魔法少女たち(lobotomy corporation)

登録日:2020/09/09 Wed 21:18:18
更新日:2020/12/01 Tue 11:38:31
所要時間:約 20 分で読めます






燃えゆくまま、永遠に目が覚めなければと願ったであろう。みなを守りたかった愛の形は、執着となって心を蝕み始めた。それに気づき正そうとした時は、すべてが終わっていた。


黄金色の美しい模様は多くの職員たちの心を魅了する。この幻惑は最も深い無意識から来たかもしれない。


すべての悲しみがそうであるように、分かち合うほどに悲しみの重荷が軽くなっていないだろうか。






魔法少女たちとは、lobotomy corporationにおいて登場する、「魔法少女」というカデコリーで一纏めにされるアブノーマリティたちの総称である。









概要




魔法少女とカデコライズされるアブノーマリティは三体いる。彼女たちはかつて、「魔法少女」と名乗って脅威から世界を救い、守り抜く戦いをしていた。

しかし、各々が抱いた負の感情に支配された結果、アブノーマリティと化してしまったのだ。まどマギの魔女化と大体似たような感じ

何故、彼女たちはアブノーマリティとなってしまったのか?彼女たちを支配した負の感情とは何か?
それを明らかにしていくために、一人ずつ解説していこう。

なお、三人の危険度クラスは全員WAWである。攻撃力が高いのは常として、行動パターンなどが厄介な特性を帯びていることもあり、同クラス内でも一際危険。









魔法少女憎しみの女王




愛と憎しみの名のもとに、魔法少女がやってくる!



さて、まずは憎しみの女王から。

恐らく、全ての魔法少女たちの中で一番知名度があるのが、彼女であろう。
というのも、一番先に実装された魔法少女が彼女であり、かつその外見も、一目見れば十人中十人が「魔法少女じゃん」って言うレベルで魔法少女している女の子なのである。
具体的には、可愛らしい飾りとフリフリがついた、本当にありふれた感じの魔法少女服を着た、ツインテールの女の子である。

更に、彼女は外見が人間に近いだけではなく、職員を始めとした普通の人(というか悪人ではないならば誰でも)に対して友好的で、話しかけると「ここってどういう施設なの?」「あなたは世界の美しさと勝利の気持ちよさが分かる?」といった調子で気さくに会話を返してくれる。

また、「ピンチの時はいつでも呼んでね!」「何か起きたら必ずあたしに教えてね!絶対助けてあげるね!」という発言も見られ、アブノーマリティとなった今現在でも人々を救う愛の魔法少女をこなそうとしているようだ。

というか詳しくは後述するが、実際にかなり危険な状態になると、なんと自発的に脱走して職員を回復したり脱走アブノーマリティなどの敵対存在の鎮圧を手伝ってくれる。え、何この良い子……自発的脱走はちょっと困るけど


ただし、この子、困ったことに……(後述)




特殊能力①

憎しみの女王は、以下の条件を満たすと特殊能力が発動する。


・レベルⅡ以上の非常事態(セカンドトランペット)が発令される
・クリフォトカウンターが0になる


これらの条件を満たすと、脱走する。ただし、満たされた条件で脱走後の行動は異なる。


クリフォトカウンターの件は置いといて、ひとまず前者の条件を満たした際の行動について触れよう。

脱走時(非常事態警報での脱走)



セカンドトランペットが発令すると、憎しみの女王は自発的に脱走を行い、警報の原因となった敵対存在がいる部屋にテレポートする。
敵対存在を見つけると、憎しみの女王は様々な色の星型の魔法弾をステッキから放って攻撃する。魔法弾ひとつにつき、15ポイントのBLACKダメージ。
ちなみに、魔法弾は職員には当たらず無害。

魔法弾を複数個放ってもなお鎮圧できない場合、憎しみの女王は「我とそなたの力をもって、 偉大な愛の力をみせしめん事を!アルカナスレイブ!!」という、どっかで見たような魔法詠唱を行って、魔法ビームを放つ。
魔法ビームは、敵対存在に対して継続的なBLACKダメージを与え続け、更にビームに触れた職員のHPとMPを継続的に回復し続ける。攻撃と支援の両方の性質を併せ持っている、というわけだ。
ビームは時間の経過と共に巨大化し、より火力が増強される。

ビームが終わると、憎しみの女王は疲弊し、その場で荒い息をつきながら動きを止める。
休息を終えた後、他にも敵対存在がいる場合、その場所へとテレポートする。いない場合、再び同じ対象に攻撃を再開する。

敵対存在を全て鎮圧するか、憎しみの女王が倒されると、憎しみの女王は収容室に帰還する。

ちなみに、憎しみの女王はやたらと細かいところまでグラフィックが作り込まれていて(制作スタッフにその手の方がいたのだろうか?)、鎮圧に加勢するための脱走時にも状況に応じてこまめに台詞を放つ。中には特定アブノーマリティを相手にしたときの専用の台詞まで。

例えば、憎しみの女王が鎮圧に参加した状態で損害を抑えて鎮圧に成功した場合、「やったね!」「いつでも私を頼ってくれていいのよ!」と勝利の喜びを職員と分かち合う。

先輩である「貪欲の王」と戦って鎮圧に成功した場合、「外で先輩と戦ってたら、今頃あたしは死んでたわ……」と呟き、
同輩、もしくは後輩である「絶望の騎士」の鎮圧に成功すると、「そう… ずっと我慢してたのね… あなたも……」と複雑そうな思いを語る。

さらに、どのクラスのアブノーマリティと敵対したかによって、彼女たちが生きていた世界観を垣間見ることができる。

TETHクラスだと「このくらい問題ないわ!」と言い、HEクラスだと「うう……なかなかやるわね……」と言う。
WAWクラスだと「マイナーアルカナと同じくらい強い……もしかして、ここって悪党のアジトじゃないでしょうね?」(お察しがよろしいようで)
「先輩たちも勝てなかったけど、あたしは負けない!」

ALEPHクラスだとモロに危機感を出しており、「みんな! はやくここから逃げて!!」「メジャーアルカナくらい強い… しかも、今はあたし一人だけ… でもあたしは逃げない!」と言い、背水の陣で敵に挑む。
…もっとも盲愛様ぐらいなら勝ってしまう*1のだが。

まとめると、彼女たちの敵のボス役となる奴が「マイナーorメジャーアルカナ」という名前のようだ。

……といった感じで、彼女に関する小ネタは語るに尽きない程あるので、気になれば管理人となって探してみてはいかがだろうか?



……さて、ここまで見て分かる通り、彼女は優しく正義感のある少女である。それは揺るがしようのない事実だ。
但し、これだけは心に刻んで以下を読み進めて欲しい。


「自分が世界を救うと信じていた少女は現実を認めなければなりません。」
「彼女はもはや主人公ではありません。」
「彼女が自分の存在理由がないと思ったのは凄惨なことです。」
「しかしあなた(X)は彼女に真実を伝えました。」
「魔法少女はもういません… 可愛らしい少女と少しのトラブルメーカーしかいません。」





特殊能力②「愛と憎しみの名のもとに」



特殊能力①の欄で解説した通り、彼女はクリフォトカウンターが0になっても脱走するが、こちらの場合は色々と勝手が異なる。

まず、彼女はクリフォトカウンターの残りの値によって、作業時に以下の効果を発生させる。


・クリフォトカウンターが2(平常時)の場合

憎しみの女王は作業を行った職員に対して投げキッスを行い、HPとSPを全回復する。
彼女なりに作業した職員を労ってくれているようだ。


そして、クリフォトカウンターが減少する条件は以下の通り(初期値/最大値2)

・作業結果が悪い(生産PE-Box数が8以下)
3名以上の職員が死亡していない状態で、クリフォト暴走アラートが発生する


……えー、二番目の減少条件を見て、カンのいい人はあっ(察し)となったかもしれない。

そう、この娘、クリフォト暴走を迎えるまでの間に3名以上の死者が出ていないとクリフォトカウンターが減少するのである。
なんで?と思った方もいるかもしれないが、詳細はひとまず後述するとだけ。

この条件を顧みるに、彼女を入れて安定して管理業務を行うには、毎回死者を三名出さなければならない。
これに関しては、死ぬことが仕事のオフィサーを抹殺すればいいだけの話……なのだが、懲戒部門の研究を解放して処刑弾を解放してないと、かなり面倒。
一応、他に方法はなくはない(魔弾の射手に依頼する、意図的に特定のアブノーマリティの脱走を引き起こす等)のだが、問題はクリフォト暴走が発生する度に死者を出さねばならないという点。ゲーム後半にもなれば暴走レベルは少なくとも6~7くらいは普通に行くことがあるので、一日を終えようとする度にその回数分脱走させたり依頼させたりするのは骨が折れる。

そのため、懲戒部門の処刑弾を解放してから収容するといい。


なお、彼女はクリフォトカウンターが1の場合、以下の状態になる

・彼女は暗い表情を浮かべてその場に崩れ落ち、ブツブツと独り言を呟くようになる(ヒステリー状態と呼ぶ)
この状態だと、彼女に対する作業成功率が20%低下する。

・作業結果が良い(生産PE-Box数が16以上)と、クリフォトカウンターが2に回復。「エヘッ♪」と言いながらピースサインを出し、笑顔を取り戻して平常状態に戻る
・作業結果が普通(生産PE-Box数が15以下)でもクリフォトカウンターが0へと減少し、変身して脱走する。


色々情報を提示したが、最も注意するべきなのは、「ヒステリー状態だと作業成功率が20%低下する」という点。
この状態だと、色々と工夫しないとまず作業結果「良い」は出せない。成功率20%低下は相当デカイのだ。

ではどうすればヒステリー状態を解消できるのかといえば、もっとも良いのは「そもそもヒステリー状態にさせない」ことが一番だという点を念頭において、「(ホクマー抑制済みの状態で)自制をカンストさせた職員に、HEクラスのツール型アブノーマリティ「狂研究者のノート」を装備させて愛着作業をさせる」など。逆を言うと、こうでもしないとヒステリー状態からまともに回復は望めない。

もしくは、処刑弾を解放していない、または残弾数がなくなった等の理由でオフィサーの間引きができなくなった場合。普段は憎しみの女王に作業をせず、他の作業でクリフォト暴走ゲージを貯めていき、満タン近くなったら平常時の彼女に愛着作業を行って、「PE-Box数を16以上確保させた瞬間」にクリフォト暴走を発生させる、というテクニックもある。

こうすれば、クリフォト暴走発生によりカウンター1でヒステリー化→作業終了すると16以上確保しているので確定で作業結果「良い」になるのでカウンター2に回復して平常状態に戻る。やや面倒だが、こうすることでも安定した業務を行うことが可能である。


ところで、なんでここまで憎しみの女王の管理業務に関する情報が出揃っているかご存知だろうか?

それは……



変身脱走時の彼女は、WAWでも有数の危険なアブノーマリティだからである。



脱走時(変身)




あたしも彼女みたいに、 結局守れなかったんだ…
私の頭から出てってよ…



この形態での脱走は、以下の条件いずれかで派生する。


・クリフォトカウンターが0になった場合
・緊急事態警報(セカンドトランペット)による自発的脱走時に、全職員のうち20%が死亡した場合

どちらかの条件を満たすと、彼女はぼんやりと浮き上がったところに、彼女の周囲に計六本ものステッキが現れて憎しみの女王を貫き、次の瞬間には眩い光に包まれて、薄紫とピンク色を基調とした翼を持つ大蛇へと変身する。

変身した憎しみの女王は即座にテレポートを行って、脱走する。

この状態の憎しみの女王は、以下の攻撃方法を用いる。


・職員がいる部屋へ光を伴うテレポートを行い、移動先の地点に20~26ポイントのBLACKダメージ。

・一定時間チャージを行い、完了すると障害物や壁を貫通するビームを口から放つ。ビームは触れた職員に対して継続的なBLACKダメージを与え、与えたダメージ量に従って憎しみの女王のHPを回復し続け、対象者の移動速度を激的に低下させ続ける。ビームがいずれかの対象に命中していた場合(空振りではなかった場合)ビームは更に巨大化しダメージ量及び射程が増加する。ビームの強化が行われた場合、憎しみの女王はその場で疲弊し一定時間動かない。休息が完了した後、憎しみの女王は必ず他の職員がいる部屋にテレポートする


頻繁にテレポートするので鎮圧部隊は必然的に追いかけ回す羽目になる上、テレポートそのものにもダメージがある。

そして一番厄介なのがビーム攻撃。威力は非常に高く、WAWどころか場合によってはALEPH装備ですら、喰らい続けると殉職が見えるレベルで危険。どれくらいかというと、BLACKシールド弾で一応防ぐことができるが、ビーム攻撃からシールド弾を使って生かそうとすれば最低で4~5発は要るレベル。

しかもこんな火力しているのに、よりによって吸収効果まで付いている。精一杯殴っても殴っても、いつまで経っても鎮圧が終わらずジリ貧で最終的に施設壊滅、なんてこともある、というかあったので(筆者談)注意。

攻略法としては、基本的に憎しみの女王はビーム中はビームの方向以外には無防備なので、ビームを誘発させて反対方向に鎮圧班を移動させれば、あとはテレポートするまで殴り放題。
ただ、頻繁にテレポートするというのが厄介で、そうなるとテレポート先にいる職員を逃したり、どの方向から憎しみの女王がいる部屋に鎮圧班を侵入させるかといった考慮要素が多くなってくる。一時停止機能を使って、冷静に確実に指示を下し、鎮圧を成功させよう。


憎しみの女王の鎮圧に成功すると、憎しみの女王は本来の人間形態に戻って地面に倒れ込み、再収容される。




ステータス(憎しみの女王)


憎しみの女王は、愛着のレベル5に対し高い反応を示し、それ以外だと普通。
洞察は、レベル関係なく普通の反応。
本能は、レベル1以下で低い反応を示し、それ以外だと普通。
抑圧は、レベル3以下で低い反応を示し、それ以外だと普通。


観測レベル3で、ギフト「愛と憎しみの名のもとに」を解放。
髪の毛に付けるハート型の髪飾り。作業速度、成功率+2、移動速度・攻撃速度+4。

観測レベル4で、武器・防護服「愛と憎しみの名のもとに」を解放。
憎しみの女王が持っていたステッキと同じもの。射程は長距離で飛び道具。
この武器の特徴としては、攻撃を行う度に攻撃属性が変化する。つまり、かの黄昏と同じように全ての属性を操ることができる武器という強みがある。
ただし、この武器の場合ランダムに属性が変化するため、弱点を的確に突くといった使い方はできない。残念。
また、この武器の射撃攻撃には職員への回復効果もある。

防護服の方は、これまた憎しみの女王が着ていたのとそっくりの服。
これを着れば、どんな職員でもたちまち魔法少女になれるぞ!(大抵の場合、いろいろな意味で凶悪な外見になるけど)
耐性面も、PALE属性以外には高い耐性を誇る良防具。但し、PALEは2倍ダメージなので注意。

余談だが、武器・防護服E.G.Oの説明文はなかなか興味深いので一見の価値あり。



ストーリー(憎しみの女王)




憎しみの女王は、既に述べた通り礼儀正しく、正義感もあり、優しい少女。職員と気軽な会話も交えることができる。

但し、彼女が「魔法少女」として語る「正義」は些か盲目的な面がある。

まず、彼女は「善」と「悪」に対して、確固たる定義を持っている。
そして「世界を平和にすることこそが善」だということは理解しているが、厄介なことに「平和な状態が続けば善はいらない」ということも理解している。

そのため、余りにも平和な状態が続くと「善」をなしている自身の存在に対して懐疑的になり、最終的に自身が「悪」となって世界を破壊しようとする。

彼女が悪として暴れている間の記憶は、元に戻るとなくなってしまうようだ。
ある報告記録によると、憎しみの女王自身が職員を殺してしまった際に彼女自身が緊急電話を使って、緊急対応チームに連絡した時は、周囲の状況から「何も覚えていないが、自分がやってしまったに違いない」と言って、泣きながら懺悔していた。

……本当にタチの悪いことに、善をなしている時の彼女は、繰り返し述べることになるが優しくて礼儀正しい、正義感のある少女で、紛うことなき善人である。行き過ぎている程に。

世界のバランスを保とうなどと思わなければ、もう少しだけ自分勝手にさえなれれば、彼女は名実ともに「魔法少女」で有り続けられたのかもしれない。




余談(憎しみの女王)



魔法少女形態で脱走した時に出すビーム攻撃には魔法陣があるが、アートブックによると「愛」を「崩壊」に変換している意味合いがあるようだ。

また、変身形態時は瞳に当たる部分が真っ黒であるが、これは変身時は眼球そのものがなくなっているかららしい。怖い。

次回作では憎しみの女王に対する職員の評価を知る機会がある。やはりというか、面倒を増やす存在として捉えられていたようだ。

















魔法少女貪欲の王




私のバスケットはとても大きいから、世界中の果物でも満たされないの。

でも花があるのに蜜を食べるのは悪いことなの?

私たちはみんな幸せになるために生まれてきたんじゃない。



続いて、貪欲の王。

彼女の外見は……魔法少女としては至ってノーマルであった憎しみの女王に比べると、なかなか象徴的な外見をしている。
例えるなら、ソウルジェム黄金の巨大な宝石の中に、同じく金色を基調とした服を着た女の子が浮いている様。

収容室にカメラを近づけると、キラキラとした音が聞こえる。





特殊能力(貪欲の王)




貪欲の王は、クリフォトカウンターが0になると特殊能力が発動する。
クリフォトカウンターは、以下の条件で0になる(初期値/最大値1)

  • 作業結果が普通(50%)
  • 作業結果が悪い(70%)


審判鳥と全く同じ減少条件。
但し、こちらの場合、クリフォトカウンターの最大数が1のため、一度でも減少条件を満たすと確率次第で脱走してしまう。



脱走時(貪欲の王)




貪欲の王は脱走すると、1500ポイント程のHPを持ち、ランダムな廊下にテレポートする。

脱走時の姿は、巨大な宝石の頂点部分から巨大な口が開いており、横向きになって進行方向に向けて口を向ける形になっている。その口からは中に入っていた少女の首が伸びて外側に飛び出しており、眼から真っ黒な涙を零しながら笑顔を浮かべている。怖い。

貪欲の王はテレポートすると廊下の端の方に出現し、もう片隅に向けてややゆっくりと移動する。この間に、開いている口に接触した職員は約400ポイントの致命的なREDダメージを受ける。
もう片隅にまで到達した貪欲の王は、テレポートして別の廊下に移動する。

貪欲の王は進行方向にしか危害を加えないので、口とは反対の方向から近づけばテレポートするまで殴り放題。クリフォト抑制フィールド弾を打ち込んでテレポートまでの時間を稼ぎ、袋叩きにすれば鎮圧は容易な方である。

但し、RED属性に対して免疫を持つため、RED属性以外の攻撃で貪欲の王を殴りにかかること。




ステータス(貪欲の王)



貪欲の王は、本能に対してレベル3以上で普通の反応。それ以下だと低い。
愛着と抑圧にはレベル3以上で普通の反応で、それ以下だと最低。
洞察にはレベル関係なく最低の反応。


観測レベル2で、ギフト「黄金狂」を解放。
黄金に輝く宝石をあしらったブレスレット。HP+6、本能作業成功率+6%。

観測レベル3で、防護服「黄金狂」を解放。
黒を基調としたパワードスーツのような防護服。RED属性に対して特に高い耐性を持ち、それ以外にも耐性を持つ。
但しPALE属性は2倍なので注意。

観測レベル4で、武器「黄金狂」を解放・
黄金の意匠と宝石をあしらった拳武器。これを嵌めて殴って攻撃。
なんと、ジャスティティアから引き続き、WAWから抽出できるALEPH装備。
属性はREDとありふれているものの、特殊能力が発動すると極めて短い間隔で連続攻撃を行い続けるため強烈なDPSを誇る。但し、特殊能力が発動すると、暫くの間自制の値が半分になるので注意。





ストーリー(貪欲の王)




エンサイクロペディア内に記されている彼女のストーリーは、詩的な表現がなされているため少し読み解くのに難易度がある。
そこで、ここでは表現そのままを持ってくるのではなく、筆者なりに少し噛み砕いて解説を行う。興味があれば、是非管理人となって本文を読みに行くことをおすすめする。


他の魔法少女と協力し、平和を勝ち取った貪欲の王は、それまで抑えていた欲望が表に出始めて、魔法少女としての能力を使ってやりたい放題をやり始めた。

やがて貪欲の王は、彼女たちが長い間戦っていた「悪」と遜色がない程に増長してしまい、その結果、後述の「絶望の騎士」と殺し合いに発展してしまう。

殺し合いの結果は不明。但し、分かっていることは。


絶望の騎士は悲しみに満ちて。


憎しみの女王は善への憎しみを宿し。


貪欲の王は自身を封印し、飽くなき貪欲と共に夢をみることにした、ということだ。





余談(貪欲の王)




彼女の詩的なストーリーは、グスタフ・マーラーの交響曲第3番第4楽章を捩ったもの。興味があれば、そちらも調べてみてはいかがだろうか?













魔法少女絶望の騎士




残ったのは風化した騎士の空虚な誇りでした。




最後に説明するのは絶望の騎士。

絶望の騎士の外見は青く長い髪を持った、常に黒い涙を流し続けている女性、といった風体。その外見は騎士というよりは、どちらかというと姫のようなドレスを身にまとっている。
但し、絶望の騎士の右半身は影のように真っ黒に染まっている。

絶望の騎士の収容室にカメラを近づけると、不思議な残響音が聞こえる。




特殊能力(絶望の騎士)



絶望の騎士は複数の連続した特殊能力を保有する。
特殊能力は、以下の条件で発動する。なお、絶望の騎士はクリフォトカウンターを持たない。


・作業結果が良い

作業を行った職員に対して青いベールのようなものを纏わせて、「祝福」を付与する。

祝福を付与されたエージェントの頭上には、青い盾のようなアイコンが表示される。このエージェントに対するPALE以外のあらゆる属性のダメージが半減される。但し、PALE属性に対しては2倍になる。

なお、祝福は一度につき一人までしか付与できない。また、祝福を受けたエージェントは、移動・鎮圧以外の指示を行うことができない


作業結果が良いと、祝福なるバフステータスを与えてくれる。

……祝福というバフ、というと、とっても嫌なイメージを思い出す方もいるかもしれない。
危険性に関しては後述するとして、祝福はなんとPALE以外の属性ダメージを半減してくれる。
PALE属性攻撃持ちは多くないので、単純な耐久力増強として利用することが可能。特に、様々な属性を操る厄介な奴との戦いでは重宝することも多い。
その分、不意に来るPALE攻撃からは確実に避けさせないと痛い目を見るため、その辺は注意が必要。

また、祝福を受けたエージェントは鎮圧以外は指示できなくなる。純粋な鎮圧要員にするしかなくなるわけだ。
加えて、件のZAYIN詐欺よろしく、祝福は取り扱いに気をつけねばならない。なぜなら…

・祝福を受けたエージェントが死亡、もしくはパニックに陥る

この条件で、絶望の騎士は脱走する。

脱走時の対処を誤ると、余計に面倒事が増えてしまう。祝福職員は慎重に扱いましょう。



脱走時(絶望の騎士)



絶望の騎士は脱走時、800ポイントのHPを持ってランダムな部屋にテレポートする。
脱走時の風貌は、それまで閉じていた瞳が見開いていて、瞳孔も何もかもが真っ黒な瞳が露わになる。これもこれで怖い。
また、周囲に絶望の騎士の背中に刺さっているのと同じような剣が複数浮遊する。

脱走時の絶望の騎士は、職員を見つけると浮遊している剣を全て飛ばして、対象職員を串刺しにし50ポイントのPALEダメージを与える。
この攻撃で職員が死亡した場合、死亡した職員は絶望の騎士と同じように真っ黒な瞳から黒い涙を流してその場に崩れ落ちる。
攻撃まで少しの間間隔がある。

また、徘徊中に職員が見つからなかった場合、他の部屋にテレポートする。


絶望の騎士はクリフォトカウンター無効に加え脱走条件の回避も難しくはないため、とにかく脱走しないことで有名である。
だが収容違反に至るとかなり強いPALE攻撃を持っているため、正面から殴り合うのは得策ではない。(例のやべー奴の護衛使徒は完全に数値がぶっ壊れていることがよく分かる)
幸い、PALE2倍でなければ即死はしないので、基本はヒットアンドアウェイを心がけて、逐一エージェントに指示を飛ばし続けること。戦闘はこまめ、かつ断続的に行うのがいいだろう。





ステータス(絶望の騎士)



絶望の騎士は、愛着に対してレベル5で高い反応を示す。それ以下は普通。
洞察に対しては、レベル関係なく普通の反応。
抑圧にはレベル3以下で普通の反応、それ以上だと最低の反応。
本能にはレベル関係なく最低の反応。



観測レベル3で、ギフト「鋭利な涙の剣」を解放。
絶望の騎士がいつも流している黒い涙を象ったタトゥー。目の下につける。
MP+2、攻撃・移動速度+4。

観測レベル4で、武器・防護服「鋭利な涙の剣」解放。
武器は、彼女の背中に刺さっている、レイピア状の剣。WHITE属性で、特殊攻撃により連続突きを行うことが可能なため火力が高い。

防護服は、青いコートのような服。全属性0.8倍の耐性持ちという、突出してはいないがかなり優秀な耐性値を持つ。
特に、ALEPH防具でも数少ないPALE耐性持ちなので、非常に貴重。ここぞという職員に付けよう。










ストーリー(絶望の騎士)




騎士は決して涙を流さないなど誰が言った?悲しみではなく絶望から流れる涙を見たことはあるのか?


絶望の騎士は、貪欲の王の一件の後も、世界を、人々を守り続けようとしていた。

しかし。憎しみの女王が「平和な世界には善は必要ない」と察したように、平和な世界にはまた「守護」も必要なかったのだ。
世界にとって必要ではなくなった彼女は、それでも守ることに躍起になっていた。



結果として、世界は、彼女を裏切り、切り捨てた。

具体的に、どのようにして彼女を裏切ったのかは詳細は分からない。しかし裏切りがなされたことは事実である。

彼女は今もこうして、黒いダイヤモンドの涙を流し、悲しみに満ちている。


そして彼女は、栄光でもあった「何かを守ることができた過去」を未だに捨てることができない。
故に、彼女はこうして収容された後も誰かを守護することに取り憑かれている。

もし、それすらも裏切ったのなら……。

彼女はまた、激怒するだろう。世界に対して。屈辱を感じるだろう。無力な自分に対して。



他者を救うことによって自分を取り戻したいと願う騎士がいた。
今、彼女はかつて護っていた人々の心から忘れ去られ絶望の騎士と呼ばれている。






余談(絶望の騎士)



  • 前述したように、実際にゲームで管理業務をやると、彼女は全然脱走しない。
あまりに耐久力が高すぎて、PALE2倍か即死攻撃あるいは、管理人がうっかり撃ってしまった処刑弾でもなければ祝福職員はまず死なないためである。
それほどの祝福の有用性等から、彼女は数少ない「人類の味方枠」とかよく言われる。
人類を守ることができたよ!やったね絶望ちゃん!マモレナカッタ……ミナゴロシニシテヤル……

  • 仮に脱走したとしても祝福を与えるような育成済みのエージェントが死んだ時点でほぼやり直し確定みたいなものなのであまり気にならなかったりもする。

  • 三人の魔法少女の中で、最も豊か。何とは言わないが。

  • 一部では美樹さやかとか言われる。イメージカラーが青で、剣を操るからか



余談(魔法少女たち)

ProjectMoon公式が連載するロボトミーコーポレーション外伝漫画「ワンダーラボ」において4人目の魔法少女と思われる憤怒の従者なる存在が登場している。

それぞれの魔法少女たちの名称や服装の意匠、憎しみの女王のアルカナという単語から、トランプが元ネタのひとつであると思われる(前述の先輩後輩の序列もこれに当てはまる)。

  • 貪欲の王→ダイヤのキング
  • 憎しみの女王→ハートのクイーン
  • 絶望の騎士→スペードのナイト
  • 憤怒の従者→クローバーのジャック

絶望の騎士がスペードの「ナイト」というトランプでは見慣れない表現になっているが、これは間違っておらず、トランプの歴史の中にその言葉が登場する。トランプは元々中央アジアから欧州に伝来してきたものであり、初期の欧州式トランプでは従者・騎士・王の三種類が絵札の柄として用いられていた。その後、フランス式のトランプで騎士→女王の差し替えが行われ、これが現在日本で流通しているトランプの原型になったと言われている。

Lobotomy Corporationの次回作であるLibrary of Ruinaでは階層を解放するために魔法少女と戦うことになる。1つの階層には5体の幻想体が割り当てられるが、現在判明している魔法少女は憤怒の従者を含めても4体しかいない。そのため「ジョーカー」に該当する魔法少女がいるのではないかと考察する管理人もいるとかいないとか。




追記修正は、三人の仲が良かった頃に思いを馳せてからお願いします。


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最終更新:2020年12月01日 11:38