藤井聡太

登録日:2023/02/01 Wed 15:00:00
更新日:2024/03/09 Sat 20:24:40
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藤井(ふじい)聡太(そうた)とは、将棋星から来た刺客将棋棋士(九段)。
杉本昌隆八段門下。
生年月日 2002年7月19日
愛知県瀬戸市出身。


来歴


幼少期

2007年、当時5歳の時に祖母から教えてもらったことをきっかけに将棋に目覚める。
同じ年の12月には将棋教室に入会した。
当時は読み書きができなかったため、符号を通して教本の内容を理解していた。

この頃は小学生大会によく参加しており、2011年の「全国小学生倉敷王将戦 低学年の部」で優勝。
2012年には「小学館学年誌杯争奪全国小学生将棋大会 3年生の部」に参加。この時、後にタイトル戦で戦うことになる伊藤匠とも対局している(この時は伊藤が勝利)。
この時にゲストで訪れていた森内俊之名人(当時、十八世名人有資格者)と高見泰地四段(当時、後に叡王を獲得)と一緒に撮った記念写真が残っている。

同年6月の奨励会入会を機に、同じ愛知県出身であり名古屋市で将棋教室を運営していた杉本昌隆七段(当時)に弟子入り。


この時期は奨励会に集中していたため小学生大会には不参加だった代わりに詰将棋解答者・作家としても活躍が目立った。
2014年には大人のアマチュアも棋士も参加する詰将棋解答選手権では史上最年少の小6で優勝。作る方でもコンテストで何度か入賞している。
これを機に他の棋士達にも注目されるようになり、この様子を見た谷川浩司九段(当時の日本将棋連盟会長、谷川は詰将棋作家としても有名)や伊藤果八段(引退棋士、詰将棋作家)は詰将棋は解く方に専念した方が本人の為になると杉本に助言を送っている。
先輩棋士の助言を受けた杉本は2015年以降、藤井の詰将棋制作をプロになるまで封印させている。(もちろん四段になってからは解禁)
同じ時期には史上最年少で奨励会初段に昇段する偉業も残している。

また藤井は杉本に平手(ハンデ無し)で勝利するようになっていた。そのため杉本は藤井にはもう将棋の技術に関して教えることは無いとし、その後は棋士としての立ち居振る舞い等の指南に注視されていたとのこと。後は良い出前先とか
実力が自身を超えたこともあってか、杉本はより強い相手と練習する必要があると考え、知人の三浦弘行九段*4に頼み込み、三浦の自宅で三枚堂達也四段(当時)*5も誘い四人で研究会を行ったりもした。
2015年には奨励会三段に昇段(史上最年少)する。


プロ入り

そして苦戦する人が大多数な三段リーグをわずか一期で通過し2016年に四段昇段(=プロ入り)。
史上五人目となる中学生棋士としてデビューし今まで「ひふみん」こと加藤一二三九段が持っていた最年少プロ入り記録を更新した。
それだけでも凄いがデビュー後から史上最多の29連勝を達成。
結果として藤井を含め将棋界に注目が集まったことから、この現象は藤井フィーバーと称された。

そんな藤井の活躍に興味を持ったAbemaTVは開設したばかりの『ABEMA 将棋チャンネル』初の大型企画として『藤井聡太四段 炎の七番勝負 - New Generation Story -』という番組の放送を決定する。
対戦相手は、(肩書きは当時)
  • 増田康宏四段(2016年度新人王)
  • 永瀬拓矢六段(2016年度棋聖戦挑戦者)
  • 斎藤慎太郎六段(2016年度勝率一位)
  • 中村太地六段(2012年度棋聖戦と2013年度王座戦の挑戦者)
  • 深浦康市九段(順位戦A級、王位3期)
  • 佐藤康光九段(順位戦A級、永世棋聖)
  • 羽生善治三冠(順位戦A級、七冠独占、永世六冠)
であり、この企画はいくら何でも中学生で且つデビューしたばかりで経験の少ない藤井には無謀な戦いであるとの声が大多数であった*6
しかし大方の予想を覆し藤井は6勝1敗の結果で終了。
非公式戦とは言え、この結果は多くの人々が彼が只者では無いと認識するようになる切っ掛けとなった。
なお藤井相手に唯一勝利した永瀬拓矢六段(当時、後に叡王と王座を獲得)は藤井の姿勢・才能に感銘を受け、VS(練習対局)を行う関係となった*7

デビューから一年後には朝日杯で公式戦初優勝を飾る(史上最年少)。準々決勝で佐藤天彦名人*8、準決勝で羽生竜王、決勝で広瀬章人八段*9と将棋界の最高のタイトルである竜王と名人の保持者を破っての堂々の優勝であった。
これが影響し五段に昇段から、わずか二週間ちょっとで六段に昇段。
ある出版社が藤井の五段昇段を祝う企画を実施したが、昇段が速すぎて早々終了せざるを得ない珍事が発生した。
さらに五段昇段の記念パーティをやる頃には竜王ランキング戦の2年連続昇級により七段になっていたのは語り草である。
同じ理由で新人王戦も最年少なのに参加資格ギリギリ*10という事情でこの年度のみの参加となった(結果は優勝ついでに最年少記録も更新)。
功績が称えられ、2018年度の将棋大賞では六部門*11で受賞した。

過去、中学在学中にデビューが決まった棋士は必ずタイトルホルダーになっていた先例があり、かねてより藤井のタイトル挑戦・獲得への期待が高かったが、
2020年度に行われた第91期棋聖戦でついに初挑戦。そのまま中学生棋士の先輩・渡辺明三冠*12に勝利し史上最年少の17歳11ヶ月でタイトル挑戦・奪取に成功
更に同じ年に行われた第61期王位戦で木村一基王位*13から王位を奪取。タイトル初挑戦・初獲得の年に二冠達成してしまった。ちなみに棋聖戦と王位戦ともに予選から勝ち上がっている。
本来、タイトル戦は現役中で一回でも取れる、挑戦できただけでも凄い物なのは明記しておく。
一般棋戦の方も朝日杯で三連覇達成し、銀河戦でも優勝している。

2021年度以降も勝ち取ったタイトルは全て防衛に成功し、抜群の成績でついに最高位の九段に昇段した(史上最速・最年少)。
ちなみに八段は昇段時、既にタイトル保持者だったので肩書としては一回も使わなかった。
2020年にNintendo Switchで発売した『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』では当然「藤井七段」として収録されているが
そのソフトが発売されて数ヶ月で七段では無くなっている。タイトルに藤井七段とか入れなかったのはもちろんこれを予想していたため。
ただ予約特典として藤井七段の署名がある扇子は制作されている。上にも書いたように直後に八段になってしまったため、ある意味でレア物である。
同年度は豊島将之竜王*14から叡王・竜王のタイトルを奪取し無冠に追い込み、渡辺からはさらに王将を奪い、四段昇段から四年程度で五冠を達成し棋士の頂点として君臨する。

2022年には順位戦A級に昇級。そのまま勝ち星を重ねた上、広瀬とのプレーオフを制し第81期名人戦への挑戦権を獲得。渡辺名人に挑む。
2023年に行われた第72期王将戦ではもう一人の将棋星人中学生棋士の先輩・羽生から挑戦を受けるがこれを退ける。
並行して行っていた第48期棋王戦では渡辺から棋王を奪取。これにより羽生に次ぐ二人目の六冠王となる(当然最年少)。
一般棋戦の方では朝日杯・銀河戦・将棋日本シリーズ・NHK杯で優勝し、四大一般棋戦年間グランドスラムを達成した(史上初)。なおNHK杯の決勝が放映された日は棋王の奪取が決まった日と同日(2023年3月19日の日曜日)である。

そして2023年6月1日、渡辺との第81期名人戦を制し名人を奪取。渡辺を無冠に追い込み羽生以来の七冠制覇*15を達成する。
第76期王座戦にも挑戦が決まるが、王座戦の相手は研究仲間の永瀬。王座戦4連覇中の永瀬はここで勝てれば永世称号の名誉王座を手にする絶対に負けられない番勝負であった。
藤井の将棋を知り尽くす永瀬に苦戦を強いられたが、持ち前の勝負強さで逆転勝利を掴み同年10月11日に王座を奪取。史上初の八冠制覇を達成した*16
この八冠制覇まで掛かった期間は、プロ入りから理論上最速で獲得した場合と比べて僅か一年遅くなっただけであった。それ以上に恐ろしいのはタイトル戦で挑戦・防衛ともに無敗であったことだろう。


棋風


居飛車党。現在は角換わりを得意戦法とするが、矢倉も相掛かりも指しこなせる。
棋士は研究対策対策で色んな戦法を使うのが一般的だが、藤井は毎局同じ戦法を使う傾向がある。

幼少期からの詰将棋経験で培われた終盤力が評価されており、この終盤力はデビュー当時経験の少ない藤井が勝利を重ねられた原動力となった。
短手数なら見ただけで瞬時に解けると言っており詰み筋を見抜く力は随一。そのためプロ入り当初は羽生から谷川を思わせる棋風と言われていた。

もっとも経験を積んだ2023年現在では序盤の精度・集中力・ひらめき、中盤の戦況分析に磨きがかかり、ますます隙が無くなっている。
早指しも強く、一分将棋に追い込まれても最善手を正確に指し続けた上で相手に悪手を指させるよう誘導する搦手(勝負手)も行い、これによる逆転劇も多い。

プロ入り前から人工知能(AI)に詳しい先輩棋士の千田翔太七段の勧めで将棋ソフトを活用した研究を行っている。
その影響か本人も「読みと形勢判断以外のものは基本的にいらない」と明言している。

前述の通り、幼少期に符号で将棋を覚えたことから、現在でも指し手を思考する際は脳内将棋盤では無く符号で考える。これは棋士としては珍しいとのこと。

何か持って回転させていないと思考がまとまらないらしく、幼少期は持ち駒を回転させて考えていた。それをやめさせる為に杉本は大量の扇子を藤井にあげている。

渡辺九段曰く「普段は結構独り言を漏らすが、詰み筋が見つかると急に黙る」とのこと。
棋聖戦の16連続王手をスカされて負けた時も「こっちが詰み筋だったはずなのに黙り通していて、あれこれ積まないの?と途中で混乱した」とか。

2度ほど「最強クラスのAIですら6億手読まないと最善手として評価しない手を数十分で見出した」と話題になったが、
実は本人が研究で使っているRyzen Threadripperで計算すると30秒ぐらいで6億手を読むとのことで、AI基準では大した数字ではないというオチ。


成績


昇段履歴

  • 2016年10月1日 四段・プロ入り
  • 2018年2月1日 五段 昇段理由:順位戦C級1組昇級*17
  • 2018年2月17日 六段 昇段理由:朝日杯将棋オープン戦優勝
  • 2018年5月18日 七段 昇段理由:竜王戦ランキング戦2期連続昇級
  • 2020年8月20日 八段 昇段理由:タイトル2期(王位、棋聖各1期)
  • 2021年7月3日 九段 昇段理由:タイトル3期(王位1期、棋聖2期)

獲得したタイトル

  • 竜王 2021年度~(3期)
  • 名人 2023年度(1期)
  • 王位 2020年度~(4期)
  • 叡王 2021年度~(3期)
  • 王座 2023年度(1期)
  • 棋王 2022年度(1期)
  • 王将 2021年度~(3期)
  • 棋聖 2020年度~(4期)
合計20期

一般棋戦

  • 新人王戦 2018年度優勝
  • 朝日杯将棋オープン戦
    • 優勝 2017~2018、2020、2022年度(4回)
    • 準優勝 2023年度
    • ベスト4 2019年度
  • 銀河戦
    • 優勝 2020、2022年度(2回)
    • 準優勝 2023年度
  • NHK杯テレビ将棋トーナメント 2022年度優勝
  • 将棋日本シリーズ
    • 優勝 2022~2023年度(2回)
    • 準優勝 2021年度

非公式戦

  • ABEMAトーナメント 2018~2021年度優勝(4回)
  • 新銀河戦 2022年度優勝(1回)


記録


歴代最年少記録

  • 詰将棋解答選手権チャンピオン戦優勝 - 12歳(小6)
  • 初段、三段~四段、六段~九段の昇段 - 四段(プロ入り)昇段時は14歳2か月(中2)
  • タイトルの挑戦および獲得 - 17歳10か月~11か月(棋聖)
  • タイトルの防衛 - 18歳11か月(同じく棋聖)
  • タイトルを複数獲得 - 18歳1か月(棋聖・王位)、その後の三冠から八冠まで全て最年少
  • タイトル戦の両対局者の合計年齢 - 42歳(2023年度第36期竜王戦、藤井は当時21歳で挑戦者の伊藤匠七段も当時21歳)
  • タイトルの獲得
    • 名人 - 20歳10か月
    • 王位 - 18歳1か月
    • 叡王 - 19歳1か月
    • 王座 - 21歳2か月
    • 王将 - 19歳6か月
    • 棋聖 - 17歳11か月
  • 一般棋戦の優勝
    • 朝日杯 - 15歳6か月(朝日杯を含む全棋士参加棋戦の最年少優勝記録)
    • 新人王戦 - 16歳2か月
    • 銀河戦 - 18歳2か月
    • 将棋日本シリーズ - 20歳4か月

歴代最多記録

  • 詰将棋解答選手権チャンピオン戦連覇 - 5連覇
  • 公式戦連勝 - 29連勝(達成したのはプロ入り直後)
  • 竜王戦ランキング戦連続優勝 - 5期
  • 年度勝率8割以上 - 6年連続(プロ入り後から更新中、トップ棋士で6割なら超一流とされる)
  • タイトル戦初登場からの連続獲得および防衛数 - 20期(更新中、単純な連続獲得防衛回数でも歴代一位)
  • 10代で獲得したタイトルの数 - 9期(現役中に1期でも取れれば十分偉業)
  • 同一年度での公式棋戦制覇の数 - 10棋戦(2022年度)

史上初記録

  • 棋聖戦に一次予選から参加しタイトルを奪取 - 第91期棋聖戦(2020年度)
  • 王位戦に予選から全勝(14連勝)してタイトルを奪取 - 第61期王位戦(2020年度)
  • 参加可能な一般棋戦全て優勝 - 2022年度
  • 全8タイトル獲得・挑戦・独占 - 2023年10月11日の第71期王座戦での王座奪取で達成
  • 21世紀生まれの棋士のタイトル戦登場・獲得 - 第91期棋聖戦
  • 21世紀生まれの棋士同士のタイトル戦 - 第36期竜王戦(相手の伊藤匠と共に)
他多数


その他


  • 同じく将棋棋士である藤井猛と苗字は同じだが血縁関係は無い。ただ藤井猛は上記の通り杉本とは縁が深い。

  • かなりの負けず嫌い。敗北した際はその悔しさが態度によく現れることでも知られる。

  • 多くの棋戦で優勝・タイトル保持を果たしている藤井だが優勝できなかった棋戦もある。
    それは加古川青流戦とYAMADAチャレンジ杯。二つとも低段の棋士のみ出場できる棋戦であり、藤井は二つ共ベスト8が最高記録となっている。
    上記の通り、藤井は高速昇段した結果、プロ入り約一年で出場権が無くなり再戦の機会を失ってしまった。

  • 鉄道マニアである。好きな車両は地元JR東海の313系8000番台。
    昔は藤井が将棋をやっている事を知らない同級生は多く、鉄道マニアとしての印象の方が強かったとのこと。

  • 好きなバンドはスピッツ。『魔女旅に出る』が一番お気に入りとのこと。

  • 将棋の研究用にパソコンを所持しているのだが、そのパソコンは自作している
    CPUはAMDのRyzenを活用していることを公言している。*18
    AMD側も認知しており、米国本社のCEOからメッセージが送られた他、お礼に最新のCPUもプレゼントされた。これが縁でAMD(正式には日本AMD)は藤井の個人スポンサーになった。
    さらに日本AMD自体が2022年の叡王戦から初の外資系企業としてタイトル戦協賛企業になった。

  • かつて放送されたドラマ『古畑任三郎』に将棋を題材にした話があるが、そこに登場した棋士が藤井によく似ており予言ではないかと一部で話題になった*19

  • 彼が話題になる少し前、将棋を題材としたライトノベル・TVアニメ「りゅうおうのおしごと!」が人気を博したのだが、これはこれで「10代でプロ棋士とかタイトルとかありえねーだろwww」等と当初は叩かれた*20
    …のだが、彼の登場によって全ての認識が覆ることとなる。
    タイトルを獲得した年齢であれば「10代で竜王」こと九頭竜八一は16歳4か月なのに対し、藤井氏は17歳11か月とフィクションを超えていないが、逆にプロ入りした年齢は八一が15歳2か月なのに対し藤井氏は14歳と2か月で上回っている。
    ……というだけで済めばまだしも、フィクションが防衛とか次なるタイトル挑戦とかしてる間に現実はものすごい勢いでかっ飛び続けた。
    こんなことがあって、「りゅうおうのおしごと!」単行本には帯のキャッチコピーに「現実に負けるな」だの「現実に追い抜かされそうなラノベ」だのというパワーワードが並ぶ羽目に。


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最終更新:2024年03月09日 20:24

*1 あとの2人は鈴木大介と久保利明

*2 上記の森内や羽生善治九段の好敵手だった強豪棋士だが、難病で若くして倒れた。

*3 女流棋士を含めたら室田伊緒女流二段と中澤沙耶女流初段がいる。また藤井のプロ入り後に齋藤裕也四段、今井絢女流1級がプロ入りしている。

*4 七冠独占時代の羽生善治九段から棋聖のタイトルを奪取し、順位戦A級に在籍していた強豪棋士。藤井猛の弟弟子でもある。

*5 当時、数少ない三段リーグ1期抜けをしプロ入りした新人棋士として注目された。後に上州YAMADAチャレンジ杯優勝・竜王戦1組に所属する。

*6 こんな無茶な企画に藤井が挑戦したのには、勿論自分に確固たる自信があるのも大きいだろうが、四段という立場ではまだこうした上位の強豪棋士と対局できる機会は滅多になく、非公式戦とは言えそれをさせてもらえるのは期待が込められているのと同時に大変名誉ある事である。

*7 VSは藤井の地元でやる場合、杉本の実家で行うことが多いらしい。何度も往復した結果、関東所属の永瀬は名古屋駅の終電の時刻にはかなり詳しくなったそう。

*8 羽生から名人を奪い、当時2連覇中。

*9 王位戦では予選から勝ち上がりタイトルを奪取した実績を持ち、2018年度の竜王戦で羽生から竜王を奪取し彼を無冠に追い込んだ棋士である。

*10 前年度終了時点でタイトル戦未出場、26歳もしくは六段以下。藤井本人は資格決定時時点では六段だったが、2018年5月に七段昇級で来年度以降の参加資格を失った。

*11 勝率一位・最多勝利・最多対局・新人・連勝・特別

*12 初めてタイトルを獲得して以来、常に何かしらのタイトルを持っているトップ棋士の一人。この時点では棋王、王将、棋聖の三冠。

*13 木村は何度もタイトルに挑戦している実力者だが、前年度の王位戦で46歳にして初タイトルを獲得(初タイトル獲得年齢では史上最年長)したばかりであった。

*14 数少ない竜王・名人となった経験を持つトップ棋士の一人。

*15 羽生の当時は七冠=全制覇なのでニュアンスは異なる。

*16 今年度の四大一般棋戦の優勝者は決まっていないので、10月11日時点だと参加可能な全公式棋戦でタイトル保持・優勝している事になる。

*17 残念ながら、ここだけは最年少昇段になっていない。最年少五段記録は加藤一二三

*18 AMDから提供を受けるまでは3990Xを使っていた。ちなみにお値段はCPUのみで定価で50万円弱。現在は師匠の杉本に研究用として譲渡したとの事。

*19 その棋士を演じた角田英介氏は当時24歳。

*20 もっとも、実際には当時から10代のプロ棋士は過去から現在にも多数存在しており、10代でタイトルを獲得した棋士も前例があった(羽生が当時19歳で竜王を、屋敷伸之九段が当時17歳で棋聖を獲得)ので、別にありえないことはない。