スクワット(リングフィット アドベンチャー)

登録日:2022/07/23 Sat 22:28:06
更新日:2024/11/30 Sat 07:17:35
所要時間:約 10 分で読めます




腰を下げて
スクワットパワーをためて……

全身を伸ばして!
ビクトリーーーー!!





ここでは、ゲームリングフィット アドベンチャー』(以下、RFA)におけるスクワットについて解説する。



【スクワットとは】

スクワットとは、おそらく皆様ご存じであろう、しゃがんだり立ったりして下半身の筋肉を鍛える運動のことである。
ベンチプレス、デッドリフトとあわせてBIG3と呼ばれる有力なトレーニングの一角を成しており、まさに筋トレ界の大御所といえる。
すぐれた点として、
  • 太ももお尻にある大きな筋肉を効率的に鍛えられる
  • 特別に広いスペースや道具がなくてもできる
  • 大きな音を出さない
  • 腕を伸ばしたりウェイトを保持*1したりすることで上半身や体幹にも効果がある
などがある。
それゆえにトレーニングにおいては老若男女問わず重要なメニューと見なされており(ものすごく太っているとか膝を痛めているとかだとアレだが)、*2RFAでも随所に登場する。



【フィットスキル】

RFAにおいて、魔物との戦闘で攻撃に使用するフィットスキルとしてのスクワットについて述べる。

スクワット

分類:あし
範囲:1体

基本のスクワット。
リングコンは胸の前に構え、腰を落として膝を曲げる→元の位置に戻る、を繰り返す。
主に鍛えられる筋肉は太もも前側の大腿四頭筋、お尻の大殿筋など。

主人公(リングフィットトレイニー)が最初から持っているあしスキルであり、選択肢の少ない最序盤では頼らざるをえない。
ゲームが進行するとより強力なスクワットIIおよびスクワットIIIを獲得でき、堅実な単体火力として活躍する。
特にスクワットIIIは、1体攻撃のあしスキルでは最大の攻撃力を誇る。


ワイドスクワット

分類:あし
範囲:3体

足を大きく開いて行うスクワット。
リングコンは胸の前に構え、腰を落として膝を曲げる動作はスクワットと変わらない。
しかし足を開くことで負荷のかかる筋肉が変わり、太もも内側の内転筋によく効くようになる。

戦闘では火力、攻撃範囲とも中程度のスキルとして活躍する。
ワイドスクワットIIIは攻撃力が高く、3体以下の敵を相手に使うスキルはこれひとつに絞るのもアリ。


バンザイスクワット

分類:あし
範囲:5体

リングコンを両手で頭の上に掲げてワイドスクワットの動作を行う。
この姿勢により、脊柱起立筋など上半身の筋肉にも効果がある。
また、重心が上に移動するため下半身の筋肉にもより負荷がかかってくる。

バンザイスクワットI, IIは、入手時期が異なるもののワイドスクワットI, IIのほぼ上位互換。
一方でバンザイスクワットIIIは攻撃力が低めで、最終的には雑魚散らしに使うか、スキルスロットから抜けていくことになるかもしれない。
あしスキル5体攻撃のもうひとつの選択肢であるマウンテンクライマーがきつくてしょうがないのであれば頼ることになるかもしれないが……。


椅子のポーズ

分類:ヨガ
範囲:1体

腰を落として軽く膝を曲げ、リングコンを上下にゆっくりと動かす。
ヨガスキルであり、スクワットのようにしゃがんだり立ったりする動きではない。
しかしスクワットと同じく大腿四頭筋によく効く運動であり、最終的に単体高火力スキルに化けるところも似ている。

そして特筆すべきは、椅子のポーズもまた主人公が最初に手に入れるヨガスキルだということ。
これが意味するところは、RFA世界に降り立ったばかりの主人公が取得するうではらあしヨガの各スキルのうち、半数が太ももに負荷をかけてくるということである。
RFAでは戦闘中に使ったスキルにはクールタイムが発生し、同じスキルを連続して使うことができない。
なので必然的にスクワットや椅子のポーズを使わなければならない事態が発生し、RFAを始めたばかりのプレイヤーの大腿四頭筋は散々にいじめ抜かれるのである。


フィットネスジムでの分布

RFAの各ワールドに存在するフィットネスジムでは、テーマにあわせて複数のフィットスキルを組み合わせたセットに沿って身体を動かすことができる。
ここでは、上記のフィットスキルがどのセットで登場するかを記載する。
フィットスキル 登場するセット
スクワット すっきり美脚セット、下半身強化セット
ワイドスクワット 下半身強化セット
バンザイスクワット ヒップアップセット、脂肪燃焼セット
椅子のポーズ ヒップアップセット、下半身強化セット、背筋の強化セット、腰痛改善セット
スクワットの話をしていたのに椅子のポーズばかり出てくるのは気のせいだ



【バトルでの特別な運動】

攻撃のためにフィットスキルを使用するほかに、戦闘中にスクワットを要求される局面がある。

スーパー腹筋ガード

一部のボス戦で、敵の大技に対して強力なガードを張る。
通常の腹筋ガード(リングコンをお腹に押し込み、腹筋に力を入れる)に加えて、腰を下げ膝を曲げた状態で長時間キープする。
完璧に成功すれば敵からの大ダメージを無効化することができる。


カウンター

一部のボス戦で、敵の大技にあしスキルで対抗する。
まずスクワットやワイドスクワットの最初の姿勢をとり、腰を下げ膝を曲げた状態で長時間キープする。
成功すれば敵の攻撃を跳ね返して大きなダメージを与えられる。



【ステージでの移動】

ステージを移動するだけでもスクワットを行う機会がある。

サイレントジョギング/サイレントダッシュ/サイレントモモ上げ

設定でジョギングをスクワットに変更することができる(足音の騒音対策)。そうした場合、ステージを走る動作はすべてスクワットで行うことになる。
平坦な地形を走るだけなら軽く膝を曲げるだけでよいが、水場や階段を走るためのダッシュやモモ上げはちょっと深く膝を曲げないと速度が出ない。


おなか押し込みひねりスクワット

冒険を進めてリングが川渡りの能力を取り戻すと、ステージにある河川や水路を移動できるようになるが、これに使う動作がおなか押し込みひねりである)。
が、そんな河川や水路にはなぜか岩や橋桁がせり出して異様に狭くなっている箇所がそこかしこに存在し、普通に立っていたのでは頭をぶつけてしまう。
当然だが船舶が往来できるような環境ではない。RFA世界の物流が心配になってしまう。
天井の低い箇所を通過するには姿勢を低くする必要があり、そのためにプレイヤーは腰を下げ膝を曲げながら、おなか押し込みひねりを続けなければならない。


ビクトリーポーズ

ステージの終点にあるゴールまでたどり着いたら、ビクトリーポーズを決めてステージクリアになる。
リング曰く、ビクトリーポーズはステージ内の運動をExp(エクササイズポイント)に変える儀式(?)であるらしい。
やり方は当項目の冒頭の文章の通りで、まず腰を下げた状態をキープし、十分にキープできたらリングコンを頭上に掲げることで完遂する。
ちなみに、各ワールドのボスステージのビクトリーポーズは、普通のステージのそれより腰を下げてキープする時間がこっそり長い。



【ステージギミック】

RFAのステージは走ったり漕いだりするほかにも様々な仕掛けがあり、バトル以外でも逐一スクワットを要求される。

宝箱

特定のステージ中にある宝箱を開くためのアクションもスクワットである。
宝箱はダンベル型の錠前が付いていて、数回のスクワットを行うと悲鳴のようなボイスとともに蓋が開き、中身を手に入れることができる。
一度開けた宝箱は中身がお金であればステージに入り直したとき復活している(この場合は走って逃げ出そうとする個体もいる)が、それ以外のレシピやウェア(装備品)が入っている宝箱は復活しない。

なお、ワールドマップ上にある宝箱を開くときにはスクワットを行う必要はない。でも悲鳴は上がる


ブランコ

特定のステージに設置されている巨大なブランコ。
上に乗ってスクワットを繰り返すと揺れがだんだん大きくなっていき、めいっぱいまで揺らせばブランコの先に飛び出すことができる。
ちなみに素早くスクワットを繰り返すとブランコが鉄棒の大回転のようになることがある*3


ジャンプ台

円い天板を"く"の字の形のバネが下から支えている、マリオシリーズのそれによく似たジャンプ台。
上に乗り、膝を深く曲げてスクワットをすると主人公が勢いよく飛び出す。
ジャンプ台はたいていの場合連続して配置されており、深いスクワットを連続して乗り継いでいくことになる。
大型のジャンプ台はバネがゆっくりとたわむので、膝を曲げた状態をちゃんとキープする必要がある。


トランポリン

らせん形のバネに支えられる円形のトランポリン。
見た目は一見して上記のジャンプ台に似ている。
上に乗ってスクワットすると主人公がジャンプする。何度も繰り返すとジャンプが高くなり、垂直に切り立った壁などを越えることができる。
こちらも大型のものが存在し、十分な高度を得るために何度も何度もスクワットを繰り返すことになる。


レールリフト

レールの上を移動する青色のリフト。
動力はスクワットであり、主人公がリフトに乗ったらスクワットをするたびに少しずつ進んでいく。
下り坂ではスクワットしなくても重力に従って進むが、上り坂でスクワットが途切れるとすべり落ちてしまう。
そんな山あり谷ありな上に、そもそもリフトで移動する距離がかなーーり長く、だんだん足腰に効いてくる。
リフトに乗っているときに背後からゼニトリーが現れるステージもあり、鬼教官ぶりが光る。

ちなみに椅子のポーズキープで進む緑色のリフトもある。



【ミニゲーム】

ミニゲームでもやっぱりスクワットをする機会がある。

スクワットホッピング

流れてくるコインをジャンプして集めるミニゲーム。
スクワットをすると主人公がまっすぐジャンプする。
膝を深く曲げてスクワットすると高く、浅く曲げると低くジャンプする(膝を曲げたときにランプが点灯し、到達する高度がわかる)。
ミニゲーム中はコインに混じって爆弾(接触すると減点)も流れてくるので、うまくジャンプの高さを調整しなければならない。


ろくろ回し

壺を作るミニゲーム。操作のルールは以下の通り。
  • スクワットの膝の高さを上下すると、土を削り取るための棒が上下する。
  • リングコンを押し込むと、棒が伸びて土を削り取る。
このふたつの動作を駆使して土のかたまりを削っていき、お手本と同じ形を作ることを目指す。
スクワットの姿勢で下半身の筋肉に負荷をかけて微調整をしながら、目コピの技術まで求められるため、高得点を取るのが難しいミニゲームとして有名。

コインラン

ベルトコンベアの上を走りながらコインを集めるミニゲーム。
画面の右から左に流れるベルトコンベアがあり、主人公の位置を調整しつつ画面奥から手前に向かって流れてくるコインを集める(爆弾も流れてくる)。
ジョギングをスクワットに変更するサイレントモードを有効にしていれば、このミニゲームでもスクワットで主人公が移動する。
走る速度がかなりアバウトな以上、こちらはろくろ回し以上に微調整が難しく、一番高得点を取りにくいとされる。



【その他】

フィットスキル制限

一部のステージやタウンミッションでは指定されたフィットスキルだけで魔物を倒すことを要求される場合があり、その中には当然スクワットやワイドスクワットが入っていることがある。
負荷の少ないフィットスキル(スワイショウなど)を主力にしていたトレイニーは覚悟を決めてがんばろう。

クイズの国

あるワールドでは「BIG3と呼ばれるトレーニングに含まれないのはどれか?」というクイズが出題される。正答のルートを選ばないと先に進めない。
この項目を読んできたあなたならあからさまに間違えることはないだろう。後で誤答ルートのステージも踏破し、100%クリアを目指すのも一興。





追記・修正は、腰を下げてスクワットパワーをためてからお願いします。

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最終更新:2024年11月30日 07:17

*1 本格的に鍛えるならダンベルやバーベルが必要かもしれないが、強い負荷が必要なければ水を詰めたペットボトル等で代用できる

*2 またプロの指導員もBIG3の中でスクワットを強く推奨している。自重トレーニングという敷居の低さもあるが、それ以上に他二つはきちんとした指導の元実行しないと故障や怪我の危険性が高い。というか 死亡事故も実際にあった 。

*3 スクワットを行うたびに振れ幅と速度が大きくなるのに対し、主人公がブランコから飛び出すタイミングは決まっているため