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スマートフォン

登録日:2023/05/16 Tue 11:27:00
更新日:2026/08/13 Thu 08:40:57
所要時間:約 17 分で読めます




スマートフォンとは、従来の携帯電話(セルラー電話)にさらに高度な機能を加えたモバイルデバイス。
日本語では「スマホ」と略される事が一般的。古い人間は「スマフォ(・・)」と呼ぶ。
直訳すると「賢い電話」。(言葉が生まれた時代の)主流の携帯電話より「賢い」のでその名がついた。



歴史


1990年代に個人情報端末(PDA, personal digital assistant)という物が誕生した。
分かりにくい人は「持ち運べる超簡易版ノートパソコン」と思えばOK。
これに電話機能を付けたのが「スマートフォン」であり、日本ではウィルコム(現・ワイモバイル)が2005年12月に発売した「W-ZERO3」が初のスマートフォンだとされている。
この頃は今以上に“ポケットコンピューター”という雰囲気で、画面の下部にはスライドして使う物理的なキーボードが付いていた。
その為、利用者層としてはビジネスパーソン向けで、令和の現代みたいな一般的なものでなかった。

ここに至る以前、世界初のスマートフォンとされるのがIBMが開発した「Simon」である。
1992年、ラスベガスの展示会『COMDEX』でコンセプトモデルが発表され、1994年に一般販売された。
タッチスクリーンを搭載し、電話・メール・FAX・PDA機能を統合した、まさに携帯電話+PDAの先駆けとなる端末だった。
開発者はIBMのエンジニア、フランク・J・カノーヴァで、後にPalmへ移籍し PDA・スマートフォン文化の発展に寄与した。
しかし、アプリの追加ができないため、PDAですらないという意見もあって世界初のスマートフォンの呼び名には異論もある。
また、「スマートフォン」という名称自体は、1996年にNokiaが発売した「Nokia 9000 Communicator」に対して使われたのが起源とされる。
1999年にはBlackBerry、2000年代にはSH2101V(Zaurus OS 搭載)など、PDA機能を持つ携帯が一部で登場し、NokiaのSymbian OS、Windows Mobile、Palm OS など多様なスマートフォンも登場し、スマートフォン市場が徐々に形成されていった。

転機が訪れたのは2007年。
アメリカのApple社は、iPodの機能を併せ持ち「直感的な操作体系を実現する」為に、全面タッチパネルを採用したスマートフォン『iPhone』を発表した。
タッチパネルを搭載し、従来型とは違って縦向きではなく横向きでも使用できる事から、アプリケーション開発の自由度が大幅に向上する事になった。

こうした新機軸が評価され、他社もiPhone方式への転換が進んでいき、現在の主流の形に落ち着いた。
この『iPhone』の登場は21世紀を代表する技術革命の1つの出来事として、後世にも語り継がれるであろう。


ハードウェア


SoC(システム・オン・チップ)

PCと違ってスマホはサイズ的な限界もあり、様々な機能を制御する部品を非常にコンパクトに纏めなければならない為、CPUにGPUやモバイルネットワーク接続機能などスマホに必要な機能を一通りくっつけた「SoC」(システム・オン・チップ)というパッケージ単位で開発される。
SoCの性能はスマートフォンの性能を決める上で重要な要素である。現在は以下の2社がメジャーとなっている。
また、一部のメーカーでは自社開発したチップセットを搭載するケースも見られる。

  • Qualcomm(クアルコム)
モバイル業界ではトップシェアを誇る、アメリカの半導体企業。
チップの設計のみ自社で行い、生産を他社に委託する形式を取っている(このような企業を「ファブレス企業」と呼ぶ)。
Snapdragonの開発・販売元であり、この会社のCPUのベンチマークスコアはその年のスマホのスペックを占う上で一つの基準となる。

Snapdragonシリーズは型式名に付く数字によってスペックのランクが異なる。具体的には、
◇400番台/4シリーズ:エントリー~ミドル程度の格安スマホ向け
◇600番台/6シリーズ:ミドル~ミドルハイ程度
◇700番台/7シリーズ:ミドルハイ~準ハイエンド
◇800番台/8シリーズ:ハイエンド帯の高級機仕様
と位置づけられる。
近年では6シリーズと7シリーズの間にミドル機種向けの『7sシリーズ』が登場したり、さらに細分化されつつある。
一見7シリーズと同等のグレード感はあるが、600番台~6シリーズに産毛が生えた程度の性能。

大多数のアプリはこのSnapdragon上で動作させる事を念頭に置いて開発される為、他社製のチップセットとの相性が悪いアプリも散見される。

  • MediaTek(メディアテック)
スマホ業界においてQualcommに次ぐシェア率を誇る、台湾の半導体企業。こちらもファブレス企業。
どちらかというとQualcommよりも廉価なモデルを中心に展開する会社で、昔は安かろう悪かろうでとにかく安価に大量供給できるプラットフォームとしてのイメージが強かったが、2026年現在では価格の割にカタログスペックが高い傾向にある。
かつてはマイナーメーカーの格安系スマホやミドルレンジ系ハイコスパスマホでの採用ケースが目立ったが、2020年代に入ってからは有力なスマホメーカーのハイエンドでも使用され始めている。

現在の主力製品は、ミドル~ハイエンド帯の5G対応スマートフォンまでを広くカバーするDimensity
また、5G機能を持たない事で格安路線を突き進むHelioもある。

  • その他
それ以外で比較的目にしやすいものといえば、
◇中華系格安スマホやタブレットなどにも採用される「UNISOC」
Galaxyシリーズを擁するSAMSUNGが独自開発する「Exynos」
◇GoogleのPixelシリーズで使用される「Tensor*1
◇在りし日のHUAWEIの象徴だった「Kirin」シリーズ
……などだろうか。
iPhoneは伝統的に自社開発した「Apple silicon A」シリーズのチップセットが搭載されている。


サイズと外観

片手で扱える程度の大きさ、言い換えれば親指で画面の端から端まで届く大きさに収まっている。
重量も160g~200g程度で過剰な重さを感じないように設計されている。
2010年代半ばには一般的なスマホより大きい「ファブレット*2」と呼ばれる機種が流行ったが、すぐに廃れた(片手で操作し切れない為)。

ボタンは基本的に電源と音量調節以外存在しない。ただその2つのボタンを組み合わせてスクリーンショットが撮れるといったように、できる限りの機能を盛り込んでいる。
かつてのiPhoneでは画面下部にホームボタンが、Android機では同じく画面下部に物理ボタンを搭載する機種もあったが、2026年現在はほぼないといっていい。

機種次第ではここに標準的なステレオイヤホンジャックを備え、有線イヤホンが使える場合もあるが、薄型化が進み、Bluetoothイヤホンの普及が進んだ近年では省かれるケースが大半。


ディスプレイ

ディスプレイの直感的な操作はスマホの特徴の一つといえる。かつては液晶だったが、最近は有機ELが主流。
これは有機ELの方が省電力だからだが、おかげで黒が一番自然に見えるようになり、アニメも美しく楽しめるようになった(有機ELディスプレイでは、黒色の部分が完全に消灯している為)。
現在は動画・ゲーミング需要の高まりで、90Hzや120Hzといった高リフレッシュレート駆動(動画がより滑らかに)に力が注がれている。
形状は2026年現在、16:9の動画をノッチやエッジの曲面に被せずに表示できるように、16:9より縦に伸ばした20:9程度の縦長が主流。

iPhoneでは前面カメラ以外の部分を画面領域にする「ノッチ」を採用し、当初はAndroid勢も追従していた。
しかし、Android勢は見栄え重視でApple以上にノッチの小型化を進め、遂に前面カメラを画面内に埋め込むまでに至っている*3


センサー

多くのスマホには加速度センサーとジャイロスコープが備わっている。これにより画面回転を自動制御している。
また環境光センサーで画面の明るさを自動で調整している。
さらに画面ロックのための生態認証が組み込まれている。
Android機は指紋認証と顔認証の両対応が主流。指紋認証の手法は「独立した指紋センサーを前か後に配置」「電源ボタン兼用」「画面内に埋め込む」とメーカーによってバラバラ。
iPhoneはかつては指紋認証だったが、現在は顔認証のみが主流であり、指紋認証は2026年の現行機種では「iPhone SE」系列以外使えない。


バッテリー

大半のユーザーが最も懸念している箇所。
大画面に情報を表示しながらGPSや4G/5G/Wi-Fiといった高速通信などを並行するのがメインになりがちなスマートフォンは、その性質上電池食い虫である。
省電力設計にもできなくはないのだが、そうすると性能が下がってしまうので根本的な改善とは言い難く*4、モバイルバッテリーを持ち運ぶ人も多くいる。
ポケモンGO』が配信開始された時は、モバイルバッテリーの需要も爆発的に高まり各地で品薄になったのは記憶に新しいだろう。

近年はSoCとOSの進化、電池容量の増加でだいぶマシにはなってきており、黎明期のスマホによくある「一晩置いただけで何十パーセントも電池が減っている」「1~2時間動画を観ただけで電池残量警告」といった世紀末な事態は起こらなくなった。
しかし、それ以上にさらなる高速通信規格の台頭や前述のカメラやディスプレイ、その他アプリ側の高性能化に伴って電力消費が増えつつある事、ハイエンド級のSoCを搭載したスマホだとSoCによる電力消費も馬鹿にならず、依然として難しい課題となっている。
「ならそれを見越して大容量の電池を積めよ」と思うだろうが、
  • 昔より技術が進んでいるとはいえ、未だに大容量の電池はかなりの重量と体積を占める
  • でかい電池だと使用に伴う発熱もそれだけ大きくなり、冷却機構も大型にしないといけない
  • SoCなどの部品からの発熱の対応も、限られたスペースで並行せねばならない
……という制限があるせいで、肝心要の携帯性を保つ為には電池容量が頭打ちになってしまう。
2026年現在では「ハイエンド&電池長持ち」と謳われている機種でもせいぜい5~6000mAh程度で頭打ちになりつつある。
確かに10000~20000mAh級の特大バッテリー搭載を売りにしたものもあるが、かなりの大型(というか分厚い)で重く扱いやすいとは言い難く、発熱による故障なども多いせいで主流になるほどの人気は獲得できず、一部の中華メーカーが細々と出している程度に留まっている。

他にも、電池交換が(ほぼ)できない点も課題。
スマホに搭載されている『リチウムイオン電池』は、充放電をだいたい300回繰り返すと寿命を迎えてしまう*5
使用頻度によってまちまちだが目安として2年程度、ハードに充電を繰り返していると1年くらいで寿命を迎えてしまう。
バッテリーの性質を理解し、適切な充電習慣(20%で充電を始め、80%まで来たらやめる……など)を心がけるなどした場合でも5年持てば上々である。
こうなるとバッテリーの電圧が不安定になってすぐ充電が無くなったり、十分な残量があるはずなのにいきなり電源が切れたり、中の電解液の劣化により多量のガスがバッテリー内に充満して膨張したり(所謂『妊娠』『ハマグリ現象』)してとても危険であり、速やかに新しい機種に変えるか電池の交換が必要。

スマホ黎明期にはユーザーが手軽に電池を交換できる機種も多かったが、今は内部構造の複雑化や無線の技適や法令の関係で、認定された業者以外では交換どころか分解自体できなくなっている。
基本的にメーカーに送付して交換してもらう事になるが、遠方に送る場合は短くない期間を要したり、初期化に同意しなければならなかったりと、かなり不便。
iPhoneなら町中のApple修理店などでお買い物がてら電池交換ができたりするが、Androidの場合はなかなかそうもいかない。
最近ではAndroid機の修理も可能な業者も増えてきたが、有名なXperiaやAQUOS、Galaxyシリーズなどならともかく、知名度の低いスマホだと分解のノウハウがない為に断られたり、可能であっても部品の取り寄せで長く待たされたりと、多種多彩なAndroidデバイスへの門戸は2026年現在においても広いとは言い難い。

自分で交換しようにも、まずバッテリー自体が一般ユーザーの手に渡る事を想定しておらず、Amazonにあればラッキーな方で、ほとんどの場合は海外の通販サイトをトラブル覚悟で利用せざるを得ない。
バッテリー自体も、出処の怪しい自称純正品や非純正の互換バッテリーばかりであり、安全面や性能などに不安が残るものも多い。
バッテリーを入手できても技適の基準で素人がそう簡単に交換できない構造にされており、専用のドライバーやピック、ヒートガンといった器具が必要。
目に見えるネジを取ればパカっと蓋が取れるような単純なものはほぼなく、ディスプレイにヒートガンの熱風を当てて本体との接着を弱めながらピックを挿しこみ、慎重に開けなければならない機種が大半を占める。
当然、少しでも力加減や温風の当て具合を誤ればディスプレイはその場で「ごりん終」。
開けられたからと勢い余ってディスプレイと基板を繋ぐケーブルを引きちぎってお釈迦になったり、ようやくバッテリーにご対面できたと思えば接続がよりにもよってはんだ付けだったり、バッテリー自体が強力な粘着テープでくっついており、無理に剥がそうとしてバッテリーが損傷して文字通り火を吹いたり……
なんて惨劇に見舞われて、愛機にトドメを刺すのがオチだろう。バッテリーからの出火による火傷や火災といったリスクも十分ある。
よしんば交換できたとしても、認定外の人間が弄くると改造行為になり、メーカーのサポートを一切受けられなくなる(痕跡や判別用の機構で簡単にバレる)他、最悪の場合は電源を入れた時点で技適や電波法違反で処罰される可能性すらある。

なのでぶっちゃけた話、スマートフォンは上記のリスクを冒してまで無理にバッテリーを交換するくらいなら、恐らく多くの利用者が端末のローンを払い終える頃だと思われる3~4年程度で機種変更してしまう事を推奨する。
Androidだと謹製のGoogle Pixelシリーズでもない限り3年以上アップデート(OS・セキュリティパッチ問わず)をしてくれるメーカーが少ないので尚更だ。
機種変更して4Gや5Gが使えなくなってしまった端末でも、録画機能を使用してのドライブレコーダー代わりやSDカードに音楽を詰め込んでBluetoothを利用したオーディオプレーヤーなど*6、オフライン専用機種としてはもちろん、Wi-Fi通信は充分活用できるので無駄にならない。

近年では各メーカーもそのあたりを意識しており、
  • Xperiaシリーズの『いたわり充電』
    • 充電を90% or ユーザーの任意の数値で停止する
  • AQUOS・arrowsシリーズの『インテリジェントチャージ』『ダイレクト給電』
    • 充電を90%(arrowsは85〜80%)で停止し、それ以降&ディスプレイ点灯時は電源からバッテリーを介さず直接スマホを駆動させる
  • Galaxyシリーズの『Pause USB Power Delivery』
    • 一部ゲームアプリ使用時、かつ45W以上のUSB PD接続時に電源から(ry
  • Pixel・iPhoneシリーズ
    • Pixel 6a/iPhone 15以降から80%で充電を停止する機能が使える(iPhoneは80~100%の間で5%刻みで上限指定が可能)。
……など、満充電を防ぐなどの機能が搭載した機種が増えつつある。
これを活用するかしないかでバッテリーの寿命がかなり変わってくるので、是非とも活用しよう。

そして近頃はモバイルバッテリーを中心により性質が安定し、長寿身な半固形リチウムイオン電池やナトリウムイオン電池といった新製品が採用されており、一刻も早くスマートフォンにも採用される日を待つばかりである。


カメラ

目玉要素として各社しのぎを削って強化合戦が行われている。
背面カメラと前面カメラの2つを搭載する。

背面カメラは撮影をする為のカメラ。
「大は小を兼ねる」という理由なのか、最近はレンズが巨大化する傾向にある。
この点に関しては「もう画質は十分で、これ以上スマホが重量化するのは嫌だからそもそもカメラなどどうでもいいから、電池持ちの方を優先して改善して欲しいので控えて欲しい」という意見も一部では出ている。
また、望遠用や広角用などの複数のレンズを搭載するのも一般化している。
これは厚みの関係から光学ズームができず、ズームしていくと画質の低下が避けられないための処置。

現在では下手なコンパクトデジタルカメラ顔負けの性能の機種がザラにあり、簡易的な画像編集機能が付いていたり、画像編集アプリも多数配信されている。
RAWデータでの保存が可能な機種もあれば、本格的な画像編集も可能である。
従って、「趣味でカメラを持つ人やプロフォトグラファーでも無ければスマホで充分」と言われる事も多い。

前面カメラは元々ビデオ通話への対応の為に搭載されたが、証明写真機やプリント俱楽部(プリクラ)みたいに撮影者が自身の顔を見ながら撮影できるので「自撮り」という文化を生んだ。
ただ、画質自体は背面カメラに比べると劣るので、ソフトウェアによる補正で短所を補っている。
近年は契約の際の本人確認や、PCと連動させて簡易Webカメラとして活用される事も。


アクセサリー

人によってはスマホにケースを装着する。比較的安価なゴム製または軟質プラスチック製のケースから、ゴム製のパッドと硬い外殻を組み合わせたより高価で頑丈なケースまで多岐にわたる。
あるいは手帳型と呼ばれる、本のようなケースを取り付ける人もいる。
ケースは防塵や防水といったスマホの保護であったり、クレカを差し込んで財布代わりとする目的で装着する。

他にも充電器やモバイルバッテリーといったバッテリー関連のアクセサリーも人気。
充電器はイヤホンと共にスマホと同梱される事が減っている。環境保護が理由であるが、ユーザーの批判が相次いでいる。


ソフトウェア


OS(オペレーティングシステム)

携帯向けのOSはモバイルオペレーティングシステム(MOS)と呼ぶ。
2026年現在の主流は、Googleの『Android』と、iPhoneに搭載されている『iOS』である。
両者の詳しい特徴についてはリンク先を参照。
お亡くなりになったものとしては『Blackberry』『Windows Phone』『Firefox OS』『Symbian OS』など。

PCと同様にOSが時折更新される。Android機は各機種の発売から2~3年程度、iPhoneは最大6年程度行われる。


アプリケーションソフトウェア

通称アプリ。携帯向けのアプリを「モバイルアプリ」と言ったりも。
生産性向上から娯楽まで幅広いアプリが日々生まれている。
AndroidはGoogle Play、iOSはApp Storeからインストールするのが普通だが、それ以外にも様々な配信アプリがある。安全性は保障できないが。
なお、上に挙げた配信アプリを含め、出荷時からインストール(プレインストール)されているアプリもある。


AI(人工知能)

2020年代の空前のAIブームに駆り立てられ、スマホにAIを埋め込む機運が高まっている。
2024年にサムスンがSamsung Galaxy S24にGalaxy AIを搭載したのを歯切りに、GoogleやAppleも自社開発のAIを自身のスマホに組み込んだ。


モデル


昨今では様々なメーカーから様々なブランドのスマホが販売されている。その性能は千差万別であるのだが、大きく3つに分ける分類法が知られている。
名前 価格帯 SoC性能 RAM ROM
ハイエンド(フラッグシップ) 15万~ 12GB~16GB 256GB~2TB
ミドルレンジ 5万~15万 8GB~12GB 128GB~256GB
ローエンド(エントリー) 5万以下 4GB~8GB 64GB~128GB
ただし、上の表はあくまで一例であり、時代や場所によって基準が大きく異なる。また、上記に挙げてない点(カメラなど)でも差が大きい場合がある。

メーカー(モバイルベンダー)別に分ける方法もある。以下に代表的なモバイルベンダーとブランドを示す。
シェア値はStatCounter調べ(2026年4月地点)。インターネットアクセス数を基準としている。
モバイルベンダー ブランド グローバルシェア 国内シェア
Apple アメリカ iPhone 32.55% 59.65%
Samsung 韓国 Galaxy 19.11% 7.8%
Xiaomi 中国 Xiaomi
REDMI
POCO
8.69% 3.93%
Vino 中国 X
V
Y
T
5.55% 1.46%
Oppo 中国 Find N
Find X
Reno
A
5.59% 圏外
Realme 中国 GT 3.76% 圏外
Motorola アメリカ razr
edge
g
e
3.32% 0.77%
Google アメリカ Pixel 2.36% 12.95%
Huawei 中国 Pura
Mate
Pocket
nova
1.7% 圏外
Sony 日本 Xperia 圏外 2.52%


社会への影響


既にPCの普及は進んでいたとはいえ、スマートフォンの登場によって、それまであまり普及していなかったインターネットが世界に大きく普及する要因となり、インターネットが社会資本として完全に定着する要因となった。
X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTokといったのSNSの普及もその象徴である。

カメラ機能も兼ねている事とインターネットに常時接続している強みから、撮影という行為に対するハードルも大きく下がり、個人が撮影した写真や動画が上記のSNSや動画サイトを通じて共有されるのは日常茶飯事。

2026年現在のインターネットは、PCよりもスマートフォン経由で使用する人の方が多くなっている。
Webサービスを提供するにも、PCとは別に最適化されたUIにするのが2026年現在は主流。
その為、スマートフォンを持っている事を前提にしたサービスの提供が急増している。

スマートフォンは多くの電子機器の機能を兼ね備えた事から、結果的に専門性が極めて高い物以外は市場から減少傾向にある。
代表的なものならデジタルカメラ*7やデジタルオーディオプレーヤー*8、カーナビゲーション*9など。
AppleもiPodの発売を2022年に終了した。

アニヲタ目線で言えば、インターネットを通してアニメの公式配信が増えた事が恩恵として挙げられるだろう。
以前は深夜アニメを視聴する場合、テレビ局を通して提供される都合上、地域格差が問題になっていたが、スマートフォンの普及により加速したインターネット環境の整備と需要が追いついたおかげで普及が進んだ。
これにより、テレビを通した視聴ではないが「地方民はアニメが見られない問題」は2026年現在ほぼ解決している。アニメに限らず他の番組も同じ。
その影響か、近年は「深夜」という括り自体が形骸化している気も……

一方で、マナーの悪いスマートフォンの使い方をする人も後を絶たない。
歩きながら、車や自転車を運転しながら、スマホに夢中になるあまり起こるトラブルが後を絶たない。携帯ゲーム機・携帯電話「まるで成長していない…
極端な例だが、トラックを運転しながらスマホを操作していたら、目の前の車を2kmに渡って引き摺り続けた事に全く気づかなかったなんて事件も起きている。確実にクビである。

良い子のアニヲタはながら状態でアニヲタWikiの追記・修正などしないように。
ましてや片手で自転車を操作、もう片方でスマホを持って覗き見、そしてヘッドフォン着用などという数え厄満状態なんぞもってのほかである。


サブカルチャーでの使用


かつてはPDAで悪魔を召喚していた高校生や、お化粧箱やら変身ステッキで行われていた魔法少女の変身も、今やスマホで行われる時代である。
ガラケーで変身していたヒーローもスマホに変えた。そして「スマホの形をしたオモチャ」が販売される。
他にもアプリで触手を召喚する、画面を見せただけで洗脳する、タップ1回で時間停止するなど、お手軽なエロ導入アイテムとしても活躍している。


スマートフォンをモチーフにしたアイテム、キャラクター



似ているが違うもの


タブレット端末

スマートフォンと同じOS、アプリを使えるものがあり、全面タッチパネルという点も同じ。
スマホよりも大画面な点を生かし、絵を描ける筆圧感知対応のスタイラスペンとパソコンのように使えるキーボードが純正で用意されている事が多い。
Wi-Fiに加えてSIMカードを入れる事でモバイルデータ通信に対応している機種も存在する。一部は通話機能にも対応し、巨大携帯電話としても使用可能。


スマートウォッチ

タッチパネルやOSを搭載した腕時計
2015年にApple Watchの発売で知名度を得たが、実は1990年代にカシオが電卓付き腕時計を、2004年の時点でNTTドコモが携帯電話の受信を通知してくれる電子腕時計を発売していたりと、ルーツ自体は結構古い。
スマホほどの機能には期待できないが、体温や心拍数、運動カロリー計算など、「着用者と密着している」事を強みとしている。
一方で電池切れが起きやすい、スマホと同じく試験会場に持ち込めない、定期的に携帯やパソコンと同期しないと時間がズレるなど、腕時計としてはかなり扱いにくい。
ダイエットを検討しているアニヲタ諸君は購入をおすすめする。




追記・修正はスマートフォンでお願いします。

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最終更新:2026年08月13日 08:40

*1 かつてはExynosの派生。

*2 「フォン」と「タブレット」を組み合わせた造語

*3 iPhoneが2026年時点でもノッチを廃止できないでいるのは、高性能な顔認証システムを搭載している為。

*4 OS側にも「バッテリーセーバー」などの省電力モードがあるが、これをONにすると一部機能が制限される。

*5 ここでの「1回」とは、電池を100%分充電する事を指し、技術的には「1サイクル」と呼ばれる。

*6 音質にこだわるという人も、最近ではUSB端子から接続できる小型のポータブルアンプ(いわゆるドングルDAC)が販売されており、スマホから給電するのでバッテリーの消耗は早まるが、2~3万円程度のスタンダード帯のオーディオプレーヤーと同等の音や出力を得られる。

*7 いわゆるレンズの交換が可能な「デジタル一眼/一眼レフ」や、レンズ交換不可のものでも「RAW出力可能でフォトショップで編集可能、絞り・シャッタースピードなどのマニュアル設定が可能」なごく一部の高級機は明確な優位性があるので残っているが、昔主流だった「押せばOK」的なコンパクトデジタルカメラはスマートフォンに需要を根こそぎ奪われ、趣味用途以外では絶滅傾向。

*8 こちらも「音質やパワーを出せるよう高品質のアンプやDAC搭載、microSDカード対応で512GB以上対応可能」などの高級機は中韓メーカーを筆頭に今でも個性的なものが発売されている。なおそれらに関しても「制御OSとしてAndroidを使用している」事が多く、SIMカード未対応なのでスマートフォンではないが、ストリーミングサービスや動画も高音質で楽しめるよう中身的にはほぼ一緒だったりする。

*9 カーナビは自動車にあらかじめ組み込まれたものであればさすがにそちらが優先を優先する人もまだまだ多いが、車載ナビがない場合はスマートフォンで代用される。近年はスマートフォンを車と接続して専用のUIで動かすディスプレイオーディオが登場した事もあり、カーナビに代わって自動車のオプションにも搭載され始めている。