オズの魔法使いの登場人物(Lobotomy Corporation)

登録日:2021/03/18 Thu 02:41:30
更新日:2025/03/19 Wed 14:29:07
所要時間:約 20 分で読めます






結局、家へは永遠に帰れないまま、終わりのない冒険を始めました。

私たちはまだ旅の途中。未だ叶わぬ願いを叶えるために黄色のレンガの道を歩んでゆく。

暖かい心の木こりは心を集めます。その心が動けば、愛することができると思っています。

これからもずっと、君に付いてって良いかな?僕があいつらを引き裂けるように……。

オズマはカボチャを切るためのナイフを持ちました。そしてすぐさま魔法使いのいる場所へと、なりふり構わず走り出しました。

オズは突飛なことを思いつきました。エメラルド色の目がより一層と輝くかのような目つきでした。



一緒に行こう。美しい世界へ。夢の世界へ……。









【概要】

オズの魔法使いの登場人物」に該当するアブノーマリティは六体。内二体の知恵を欲する案山子*1暖かい心の木こりが「Lobotomy Corporation」で初登場。
その外伝作に当たる漫画「ワンダーラボ」にて帰り道臆病な猫が登場。
そしてLobotomyの次回作に当たるLibrary Of Ruinaにてこれら四体に加え、新たにオズマオズの魔法使いが登場した。
その性質上、本記事では記事名に(Lobotomy Corporation)とついているものの、ワンダーラボとLibrary Of Ruinaの解説も同時に行っている。なにかこうしたほうがいいという意見があればぜひコメントに残し、追記・修正をしてほしい。

ちなみに、設定上ではオズマとオズの魔法使い以外の四体が揃うと悪夢みたいなことになるらしいが、実際のゲームで実現することは無い。


【Lobotomy Corporation】

◇知恵を欲する案山子


そしてそこは、変わらずエメラルドの道が美しく輝く都市のままでした。


知恵を欲する案山子とは、Lobotomy Corporationに登場するHEクラスのアブノーマリティ。
その外見は、藁の帽子をかぶって項垂れたまさしく案山子。赤と白のチェック柄の袖、そこから伸びる鍬と鎌、ベルトの取れたオーバーオール。そしてそれらに付着した血が特徴的なもの。

◆特殊能力

  • クリフォトカウンターが0になると特殊能力が発動する(初期値/最大値1)
  • クリフォトカウンターは以下の条件で変動する。
    • 作業結果が悪い(100%)
    • 慎重ランク3以上の職員が作業を終える。
  • カウンターが0になると収容違反を起こす。

もうおわかりだろう。こいつはもの凄く脱走しやすいアブノーマリティである

HEクラスである以上、最低限のステータスは確保しておきたい上、こいつの好む作業は洞察。そして洞察は慎重の高さによって成功率の変わる作業である。どうしろと。
そして終盤になってくるとランク4は当たり前になってくる為、この案山子は作業すれば100%脱走するアブノーマリティと化す。

◆脱走時


脱走時のこいつは、帽子を脱ぎ去り、上部が欠落した空っぽの頭を晒しながら施設を徘徊する。

基本的に鍬を使った近接攻撃で5ポイントのBLACKダメージを与えてくる。
そしてこいつの攻撃で死亡した職員は、案山子の頭部から伸びる藁が頭を覆い、まるでストローの様に脳を吸い取られ死亡する。この時、こいつのHPも回復する。…このゲームにおいて職員が無残な死体になることは日常茶飯事であるが、これはその中でもトップクラスにグロい。

油断さえしなければそこまでの強敵ではないが、脳を吸い取れる相手は当然オフィサーも含まれており、また吸い取っている間は無敵である為、前もってオフィサーを処分して置かなければ想定外に手こずる可能性がある。

◆ステータス


前述の通り、洞察に対しては高い反応を示す。

それ以外は普通。

観測レベル2で、ギフト「収穫」を解禁。案山子が身につけているのと似た水玉模様の蝶ネクタイ。
MPがプラス2される。

観測レベル3で武器・防護服E.G.O「収穫」解禁。
武器は、血のついた鍬。
これといった特徴はないが、それなりの強さで製造可能数も多く扱いやすい。
防護服の方は案山子の体を模した服。REDに対して強く、WHITEはそこそこ。しかしBLACKとPALEには弱い。

◆ストーリー


こいつは職員に対し攻撃的であり、IQテストで優秀と評価された職員の脳を自分の空っぽな頭に詰めようと試みる。
名前の時点で察しているというか完全に元ネタと判断した管理人は多いだろう。この案山子は童話「オズの魔法使い」の登場人物の一人、ドロシーが最初に出会ったカカシが元ネタとなっている。
原作でもこいつは「脳みそ」を欲していたが、ロボトミーでは行動原理はそのままに、過程が著しく過激なものとなっている。

◆幻想体戦(Library Of Ruina)

続編のLibrary Of Ruinaでは幻想体戦と呼ばれる本に封じ込められた幻想体(アブノーマリティ)との戦いにて登場する。
ギミックは本作の戦闘コマンドにあたるバトルページの吸収。

3体存在する案山子のうちどれか一人が速度ダイス2つになって2回行動となり「知恵の収穫」というバトルページを使用する。
これは打撃1~1×4と一見貧弱だが、特定のバトルページ以外だと威力が+4*2されて打撃5~5×4となる性質を持っており的中してしまうとバトルページを奪われてしまう。
さらに全てのページを奪われて手札が0枚の状態になると混乱状態になってしまう。即死じゃないだけマシだが状況次第ではリセット案件である。
ではどうするのかというと、「戦闘開始時」および「速度ダイス1つの案山子が使う特定のダイスに防御ダイスで引き分けか勝利」によって手に入る「知恵」というバトルページが上述した特定のバトルページであり、
これを使うことで「知恵の収穫」を100%防ぐことが出来る上に、混乱ダメージとデバフを与えることが出来る。

基本的に「知恵」を回収できるページは「1個目」か「2~3個目」のどちらかを防御ダイスで防ぐ必要があるためどちらにも対処できるようバトルページを編成する他、マッチ敗北しないようにパッシブで強化することも重要となる。
「知恵」でマッチし続ければいつかは混乱するため、その隙をついて1体ずつ倒すといいだろう。

完全開放戦では少し毛色が変化し、倒すべき敵は「収穫」という敵のみとなっている。
案山子は引き続き登場し、行動パターンも同様。
ただし、収穫は知恵ページを多く持つキャラを優先的に狙い、相手の知恵ページの数だけ威力がアップするパッシブと知恵ページを消滅させるページを持つ。
しかも面倒なことに案山子までの道を阻むように配置されているため、知恵の数が少ないキャラでマッチを阻みつつ案山子に知恵を与えないといけない。



彼の頭には、はっきりと長い傷痕がありました。
人々にどんな気分か尋ねられ、頭が軽くなったようだと答えました。
彼はいつも泣いている悲しそうな人だったので、手術が成功したのだと誰もが信じていました。



◇暖かい心の木こり


随所に数多くの心がある森。切っても切っても依然として森は鬱蒼としている。


温かい心の木こりとは、Lobotomy Corporationに登場するHEクラスのアブノーマリティ。

その外見は金属の鎧のようなもので、随所に苔が生え、巨大な斧を携えている。その斧は、凝固した血によって手放されることはまずない。

そしてこの木こり、数多の管理人からあの赤ん坊と同レベルに嫌われてる最高にクソなアブノーマリティなのである

◆特殊能力

  • クリフォトカウンターが0になった状態で職員が入室すると特殊能力が発動する(初期値/最大値1)
  • クリフォトカウンターは以下の条件で変動する。
    • 作業結果が悪い(100%)
    • 自制ランク3以上の職員が作業を終える。

案山子と同じくカウンターの最大値が1であり、こちらは自制が高いと確実に特殊能力が発動されてしまう、これまた面倒なタイプ。
だがこいつの真骨頂は特殊能力の内容にある。

  • カウンターが0の時に入室した職員を心臓をぶっこ抜いて殺害し、そのまま収容違反を起こす。

もうおわかりだろう。こいつは作業で確実に職員を殺すことができるのだ

この即死攻撃は、例えステータスがオール5の職員であろうとALEPHクラスの防具を着ていようと問答無用であり、同時にこいつがクソ木こり呼ばわりされる最大の原因。

脱走時は5~10ポイントのREDダメージを与える通常攻撃に、溜めの後で連続攻撃を行い、合計40ポイント程のダメージを発生させる攻撃を行う。また職員の死体の上を通過すると、どこぞの死体よろしくHPを回復する。
だがぶっちゃけ、RED耐性を持っている防具は多く、脱走時の強さはおまけ程度。というか脱走させている時点で既にリセットが視野に入っている。

こいつへの対処方法としては、まず収容しないこと。他に管理が面倒な部類である憎しみの女王のような強力なEGO装備などの見返りも殆どないこいつは収容する価値がないと言っても良い
しかしどうしても収容しなければならないような状況であった場合は、生贄要員を数人用意しながら、クリフォト暴走がこいつにつかないことを祈るしかない
それ程までにこいつは凶悪な性質を持っているのだ。

◆ステータス


当然のように自制を必要とする作業である愛着に対しては高い反応を示す。

それ以外は普通。

観測レベル2で、ギフト「伐採」を解禁。木こりが求める心臓と同じ見た目のナニカがもらえる。
HP、作業速度、作業成功率がプラス2される。

観測レベル3で武器・防護服E.G.O「伐採斧」解禁。
武器は、血のついた斧。
正直弱い。めっちゃ弱い。木こりが収容する価値0な原因。
ダメージこそ高いが振りが遅く、足の早い相手にはまるで当たらないという、木こりの収容難度にはまるで似合わない低性能となっている。
防護服の方は苔むした金属のような服。REDとBLACKに対して耐性こそあるものの、そこまで強くない。

◆ストーリー


人間の見た目をした機械のアブノーマリティ。
こちらも名前で完全に元ネタと判断できるであろう。この木こりは童話「オズの魔法使い」の登場人物の一人、ドロシーが二番目に出会ったブリキの木こりが元ネタとなるこの木こりは一度冒険の旅を終わらせており、既に魔法使いにも出会い、心を手に入れている
だが、木こりが渡されたのはまるで暖かみのない、鉛の心だった。
そして木こりは納得できなかった。機械である自分に、心は必要ないという言葉は到底受け入れられなかった。
木こりは怒り、斧を魔法使いの胸に振り下ろし、あまつさえ魔法使いの心臓を自分のものとしたのだ。
だが木こりの空虚な胸を埋めるには一つの心臓では到底足りないらしく、今でも暖かい心を切っては胸に埋めているらしい。

◆幻想体戦(Library Of Ruina)

続編のLibrary Of Ruinaでは幻想体戦と呼ばれる本に封じ込められた幻想体(アブノーマリティ)との戦いにて登場する。
ギミックは行動の核となる「光」。

赤いナニカが詰められた「木」×3と「木こり」が相手となっており、「木こり」は専用バフの「暖かい心」が0だと「木」を破壊して「暖かい心」を3獲得する。
「暖かい心」がある状態だとこちらの「光」が毎幕満タンまで回復するが、「木こり」とマッチするときに「光」が残っているとその数だけ木こりの出目が上がってしまう。
すなわち、毎幕「光」を可能な限り使い切ることを要求される。

普通のデッキだと光回復を入れるのが普通であるため、ここは光回復や0コストページを除いた専用デッキを組んで戦うのがベター。
「木」をすべて倒して「暖かい心」を使い切らせればほぼ勝ちだが、その前に削りきってしまうことも可能。



心臓が零れ落ちると、木こりは絶望して膝から崩れ落ちるだろう。空ろな心だけが胸に埋まったまま。
それが彼に残った唯一のもの、それをどうして奪うことができるのだろう?



【ワンダーラボ】

◇帰り道と臆病な猫


みんな!一緒に行こうよ~!一緒に帰ろうよ~!


帰り道と臆病な猫とは、漫画ワンダーラボに登場する幻想体(アブノーマリティ)*3
こいつらは別々のアブノーマリティではあるのだが、基本的に二体ワンセットで扱われることが多いため同時に解説する。

帰り道は少女の見た目をしたアブノーマリティであり、なぜか両腕がない。
臆病な猫は、普段は小さな猫の様な見た目だが、収容違反を起こした場合、巨大な獅子へと変貌する。

帰り道の防護服E.G.Oは彼女のものと似た装いで黒いスカートにも見えるパンプ型ボトムスを持つ衣装。
臆病な猫の武器E.G.Oは臆病な猫の意匠をあしらった剣。

◆特殊能力


●帰り道
  • 帰り道に対して本能作業を行うと危険カウンターが非常に高くなり、収容違反を起こす。
  • 帰り道が収容違反を起こした時、部門のどこか一箇所に「家」を出現させると同時に部屋にいる職員に大ダメージを与える。*4
  • 帰り道が収容違反している間、同じく収容違反した案山子、木こり、臆病な猫を自分の元へワープさせる。
  • 帰り道は「道」を生成しながら「家」へ向かって歩いていく。帰り道が「家」に到着するとヤバい事になる。
  • 職員の攻撃により足を切られると、攻撃が激しくなる。
●臆病な猫
  • 案山子、木こり、帰り道のどれかひとつでも収容違反した場合、自身も収容違反させる。

◆脱走時


帰り道は他のオズシリーズの幻想体の司令塔のような存在であり、自身の他に仲間が収容違反していると黄色いレンガの道で自分の元へ呼び寄せ、みんなで行進しながら「家」へと向かう。ゲームの方で例えるなら黒い森の入り口が近いだろうか。
そして臆病な猫は凶暴な強さを有しており、しかも倒すにはこいつ自身以外の仲間を全員鎮圧しなければダメージを瞬時に再生してしまう。
総じて厄介な存在であり、こいつらに加え、案山子と木こりが合わせて脱走したとなれば鎮圧はさぞかし厳しいものとなるだろう。

◆ストーリー


帰り道はみんなと家に帰ることに執着しており、また臆病な猫は仲間がいる限りは負けないが仲間が居なくなった途端に弱体化する。
彼らには「家」という自分の空間へ行かなければならないという執念と、それを追って殺人をするというおぞましい感情しか無い。

元ネタは当然「オズの魔法使い」であり、帰り道はドロシー本人、臆病な猫はライオンが元ネタである。
帰り道はおそらく木こり同様に魔法使いに会うことはできたのであろうが、終ぞ家に帰ることができなかったのだろうと思われる。原作では黄色のレンガの道を外れ、靴に宿った魔力によって家に帰ることができたドロシーだが、帰り道の場合、決して道を外れることができず、また足を切られてから=靴を脱いでからが本領発揮という、もの悲しさを感じる反転具合となっている。
臆病な猫は魔法使いに勇気をもらったが、それは仲間が居なければまるで使えないものだった。まあ原作からして魔法使いにもらったものはプラシーボ効果でしかないので、一応家に帰るまでの過程でしか人を殺さないこいつは、幻想体と化した彼らの中では一番幸せなのかもしれない。

◆幻想体戦(Library Of Ruina)

続編のLibrary Of Ruinaでは幻想体戦と呼ばれる本に封じ込められた幻想体(アブノーマリティ)との戦いにて登場する。
ギミックは「家」。臆病な猫と帰り道がセットで登場する。

臆病な猫に関しては、ワンダーラボ同様に帰り道が倒されると一気に弱くなるが、倒されるまでは基本的に無敵。
しかし、無視できるほど弱くもないので適宜マッチして防御ダイスでダメージを抑えたり被害を分散させる必要がある。
一方で火傷などの状態異常のダメージは通るため、大量に付与してしまえば倒すことも可能。

帰り道はギミック用の敵である「家」を軸に以下の行動パターンで行動する。
  • 1.広域攻撃「一緒に行こう…」を司書二人と「家」に対して使用。次の幕の終わりまで「レンガの道」状態が付与されて臆病な猫とマッチした際の出目が+5される。
火力自体は大したこと無いが、これの対象に選ばれた司書が次の行動に大きく関係する上に臆病な猫とマッチしたときに大ダメージ受けてしまうため対象となった司書は他の司書で庇うこと。

  • 2.「レンガの道」が付与された司書二人と「家」に対して「家」に的中時に強制敗北の「みんな!家に帰ろう~!」を使用。司書二人がこれを防げば「家」への攻撃がキャンセルされる。
出目は4~4×1。運要素を減らしたいのなら最低値が4のバトルページを持ってきたいところ。
ただし、長期戦になる関係で光が枯渇しやすいので0~1コストのページをパッシブで強化するのが有効。

  • 3.1に戻る。3回「みんな!家に帰ろう~!」を防がれた場合はかわりに4に移行。
この間も臆病な猫はガンガン攻撃してくるため不意の混乱などには要注意。

  • 4.広域攻撃「この…魔法使いめ!」を使用。全員がこれを防げば混乱状態になる。誰か一人でも命中するか混乱状態から復帰したら1に戻る。
反撃チャンス。合算12~12なので確実に防げるページを入れておきたいところ。
広域攻撃は最初に処理されるため防ぎきれば、おおよそ2幕の間殴り放題となる。出来ればここで仕留めたいところ。



人里離れた田舎の家である日眠っていたら……
……一緒に行こう。一緒に行こう、みんな。
みんなを連れて道をゆくともだち。踊りを踊る友だち。
……不思議な国へと旅立つ友だち。



【Library Of Ruina】

ロボトミー時代から存在した案山子と木こりに加え、帰り道と臆病な猫も登場。本となった幻想体(アブノーマリティ)にに囚われた司書を救い出し、接待に参加できる人数を増やすと同時に幻想体の力を借りれるようになる幻想体バトルで戦うこととなる。
こいつらに限った話ではないが、基本的に原作再現された戦い方をする幻想体が多く、帰り道と臆病な猫もワンダーラボを読んだことがあればすぐに対処法が思いつくだろう。
そしてこいつらに加え、新たに登場した幻想体が二体を相手に、全くの事前知識無しに戦うこととなる。

◇オズマ


私はオズマ…1人にすべてを奪われた……。


オズマとは、Library Of Ruinaの社会科学の階の幻想体バトルに登場する幻想体の一体。

その外見は膝から崩れた花嫁のようで、持っている杖に縋り付いている。その白いドレスは血まみれであり、頭には冠のようなものを被っている。

◆戦闘


HPは350、MPは250と幻想体にしてはまずまずの数値。耐性は勿論高く、ほとんどダメージが通らない。

開幕に広域ページ「生命の粉」を使用してくる。そしてその次の幕に4体の「ジャック」という、手足の生えた黒い腐ったカボチャの様な敵を目覚めさせる。
同時に「消えゆく記憶」という、使用した相手に「忘却」の状態異常を付与するページを使用する。
この忘却を付与された司書は全てのバトルページが「忘却」というページに置き換わってしまう。

忘却を付与された司書は本物のジャックを忘却ページでぶん殴ることによってページを取り返す事ができ、全てのページを取り戻すとジャックが全員死亡、全ての耐性が脆弱になるなど戦闘が大いに有利になるのだが、見た目だけでどのジャックが本物であるかを判別することは不可能である。
では一体どうやって判別するのかと言うと、本物のジャックがダメージを受けた際に画面が赤く点滅するからそれで見極めるというもの。クイックモードは確実に切っておいた方がいい他、戦闘中は敵味方入り乱れるのでどのジャックが本物であるかを判別しなければならないこと。
それさえできれば対して強くはない相手なのでプレイヤーの記憶力と判断力が試される。
ちなみに3幕以内にページを取り戻すことができなかった司書は記憶を失ったカボチャへと変化し、非常に弱くなる。つまりはリセット案件なので気をつけること。
使用するバトルページの殆どには反撃ダイスが付いており、少なくとも司書がページを取り返し切るまでは一方攻撃はしないほうが良いだろう。

上記のパターンを2回繰り返すと行動パターンが変化、全ての耐性が脆弱になると同時に強力な広域ページを使用してくる。できればこうなる前に倒しきってしまいたい。

◆ストーリー


人間の見た目をした黒く朽ちた幻想体。
こちらも名前で完全に元ネタと判断できるであろう。この木こりは童話「オズの魔法使い」の登場人物の一人、オズの国を治めていたオズマ姫である。
原作では悪い魔女の陰謀により姿を変えられ、自身が王女であることを忘れこき使われていたというあらずじなのだが、このゲームでは少し違ったように見える。
オズマは、ある詐欺師に自分とオズマの目がよく似ているという理由で成り代わることを思いつかれ、結果、その試みが成功させられてしまい、立場を追われ、全てを失ったオズマはわずかに残された力でカボチャに魔法をかけジャックを作った。という経緯なのだと思われる。彼女に原作と同じく救いが存在したかはわからない。


許せない!!!お前たちもあの魔法使いのヤツと同じだ!!!
嫌だ…もう私のものを奪って行かないでちょうだい……。



◇オズの魔法使い


いつしかオズは人々に魔法使いと呼ばれるようになりました。


オズの魔法使いとは、Library Of Ruinaに出てくる幻想体の一体ではない

その外見は、植物のように伸びたエメラルドの塊と、その頂上にある椅子のような部分に鎮座する本体が特徴的。

◆戦闘


実は彼との戦闘は存在しない。幻想体バトルを進め、階の完成度を高めると現れる、いわばご褒美のような存在。冒険の末自分たちの望むものを手に入れたドロシー一行と同じく、我々司書たちにも苦難を乗り越えた暁に強力なページをプレゼントしてくれるのだ。
受け取らない理由もないのでありがたく頂戴しよう。


◆ストーリー


こちらも名前で完全に元ネタと判断できるというかタイトルそのまんま。この人物は童話「オズの魔法使い」の登場人物の一人、オズの国を治めているオズの魔法使いその人である。
原作では作中世界の人々に願いを叶えることができる存在と呼ばれ、案山子、木こり、ライオン、そしてドロシーが冒険をするのもエメラルドの都へ行き彼に合うため。
しかし実際のところ、彼は魔法使いでもなんでも無い、ただの詐欺師である。なので彼はその代わりに西の魔女を倒すことを条件としていたが、これもオズ本人が魔法を使えないため。求められた願いに与えたものも、願われたものがもの(脳みそ、心、勇気)なせいもあるが、でっち上げな全くの偽物をこれがそれだ、と渡して満足させるペテンっぷり。
流石にドロシーを家に帰すのはどうしようもないので一緒に気球を作ろうと提案し、一緒に帰ろうとするもペットの子犬がどこかへ行ってしまい、探している間に気球を繋ぐロープが切れてしまい、仕方がなかったとはいえ帰る手段を作るだけ作らせて自分ひとりが利用するというなんとも言えない行動をとってしまっている。












追記修正は、オズの国を冒険してからお願いします。


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最終更新:2025年03月19日 14:29

*1 翻訳の変更により知恵を『求める』案山子へとLibrary Of Ruinaで変更された

*2 ゲーム内では+3と表記されているが実際は+4される。

*3 案山子と同じく翻訳の変更によりアブノーマリティから幻想体へと名前が変化した。とはいってもこちらはルビになっただけで何かが変わったというわけでもないが

*4 家に潰された職員の足には原作の悪い魔女を連想させる魔法の靴が履かされる