異人館ホテル殺人事件(金田一少年の事件簿)

登録日:2012/03/16(金) 00:49:41
更新日:2021/04/13 Tue 22:36:11
所要時間:約 17 分で読めます




本当、劇のセリフじゃないけど――

「誰かが死ぬとしたら、今夜ほどおあつらえ向きな夜はない」わね…





『異人館ホテル殺人事件』とは、『金田一少年の事件簿』で金田一一が遭遇した事件の一つ。
コミックス第8巻、第9巻に収録。全12話。
テレビドラマでは第2シーズン第7話として1996年8月31日に、テレビアニメでは第70話~第73話として1998年11月23日~12月14日にかけて放送された。
シリーズの中でも後味の悪さが上位なことと、あの『魔犬の森の殺人』とは異なるベクトルで、金田一と読者にとって衝撃的かつ悲劇的な結末で有名。
登場する怪人は「赤髭のサンタクロース」。

アニメ版のファイル1は70話と、7作目であるにも関わらずアニメ化がかなり遅かった(時期を合わせるためだと思われる)。
アニメ版の容疑者リストは上段が左から榎戸、花蓮、雪村で、下段が玉三郎、万代、魔子、虹川の順でバックはやや濃い桃色。

ちなみにあの『異人館村殺人事件』とは関係ない。
(俵田が出てきて、不動高校の者が死んでしまい、一が犯人に襲われるetc.の共通点は存在するが)

また、公式の表記とロゴで事件名が異なっている地味に珍しいエピソードでもある。
マガジン掲載時のタイトルロゴでは『函館異人館ホテル殺人事件』と現場になった地名が併記されており、これは後に再び事件の舞台になった際も踏襲されている。

【あらすじ】

函館の「異人館ホテル」で行われる推理イベントに、「赤髭のサンタクロース」を名乗る人物からの脅迫状が届いた。
青森県警俵田刑事の頼みで、一たちは異人館ホテルへ向かう。
イベントは予定通り決行されるが、殺人劇のなかで本物の殺人が起きてしまう。


(以下、ネタバレにご注意ください)




【事件関係者】

  • 不破鳴美
CV:松本梨香/演:篠倉伸子
北海道警の警視。28歳。ダミ声が特徴のブス刑事。
といっても、そこまで言うほど不細工というわけじゃないのだが、ギリシャ神話上の怪物に例えられた。
同じく警視の明智と同様東大卒でイヤミな性格。最初から一を歓迎はしていなかった(むしろ邪魔者扱いしていた)。
佐木殺害時は、その容疑で一を逮捕した。
ドラマ版ではそれなりに美人であり『銀狼怪奇ファイル』の主人公、不破耕介と名前が被るためか、「兵頭鳴美」に名前が変更されている。

  • 万代鈴江
CV:土井美加/演:鰐淵晴子
劇団「アフロディア」の団長で女優。60歳。
ミステリーナイトでは老女役。
台本を一度読んだだけで暗記できるという特技があり、かつては「戦後最大のスター」と呼ばれていた。
本番前は気が立っているとかでかなりヒステリックだが、なんと花蓮曰く「普段は優しい人」らしい。とてもそうは見えないが。
老いに対する恐れのためか、現在は撮影されることを非常に嫌っており舞台専門で活動している。
舞台での劇中に、毒を盛られたワインを口にし死亡。

  • 虹川幸雄
CV:西村朋紘/演:小林尚臣
劇団の脚本家兼男優。44歳。
ミステリーナイトでは小説家役。
女グセの悪さで知られているが実は両刀づかいで、一にまで手を出そうとした。
犯人によってホテル外に呼ばれ、殺害された。
実在の演出家に名前が酷似しているが、どの程度モデルになっているかは不明。

  • 文月花蓮
CV:萩森侚子/演:美香
劇団の女優。27歳。
ミステリーナイトではメイド役。
万代に辛く当たられているが、彼女を母のように慕っている。
実は幼くして両親をなくした孤児であり、高校を出る頃に万代に拾われた。
垢ぬけた美貌と優しい性格の持ち主ではあるが、彼女曰く「本当は私、女優なんか向いてないんです」。
一の逮捕後に、自らの犯行を供述する内容の「遺書」を遺して毒を飲み死亡。
しかも佐木の爪からは花蓮のDNAと一致する皮膚が発見されたというが…
アニメ版では、以前の舞台で剣持夫妻と知り合い、それが縁で剣持に劇団の護衛を依頼した。

  • 辺見魔子
CV:長沢直美(現:永澤菜教)/演:真勢かおり
劇団の女優。ミステリーナイトでは老女の娘役。
着物姿と右頬の大きなアザが特徴のブキミ女。
若手のNo.1女優で、化粧後はかなりの美人。
しかし、自分では自分のことをあまり美人とは思っていないらしく、
花蓮が「辺見さんだってキレイよ」と言った時は、嘘を言われたと思い激昂して彼女を突き飛ばした。
花蓮をお姉様と呼び、花蓮の足の傷すら舐めるほどの執着を見せる。ようするにアレだ。

  • 市川玉三郎
CV:園部啓一/演:みのすけ
劇団の男優。ミステリーナイトでは人形使い役。
普段から腹話術人形を介して会話をする怪しい男。劇団員のいろいろなウワサを一に流す。
アニメ版では人形を手放して自分の口で喋るシーンがある。

  • 榎戸あきら
CV:沖田蒼樹/演:高川裕也
劇団の男優。二重人格気味。ミステリーナイトではピエロ役。
「赤髭のサンタクロース」の名に動揺を見せるが、
虹川に部屋に連れ込まれた途端、表情が穏やかに…。

  • 雪村剛造
CV:塩屋浩三/演:河原崎建三
異人館ホテルのオーナー。62歳。
ホテルの歴史や赤髭のサンタクロースについて詳しい。
容姿はカーネル・サンダースを意識していると思われる。

  • 赤髭のサンタクロース
10年前のクリスマスイブの日に異人館ホテルに現れ、大金(一千万)を積んでホテルの315号室を10年間貸し切りにした男。
服どころか髪や髭まで真っ赤に染め上げた異様な風体であり、
更には315号室全体をホテル側に断りもなく赤一色に染めあげた。
さすがにこれには雪村オーナーも苦情を言ったが、「俺の勝手だ!10年経ったら戻せば文句はなかろう!」とカバン一杯の札束を見せつけ、強引に黙らせた。
なお、佐木が言ったように「10年で一千万?やけに安くない?*1」と思われた方も多いと思うが、
これは「曰く付きの部屋」であり、ずっと使っていなかったため格安で貸したとのこと。

その後も315号室で暮らしていたが、1年前に突然姿を消し、
親戚を名乗る人間から「彼は事故で死んだ」と連絡があったという。
不破警視によると実はこの男は麻薬の売人であり、オーナーの話通り1年前に死亡したらしいが…


【その他の人物】

毎度おなじみ主人公。
佐木とダブルベットの部屋に泊まる羽目になったり、虹川に狙われたり大変な目に。アッー!
しかし、アニメ版では赤い部屋が「赤髭のサンタクロース」が死んだ部屋だと聞いた後も意に介さず熟睡しており、美雪たちから呆れた視線を向けられている。

中盤、殺人容疑をかけられ一時的に逮捕されてしまう(犯人の計画実行の為の時間稼ぎだった為、すぐに解放されたが)が、
彼が事件の中でスケープゴートにされるのはこれが初めてである。
また、捕まる前、犯人から美雪をダシにした予告電話を受け、慌てて彼女の部屋に向かうのだが、その結果、取り返しのつかないことに…

毎度おなじみヒロイン。
犯人から一に「美雪を殺す」という予告電話がかかってきたため、ピンチかと思いきや、実は一を部屋から誘い出すための真っ赤なウソ。
本人はちゃんと部屋にいて、風呂上がりでTVを見ながらくつろいでいた
スケープゴートにされるわ、仲間を失うわで精神的にボロボロにされた一をかばい、彼を犯人扱いする不破警視に食ってかかる一面も。
立ち直った一との捜査では、「光るものは舞台上に置かない」「白い布は照明の影響で黄ばんで見えてしまうので、白く見せたい場合は薄い青の布を使う」という
演劇部ならではの知識を披露、一がトリックを暴く大きなヒントとなった。
推理編では「解答編」の舞台で花蓮のメイド役を急に任されるも、他の者が台本片手にたどたどしく演じている中、1人だけ台本無しで見事に演じ切っていた。
さすが演劇部。

ドラマでは一が盲腸炎で入院してしまったため1人で異人館ホテルに出向く羽目になってしまう。しかも一と勘違いされ、あろうことか自力で謎を解かねばならなくなってしまった。
(しかし面識がなかったとはいえ、剣持から一の話を聞かされていた俵田刑事すらも勘違いしているのは流石に無理がないか?)
当初はなにかと周囲に流されたり、後ろ向きになるあまりホテルから脱走しようとしたり、と頼りない行動が目立ったが、花蓮の死をきっかけに事件と正面から向き合い謎を解こうとするようになった。
ただし導入部の展開には批判も多い。というのも、本作の冒頭では小遣いが足りず新作のワンピースが買えないと嘆いていたのだが、そんな折に預かった一宛ての封筒には天神学園からの依頼の手紙と共に依頼料が入っていたのだ。
その数日後、一は手紙の「謝礼を同封します」という文面とは裏腹に現金が入っていなかった理由が分からず首を捻っていた一方で、美雪は新しいワンピースを着てご機嫌になっていた。あとは察しろ。
この辺の描写は原作は勿論のこと、時には羽目を外す所のある堂本版の美雪としてみてもイメージが悪く視聴者からの評価は低い。何よりこの展開が本編にほとんど影響せず仕舞いで入れる必要性がそもそもなかったのが一番の問題だろう。(一の離脱は盲腸炎で美雪は勿論無関係。また元々一と共にホテルに行くつもりだった上に事件に向き合ったきっかけは花蓮の死。つまりホテルに行ったのも事件に向き合ったのも使い込みをした罪悪感が湧いた故ではない。)
とは言え自分から躊躇なく使い込みを決めた訳ではなく、最初にそれを提案したのは鷹島友代である…また君か!

一の助手として勝手についてきた不動高校ミス研部員の1年生。
相変わらず常にビデオカメラを持ち歩いている。
犯人のトリックの手掛かりを持ち前のカメラ小僧ぶりで我知らずカメラに収めており、
後々になってそれに気付き、一に話そうとしたが、それを立ち聞きしていた犯人に、口封じの為に殺されてしまう。
絞殺された挙句トドメとばかりにバスルームに首吊り死体の如く吊るされるという無惨極まりないやり方で…
ただし、吊るされた姿は斜め後ろからのアングルで、読者には彼の死に顔は見えないようになっている。
作者サイドから彼への最後の恩情と思われる。
彼の遺品であるギリシア神話の本は、エピローグにて一が赤髭のサンタクロースの麻薬ルートを暴くきっかけとなった。

因みに『金田一少年の事件簿』の準レギュラー、というよりは複数の作品で出て来た者の中で、
殺す側になった者や、スケープゴートにされた者、そして殺されかかった者は何人もいるが、
本当の意味で殺される側になってしまったのは、現在までのところ、彼1人だけである。
(もちろん沢山いても困るが…。)

原作では赤い部屋の異様な様子を見ても楽しそうな表情で部屋内を撮影していたが、アニメ版では性格設定が弟の竜二と混ざって俗っぽくなっているため、
赤い部屋に対してはドン引きした様子を見せており、赤い部屋が「赤髭のサンタクロース」の死亡場所でもあることを聞いたあとは不眠に陥りげんなりしていた。
その際、「あんな部屋で眠れる人がいたら、今ここで裸踊りしちゃうというフミの言葉に対して、

してください、裸踊り。思う存分。

というかなりの問題発言をぶちかましている。
中盤で原作同様万代殺しのトリックに気付いてしまい、犯人の襲撃を受けて首を絞められるが、なんとか一命を取り留め意識不明の重体で入院することとなる。

異人館村殺人事件にも登場した青森県警のオッサン。
相変わらず憎めないいい人。
食事をエサ*2に一をミステリーナイトに招待した。

ドラマ版では、この回が初登場。
剣持の大学の後輩で神奈川県警の協力的な刑事という設定。

おなじみオッサンとイヤミ警視。終盤に一の要請で現れた。
明智警視は2回目の登場だが、この時点では後々ほど目立つわけでもなく完全にゲスト的な登場。
とはいえ、不破より役職が上である彼が指揮権を取り上げなければ、金田一は謎解きすら行えずに退場させられた可能性もあるので、役としては重要である。
また初登場である雪夜叉伝説殺人事件の時に一に惨敗した事もあってか、彼の推理力を以前よりも高く評価している。

アニメ版のみに登場。「いつものこと」と言って一たちに同行する。
佐木が襲われた後、佐木の仇を討ちたいと語り、意識不明の佐木に付き添う美雪に代わって一の推理を手伝う。
そして、解決編では美雪と入れ替わりに佐木に付き添い…

  • 土門竜太郎/演:秋山純
  • 木ノ内太/演:松山幸次
  • 薬師寺力/演:三宅健
ドラマ版でのみ登場。
姉妹番組(?)『銀狼怪奇ファイル』とのコラボ登場人物で、天神学園高等部の新聞部員。
竜太郎が雪村の甥という設定が加えられ、事件の捜査に協力する。
一の幼馴染である主人公、不破耕介の紹介から金田一一に脅迫事件の捜査を依頼し、急性盲腸炎で入院した一の代理として来た美雪を金田一一本人と勘違いする。
事件の鍵を握るビデオは木ノ内太が撮影したが、肝心の中身を見なかったためか殺されてはいない。その代わりに空き巣に遭って財布を盗まれてしまったが、財布を置いていたのが目に付きやすいテーブルの上だったにもかかわらず何故か部屋中が荒らされていたため、他に本当の目的(ビデオテープ)があった事に気づくことになった。
なお薬師寺力の正体は『銀狼』の事件の黒幕、金狼で、最終回にて死亡したはずなのだが、今回では何食わぬ顔で登場している。同姓同名の別人説、時系列が先説、パラレルワールド説、ただの友情出演で特に理由はない説、など色々と考えられそうである。

  • 水死体の女性
10年前の釧路沖で発見された水死体の女性。
身元不明の自殺者として片付けられたが、この死体こそ、今回の事件の序幕であった。


【用語】
  • 「ナルシスの魔鏡」
劇団「アフロディア」によるミステリーナイト(客がホテル内のヒントを元に推理劇の謎を解くイベント)の公演。
登場人物はある一族の頂点に立つ「老女(女主人)」、若さと美しさから老女にいじめられている「メイド(さつき)」、
借金苦から老女の財産が欲しい「ピエロ」、老女に復讐心を抱く「人形使い」、
メイドと財産を我が物にしようと企む「小説家」、他の人物と違い老女を疎む描写がない「老女の娘(かおる)」の6人。
脚本担当の虹川によればこの話には劇団の人間関係がそのまま当てはめられているらしいが…
ぶっちゃけ推理劇としての出来はそんなによくない。

ちなみに、花蓮の死後、一が台本を調べるシーンで、その台本のページには、

田川「ちくしょう降りて来い!」
女主人「ホーッホッホッ 高すぎて降りれないのよっ! くやしかったら助けに来なさい!」
木村「どないやねん!!」

…というような内容が書かれていたが、実はこれ、「ナルシスの魔鏡」とは全く無関係。同コマの右下に「この台本の内容は推理とはカンケーありません!!さとう挿」と、ちゃんと書かれている。


(以下、事件の核心。更なるネタバレにご注意ください)













私は仕事に打ち込むことですべてを忘れようとしてたのよ!

失った美しい顔のことも、「北見蓮子」としての夢も…!!


私にとってあの子は決してのぞいてはならない『禁断の魔鏡』そのものだったのよ!





  • 不破鳴美
この事件の真犯人「赤髭のサンタクロース」
文月花蓮(北見花江)の双子の姉で、本名は北見蓮子。
実年齢は27歳。
7歳の頃に事故で両親を亡くし、花江と別々の家に引き取られたものの、養父母からの冷たい仕打ちに耐え切れず高校生の時に家出した。
その後あるチンピラと同棲生活を送るものの、麻薬所持の前科があったその男に麻薬中毒にされ、
別れようと話を持ちかけると男は急変、暴力を振るい「これからその身体で稼がせてもらう」と脅される。
話の縺れから衝動的に刺殺、指名手配される。

逃亡生活の末に自殺しようとしたところで、先に自殺した身寄りのない女性「不破鳴美」の身分証明書を見つけ、彼女の戸籍を乗っ取った。
その後、整形し、麻薬の禁断症状と闘いながら猛勉強した末、東大に入り卒業、キャリア警察官になるという、
ぶっちゃけただ努力すればできるものとは思えない、凄いことをしている。

ちなみに、整形手術で顔は別人になっているものの、地声は花江とほぼ同じのままである(普段のダミ声は少しでも自分の素性を隠すための作り声)。
彼女が警察官の道を選んだのは、自分が殺したかつての交際相手に麻薬を売り、
間接的に自分の人生を狂わせた存在である「赤髭のサンタクロース」を独自に追うためであった。

1年前に万代と虹川が「赤髭のサンタクロース」を殺したことを突き止めたが、そこで思いがけず女優となった花江と再会する。
その際に思わず地声で「花江」と口走ってしまったため花江に正体を知られ、
更にその際のやり取りから万代たちにも素性を知られてしまい、「赤髭のサンタクロース殺害について見逃す」という取引を持ち掛けられ、やむを得ず飲んだ。
しかし、図に乗った2人から、さらに「警察が押収した麻薬の横流し」という取引を持ちかけられ、異人館ホテルで2人の殺害を決意する。


台本にト書きの指示を書き加えることで万代鈴江を毒殺し、更に花江そっくりの声を利用して虹川を呼び出し刺殺。
偶然万代の台本をビデオに収めてしまった佐木竜太がトリックに気付いたために彼も殺害した。
その際、自分が宿泊している「赤い部屋」の隣の部屋の電灯に赤いセロファンを巻いて即席の舞台照明を作り、
その赤い光で照らされた部屋に居る姿を俵田警部に目撃させることで、犯人が「赤い部屋」に居た時間を誤認させた。
しかし、万代殺しのトリックがバレたところで、警察関係者の不破に疑いが向けられることは本来皆無のはずだったため、佐木を殺す動機としては、かなり弱い。何も殺さなくても・・・
せいぜい、筆跡鑑定されない限り特定や疑惑はあり得ないが、一が見つけた台本からはページを破り取って不可能にし、その場面を収めた8ミリテープを奪い去っている。恐らく、トリックの隠蔽を急ぐ余りに佐木を襲って顔を見られるなど、口封じの必要性が強まったのかもしれない。
もしくは花江の遺書の矛盾を指摘されることによって罪を着せる計画が台無しになることを恐れたためか。

また、同じDNAの双子であることを利用して、自分の皮膚片を佐木の爪の間に残し、花江のものと思わせて彼女に罪をなすりつける偽装工作も行った。

さらに、万代の毒殺トリックが万が一にも失敗した場合(他の人間が飲む、万代が吐き出すなど)の「保険」として、舞台上の小道具の剣を本番直前にトリカブトの毒を塗った本物にすり替えておいた。その場合は万代が代役を立てるのを見越して先に虹川と花蓮を殺し、解答編で何も知らない花蓮の代役に剣で万代を殺させ、剣をすり替えたのが死んだ花蓮だった、ということにするつもりだった(剣に毒を塗ったのは、刺された万代の死を確実にするため)。

しかし、「光を反射するものは舞台上に置かない」という(ただの演劇部の美雪でも知っていた)劇団関係者の常識を知らず、剣の柄の宝石を光るままにしてしまったうえに、警備が予想以上に厳重になったために回収できないまま残してしまうというミスを犯した。また、一による「解答編」で老女(万代)役を演じた際、本来ならメイド(花蓮)役の美雪に刺される筋書きのはずが、すでに一が小道具にすり替えていたとも知らずに、自分の仕掛けた本物だと思って美雪の手から剣を叩き落としたことで、犯人であることを完全に露呈してしまった。

ちなみに、一の推理では「赤い部屋の密室トリックは虹川殺しに使うはずだったが、佐木を殺さなければならなくなり、急遽プールで殺した」ということになっている。
しかし、そもそも佐木が万代殺しのトリックに気づいたのは、虹川が殺された後なので、この推理は全く矛盾してしまっている。
(「犯人たちの事件簿」ではこの点のつじつまを合わせるためか、佐木に万代の台本を撮られたその時点で赤い部屋のトリックを虹川殺しに使わず佐木を殺害することを即断している)

花江を殺害した動機については、一方的な思い込みによる逆恨みである。
逃亡生活中に花江の元に身を寄せて匿ってもらおうとした際、自首するように促された直後に、
計ったかのように警察が訪れたことで、裏切られたと思い込んだことが発端であった。
幼い頃花江と語り合った、自分は女優に、花江はデザイナーになるという夢を生きる支えとしてきたが、不破鳴美となった時にその夢は捨てざるを得なくなった。
しかし、その後再会した花江が女優の道に進んでいたという事実が、蓮子に花江の裏切りを確信させる決定打となってしまう。
かつての自分と同じ美しい顔のまま自分の夢であった女優への道を奪い去ったという憎しみ、
そして自分の正体を知られたことで刑事としての人生をも壊されるかもしれないという恐れから、花江を殺害した。

スプーンの持ち方とDNA鑑定によって花江と双子であると見抜かれ、逮捕された。
その為殺害人数は5人と、現在までの漫画版の『金田一少年の事件簿』の女性犯人の中では最も多くの人を殺している3人のトップタイの1人。

数ヶ月後に一が面会に訪れた際には再整形で元の顔に戻っていた。某外伝では、美しくなっていますというセリフが入っている。
そこで一に花江の二重生活の真相について聞かされ、自分が取り返しのつかない罪を犯したことを思い知らされ絶叫とともに涙を流した。

戸籍乗っ取りという手段は決して許されることではないものの、自分の人生を狂わせた麻薬とその取引犯を制裁すべく
警察官というまっとうな道を選び、血を吐くほどに重ねてきた努力を、他ならぬ麻薬犯罪の当事者である
万代や虹川に踏み躙られかけていた点には同情の余地がないわけでもない。

しかし、妹の花江を一方的な逆恨みで殺害した事、なんの関係もない佐木まで手にかけた事を考慮すれば、
一から十まで同情できるかといえばNOであろう。
そして、最愛の妹を自分自身の手で殺してしまうという、なんともやりきれない形で制裁を受けてしまったのが皮肉であった…

因みに原作の雑誌掲載時には謎解き前に「犯人は、劇団員の中にはいない!」という台詞を言わせてしまうミスがあった。
この発言で犯人候補が雪村オーナー不破警視の2人だけに絞られてしまうというあんまりなミスであったため、単行本では修正された。
警察関係者である不破を除外し消去法で雪村が真犯人だと思ったやつも多いのでは。
また、アニメでは今回の事件の犯人であるにも関わらず、彼女の名前と顔が容疑者リストに載っていなかった。

ドラマでは花蓮殺害時に万代の台本を回収して密かにゴミと共に廃棄していた。しかし、万代の台本の事を花蓮から聞いていた美雪に台本が無くなっている事にいち早く気付かれてしまい、ギリギリのところで台本を取り返されてしまった。
また謎を暴かれた後に豹変し、粗暴な口調になり拳銃を振りかざして抵抗するなど往生際の悪さを見せていた。
しかし、美雪によって花蓮の本心を伝えられた上で「哀しい運命と戦い続けた花蓮と違い、逃げることしか知らない臆病者」と非難され
花蓮の想いに応えるように説得されたことで抵抗をやめ無言で連行される。
後に永久保存版で再登場した際には「犯した罪は許されないが、それでも花蓮に許してもらえるように償いの人生を歩んでいく」と述べている。

某探偵漫画では警察関係者が犯人だった事件はいくつかあるが、『金田一少年』では長編のみだと今のところこの事件だけとなっている(短編や『明智警部の事件簿』等を含めるともっと増える)。

  • 文月花蓮
本名は北見花江。北見蓮子の双子の妹。
女優「文月花蓮」としての活動の傍ら、デザイナー「北見花江」としても活動するという二重生活を行っていたが、それは全て大切な姉・蓮子のためであった。
再び蓮子が自分の前に現れた時には「文月花蓮」を姉に譲り、彼女が女優の夢を叶えられるように計らっていた。 
「花蓮」という名前は花江の「花」と蓮子の「蓮」を合わせたもので、
蓮子と同じように花江もまた、自分がデザイナー、姉が女優になるという幼い頃の夢を生きる支えとしてきたのだ。
しかしその事実を知らなかった蓮子は花江を信じることができず、最悪の結末となってしまった…

ちなみにドラマでは万代から捨てておけと押し付けられていた台本を形見としてそのまま自分で持っていた。その事を美雪に話していたために、証拠隠滅にいち早く気付いた美雪は捨てられた台本を見事取り返す事に成功していた。


  • 本物の「赤髭のサンタクロース」
前述のように麻薬の売人であり、1年前に万代と虹川によって殺される。
原作・アニメにおける動機は不明だったが、ドラマ版では取引のいざこざとなっている。
異人館ホテルの秘密(至る所に隠し通路が設けられており、更に麻薬をぎっしりと詰め込んだ隠し貯蔵庫がある)を知っていたことから、
10年という超長期宿泊を敢行し、隠し通路を使って警察の目を逃れつつ麻薬取引を行っていた。
服や部屋など全てを赤一色に染めていたのは、一つの色に執着するという麻薬中毒者の典型的な症状であり、
ホテル近くの喫茶店ではコーヒーに大量の砂糖を入れる姿を目撃されていたが、これも麻薬中毒による味覚異常を示す行動であるとされる。
要するに、麻薬で商売していた傍らで、自身も麻薬漬けになっていたのだ(売人自らが中毒者になる、というパターンも存外珍しくない)。

死ぬまでに相当量を売りさばき、莫大すぎる利益を得ていたようだが、
それでも一が最後に見つけた麻薬貯蔵庫に収められていた品を見て明智曰く「この量と質なら、ざっと10億円にはなるな…」。
元々はどれほどの量が貯蔵されていたのか、ちょっと考えられないほどである。
一の推理によると、この館を建てた先代の貿易商が集めたとのことだが…。

なお、何故か本物の方が怪人の「赤髭のサンタクロース」として扱われる事が地味に多い。
(単行本の表紙でも、登場しているのは髭面をした本物の方である)。
一応、本来の怪人版の衣装は佐木殺害時の顔を包帯で隠した姿である。

ドラマ版では季節の関係などから「冥界の道化師」となっており、
どこぞのトランプマンのような真っ赤でド派手な衣装になっている。

  • 万代鈴江
  • 虹川幸雄
麻薬の密売に手を出しており、1年前に「赤髭のサンタクロース」をひき逃げに見せかけて殺害した。
不破にこの事実を突き止められるが、偶然不破が10年前に指名手配された北見蓮子であることを知り、
10年前の事件について黙る代わりに「赤髭のサンタクロース」の殺害を見逃すよう不破を脅迫した。
更に、警察が保管している麻薬を自分達に横流しするよう求めた(このことについて俵田は「被害者とはいえ、なんちゅう連中だ」と言っている)。
今回の事件だけでなく、今後の事件に登場する被害者達もそういう連中が多いけど。
流石にこの要求は不破にとって到底呑めるものではなかったため、二人とも殺害された。
また事件解決後、「アフロディア」に麻薬が蔓延していたことも判明。団員の殆どが麻薬所持で逮捕され、劇団ももう終わりだろう、とのこと。
被害者とはいえ、本当にとんでもない二人組であった。
かつては「戦後最大のスター」と呼ばれていた万代だが、どうしてそんな大物がこのように成り下がってしまったのだろうか…?
まあ興行の世界はヤクザな商売なので昔からやってたんだろう。「戦後」というのが如何にもだし。

なお虹川は、不破が自分に殺意を抱いていること、地声が花蓮そっくりなことを知っていたにもかかわらず、
花蓮の声の電話に応じて人気のないプールにまんまと呼び出され殺害されたことになる。うかつ過ぎやしないだろうか?

  • 榎戸あきら
明確な説明は一切無いが、「脅迫状の件で不安になって赤髭のサンタクロースの件を暴露しかけた際に
虹川に別室に連行され、『死にたくない』などと若干騒いだ後、戻ってみると不安な様子が消え楽観的になっていた」という描写がある。
この際、両刀使いの虹川から「アッー!」なことをされた可能性もないとは言い切れない。
が、「赤髭のサンタクロース」に対する怯えぶりから、普段から万代と虹川から麻薬を買っていて、口封じに麻薬を打たれた可能性が高い。
「ナルシスの魔鏡」の彼の役どころは、麻薬の為に借金をしている、万代の持つ麻薬が喉から手が出るほど欲しい彼の姿を映していたのかもしれない…

  • 七瀬美雪
ドラマでは上記の通り、一に代わって推理を披露するも密室のトリックは解けず一の助太刀に頼ることになる。
しかし、最後に兵頭が抵抗した際は拳銃にも怯まず、原作の一の代わりに花蓮の本心を伝えた上で涙ながらに叱責し彼女を説得するという大役を果たした。

  • 佐木竜太
上記の理由で殺されてしまったため、原作ではわずか2回目の出番にして退場ということになってしまった。
しかし、この展開に対する読者からの反響が大きかったことや、
彼の使用するビデオカメラというアイテムが作劇上とても役に立つということに制作側が気付いたためか、
彼の役目は彼の弟である佐木竜二に託され、彼自身はこれ以降、幽霊として一と竜二の夢の中に登場し、彼等に助言または警告を与える様になった。
なお、アニメでは一命を取り留め、ドラマでは事件に巻き込まれもしていないので、引き続き彼の生きている姿を見ることが出来る。

アニメ版では解決編まで意識不明の状態が続いていたが、事件が解決し日付が12月25日に変わった直後に無事目を覚ましている。

神様、今日はクリスマスですよ? ケチらないで奇跡を起こして。お願い…
…二三、ちゃん…

…メリー…クリスマース…

この瞬間は涙腺崩壊必至である。

  • 本物の不破鳴美
冒頭の水死体の正体。
10年前、大学受験に失敗したことを苦にし、天涯孤独の身の上だったこともあり、釧路沖で飛び降り自殺を行う。
そして、遺書と身分証明書は蓮子が発見、戸籍乗っ取りを行い、第2の不破鳴美が誕生した。


【余談】
これから金田一に触れる読者にとって、講談社コミックス(KC)版は注意が必要。
……というのも、 8巻の目次で思いっきり佐木の死をネタバレしているのである。
(具体的には、一が佐木の墓参りをしている場面がコメディタッチで描かれている)

作中の主要キャラの死を思い切りネタバレするというのは、一見信じがたい行為である。
しかし、同時期の別出版社に目を向けるとジョジョの奇妙な冒険うしおととらでも似た事が平然と行われていた。
(前者は死亡する前の巻の読者投稿でネタバレし、後者は死亡する巻の冒頭で作者がそのキャラの死に言及していた)
80年代後半〜90年代前半は漫画雑誌の売り上げが今と比べ物にならない程多かった為、「読んでない人でも大まかな内容を知っていて当然」という認識が強かったのかもしれない。

とは言え、掲載から相当時間が経った未来の読者にとって堪ったものじゃないのも事実。
「金田一少年」を友人に勧める人は、目次の事をそっと注意喚起してあげるか、文庫版かコンビニコミックス版の購入を勧めてあげるといいかもしれない。


【ドラマ版】

◇原作との違い
  • ドラマの放送が夏であったため、作中の季節も冬から夏に変更。
  • 夏の話にサンタクロースモチーフの怪人を登場させるのは違和感があるため、怪人名を「赤髭のサンタクロース」から「冥界の道化師」に変更。
  • 舞台を函館市から横浜市に変更。
  • 劇名を「ナルシスの魔境」から「悪魔の審判」に変更。
  • 一は冒頭で盲腸のため入院してしまい、代わりに美雪が推理に挑戦する。しかし、途中で詰まってしまい、そこに現れた本物の一が推理を引き継ぐ。
    • これについては同時期に他局でKinKi Kids主演のドラマが制作されており、堂本のスケジュールの都合がどうしてもつかなかったためと思われる。
  • 佐木はそもそも同行しなかったため、この事件の被害者になっていない。
  • 第1の殺人で毒が仕込まれていたものをワイングラスからキセルに変更。
  • 劇で死亡する事になっていた役はピエロから人形使いに変更。
  • 本物の冥界の道化師が借り上げた部屋が315号室から215号室に、期間が10年間から15年間に変更。
  • 虹川は「赤い部屋」に宿泊しており、殺される場所もプールから部屋内に変更されている。
    • なお、殺され方も原作の「刺殺」から、長い杭状のもので貫かれ壁に磔にされるというエグイ形に変更された。
      • しかし、犯人が槍投げ選手の如く正確に虹川に向かって杭を投擲して殺害するシーンは、若干シュールギャグのように見えなくもない。
  • 北見花江の名前を、原作では芸名だった文月花蓮に統一。
  • 犯人の本名の北見蓮子を文月蓮子に、偽名の不破鳴美を兵頭鳴美にそれぞれ変更。
  • 前番組『銀狼怪奇ファイル』の登場人物である天神学園新聞部の面々が登場する。
    • 「雪夜叉伝説殺人事件」の際に『銀狼』の主人公・耕助と一が友人という設定が作られており、
      今回は「耕助から一のことを聞いて調査を依頼した」ということになっている。
  • 一が犯人をあぶり出すために劇を再現するシーンがカット。代わりに天神学園の生徒の協力を得て花蓮の無実を証明する証拠を入手するシーンが追加。
  • 蓮子と花蓮の両親は彼女達が17歳の時に他界した事になっている。
  • 麻薬貯蔵庫についてのエピソードはカット。
  • 花蓮の真意を伝えるタイミングを兵頭の自供後に変更。また、伝える相手を美雪に変更。


【アニメ版】

◇原作との違い
  • フミが同行している(原作ではこの時点では未登場)。佐木も異人館ホテル到着前から同行している。
  • 俵田刑事が登場せず、代わりに剣持警部が登場。
    • その為、一達が犯人に襲われた時は赤髭のサンタクロースからの手紙で外に呼び出されたに変更。
  • 劇名を「ナルシスの魔境」から「鏡の中の殺人鬼」に変更。
    • 劇中に「老女の娘(魔子)は一度家を出たが財産目当てに出戻った」「ピエロ(榎戸)は老女のせいで借金苦に陥った」「人形使い(市川)はメイド(花蓮)に想いを寄せている」設定が追加。
  • 劇団に猫の死体が贈られるシーンはカット。
  • 劇団の練習時、一が劇の練習を殺人と勘違いし乱入、万代の事を「自己中で傲慢な鬼ババ」と口にするシーンが追加。なお、フミも万代の事を「鬼ババ」と呼んでいた。
  • 本物の赤髭のサンタクロースの顛末が変更され、赤い部屋の中で薬物死させられた。
  • 虹川が狙ってるのは花蓮のみ。また、虹川が殺されたのは万代が殺害された数時間後になっている。
  • 虹川が亡くなった翌朝、雪村が宿泊客に劇の中止を謝罪している。
  • 辺見魔子の名前が市川魔子に変更され、市川玉三郎とは姉弟(幼い頃に親を亡くして万代に引き取られた)という設定になった。
    また、右頬の痣も見られない。
    • 市川玉三郎が人形越しにしか話さないことについて、「幼少期に万代に虐待された影響で人形を介して話すようになった」と理由付けされている。
      但し舞台のセリフだけは人形を介さず話せる。
  • 犯人に呼び出された一が美雪の部屋から自分の部屋に戻る時の行動が異なる。原作では佐木のイタズラだと思い、彼に文句を言おうと怒っていたが、アニメ版では犯人の標的が佐木である事に気付き、彼を心配して急いで戻っている。
  • 佐木竜太は犯人に襲われ、一時意識不明の重体となるが、死亡はせず一命を取り留めた。
    その為、ある意味犯人の殺害人数が減った事、金田一が仲間を失わずに済んだという点からして、この事件での数少ない救いになっている。
    • 首を絞められたあとバスルームに吊るされるという流れは原作と同じだが、首吊りではなく両手首を縛られた磔のような形で吊るされた。
  • それに伴い、犯人の(事件以前も含めた)殺害人数が5人→4人(+1人傷害)となった。
  • 花蓮死亡後、一と共に捜査する人物が美雪からフミに変更。美雪は佐木の看病で一時退場、あとでフミと交代で戻る。
  • 蓮子がチンピラを殺害する際、殺害方法が灰皿で撲殺に変更。そのためやや正当防衛っぽくなっている。
  • 上記の通り剣持警部が既に異人館ホテルにいるので、謎解きの際にホテルに来るのは明智警視1人に変更され、ホテルに来るまでの経緯も変わっている。
  • 一との面会時に蓮子は再整形しておらず、不破鳴美の時のままの顔になっている。
    • 声に関しても、原作では観念した後、花江と同じ声に戻したが、アニメ版では元から声は異なっており、虹川をおびき寄せた時の声も本来の声から真似た声に変更。
  • 麻薬貯蔵庫についてのエピソードはカット。
  • 万代と虹川に正体がバレるくだりが蓮子が万代と虹川を追い詰めて今、逮捕しようという時に偶然、部屋に入ってきた花江が「姉さん!」と驚いて口走ったに変更されている。
    • 驚いたとはいえ花江の咄嗟の言動が、アニメ版では、連続殺人事件に繋がるきっかけになったとも言える。

この項目を追記・修正せぬ者
必ずや後悔するであろう

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年04月13日 22:36

*1 1日あたりに直すと約2740円。異人館ホテルはそれなりに格式のあるちゃんとしたホテルだし、ルームサービスや食事、部屋の掃除や諸々の備品の交換などがついてくると考えれば、かなり格安である。

*2 公式ガイドブック2によれば、ウニ丼イクラ丼を奢ると約束したが、実際に奢ってもらえたのは屋台のラーメンだけだったらしい