ビナー(モンスターストライク)

登録日:2020/12/20 (日曜日) 14:40:00
更新日:2024/03/06 Wed 22:58:16
所要時間:約 25 分で読めます





「為すべき事を為すために!」


ビナーとは、ゲームアプリモンスターストライクおよびモンストアニメに登場するキャラクターの一人である。

概要


CV:堀江由衣(アプリ、アニメ共通)

初登場は2018年9月に配信されたモンストアニメルシファー編二期。
天聖と呼ばれる集団の、そのまた十人である「十天聖」に属するキャラクターの一人。その殆どが悪しき天聖と呼ばれる悪役サイドにいる中、唯一神に反旗を翻す事に異を唱えた味方サイド。

桜色の髪をした美しい女性。
平和主義者で、基本的に誰に対しても優しく接する。
天使のサンダルフォンとメタトロンの直接の上司で、天聖で唯一天使と同じ妖精族でもある。ただし本人が天使かは不明。
モチーフは他の同僚共々生命の木のセフィロト、それに倣って「理解」の天聖と言う異名を持つ。

天聖についてはこちら

そう言った経緯もありアプリ版に逆輸入された際は、エクスカリバーと並んで2020年の超獣神祭の年始限定キャラと言う大変名誉な地位を手にして登場した。
この二人はモンストが誇る二大看板娘ルシファーとアーサーの関連キャラな為、実装記念で行われたエクスカリバーとの人気投票は事実上のルシアサ代理戦争である。
アニメサードシーズン出身としても唯一の限定キャラであり、他ゲーがモンストとコラボした時に出張しているのも今の所彼女だけなので、そう言った意味で立ち位置そのものはかなり優遇されている。
尚絶級モンスターでは無いが、設定上の理由で超絶「悪しき天聖」シリーズの共通パーツである天使の輪/壊れた天使の輪を彼女も所有している。

XFLAG DICTIONARYに掲載されている設定によると誕生日はセフィロトの番号にかけて3月3日。
性格好き嫌い等は形態毎にやや変わる。

「憧れの人」がおり、自分の命を省みず英雄的な行いをしたその人が残した焼けただれた旗は心の支えであり重圧でもある。
加え愛する姉が先代をしており、シルエットが憧れの人と酷似している点や大きな旗を所持していると思わしき演出がある為、憧れの人=姉である可能性が非常に高い。



アニメ


※アニメ本編及び「絶望の夜明け」のネタバレを回避したい方、特に興味が無い方は性能の項目までスクロール推奨。


サードシーズンのルシ編二期~ウェディングゲーム(以下WG)に登場。エンド・オブ・ザ・ワールド(以下最終章)では事実上の主人公。
劇場版「ルシファー 絶望の夜明け」にもメインキャラクターとして登場した。

ルシファー編二期

本編ラストに初登場。
サンダルフォンとメタトロンの双子天使に司令を下していた謎の天聖の正体が彼女。

ちなみに丁度その頃は昨年のマナや登場時期の影響から「2019年の年始キャラなのでは?」と多くのユーザーに思われていた、結局そんな事は無かったが。
上記の疑惑は同編三期で活躍したゼフォンやスルガトにもかけられていたので、マナの残した影響の大きさが感じられる。

三期

同胞達の犯した罪やストライクワールドと言う概念の解説をルシファーの仲間である四人の大天使長達に向けてした他、彼女らを率いて生命の木を守る結界を破壊しようとするマルクトに立ち向かった。
ただし彼女には何の戦闘力も無い為、戦いではなくあくまで話し合いによる和解を彼に求めた。*1

しかし無残にも結界は破られ、生命の木も撃ち抜かれてしまった。
その際木に宿る神が死にかけた事で天使の輪も壊れてしまい、また衝撃波により他の天使共々気絶し生命の木の島と共に魔界まで堕ちてしまう。
最終的に少年の姿に戻ったスルガトの手で救出された模様。

WG

他の天聖が全員外の世界へと旅立った事で事実上天界の最高指導者になり、多くの大天使長や天使達を率いる立場に。
しかし復活したケテルの行いのせいで、指導者として島一つと九人の大天使長を見捨てる辛い決断をしかける事になる。

最終章

これまでの主人公が一同に会するラストパートにて事実上の主人公となるまさかの大抜擢を受ける。
因縁の元同胞イェソドと手を組んだカエサルの手により、敵の本拠地であるデスゲートへと他の仲間より一足先に到達する。
かつてビナーを愛し、愛ゆえに暴走したイェソドの更なる邪悪な目論見を目にし、更にカエサルに唆されたのを切っ掛けにイェソドの暴走に責任を感じた彼女は、自分と自分をかかえるイェソドを纏めて串刺しにし、一度は絶命する。

こうして彼女の人生の幕が閉じたかに思えたが、隠居中の天聖ダアトの手によって死後の空間から戦いを見守る事になる。
己の無力さにうちひしがれた彼女だったが、問い掛けの中で再び心に強い決意と勇気が沸き起こり、目の前に現れた大きなを手にした時、強大な力を手にしたと共に再び命を取り戻す。
その後彼女は仲間達を癒し、イェソド唯一の攻略法を伝え、ルシファーが巨大なバリアを展開するまでの時間稼ぎのために破滅の力に飲まれたイェソドに最後の戦いを挑む。

「もう…私は怖くない」

「戦いましょう!この旗の下に!」

イェソドを倒した後は皆と共に天界へと帰還、手にした旗を杖に変化させルシ世界の完全な指導者となった。
また悪しき天聖を全員倒した事で封印の楔が全て消滅し、やがて愛する神も蘇り眠りについたウリエル達も目覚めるだろうと安心した様子をルシファーに見せる。





※以下劇場版のネタバレ


絶望の夜明け

オラネと共にレシアルにいた所をルシファー達に襲撃された。
住民を避難させた後は駆け付けたノアの方舟に乗り込む。
その後はヒーローズと共にルシファーの目的を考察したり、結局死に絶えてしまった生命の木の惨状や目覚めぬウリエル達の様子を仲間達に見せたり、オラゴンと二人きりで会話したりした。
尚その際彼女に姉がいた事が判明する。


中盤では天界に襲撃しに来たルシファーを迎え撃つため再び杖を取り出すと、マスターオーブの近くでスルガトとパンドラの死闘を眺めていた。
その際一瞬力を使おうとしていたが結局箱の災厄がスルガトを倒した為何をするつもりだったのかは不明。*2


事が終わった後は「ルシファーは無実」「まだ黒幕がいる」と訴えるオラゴンを信用し、ヒーローズを説得した後ストライクワールドの未来を映す木を彼に取りに行って貰った。
そしてカエサルに衝撃の事実を知らされると動揺する仲間達と違い冷静にオラゴンからの連絡の有無を確認し、近付き過ぎている3つのマスターオーブを遠ざける為ノアに連れられその場を後に……




性能



進化(希望を導く天聖 ビナー)


種族:妖精族 撃種:反射ゲージ 戦型:バランス型
HP:24155 攻撃力:30007 スピード:358,45
アビリティ 地雷除去/反風/回復M ゲージ:状態回復/SSターンチャージM
メイン友情 ダブルエナジーサークルL サークル状の属性大エナジー攻撃
SS 集結の啓示 スピードとパワーがアップ&周りに回復フィールドを展開する

「天地を閉ざす常闇よ、我が御旗を持って 振り払わん!」


一見光属性の様に見えるのだが実装に伴い実は木属性だった事が発覚。蘇って覚醒した時の姿。
一応目の色が緑だったり最終章のEDでヒーローズの纏っているオーラが薄緑だったりで伏線自体はあった。
モチーフは恐らくジャンヌ・ダルク。ご本人は2014年と遥か昔からモンストに登場しているが。

祭限定特権でボイスが3種ある、期間限定のラック引き換えでボイスの2.3番をゲット出来た。
ちなみに天地を閉ざす常闇よ~はボイス3で定番のボイス1は「私はもう怖くない 戦いましょう!この旗の下に!」である。
なんだかんだ大半のユーザーはボイス1の方が印象強いだろう。
尚類似した上記の台詞2つを比べればわかる通り、アニメの時の決め台詞とボイス1の内容が極々微妙にだが違っている。

全体的に回復特化。
友情はルシファーリスペクトだろうか、SSはダイナ式ではなくキュウキ式の回復展開。

真・伊達政宗では数少ない適正の一人、ヴィーラや島津の群れに一人彼女を突っ込むと体力面では結構安定する他地味にSSチャージが役立つ。
反面火力機動力は他の適正と比べ遥かに劣る為2体以上入れると逆に難易度が上がってしまう。
逆にここ以外で活躍したと言う報告は皆無。アンチアビリティ的にはティルナノーグに一致しているはずだが他が微妙に噛み合わない。


神化(世界を紡ぐ者 ビナー)


種族:妖精族 撃種:貫通 戦型:砲撃型
HP:25187 攻撃力:40074 スピード:271,33
アビリティ 反バリア/反ワープ/友情×2 ゲージ:なし
メイン友情 回復弾 回復弾を触れた味方の進行方向に発射
サブ友情 分身弾 属性分身弾で近くの敵を攻撃
SS 絆の信託 狙った方向に、3本の毒の波動砲を放つ。

「私達の愛する世界よ 目覚めなさい」


ビナーの神化形態。
アニメ本編には未登場。ただし神化の杖のみが最終章のラストに旗から変化する形で登場済。
ディクショナリーに掲載されている情報やボイス内容がやや不穏。

最大の特徴は40000を越える砲撃型らしからぬ攻撃力の高さ。
逆にスピードはかなり低い上貫通で減速しやすい為、友情威力の高いパワー型に近い。
貫通では初の分身弾持ち、本人の撃種に依存するのでサブ友情ながら反射の分身弾とは比べ物にならない位敵を削りやすくなっている。
メインの回復弾はダンク式な上範囲が狭いので火力源としては正直とても使いにくいが味方に触れれば1発で5000回復するので、2発合わせれば中々の回復力を誇る。
勿論当たればちゃんと強いし、誘発すれば自動で近くの敵をロックオンしてくれるので便利(威力は半減してしまうが)。
SSは何故か3本毒レーザー、一応部下のメタトロン神化は友情が3方向へ貫通する毒で、サンダルフォン神化は砲撃で回復弾を持っているので友情SSで二人をリスペクトしている可能性はある。

強いことは強いのだが同期のエクスカリバーに比べるとどうも採用されにくい。
かつてのガブリエル神威の関係性に近い。
ただドゥーム廻や未開の大地拠点2等ではちゃんと強いので使える場所では使ってあげよう。


余談



実装順

彼女の初登場は2018年の9月29日だが実装は2020年の正月な為、登場から実装までおよそ一年と三ヶ月もかかっている。
その為その間に登場したキャラは実装順では先輩だがキャラとしては後輩と言うちょっと面白い現象が起きているのだ。

と言ってもこれはアニメキャラとしては別に珍しい事ではない。
例えばマナやペリノア、アラウィンなんかも登場から実装まで一年かかっており、自分より登場が早かったケテルとゼフォンは実装順では後輩である。
コクマーに関しては一年半以上もかかっているし、モンソニ枠だがAngely Divaなんかは丸二年かかっている。
そもそもアニメ初出なの自体を忘れられがちだが、降臨のオケアノスも彼女より実装までの期間が長い。
逆説的に今後お気に入りのアニメキャラが登場しても、アプリでお目にかかれるのは一年先と言うのは覚悟した方が良いかもしれない。
実際未だに未実装のままのキャラも割と多い。


優遇?不遇?

冒頭で述べた通り、彼女はアニメサードシーズンで初登場したキャラとしては異例の優遇具合である。
…なのだが性能で述べた通りエクスカリバーとはかつてのガブリエル神威を思わせる関係性である。
実際人気キャラではあるし、実装前の人気投票ではカリバーに勝っていたのだが、当の運営はカリバー一人だけタイトル画面に出し自分は出られなかったり、同社の運営するコトダマンとのコラボ予告PVでもカリバーだけメインでピックアップされていたり*3と、公式側からそもそも年始限定はカリバーだけだと言わんばかりの扱いをされる事も少なくはない。
勿論ちゃんとセットで出ることもあるにはあるが…
その為数多くいるキャラ、及びアニメキャラの中でもトップクラスの優遇具合であるにもかかわらず不遇キャラ扱いされる事の方が冗談抜きで数百倍は多い。
多分ビナーに対する評価群の中から好評な物を探すより単発でビナーを当てる方が楽である。

尚コラボ先ではカリバーに引けを取らぬ優秀キャラな事もある為、熱心な彼女のファンはモンストコラボ中の作品で頑張って彼女をゲットし愛用してあげるのも一つの手。流石に年始限定と言うだけあって出張率は高め。


ある意味因縁の相手ゼフォン

彼女とゼフォンはアニメの登場時期が近い、と言うだけの理由で一括に語られる事がかなり多かった。
もっとも上記の通りそれは「次の年始限定かも知れない」と言う疑惑から来た物、ストライカーにしてみれば見過ごせない事なのでそれも仕方無いと言える。
その為次はビナーとゼフォンどっちに来て欲しいかで意見がかなり割れたりしていた。
実際は二人とも2019年の年始限定では無かったんですけどね。
ただしコアなファンはその後も彼女らの実装を待ち望み、2019年の夏に行われたアニメ登場キャラの人気投票*4では、ゼフォンはアプリ版に未実装であるにもかかわらず7位と言うとんでもない記録を残した。あのアーサーやオラゴンの順位を上回る快挙である。出番的に6位のメタトロンの方が凄いのはナイショ
まぁ結局の所ビナーは大勢の期待通り超獣神祭の年始限定として登場し、ゼフォンは限定でもないただの恒常キャラと言う全然違う着地を迎えたのだが。

ここまでストライカー視点の話だったが、実際彼女らにどんな因縁があるかと言うとそんな物は一切無い。
本当にただ登場時期が近かっただけ、全編通し彼女らが会話をしたのはたったの一度だけである。
強いて言うなら二人とも天聖ダアトに助けられた身だが精々その程度の関連性しかない。

尚先述の通りスルガトも年始限定疑惑をかけられていたが、彼の場合本当に年末年始ギリギリに言われ出したので彼女らとセットで語られる事はほぼ無い。


ネタ要素?

神化のイラストはとても美麗な一方真顔な上綺麗に正面を向いたカメラ目線である為、顔部分だけ切り取られるアイコンが証明写真に見えるとたまに言われたりする。

神化の性能に関しても本人の雰囲気にあって無さすぎる三本毒レーザーが弄られたりする。ステータスといいどうも神化の性能は見た目から受ける印象との差が凄い。

これに関しては完全に本人は無実…どころかぶっちゃけ無関係なのだが、彼女の実装記念PV冒頭でのラファエルの台詞「素敵な内装ですね~♪」「素敵な内臓ですね~♪」と空耳されてネタにされてたりする。*5サイコかな?


プライオル・ビナー



プライオル・ビナーとは、ビナーの先代であり、そして彼女の姉である人物の事である。
プライオルとは恐らく順序が先である事を意味する「プライオリティ」の事だと思われる。要はそのまんま先代ビナー。
ビナーより更に大人びた顔立ちで背もほんの少しだけ彼女より高い、髪は妹同様の桜色。
神化ビナーと殆ど同じ衣装を着ている。
また先述の通りビナーの憧れの人の正体も彼女である可能性が非常に高い。

当たり前だがビナーとは別人、進化形態の一つとかではない。
2021年6月現在アプリでの実装は未定である。


以下劇場版のネタバレ注意



ビナーの過去の回想シーンにのみ登場。
「天界の光は消えたりしない」という言葉と共に自分の持つ天聖の力と、天界の未来をビナーに託し生命の木に向かう様子が描かれた。
またこの下りの際近くに旗が刺さっており、直接の言及は無いが最終章での下りから恐らく彼女の所有物だと思われる。
現代には登場しない事や妹の発言内容から恐らく既に故人。

ビナー曰く自分には勿体無い位の姉さんで、信じられる人だったとの事。
またその後を継ぎながらも、自分は姉さんの様にはなれないとかなり強めのコンプレックスを抱いてる様子。


ちなみに


絶望の夜明けのパンフレットによると、ビナーは襲名制であるらしい。
つまり、今ストライカー達がビナーと呼んでいる女性は実のところ最初からビナーだった訳では無いのだ。
先代ビナーがいるのも要はそう言う事である。
彼女が妹に力を託し「ビナー」と呼んだその瞬間、あの女性はビナーになったのだと。
他の天聖達がどうなのかは不明だが、もしも全員が襲名制だった場合ケセドの力を受け継いでいるノアは天聖ケセドを名乗れるかも知れないということになる。



追記・修正は素敵な内臓を持つイェソドにお願いします。


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以下、絶望の夜明け及びアニメサードシーズンの核心に迫る轟絶級のネタバレが含まれます。
未視聴の方はどれだけビナーが好きだとしてもブラウザバックを全力で推奨します。
それでもスクロールするというのであれば、絶対に後悔しない事を約束して下さい。













カエサルに衝撃の事実を知らされると動揺する仲間達と違い冷静にオラゴンからの連絡の有無を確認し、近付き過ぎている3つのマスターオーブを遠ざける為ノアに連れられその場を後に……

するとその時、強烈な桜吹雪が巻き起こりその場のほぼ全員が吹き飛ばされてしまう。
強風の中心地にいたそれは枝の様な物を伸ばしアーサーの近くにあったマスターオーブを回収すると…………



+ ...
「本当…余計な事をしてくれるのね」






事件の黒幕



ルシファーの真の目的とは、
他人の運命を直接弄る能力で自分の存在をクインステラ等の預言者達から隠し続け、マスターオーブの爆発を用いて全ての世界を消し去ろうとしている何者かの正体を暴く為、その黒幕と全く同じ方法で先に世界を滅ぼそうとし、隠れているそいつを引きずり出す事だった。
その代償が自らの命であり、成功したところでほんの少し世界の終わりを先伸ばしに出来るだけだと知りながら…



そして、性質の異なる3つのマスターオーブを集め、ストライクワールドを終わらせてやろうと目論んでいた真の黒幕の正体…
それはかつてルシファー達と共に悪しき天聖に立ち向かい、ストライクワールドの平和を守ったはずのビナーその人であった。

即ち、彼女こそ絶望の夜明けにおけるラスボスにして、モンストアニメサードシーズンの真ラスボスである。

イェソドもあの世で喜んでるだろうぜ!

本性を現した彼女はその身を神化、即ち姉と同じ格好に変身すると、他人の運命を直接弄る能力=死者を甦らせる力を用いてヒーローズに敗れた悪しき天聖達を己の傀儡として復活させ、彼等を過剰なまでに痛め付けた。


彼女の望みは未来を映す木=生命の木の苗木を使って自らが理想とする「正しき世界」を創造する事。
しかし新しい世界を作る為には今ある世界を消し去らねばならないので、マスターオーブのエネルギーを使い一度全てをゼロにしようと企んだのだった。

このような暴挙に出たのは、悪しき天聖達を討伐しても尚生命の木、及び神が甦らなかったせいである。
神の揺り篭である生命の木の寿命を伸ばす為には、5000年に1度天聖の命を捧げる必要があった。
そしてその犠牲になった者こそが彼女の姉、プライオル・ビナーである。
愛する者の死に絶望しながらもなんとかその後を継いだが、悪しき天聖達の裏切りにより姉が己を捧げてまで紡いだ生命の木と神の命は奪われ、封印の楔によってその再生すら不可能になってしまった。

それでも全ての天聖を討伐し楔を消し去れば神は甦ると信じ続けていたが、結局全ては無駄に終わってしまう。
天界の光を絶やしてしまった事、姉のようになれなかった事、そして何より姉の死が無駄になった事で更なる絶望に捕らわれ、この世界を見限る事を決断した。


そうして3つのマスターオーブを揃えるとそれを融合させ、全てを巻き込む爆発を起こしストライクワールドを完全に滅ぼしてしまった。
その直前、生命の木の苗木を手に自分一人だけ外の世界へと逃亡した。

そこで苗木に刻まれていた記録から、「姉が死んだあの日」「悪しき天聖達」の存在を書き換え、無かった事にしようとする。
しかし皆がルシファーの想いを繋ぎ、カエサルが「ガラにもない事」をしたお陰で滅亡前にオラゴンだけは白の書庫に辿り着いており………


事の顛末、そしてビナーの行く末に関しては是非とも自らの目で確かめて欲しい。



復活天聖軍団


「そう…だったら本人に聞いてみれば?」


死者を甦らせる力を使いビナーが手駒として呼び出した悪しき天聖達。これぞ本当の転生(てんせい)ってね
ただし元の人格の様な物は一切無く、全員が物言わぬ操り人形と化してしまっている。
目も黒い影で塗り潰されており、また薄い緑と桜色のラインの様な物が顔に浮き出ている。

早い話が再生怪人軍団である。
だがそう言った連中にありがちな弱体化の様な物は一切しておらず、全員普通にオリジナルと同じくらい強い。
と言うかホドに至っては明らかに生前よりも強い。

呼び出されたのは
  • マルクト(進化前)
  • ホド
  • ネツァク
  • ティファレト(進化)
  • コクマー
  • ゲブラー
  • イェソド(進化前)
の7人。
マルクト及びイェソドとティファレトで形態が違うが、設定面を考慮すると本来の姿で呼び出されている可能性が高い。進化前や進化といった概念は原作ゲームをプレイしているユーザー視点のメタでしか無いためその方が自然とも言える。
折角頑張って人前では理想の姿を保っていたのに死んでからすっぴんで召喚されたティファレトはビナーを訴えていい。

イェソド1人でも過剰戦力な位なのに7人がかりは完全に殺しに来ている。
実際ノアは爆発を迎えるより前にコクマーの手で殺害された事が仄めかされる描写があった。仮に生きていたとして、相当無残な状態だったのは間違いないだろう。
殺してこそいないものの、マルクトのソロモンに対する一方的な暴力はとても相手が少女とは思えないレベルの残虐さである正直元のマルクトも普通にやりそうだけど
尚ケセド、ケテル、ダアトは不在。万が一ケセドやダアトを蘇生させていたら、ビナーに対する視聴者の評価はケテル以上に最低最悪なものになっていたに違いない


いつから敵だったのか?


いつ頃から計画を進め出したのかについて本編では語られないが、彼女の発言内容からしてほぼ確実に最終回~映画までの間の何処かである。
逆に言えばそれまでは紛れもない仲間だった為
、裏切り者としては完全な味方から本人の意思で一気に黒幕にまで転身する結構珍しいタイプになる。
XFLAG DICTIONARYに掲載されている情報も、一見味方キャラが自己犠牲で世界を救おうとしている様にしか見えない書かれ方をしており、その上で嘘は一つもないと言う徹底した欺きっぷりである。

尚パンフレットの情報によると彼女の役割は実は彼女がアニメに初登場した時には既に決まっていたらしい。「進化」と「神化」が存在するモンストならではの二面性を表現したのだと。(本当はもっと極悪になる案もあったとか)
実際アプリ内における進化と神化はもとよりそのキャラクターの二面性を表現する為に使われる事が多い。彼女もその例外では無かった、と言う話だ。





「さようなら…古い世界」





追及・修正はあの世で喜んでるイェソドにお願いします。

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「皆が……皆が貴女を待っているのよ…」



「ビナー…!」










獣神化(神聖なる希望の器 ビナー)


実装から約2年、劇場版公開から1年と少しを迎えた2021年最後のモンストニュースのその最後にて、なんとまさかの獣神化が発表された。
発表と共に公開されたPVは、劇場版ののち再び現れた敵に対し、かつて仲間を裏切った事から一歩踏み出せずにいた彼女の背中を姉が押し、再び現世へと姿を現すと言うもの。
短編ながらも、ルシファーが紡いできた光を今度は彼女が紡ぐ、言わば劇場版の後日談とも言うべき作品になっている。




「皆が気付かせてくれた想い…私が必ず、世界の光を守ります!」




そんな彼女の性能は

種族:妖精族 撃種:反射 戦型:バランス型
HP:25175 攻撃力:31293 スピード:392,72
アビリティ 超アンチワープ/超マインスイーパーL/超アンチウィンド/友情コンボ×2 ゲージ:回復M/状態異常回復/SSターン短縮/SSターンチャージL
メイン友情 クロス分身弾 X字4方向に属性分身弾で攻撃
サブ友情 超強回復弾 強力な回復弾を触れた味方の進行方向に発射
SS 絆のセフィラ ふれた敵に木の枝で追い討ち

「絶望の時は終わりです…紡がれた願いの光は、今ここに…!」


全体的に進化ベースに神化の要素を盛り込んだ性能になっている。
まずなんと言っても目を引くのがアビリティの量。
同じニュースで発表されたばかりのネオに次ぐ(実装順ではこちらが先)8アビリティ。おまけにアンチアビリティは全て超と言う高性能。
新アビリティのSSターンチャージLは触れた3人目の味方のSSを4ターン、つまり丸1順程短縮する優れもの。

友情コンボは完全神化基準に。
反射の分身弾は貫通と比べると弱いが、友情コンボ×2と合わさりそれなりに安定した殲滅力を持ち、超強回復弾は通常の回復弾の火力3倍、回復量2倍と言う高威力。

だがなんと言っても最大の特徴は殴り性能だろう。
攻撃力は神化から大幅に落ちた物の、超マインスイーパーLにより初手から高い火力を安定して出せ、更に超アンチワープでその威力を上げられる。
更に超アンチウィンドでスピード面でのカバーもある。

そして極めつけはストライクショット。
ユグドラシルと同性能の物だがあちらに比べて殴り倍率が非常に高く、二段階目の木の枝の追撃に至ってはあちらの約4.8倍と言う超火力。更にそれを短縮付きで使用可能。

総じてサポートと殴りを同時に高い水準でこなせるキャラクターへと生まれ変わったと言えるだろう。


イラストはと言うと、こちらは進化神化が混ざりつつ、色取り取りの花に囲まれている姿。
下向きだった後頭部のデルタマークは上向きになり、彼女の周りには天聖達の力の元となる10個の宝石が浮かんでいる。
後、明らかに乳がデカくなっている。これにより多くの紳士達とイェソドの股間のエクスカリバーがストライクショットしたのは言うまでもない。

更に獣神化を記念し、ついに新春バージョンの新春なる希望の器 ビナーも実装。
昨年同期のエクスカリバーが新春バージョンを手にした中彼女には与えられなかったが、一年遅れで待ち望まれた絵違いの実装となった。
こちらのバージョンではSSの枝が帯に変化する。




「夜明けの時です…行きましょう、希望の光を迎えに!」




追記・修正は新春ビナー目当てで大量に超獣神祭を回したイェソドにお願いします。

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最終更新:2024年03月06日 22:58

*1 一応直前にバフと思わしき光の粉をウリエル達にかけてはいた為、話し合いは最終手段だったのかも知れないが。

*2 パンドラの箱を遠隔操作で開けたのが彼女と言う風に見えなくも無いが、事実関係は不明のまま。一方その場合は一瞬だけ力を使ったと言う説明と辻褄が合う。

*3 一応ビナー本人も登場は出来た模様。良かったね!

*4 厳密にはじゃがりことのコラボ企画で、上位5名がパッケージになると言う物。

*5 尚台詞その物はルシファー編第12話の流用。