登録日:2024/9/7(土) 22:34:59
更新日:2025/04/22 Tue 22:38:36
所要時間:約 7分で読めます
The classroomsとは、Hillcrest Games Inc・Xefier Games Incが開発したホラーゲームである。。
概要
舞台となっているのはカナダにある行方不明事件が起こった中学校。主人公ロバート・チェンは、その事件で消えた妹グレースを見つけるため事件が起きた廃校に向かった。
誰もいないはずの校内。だが地下の電気室にあるレバーを上げると突如空間が変化し、未知の空間に閉じ込められてしまう。
そこには悪意ある存在「エンティティ」がおり、ロバートはカメラを構えたままその空間を探検していく…という内容。
ゲームの映像=カメラに撮影された映像 であり、基本的には一人称視点。だがエンティティに捕まることによって死亡するとグロめのジャンプスケアが流れるため注意。
また深い水に落ちてもカメラが水没するため実質的に死亡判定になる。
なお、ゲーム内で入手できるアイテムは死亡・やり直し・チャプター選択の過程で消失せずインベントリに保持される(例外あり)。ただし持ち込みは種類単位で有限のため、不要なアイテムはドロップするなどのインベントリ管理が重要となる。
言語は英語、日本語、フランス語、イタリア語、ドイツ語に対応。
日本語訳の精度についてだが、水を湛えたプールがある「Poolroom」を「ビリヤード場」と訳する時点でお察しください。
エンティティ
このゲームの敵。SCPのような番号が付けられており「ARC〜」から始まる。
「エンティティ」という名前はBackroomsから取られていると思われる。捕まると基本即死するため個々に応じて対策が必要。
ARC-216「クロークドフィギュア」
黒いローブのようなものを纏った死神のようなエンティティ。恐らくプレイヤーが最初に遭遇するであろうエンティティ。
普段は透明なものの、プレイヤーに接近すると周囲の明かりを点滅させながら姿を現す。
しかし光が無いと活動できないのか暗い部屋では消えるため、もし現れたら周囲の明かりを消すのが良いだろう。
移動スピード自体は遅く、また出現も分かりやすいので対処は楽な部類である。こいつ単体であれば。
ARC-004「呪いの人形」
陶器で出来た赤子の人形。プレイヤーが見ている間は動かないものの、眼を離すとプレイヤーに向かって動き出すという
SCP-173のようなエンティティ。
見た目は可愛らしい(?)が性質は暴力的かつ残虐で、さらに大人以上に力が強いため一度組み付かれると振りほどくのは不可能。捕まると両目を抉り取られてしまう。
とにかく、笑い声とトテトテという足音を聞き逃さない事。扉を開けることが出来ないため教室などに誘い込み、扉を閉めて閉じ込めてしまうのが吉。
ただ、
たまにテレポートするので、閉じ込めたからといって最後まで油断しないように。
カスタムモードでは軍団(人形軍団)になることがある。中には燃えるもの(地獄人形)があり、最大で
7人もいる。
ARC-555「ピエロのスクリーチョ」
ピエロ衣装を着た人型だが、頭が丸ごと人間の耳のようになっているエンティティ。
その見かけ通り音に強く反応し、風船を割ったりガラスを踏んだりPCのマイクに声をかけたりするとものすごい勢いで向かってくる。マイクまで反応するため実況者泣かせである。
音以外には反応しないため、目の前にいても気付かれないことも多い。静かに歩いて回避したり、音の出る爆弾を使って遠くに行かせるのが良い。
捕まると頭を何度も床に叩きつけて潰されるか、至近距離で爆音を浴びせられてゲームオーバー。殺し方のまあえげつない事。また、カスタムモードにすると凶暴性が増し、多数のドアを破壊することも多い。設定によっては奇妙な動きをすることも。
ARC-011「ギャングラー」
ガリガリに痩せ細った人型のエンティティで、胴体に比べて異常に長い四肢で歩行する。よく見ると背中側と腹側が逆転したブリッジ体勢。
こう見えてある程度の知能があるらしいが、コミュニケーションの試みは成功していない。
というか意思疎通したくない。
基本的には決まったルートでエリアの巡回をするだけだが、光や音に反応し、プレイヤーを見つけると向かってくる。
動き自体はシンプルなものの、閉まった扉を破壊するだけのパワーがあるので注意。
ただ個室と壁の隙間など狭いエリアには入ってこれない模様。
捕まると大きな口で飲み込まれるような演出でゲームオーバーになる。
ちなみに全身が赤い個体(マングラー)も存在するが、能力的には同一。
なお、ギャングラー(Gangler)とは「ぎこちなく歩く(gangle)者」という意味。
間違ってもギャングではないし、体に金庫が付いていたりもしない。
ARC-608「スマイリー」
暗闇の中に顔だけが浮かぶエンティティ。
部屋の明かりをつけていたり、ライトを持っていたりすると出会うことは無いが、プレイヤーが近くにいると部屋の電気を消してしまう。
自分の意思で物体をすり抜けられるようで、扉を閉めても平然とこちらへ向かって来る。
また、近くにいるとライトが白色からオレンジ色へと変化したり、バッテリーが早く減ったりするため気を付けよう。
ARC-708「ささやきのワーム」
口が大きく裂けた人間の女性のような顔をした蛇のエンティティ。そのインパクトのある見た目から、恐らく本作で最も有名なエンティティ。
常に不気味な声で何事かを囁いているが、これは人間を誘き出すための行動であり言葉自体には何ら意味は無い。
視界がとても広く、動きもかなり素早いためひとたび捕捉されるとまず振り切れない。
ただし動いていないものは認識出来ないらしく、例え目の前であっても歩いたり走ったりしなければ気付かれることは無い(カメラの回転はOK)。まあ、こんな化け物を目の前にして動かないなど初見ではまず無理だろうが…
なおこちらに気付いてなくても触れればゲームオーバーになるので油断は禁物。
また長すぎる体が災いしてか急な方向転換も苦手で、直線の通路でも横をすり抜けられる場合がある。というか後述のカスタムモードではほぼ必須。
曲がり角でぶつかった?ご愁傷様。
ちなみに最近のアップデートで緑の体色に体長が一回り大きく、顔と声がよりおぞましくなった「アルファワーム」という個体が追加された(カスタムモード限定)。
ARC-706「ネクロピード」
ムカデの胴体に人形のような頭犠牲者の生首?が付いたようなエンティティ。捕まると締め殺されてしまう。
匂いに強く反応し、悪臭風船を割ってしまったり、悪臭爆弾を爆発させると猛スピードで向かってくる。また横移動だけでなく縦方向にも移動してくるため注意。
耳と目はそれほど効かないためそちらはあまり気にしなくても良い。
ARC-470「テナント」
石のような頭だけの姿に、目と口から赤い触手を伸ばしておりかなり気持ち悪い。検索注意。
口から出た触手で歩き回り、目から出た触手で周囲を探っている。
ネクロピード同様鼻がよく利くため、悪臭風船を割ったりなどすると物凄い勢いで突っ込んでくる。
さらにプレイヤーの体にくっつくヒルを生み出し、一定時間が経つと悪臭を放ち、ARC-470に場所を教える。ヒルはジャンプして踏むと倒せる。
ARC-⁇?
二足歩行のイルカのような見た目をしたエンティティ。恥ずかしがり屋のようでプレイヤーが近づくと大きな音を立てて消えてしまう。他のエンティティとは違いプレイヤーを襲うことはない。かわいい。
チャプター
このゲームのステージ。1つのチャプターをクリアしてエレベーターに乗ることで、階層を移動して次のチャプターに進むことができる。
またチャプター内でドライバーを見つけることで、安全な空間である通気口に入ることが出来る。危なくなったら利用するのが良いだろう。
チャプター1 The Classrooms
最初のチャプター。アメリカの学校のような見た目をしている。
黒板に謎の文字が書かれており、人気がしない不気味な空間となっている。
エレベーターの鍵を見つけて脱出するのが目標。
最初はARC-216のみが登場するが、鍵のある部屋でARC-004がいるため2体を同時に相手にすることになる。
しかし2体とも比較的対策がしやすく、他のチャプターと比べたらまだ簡単だろう。
チャプター2 The Library Rooms
2番目のチャプター。本がほとんどない図書館のような場所。
ARC-555が登場するため、音を立てないようにしなければならない。図書館ではお静かに。
道中にある風船やブーブークッション、ガラスを避けながら本を4冊見つけて返却することで脱出が可能。ちなみに風船はプレイヤーを追尾する機能が備わっている。高性能
本はアイテム扱いだが、死亡等でリスタートすると保持・返却共に進捗がリセットされるので要注意。
エッグタイマーを使うことでエンティティをわざとおびき寄せることが可能なため、上手く活用しよう。
チャプター3 The Bathrooms
トイレの便器や洗面台、シャワーなどが無秩序に並べられた、薄暗いタイル張りの空間。
空間のどこかにあるバルブを回して水位を上げ、木の板を浮かび上がらせることで脱出が可能。
エンティティが現れてもトイレに隠れるのは要注意。トイレの壁を破壊してそのままゲームオーバー…なんてことも。
通気口を利用して身を隠すのが良いだろう。
チャプター4 The Darkrooms
- 出現エンティティ:ARC-608、ARC-216、ARC-004
チャプター1と似たような空間だが、部屋が暗くなっている。
1でも登場したARC-216、ARC-004に加えてARC-608が登場。
脱出口が電気を帯びた水で塞がれているためブレーカーを落として電気を止めなければ進めないが、その分暗くなるためARC-608が襲いかかってくることがある。
また明るいところにのみ出現するARC-216/暗いところにのみ出現するARC-608 と性質が真反対のエンティティが同時に存在するためどちらにも注意しよう。スイッチのオンオフを見分けるのが大事。
チャプター5 The Poolrooms
- 出現エンティティ:ARC-708、ARC-011、ARC-216
広いプールのような空間。脱出口が小学校のプールのシャワーのように常に激しい水が降っている。そのため何も対策しないとカメラが壊れ、ゲームオーバーになってしまう。
もちろん水深の深いプールに入ってもダメ。入りたくても我慢しよう。
カードキーとゴーグルを手に入れ、カードキーで階段を起動させ、その上にあるARC-589という電子レンジのような機械を使用し、ゴーグルを防水ケースに変化させ、濡れないようにカメラを覆いながら脱出する…というのが目標。
プールということでかなり空間が広いため、ARC-708にとっては最高の狩場。見つかったら直線距離で逃げるのはほぼ無理なので、横に逃げるか、安全地帯のウォータースライダーを利用しよう。
また螺旋階段を起動すると赤いARC-011も出現。こうなると挟み撃ちに遭うのはほぼ日常茶飯事。
さらに螺旋階段の部屋で脱出口の鉄格子を開けるスイッチを押すと、ARC-216が出現。明るいエリアが多く電気を消す手段もないため、電気が点滅している箇所には注意して、他2体のエンティティにも気を配りつつ脱出口を目指そう。
カードキーとゴーグルの入手先は、倒れている人間から。服装からARC財団の者と思われるが、エンティティに襲われたのか内1人は顔中血塗れで倒れている。
チャプター6 The Playrooms
- 出現エンティティ:ARC-706、ARC-470、ランダム
アップデートで追加されたチャプター。電気が消えたハンバーガー店からスタートし、田舎のマックにあるようなキッズコーナーのトンネルに入り、そこを抜けるとアスレチックのような空間が広がっている。
チャプターで唯一上方向も利用可能な空間だが、アスレチックの外にはそこが見えない奈落が広がっている。落ちるともちろんゲームオーバー。
ARC-706が最初から徘徊しており、また🤢←こんな顔をした触れると悪臭を放つ風船が多数浮かんでいる。もちろん追尾機能が備わっている。
ジャンプなどを駆使して空間内を駆け巡り、電力室にあるアスレチックのヒューズをゲームセンターのヒューズに入れ替えるのが第一の目標。
次に空間内で集めた硬貨日本語版では何故か「狂人」表示を使い、ルーレットやバスケなどの様々なゲームに挑戦。クリアするごとにチケットが貰え、250枚集めると貰えるカードキーを使ってゲームセンター内の扉を開けよう。
そこにあるヒューズを先ほどのヒューズと合わせ、電力室の真ん中の部分にはめ込めるとハンバーガー店の電力が復活。エレベーターが使用可能となり脱出できる。
なお、アスレチックのヒューズを外すとARC-470が出現する。ゲームセンターが稼働した音につられて寄って行くためなるべく早くゲームセンター内に入ろう。
そしてゲームセンター内の扉を開け、バッテリーを取るとなんとランダムなエンティティが一体追加出現する。そちらにも気を配りながら脱出しよう。
また、道中には悪臭爆弾や臭いを消す消臭剤が落ちているため上手く活用しよう。ちなみに臭いが体についた時「臭いよ」というどこか優しげな表示が出る。
攻略には関係ないが、ゲームセンター内のテレビでハンバーガー店のビデオを視聴できる。映像は古く荒れているが、楽しげな歌に乗せて美味しそうにハンバーガーを頬張り、キッズコーナーのアスレチックやゲームセンターで遊んでいる子ども達が映っている。しかし映像後半、走っている途中で消えてしまう子供や、何者かに追いかけられる子ども、血塗れの顔を見て絶叫する2人の子供、何もない空間を1人彷徨う子ども、底なしの空間へと落ちていく子どもと明らかに不穏な描写がある。お化け屋敷みたいなアトラクションでもあったのだろうか。お化け屋敷ではありえないものも複数あるような気はするが。
最初は「チュートピアへようこそ!楽しみが終わらない場所へ」などといった普通の宣伝の文言だが、後半には「私たちは子供をすり潰して肉にする」「目玉をシートに縫い付ける、とても素敵だと思いませんか?」「もう家族に会うことは無いだろう」といった不気味な歌詞が…
もしかすると映像の子供達は…
チャプター7 ???
近日公開予定
余談
このゲームには「カスタムモード」というものがあり、なんと好きなチャプターでエンティティを好きな組み合わせで出現させられる。全部出現させたらこの世の終わりのような空間になりかなりカオス。また、エンティティ同士の仲も非常に悪いのか、一箇所にエンティティを集めたら、地獄絵図のように化す。
特にARC-216とARC-608の組み合わせが凶悪で、明かりを付ければ216が現れ、かといって消せば608が現れ…という四面楚歌に陥る。当然そうこうしているうちに他のエンティティも近づいてくるため、やり過ごせるかはほぼ運ゲーと化す。
それでもクリア報告があるのだから恐ろしい。
逆に全てのエンティティを出現オフにすることも可能。チャプターの観察やアイテムの回収に専念したい場合は利用するのも手。
追記:修正は空間を移動しながらお願いします。
- arcってだいぶ前にscpとの方向性の違いで離別した人達が作ったコミュニティじゃなかったか -- 名無しさん (2024-09-09 09:47:29)
- それはRCP -- 名無しさん (2024-09-11 21:29:55)
The classroomsはほんとに気持ち悪いモンスターだらけ👾
最終更新:2025年04月22日 22:38