具であればそれに則った代償が生じる事もあるし、
そもそもとして真名解放をするためにとても面倒な手順や条件を要するという事例もある。

デメリットの例で最もわかりやすいものが「自爆」。
由来となった攻撃を行った後に死亡したと伝わる、もしくは件の英雄の最期の光景を具現化した『流星一条(ステラ)』や『紅蓮の聖女(ラ・ピュセル)』などは、
前者は凄まじい一射を放つものの、それと引き換えになる形でサーヴァントの霊基・霊核に深刻な損壊をもたらし、
後者は自身の最期の光景(火刑)を具現化した上で、自らを紅蓮の剣として振るうという性質上、使用後に消滅(退去)することになる。
死を伝承としていなくても、その人物が持つ狂気的な忠誠心から自らを犠牲にして他者を強化する『魔王回天・曼珠沙華』、
最大出力で発動すると自分の中枢が壊れてしまう『磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)』など、自爆や自害デメリットを抱えた宝具は存在する。

そして重たい制約を抱えたものはその分リターンも大きいが、とにかく条件がきつい。
例えば『王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』は「人を創造するという神業に挑む事と、使用者が持つ矜持から」、
虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)』は「使用者がこの宝具の本来の持ち主ではなく、紛い物であるが故」に、
どちらも大量の魔力と豊富な資源(土や岩、宝石、植物、魔力触媒など)を要する。
揃って発動さえしてしまえばゲームエンドに持っていけるような規格外の存在を召喚出来るが、
まずそれを集めるための下準備や財力、資源集め中の安全確保などが重要となる。

他にも、「うまく行けばとてつもない強化を他人にもたらすが、使用者の悪癖故にとにかく時間がかかる」上に、
「発動したとしても使用者の美学に反してしまえば効果が生じない可能性がある」というギャンブル性を秘めた『貴方のための物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)』、
「無差別に強烈なデバフをばら撒くが、自身の最期を由来するので負荷が大きく、発動するには相棒の許可が必要」という特性を持つ『嗚呼、この惨たらしくも優しき現実を(トリステ・スアペ・アロンソ・キハーノ)』といった風に、
宝具の真名解放をする為に相応の代償や制約を要求するものがある。


◆宝具一覧

stay night


hollow ataraxia


Zero


EXTRA


EXTRA CCC


【FoxTail】


EXTELLA


【EXTELLA LINK】


【Last Encore】


プリズマ☆イリヤ


Apocrypha


strange Fake


Requiem


Prototypa


蒼銀のフラグメンツ


ロード・エルメロイⅡ世の事件簿/ロード・エルメロイⅡ世の冒険】


【Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ】


Fate/Samurai Remunant

※最新作につきネタバレ注意

コハエース


Grand Order

シールダー


セイバー


アーチャー


ランサー


ライダー


キャスター


アサシン


バーサーカー


ルーラー


アヴェンジャー


アルターエゴ


ムーンキャンサー


フォーリナー


プリテンダー


ビースト


【エネミー専用】


クラス不明/未実装


Fate/Grand Order × 氷室の天地


その他

「ダインスレフ」
「ヴァジュラ」
大神宣言(グングニル)
轟く五星(ブリューナグ)
遍く示し記す万象(アヴェスター)
回転して突撃する蒼い槍兵(ブーメランサー)
アンリミテッドブレゲイボルグガンドワークスエクスカリバー
無限の道場
「支配の王扇」氷室鐘の品
「おとこのせなか」



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「追記・修正…御身はアニヲタWiki(仮)のWiki篭りか!?」

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最終更新:2025年09月19日 18:16

*1 このランクは劇中でエミヤが投影したバージョンのランクであるため、オリジナルはランクが異なる可能性はある。とはいえC-で投影されていること、この武器を使った戦闘術の「鶴翼三連」がCランクなのを鑑みるとランクA++の約束された勝利の剣よりは低いランクであろう

*2 なお、この戦車の宝具も母国アイルランドでは「ランサーのクラスで召喚された場合に」追加される旨の書き方がされている

*3 それぞれブラダマンテからみて義理のそのまた義父、夫

*4 正確には本物のヘファイスティオンの妹にあたる人物だが、イスカンダルの影武者として「名無し」のまま人生を終えたために個人としての名前がなく、便宜上兄の名前を借りている。

*5 ただし、『FGO』では彼女の号令に応じたイスカンダル本人が現界し、ヘファイスティオンから指揮権を譲渡された後に改めて号令をかけるというやり方で、フルスペックの『王の軍勢』を展開するという展開が描かれている。

*6 作中で真名を隠す描写が多いため。『マンガ』内でも真名伏せのことを「プレイヤーウケが良くなかった」「失敗施策」と述べているコマがある

*7 『stay night』においては、読みも通常のセイバーと同じく「エクスカリバー」であったが、『Grand Order』にて改められた。

*8 厳密には彼の所有する「乖離剣エア」最大出力時の呼称であり、宝具そのものの真名ではない。

*9 『Grand Order』では彼女自身の心境の変化により宝具名が「死がふたりを別離つとも」に変化している。

*10 ルビはマスターによって変化する