登録日:2024/12/16 Mon 3:20:00
更新日:2024/12/20 Fri 01:24:38
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『うたわれるもの ロストフラグ』とは、2019年11月26日にサービスを開始した。
スマートフォン向けアプリゲームである。開発はAQUAPLUS。
◆概要
『
うたわれるもの』シリーズ初のスマートフォン向けゲーム。
トゥスクル、ヤマトなどが存在するこれまで描かれてきた国々とは全く別の世界を舞台に、『
散りゆく者への子守唄』『
偽りの仮面』『
二人の白皇』『モノクロームメビウス』といった歴代シリーズのキャラ達が登場するクロスオーバー作品。
本来出会うはずのない人物、起きなかった出来事、様々な「もしも」を内包した世界で新たな物語が幕を開ける。
また、痕・WA2やTH2といった自社コラボも度々行われている。
バトルシステムは従来のシミュレーションRPG(いわゆるマスゲー)ではなく、アプリゲーらしいタクティクスボード形式。
セミオートでバトルが進行し、連撃の発動タイミングのみプレイヤーが操作する。
めんどくさい人はオート操作にして眺めてもいい。
また『ロスフラ』は公式で「究極のサブゲー」を謳うほどにプレイ時間がかからないゲームである。
日課となるミッションのほとんどにスキップチケットが使用でき、そのスキチケも大量に手に入るため、ミッションの消化だけなら5分とかからない。
戦力を強化しやり込もうと思うなら、周年記念を軸に半年周期で実施される廻逅祭ガチャで抜きんでて強力なキャラが実装されるのが恒例となっているので、それを中心に考えるといいだろう。
◆ストーリー
気付けば、自分は上も下もわからぬ暗闇の中にいた。
果たしていつからここにいたのか、そしていつまでここにいるのか。
声はどこにも届かず、残された意識さえ暗闇に溶け落ちるかと思えたとき、一条の光が射す。
誰かが呼ぶ声が聞こえる……
そんな思いに駆られ、必死に光に手を伸ばした先にあったのは見知らぬ奇妙な星空だった。
そして、その腕の中にいたのは天を指す二本の角と赤き瞳の少女。
止めどなく血を流し生死の境をたゆたう少女は彼に問う。
「黒い仮面……? あなたが……私の……」
血に縛られし一族の姫と名を失いし男の運命への叛逆が始まる。
◆キャラクター
○主要人物
主人公。旧人類。客人。
シリーズ伝統の記憶を失ったヒト耳主人公。
左目周辺が竜を象った黒い仮面に覆われている。
ここでないどこかから来訪した客人であり、義理堅く失うことのない強い心根を持つ男。
恩あるミナギのため調停者としての仕事をこなしながら。彼女を呪われた血の宿命から救うべく奮闘を続けている。
「アクタ」という名前は、織代から受けた「お前は取るに足らない塵芥だ」という言葉に対し「ならば俺はアクタである。お前がくれた名だ」と反骨の意思で名乗った物。
ヒロイン。クムナカラザ族。
アクタを拾った龍の角を持つ少女。
この世界の絶対者である織代の娘であり、次代の織代と目されている。
織代のような超常の力は持たないが、一族固有の特性として瀕死状態からでも他者を快癒させる血を持つ。
織代の継承者は人間性を喪失し、己が血族を皆殺しにしてしまうというと知り自死を図ろうとするが、アクタとの出会いから宿命に抗うことを決意する。
教団大社近くの貧民窟で幼い孤児達を束ねている少年。
遺跡調査の依頼でアクタ達と関わることになり、遺跡に現れたタタリの件を経て仲間となる。
火葬を生業とする烟師の少女。
炎を操る異能と、首を落とされたくらいでは時間稼ぎにしかならない不死性を持つ。
蔓延する疫病の調査のためとある村を訪れたアクタ達と出会い、同行することになる。
オンカミヤリュー族。客人。
『散り唄』でハクオロ達と敵対したディーの、ウィツァルネミテアに取り憑かれる以前の姿。
物腰は柔らかだがどこか腹の底が読めない男であり、アクタからも警戒されている。
この世界では、その飽くなき探求心から織代を探った結果破滅しかけるが、そこをアクタに救われ仲間入りする。
アクタの実父と自称する、言葉を話す謎の三本足のカラス。
本人曰く、この地におけるヒト達を作り出した者で、つまりは旧人類。
何らかのアクシデントのため元の体を失くしカラスの体に魂が入り込んでしまったらしい。
○教団
教団や調停者の元締めを務める当代の宮司。
イエナガからアクタのお目付け役として派遣された代理人形。
ミナギの母親にして、この世界における神にも等しい権能を持つ女性。
あらゆる者の願いをかなえてはいかなる者が破滅しようとも一顧だにしない価値観においてもヒトと隔絶した存在。
気まぐれで幸を齎すこともあれば、願われたからというだけで国を滅ぼす現人神。一方でその心は非常に不安定で、複数の人格が存在するかのような振る舞いを見せる。
○その他
客人。
メインストーリーではシケリペチムを興す前の若かりし頃の姿で迷い込んだ。
戦闘狂ぶりは老年期に輪をかけて激しくなっている。
◆用語
ここでないどこかから来訪した歴代のうたわれキャラクター達。
多くは謎の霧に飲み込まれることでこの地に出現している。異なる時間軸からの同一人物や、全く違う人生を歩んだ姿など多様なバリエーションがある。
織代を現人神とし、政を執り行う巨大な宗教団体のようなもの。
国交内外で揉め事が起こった際は教団から代行者として“調停者”が派遣される。また複数の調停者を束ねるリーダー格として“旗長”という役職が存在する。
ミナギや織代の属する種族。旧人類の手で龍をモチーフとしてデザインされた亜人であり、その血は龍血と呼ばれ他者の傷を癒す効果がある。
一族のオリジナルを作ったのは鴉だが、時代を経る過程で遺伝子が変化し、女性しか存在せず単位生殖で子供を産んでいる。
鴉曰く、(織代の神の如き力も含め)このようなことは本来あり得ないとのこと。
織代の継承者は人間性を喪失し、己が血族を皆殺しにしてしまうというが……
一度に大量の血を失ったクムナカラザはその身を化け物へと変える。
これが「クムナカラザの呪い」だが、実は常に化け物に変わろうとする身体を血の効能が抑えているという分析が正しい。
老いによる血の劣化でも変容は起こってしまうので、そうなる前に織代が我が子と己が姉妹を喰らい若く新鮮な血を奪い尽くす。それが継承の儀の真実である。
周囲から代替わりしていたように見えたのは、継承の儀を終えた織代が容姿を娘のものに変えるためであり、先代宮司のスリクリ曰く現在の織代は一世代前の三姉妹、その長女に瓜二つであるそうだ。
織代の中には歴代クムナカラザの魂が存在し、時に入れ替わり時に鬩ぎ合っているのである。
余談だが彼が作る亜人は空想上の生物をモチーフにしていることが多く、特殊な部分もまた多い。
スズリ(不死鳥モチーフ)のオリジナルも彼の手によるものである。
旧時代の遺跡などから発見された、いそうでいなかった
アンドロイド種族。
高度なサポートAI(遺跡もとい研究室の管理AIなど)が普及していた旧時代において、それでも先を求めた一部の研究者が「魂」まで含めた人間の再現をしようとした狂気の落とし子。
その過程で人間の精神を移植することで成った個体もいることが示唆されている。
追記・修正お願いします
- ゲームをスマホから取り戻すんちゃうんかったかい -- 名無しさん (2024-12-16 07:52:30)
- ストーリー自体はちゃんとうたわれるものやってるし、オリジナルのキャラも魅力的。それを全部駄目にするレベルでゲーム部分がハイパーインフレ起こしてるのがね -- 名無しさん (2024-12-16 11:12:04)
- シナリオは面白いしキャラも魅力的なんだけどゲーム部分が非常に凡雑。正直今でも何やってんのかよくわからん。 -- 名無しさん (2024-12-16 12:57:49)
- グラフィック部分じゃなくてダメージ処理でフリーズやクラッシュするのがもうね。シナリオだったり世界観の方面は相当にミッシングリンクの回収と示唆できてるのだが -- 名無しさん (2024-12-16 17:54:33)
- マジで戦闘要らん ガチャのためだけにあるようなもん -- 名無しさん (2024-12-17 08:14:25)
- 正直戦闘部分は必要経費位に思っていい、ゲームの魅力の99.9%はシナリオ -- 名無しさん (2024-12-18 13:25:24)
- 原作ファンから金を搾り取るために作られたクソゲー -- 名無しさん (2024-12-18 23:56:16)
- クソと思ってる人はおらんよ。ストーリーやキャラは人気だもの。戦闘がこれほど要らんソシャゲは珍しいってだけで。 -- 名無しさん (2024-12-19 10:23:47)
- アプリでわざわざコンシューマのストーリー読ませられるようにしてくれてるからマジでストーリーが重要。というか大元辿ればエロゲーな訳だし。 -- 名無しさん (2024-12-19 10:30:05)
- 初代のストーリーにオリキャラ捩じ込むとか言う暴挙なのにシナリオ力でねじ伏せてファンに認めさせたジュウニとか言うヒロイン -- 名無しさん (2024-12-19 10:48:53)
- オリ主SSというか過去作のリフレインとも言えるのに、アンタならしゃーないと思わせたライコウとかいうライバル -- 名無しさん (2024-12-19 13:46:34)
- ちなみに課金はほぼいらない、運営に対するお布施位に思っていい -- 名無しさん (2024-12-19 13:57:19)
最終更新:2024年12月20日 01:24