ミニス・マーン

登録日:2020/12/13 Sun 22:04:04
更新日:2024/05/04 Sat 20:02:11
所要時間:約 5 分で読めます






ミニス・マーンは、PSソフト及びDSソフト『サモンナイト2』に登場するキャラクター。
サモンナイトの小説版「帰るべき場所へ」にてメインキャラクターとして先行登場している。
時系列的には、アキュートとの問題解決後からギブソンたちがサイジェントを訪れる間の話である。

名前の由来は『ミニストップ』から。
CV:今野宏美


概要

金の派閥の議長ファミィ・マーンの娘で、サイジェントにいるマーン三兄弟の姪にあたる。
マーン家は代々霊界サプレスの召喚術の適性を持つが、彼女だけは何故か幻獣界メイトルパの適性を持っている。
当初は召喚獣を見下すような態度をとったりすることもあったが、フラットのメンバーと一緒に過ごしてからは(一見普通の人間にしか見えないハヤトがはぐれ召喚獣だと知ったこともあってか)召喚獣に対する偏見はなくなっていった。





小説版「帰るべき場所へ」での活躍

金の派閥の議長である母親やサイジェントの叔父たちのような召喚士を目指していた。
しかしある時、ふとしたきっかけでシルヴァーナのペンダントを手にしてしまい、召喚術が暴走してしまう。
この一件から母親から召喚術を学ぶことを禁じられるが、立派な召喚士になりたいと思っていたミニスとしては納得できるものではなかった。
しかし表立って母親に反発する勇気が持てず、家出という形で飛び出してしまい、サイジェントに辿り着き、そこでフラットのメンバーと出会う。
最初は見知らぬ場所に保護されて戸惑っていたこともあってか、彼らを警戒していた。
また、貴族にありがちな高慢じみた態度のせいで特にフィズとの印象は最悪なものだった。

しかし一緒に行動する中でトラブルに巻き込まれながらも、ハヤトたちに助けられる過程で少しずつ心を開いていく。

フラットのメンバーと仲良くなっていく反面、フィズとの関係は悪化していく一方。
二人のケンカはエスカレートしていき、とうとう召喚獣まで持ち出そうとしたところでガゼルに咎められ、ひっぱたかれたショックで飛び出してしまう。
しかもタイミングが悪く飛び出したところをウォーデン家のヘタレな末弟に、後を追いかけてきたフィズ共々捕まってしまう*1

その後、ハヤトたちが助けに来るものの、幻を見せる霧を生み出す召喚獣の力にピンチに陥ってしまう。
彼らを助けるためにミニスはワイヴァーン・シルヴァーナと誓約を交わし、幻の霧を吹き飛ばしてピンチを救った。
この出来事がきっかけでフィズと和解し、親友と呼べる間柄へとなった。
事件解決後は実家に戻り、母親とも逃げずに向き合うことを決意。

別れ際にフィズとリボンを交換しており、2の番外編でフィズのリボンの色が変わっているのはこのためである。





この後入れ違いでギブソンたちがやって来ており、その後の出来事には関わっておらず、ハヤト(もしくはトウヤ、ナツミ、アヤ)が誓約者になったことについては全く知らなかった。



2での活躍

2ではシルヴァーナのペンダントを無くして困っていたところを主人公たちと出会い、探すのを手伝ってもらうことになるが、彼(彼女)が蒼の派閥の人間であるため、最初は素性を明かせずにいた*2
さらにシルヴァーナのペンダントを狙ってやってきたケルマを*3協力して撃退した縁から一緒に行動するように。
その際に自分が金の派閥の人間だという事がバレてしまったが、主人公たちは特に気にすることなく接してもらえた(ネスティからお小言をもらう羽目になったが)。

ペンダントを無くしたことは母親に隠していたものの、ファナンでファミィと顔を合わせた時にバレてしまった。
ユエルからシルヴァーナのペンダントを返してもらった後、ケルマと最後の決闘を受けて勝利し、ミニスとシルヴァーナが友達という関係を知ったケルマはペンダントを諦めてミニスに譲ることを正式に認めた。
その後はマグナ/トリスの仲間として最後まで一緒に戦い抜いた。

2の番外編ではモナティと予想外の再会をするが、ネタバレ防止自分の素性を明かされないように口止めした。
最終話ではサイジェントへ向かうための移動手段として自家用船を提供した。
フィズとの会話ではハヤトを誓約者にしていた場合、初恋の相手がハヤトかガゼルのどっちか(マグナを主人公にしているとマグナも加わる)聞かれてからかわれるシーンが追加される。
小説版でハヤトが主人公を務めていた影響なのだろうか?



3での活躍

サモンナイト3では番外編にて登場。
ケルマとの会話から、マルルゥからは「チビジャリさん」と不名誉なあだ名で呼ばれる羽目に…。








シルヴァーナについて

元々はウォーデン家が所有していた銀色のワイヴァーンを召喚するサモナイト石がはめ込まれたペンダントだったのだが、
マーン家との争いに負けた際に戦利品として没収された。
それを上述の通り偶然ミニスが手にしてしまった事で召喚術が暴走してしまう。
このペンダントは外すことが出来ず、何とか外して捨て去ったとしても勝手に戻ってくる。


召喚された状態で。


召喚された状態で。


大事なことなので二度言いました。
呪われてるってレベルじゃねーぞ!

とはいえシルヴァーナに悪気はなく(多分)、ミニスと仲良くしたかっただけであり、暴れていたのもミニスを守ろうとしたが故のことである。
それを感じ取ったミニスによって誓約を交わし、シルヴァーナの名を与えた。

誓約が交わされた影響なのか、ペンダントが普通に外せたり勝手に召喚されることも無くなった様子。そのせいで今度はペンダントを無くしてしまうことになったのだが…




ユニット性能

召喚士らしくMPとMATが伸びやすい上に序盤から加入するためボーナスポイントをMATに特化させれば火力がさらに強化される。
ミニス専用の召喚獣・シルヴァーナは、通常のワイヴァーンよりも威力が高めで、解禁後は主力として使っていける。
ただし名前を変えてしまうと弱体化してしまうので注意。
専用の特殊能力であるパニック召喚・獣は、特定のメイトルパの召喚獣からランダムで召喚する能力。小説版の暴走のシーンを再現したものと思われる。
一度発動させるとキャンセルが効かないので注意。
ランダム要素が強いため使いづらい能力だが、最終クラスになると化ける。
最終クラスの状態で希望のローブなどを装備させてLUCが90以上にすると、なんと発動する召喚獣がゲルニカで固定されるのである(通称・パニゲル)。
それでいて使用に必要なMPは20。低コストで上級召喚獣を連発しまくれるという作中屈指のバランスブレイカーと化す。

さすがにぶっ壊れ性能だったのか、3ではパニック召喚自体が削除されている。まあ過酷な戦いを乗り越えといて未だに召喚術暴走させてるのもおかしな話だし…
一方でシルヴァーナは相変わらず通常のワイヴァーンよりも強めの個体で、専用の召喚ボイスもある。
PSP版においてはクラスチェンジの傾向が他の召喚士と異なっており、MATとDFを伸ばしやすい (他のほとんどの召喚士はMATとMDFが伸びるため、DFの低さに悩まされ、MDFは過剰気味になる)。
結果的にMAT極振りがしやすく、主人公やオルドレイクなどの複数属性持ち召喚士を除けば最優と言ってもいい性能となっている。
4のPSP版では、傀儡ユニットとして親友のフィズと共闘させることも可能に。
この二人の掛け合いは必見。

+ ミニス出生の秘密・ネタバレ注意!
ミニスの父親は、聖王国の現国王である可能性が示唆されている。
また、仲間の一人であるフォルテは聖王国の元王子であり、これが事実だとフォルテとミニスは異母兄妹にあたる。
ミニスが獣属性の召喚獣の適性を持っていたのはこれが理由であると思われる。




次に会う時にはもっとマシな追記・修正しときなさいよね



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最終更新:2024年05月04日 20:02

*1 この時フィズが追いかけてきたのは、昔リプレの使っていた食器を割ってしまった際に妹のラミに責任を押し付けたことをガゼルに叱られたことがあり、かつての自分と重なったため。

*2 金の派閥と蒼の派閥は基本的に仲が悪い。

*3 この時ペンダントは無くしているので渡しようもないのだが、いくら言っても聞く耳を持たなかった。