ロナルド(吸血鬼すぐ死ぬ)

登録日:2022/07/11 (曜日) 04:57:00
更新日:2024/04/11 Thu 17:40:23
所要時間:約 7 分で読めます





ロナルドとは、吸血鬼すぐ死ぬの主人公の1人。


目次

【プロフィール】

年齢:20代前半
身長:182cm
体重:推定80㎏
誕生日:8月8日(しし座)
Y談:巨乳のお姉さんに「おっぱい揉む?」って胸をてのひらに押し付けられたい,
揉みたいのではなく揉ませてほしい
CV:古川慎、花守ゆみり(子供時代)
演:鈴木裕樹(舞台版)

【概要】

新横浜で活動をしている吸血鬼退治人(バンパイアハンター)にして自伝『ロナルドウォー戦記』(通称ロナ戦)を執筆している作家。
子供(通称KSGK)がドラルクに誘拐されたという依頼を受け、ドラルクを退治しに城に乗り込んだ*1
その後紆余曲折経てドラルク城が崩壊し、ドラルクがジョンを連れて事務所の方に押しかけてきたことから吸血鬼と退治人の同居生活が始まる。
ちなみにロナルドは本名ではなく高校時代につけられたあだ名。


【人物】

赤い衣装を纏った銀髪碧眼の美青年。
当初は自分の事をロナルド様と自称したり俺様気質な面があったが、
これはロナルドが頑張って理想の退治人ロナルド様を演じていたからであり、
本質は短気なところはあるが素直でお人好しな青年。
ドラルクや変態相手に大声でブチギレる場面が目立つが実は内面はかなりナイーブで、自分に自信がなく流されやすい性格であることが度々柱のキャラ紹介で語られている。また、休みがあっても休み方がわからないといったタイプでもある。

特にドラルクに対しては「イラつくことがあったら殺す」ぐらいのお手軽キルスコア稼ぎ所と化してるが、
これについてはそもそも勝手に上がり込んで居着いているうえ、仕事中含めひたすら嫌がらせと邪魔をしてくるドラ公の日頃の行いに起因するところが大きく、
ちょっと小突く程度でも砂になるゆえ結果的にそうなってるという帰結である。
どうでもいいが、人の家に無断に入ったうえやたら偉そうなドラウスに息子と同じノリでツッコんだ際は「死なねぇとテンポわりぃな……」とこぼしたことも。

変な言動をされない限り基本的には常識的な対応をする青年で、休暇中でも吸血鬼被害と見れば(おそらく無償で)解決し、
どんなトンチキかつ迷惑な頼みでもなんやかんや付き合ってしまうお人好し。
最近はイタズラされたりが増えてきたが、それでも基本とてもいい子で健気なジョンに対しては過保護気味かつ溺愛しているあたりに日頃の行いの差が出る。
……場合によってはこの人大丈夫? そのうち善行の結果ひどいことになっちゃわない? レベルで底抜けの人助けメンタルを垣間見せるので、そういう面は真顔でドラルクに忠告されることも。

自信のなさも相当なもので、実力を含め自己肯定感が低いわけでは決してなく、相応の振舞を見せるのだが、
自己評価はというとちょっとしたことでドン底に埋まりに行き、自分はウジ虫のゴミだとヘコみ続ける。
作家としては締切ブッチが常態化しているかなりの遅筆なのだが、これは自信が持てないメンタルにも由来し、たびたびケツを蹴飛ばされながら自信を持つようフクマさんに激励されてなんとかやっている状態。

銀髪碧眼の美青年かつ退治人としても作家としても名を馳せており、これだけだと非常にモテそうなスペックの持ち主だが、実際は自他共に認める非モテ。*2
それを根拠にハニートラップを仕掛けてきた吸血鬼の罠を即座に見破ったことがある。
モテまくっていた兄に比べ何が違うかというと積極性ぐらいしか違いはないのだが、良さそうな場面に際しても真面目すぎるところが災いしチャンスを逃しまくっている模様。
ただ単純にロナルドがズレていて女性の扱いが残念すぎるのも強いが。

元退治人で今は吸血鬼対策課の隊長を務めている兄・ヒヨシと吸血鬼の民俗学を学んでいる大学生の妹・ヒマリがいる。
兄と妹の事はブラコン&シスコンレベルで大事に想っている反面、両親に関する言及は無い。
ヒヨシが親代わりだったとドラルクに語っているので、恐らくロナルドの物心が付く前に死去あるいは姿を消したと思われるが詳細は不明。
兄のことを大切に思っているがロナルドはお兄ちゃんがあげていたお年玉をずっととっておいていてそれをある日兄に渡したという。
本人からすると兄ちゃんから貰った大事な金だし兄ちゃんが使えというような意味あいだったかもしれないが兄にとっては……。


【過去】

幼少の頃からヒヨシに憧れて退治人を志していたロナルドは、ヒヨシに退治人の仕事を教えてほしいと頼み込んだが退治人は危険な仕事だからと断られる。
諦めきれないロナルドは市民が下級吸血鬼に襲われている現場に遭遇した際、兄に認めてもらうために退治人や吸対を呼ばず自分の力で解決しようとし、下級吸血鬼自体は退治する事に成功したものの、別の吸血鬼に襲われそうになったところを駆けつけたヒヨシに救われる。だが、その代償としてヒヨシは肩を負傷してしまい退治人として再起不能になり引退してしまう。
自責の念に駆られたロナルドはその後、ヴァモネに無理を言って弟子入りし退治人として人々を守ってきた。兄の代わりになれるような退治人になるために。

以下ネタバレ
+ ...
ロナルドは自分の所為でヒヨシの退治人としての道を奪ってしまったと長年思っていたが
実はそれはロナルドの勘違いであった。
本当はヒヨシがロナルドをかばってできた傷は大したものではなく、
その直後に吸血鬼美人局に噛まれた際にできた怪我が原因で引退したのだった。
兄を神聖視するロナルドの手前本当の事を言い出せず、ロナルドはロナルドで兄が何も話さず全て自分で背負い込んでいると思い込んでしまい、結果として2人は疎遠になってしまったというのが事の真相である。
ロナルドをかばった時の傷が原因で退治人を引退したという誤解は解けたものの、
美人局の件は誤魔化した所為で右腕に邪神を封印したために二度と銃を持てなくなり更にはビームも撃てなくなったという話になってしまい、新たな黒歴史を生み出してしまった。


【能力】

ギャグ漫画という性質上、ポンチなキャラに振り回されてたり自身もボケ役になることが多いが退治人としての実力は本物。
危険度Aオーバーの吸血鬼・辻斬りナギリが新横浜に出没した際には他の退治人に指示を出したり危険度Aの吸血鬼・脚高のアラネアを捕獲する際に誘惑された振りをしながら仲間のいる場所まで誘導するという重要な役目を担うなど、有事の際は退治人のリーダー役を務めている。
武器はリボルバー式拳銃(たまにオートマチックも使用する)でその腕前は、銃も扱う同業者目線でもまるで捉えられない早撃ちで、的のど真ん中を連発的中させる程。
ただし、話が進むにつれて銃を使う場面は減り(銃を使うだけの脅威がないせいもある)、代わりに拳や100均で購入した下等吸血鬼用のハエたたきを使っていることが多い。
実際吸血カブトムシ(身の丈3mほどもある)が出現した際には自室内ということもあってか1コマで撲殺という離れ業を見せている。
そもそもしょっちゅうドラルクを殴り殺していることと、頭脳担当をドラルクが請け負っていくコンビ体制が確立したこともあって、現在では開幕一番で殴って解決しようとする脳筋ゴリラキャラが定着している。
ただし、やたら催眠やら結界やらを使ってくる吸血鬼共相手にはとても有効なのも事実。それはそれとして暴力ゴリラだが。
「まどろっこしい!暴力で決めようぜ」はなかなかの迷言。
吸血鬼『バカに力を』が登場した時もなかなかのバカだと称された。
それでもバカゆえに力の弱点を見抜いて事件解決につなげたりと、バカではあるが頭が悪いわけではないという点を随所で見せている。

【作家として】

自伝のロナ戦はかなりの人気がありドラルクもその面白さを評価している。
元々は退治人ロナルドの宣伝の為にブログで書いていたものだったが、それがフクマの目に留まりある日異空間からロナルドの自宅に現れてロナルドをスカウトしてロナ戦を出版するに至る。
(経緯からあくまで片手間の副業くらいにしか感じてなかったせいで若干ナメていたが、無事フクマさんにわからされた)

自伝ではあるのだが、ドラルクがやって来てからはおかしな依頼やポンチな吸血鬼への対応に追われているためそのまま書くわけにもいかず
カッコいいロナルド様にするために嘘をついていない範囲で話を盛ったり色々誤魔化して執筆している。
最も吸死アカジャ(『吸血鬼すぐ死ぬ』Twitterアカウントジャック)やファンブックなどで、ロナ戦ファンである半田あけみやサンズからは「カッコいいのにどこか抜けているのが魅力」「文章に対して独特なセンス」などと言われているので、本人が気づいていないだけで生来の三枚目な部分は最初から出ているのかもしれない。
そういったキャラクター性からか、半田はもとより一定数のロナルドファン・通称“ロナリスト”が存在し、残念なところを含めて愛されている。本人は困惑したり残念シーンを強調され共有されるダメージを負ってるが。


【弱点】

セロリが病的に苦手。
どれくらい苦手かと言うと
  • セロリを見ただけで発狂レベルの悲鳴を上げる。
  • 口に入れた食事にセロリが入っていると知るや否や反射的に吐く。
  • 入浴の際、風呂場に吸血鬼化したセロリを投げ込まれてパニックになり最終的には壊した扉ごと窓の外へダイブする。*3
  • セロリの着ぐるみを着た人相手でも泣き叫ぶ。
など様々な場面でセロリ恐怖症っぷりが炸裂している。
たかがセロリごときで情けないと思った人はセロリの部分を頭文字Gの害虫に置き換えたらロナルドの発狂する気持ちが分かるだろう。
要するに毛が三本のオバケにとっての犬、青いドラネコロボットにとってのネズミみたいなもんである。

幼い頃からセロリが大の苦手だったが、半田桃にそれを知られてしまったことで高校生の頃からセロリを使った嫌がらせを受け続け、*4
いつしかセロリ=苦手+悪意の象徴となってしまいトラウマになってしまった。
ロナルドのセロリ嫌いが発覚してからは読者もロナルド弄りに便乗するようになり
アカジャでは度々ロナルド宛てにセロリの写真が送られたり、人気投票ではセロリが3位になるという前代未聞の結果になった。*5
あと公式グッズやコラボカフェでもやたらセロリやセロリの成分が使われる。ロナルドは泣いて良い。もう泣いてた。

また、セロリ程ではないがお化けや怖い話も苦手。理由は殴るといった物理的な手段が取れないから。
柱コメントによると1度怖い話を聞くとしばらくトイレの扉を閉めずに用を足すので聞かせたヒヨシやドラルクも流石に懲りてロナルドに怖い話はしないようだ。
しかし、ロナルドが事務所兼住居にしている物件は家賃8000円というとんでもないシロモノである事がアカジャで明かされた。

ロナルド「曰く付き曰く、ここに住むと変なのにメチャクチャ遭遇しやすくなるとか、ならないとかで」

事実スピンオフの『ほぼ日刊アルマジロのジョン』で事務所の天井で複数の目玉がジョンを見るイラストが描かれたり、アカジャで事務所の者ではない得体の知れない存在がいる事が示唆されている。
怖がりなロナルドが何故こんな物件に住んでいるのか不明だったが、後に出版されたファンブック2にて住人がやたら変態に遭遇するため家賃が格安になったと判明。空き家では手入れが面倒だからと大家が家賃を下げ続けた結果、ロナルドが安さに釣られて購入を即決したらしい。
このことから、少なくともロナルドは事務所に怪奇の類がいることは知らない様子。本編でも事務所に関しては「風水的に変態を呼び込みやすい」くらいしか言及されておらず、曰く付きの話は出ていない。

とはいえ、ドラルクが家に押しかけてくるまでのロナルドは、(独立したとはいえ)退治人ギルド、家族や友人との付き合いがやや疎遠となっていた。彼自身自分の身を顧みないところがあるため、ファンからはもしドラルクと会わなかったら最悪死んでいたかもしれない(メンタルがやられていたりもしていたようなので)と言われていた。
なお、家賃8000円の情報が公開された際はツイッターでトレンド入りを果たした。

ほか、弱点というより苦手なことだが、遊ぶのは嫌いではないけれど暇でなにもやらなくていい時間が苦手という仕事中毒な一面がある。
そのせいかいざ遊ぼうと意気込んでも何をすればいいかわからなくなったり、空回りすることも。
この辺は、引きこもりでゲーマーで享楽主義者のドラルクとは正反対。






追記・修正は例え全裸になろうとも性癖をさらけ出すことになっても
困っている人がいたら迷わず助ける人にお願いします。



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最終更新:2024年04月11日 17:40

*1 実際は誘拐されたのではなくKSGKの方がドラルク城に不法侵入し入り浸っていた

*2 高校時代一度だけ他校の彼女ができたが1時間で振られている

*3 その際セロリを投げ込んだドラルクも巻き添えになり窓の外に放り出された

*4 半田の嫌がらせはセロリだけではないが

*5 ただし、1回目人気投票は票数を自己申告する形式の為人気投票の順位はあまり当てにならないという意見もある。