こちら側のどこからでも切れます

登録日:2012/03/04(日) 13:17:49
更新日:2024/05/28 Tue 12:14:15
所要時間:約 5 分で読めます




「こちら側のどこからでも切れます」とは、弁当等の食品の調味料の袋等に表記されている言葉である。

もちろんただ言葉が書かれているだけでは無く、ちゃんと袋が切り、開けやすいように袋に加工が施されている。

正式名称は「マジックカット」。
旭化成ポリフレックスによって発明された。


仕組みとしては0.2―0.3mmの幾つもの小さな穴が袋の言葉が記載されているところに開けられており、
そこから裂けることにより軽い力で切り開けられるようになっている。

これらは消費者がハサミ等の袋を空ける道具を持たない場でも、調味料を簡単に切り、開き、食べることが出来るようにと開発された。

我々がいつでもどこでも美味しく調味料を掛けてご飯を頂くことが出来るのは、この開発のおかげである。

この偉大な開発に我々はいつも感謝を忘れてはならない。










追記・修正は、感謝の気持ちを忘れず袋を切り開け美味しくご飯を食べた方、お願いします。































  ┌────
  │┌───
  ノ │
 │←│
 │こ│
 │ち│
 │ら│
 │側│
 │か│
 │ら│

                oh……


…………とまあ書いてはみたのだが、

この言葉、一昔前まではデマの代名詞として悪名高かった。

いやデマと言うのは言い過ぎだが、実はこのタイプの袋はなかなか開かないことがある。(個人差有り)

どこからでも切れます。という言葉に騙され、かるい気持ちで開けようとするが開かない、というのは誰もが経験することだろう。俺だけじゃないよな?


何故切れないかというと、
上記したがこの袋には無数の穴があり切り開きやすいようにされているのだが、袋の中身が漏れるのを防ぐ理由で中身に近い側には穴は開けられていないのである。
その為上手く切れ目を入れ損ねると中身に近付けば近付くほどに切れにくくなり、最終的には止まってしまい、開かなくなるのである。
ぶっちゃけギザギザのとこから開けた方が簡単に開くレベル。

開き難くなったので力を入れておもいっきり開けようとしたら……勢い余って中身が飛び出るなんてのは誰しも一度は経験があるのではないだろうか?

実はこのマジックカット、類似品がかなり多い。開かないやつはだいたいこのパターンである。
生みの親である旭化成ポリフレックスが手がけたものは「マジックカット」「Magic Cut」のどちらかの文字、もしくは笑顔を模ったマークがついている。開けにくいと思ったら一度確認してみよう。

流石に最近は改良され大分切り開けやすくなったものも増えてはいるのだが、それでも開かないやつはとことん開かない
同じ商品でも切れたり切れなかったりとやたらムラが激しいのもよくある話である。











追記・修正は、こちら側のどこからでも切れますの袋を一度で切り開けられた人にお願いします。

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最終更新:2024年05月28日 12:14