セロリ(吸血鬼すぐ死ぬ)

登録日:2021/11/21 Sun 19:31:52
更新日:2025/05/01 Thu 01:21:03
所要時間:約 3 分で読めます





早くクロゼットにワアアアアアア

え?何 ただのセロリ
うるせえええええアレは劇薬だ毒物だ産業廃棄物だ臭いだけで吐き気を催す邪悪だ見るのもイヤだ近寄ったら死ぬ
セロリゴーホーム!!セロリマザーファックシットファック
落ち着け

バサー
ウワッ セロリの威嚇行動
あああああああああ
クロゼットはダメだ!!塞がれた!!他の手段を考えるんだ!!!

なあ もしかして君って私が思ってる以上にアホだったりする?

セロリとは、漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』に登場する野菜である。

概要

ヨーロッパ地方原産のセリ科の1年草。

主にシャキシャキとした歯ごたえを活かして調理されるが、独特の青臭さがあるため、好みが分かれる。



……うん、別にこの漫画の世界において、特にこれといって変わった特徴があるわけではない、現実世界のそれと全く同じただのセロリである。


この作品においてこの野菜が重要視される理由はただ一つ。


主人公ロナルドの天敵なのである

単に「嫌いな野菜」というレベルではない、直視するだけで奇声を挙げながら発狂するレベルでロナルドが嫌悪する存在、それがセロリなのである。

ぶっちゃけ、ニンニクを前にしたドラルク(吸血鬼にとってニンニクは毒ガス発生装置である)以上に取り乱す辺りどう考えても異常な反応であると言わざるを得ない。
読んだことが無い人にわかるように説明すると、「ネズミを見たドラえもん」「犬に吠えられたオバQ」並みだと思えばよろしい。

なお、「なんでセロリが嫌いなの?」という理由については全く触れられていないので完全に不明。
何かしらトラウマレベルの思い出があるのか、それとも単に「嫌いな野菜」というだけなのか、本人は頑として語ろうとしない。
ただ匂いも見た目も全てを嫌悪しているのは間違いない事実。
「匂いも嫌」というのは冗談でもなんでもなく、一度はガスマスクを装備してまでセロリに対処していた。
ちなみに幼少期は「普通に嫌い」ぐらいの常識的な範囲に収まっていたのだが、半田が繰り返し凶行に及んだため現在の恐怖症レベルにまで悪化した。やっぱアイツのせいじゃん。
出会い頭でパニックになるだけといえばそれだけで、一度騒ぎきったあとはセロリ液まみれでもそれなりに平静を保てはする(半田は2階から殴り飛ばす)。
吸血セロリは動き回るので離れるまで正常な言動は封じられたまま。


ちなみにどう考えてもカッコいい要素とは言えないこの弱点だが、意外にもロナルド本人は自伝小説である『ロナルドウォー戦記』に隠すことなくちゃんと記述しており、ファン(半田含む)には周知の事実となっている。

関連人(?)物

  • 吸血鬼化したセロリ
下等吸血鬼と化したセロリ*1
他の吸血鬼化した野菜にはビビらなかったロナルドだが、これに関してだけは例外で直視しただけで半狂乱状態になり核ミサイルを投入することを検討していた。
というか、ロナルドのセロリ嫌いが作中で触れられたのはこのエピソードがきっかけ。
作中では、まずおすそ分けとして送られてきた野菜が吸血鬼化し、その後事務所の野菜に吸血鬼化が感染したが、
どう考えてもロナルドがセロリを買うわけないので、恐らくは最初に贈られてきたオータム書店のおすそ分けセットに最初から入っていたものと思われる。

威嚇ポーズを取ったりもする。

  • 半田桃
吸血鬼対策課の半吸血鬼(ダンピール)。
色々あってロナルドのことを憎んでおり、隙あらば醜態を晒そうと日夜努力している。
もちろんセロリで攻撃するのを怠ったことはない
その情熱……というかもはや執念はとどまるところを知らず、初期は「セロリハンバーグでゲロを吐けばいい」レベルだったのが、いつの間にかセロリクレイモアとかセロリカーテンとか色々珍発明をするに至っている。
ちなみに、これらの発明は仕事中に庁舎で行っているため、ちょくちょく吸対課のメンツが巻き込まれている。
仕事しろ公務員と思うかもしれないが、彼の場合は仕事をきっちり片づけた上で作成に入っている上ドラルクの監視調査の名目で嫌がらせに赴くので文句をつける余地がない。巻き込まれる件に関してはむしろ積極的に文句を言うべき。

  • サギョウ
半田の後輩。
髪色がセロリっぽいというだけで半田に気に入られ、各種セロリトラップの実験台にされている。
初事件で後に最愛のパートナーとなるゴビー*2に出会ったため、そこだけは役得かも。そこだけは。

ロナルドの事務所に居候している吸血鬼。
ちょくちょくロナルドをおちょくって遊んでいるが、意外にもこれだけ明確な弱点でありながらセロリネタで弄ることはほとんどない(精々風呂場に吸血セロリを放り込んだのと、セロリタライトラップを仕掛けようとした(未遂)ぐらい)。
事務所の台所を預かっている身なので、やろうと思えばいくらでもセロリ攻撃を仕掛けられる立場なのだが……。
半田に面白半分で協力することはあるが、セロリネタは半田の持ちネタとでも思っているのだろうか?
あるいはノリで放り投げたら轢殺されながら全裸のゴリラ男(※ロナルド)とお空に放り投げられる憂き目にあった(※自業自得)ため、さすがに懲りたのかもしれない。










…………さて、これだけの存在ならわざわざアニヲタWikiで単独項目を立てるようなアイテムとはとても言えない。
しかし、このセロリにはある特徴があるのだ。

それは……











なんと、漫画内で行われた人気投票3位を取得したのである。




ちなみにロナルドは8位でした



しかもこの順位は、ドラルク、御真祖様に続くもので、非吸血鬼キャラ(?)としては堂々のトップ


この漫画内でのセロリの人気の高さを物語った。


さらに驚くべきはその得票数。


300億940万無量大数5000京1500票


アラビア数字に直すと、30,009,400,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,050,000,000,000,000,001,500票。


どれだけとんでもない票数かおわかりいただけただろうか?


色々な意味でインパクト抜群だったため、この人気投票はある意味伝説の人気投票として名をはせている。
まあ投票ハガキに一人何票でも書いていい、という特別ルールがあったせいなんだけど




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最終更新:2025年05月01日 01:21

*1 腐った食材が吸血鬼化する現象によるもの。周囲の新鮮野菜やニンニクにも感染する。一応元ネタとしてはウリ科野菜が吸血鬼化するというイスラム圏の伝承に基づいている、害はあまりないが素人には対処が難しい。

*2 吸血鬼化したゴボウ。ささがきされた恨みからドラルクに復讐を誓っている