エタニティ(ラストオリジン)

登録日:2024/12/23 (火曜日) 23:19:36
更新日:2025/05/16 Fri 12:16:53
所要時間:約 12 分で読めます





永遠の時を、ただご主人様と共に。


エタニティとは、ソーシャルゲーム『ラストオリジン(Last Origin)』に登場するバイオロイドの1人である。
CV:岩松泉(全年齢版)


基本プロフィール

所属:エニウェアシリーズ
タイプ:重装型
役割:保護機
身体年齢:不明
身長:171cm
体重:62kg
BATTLE STYLE:Special nanny
WEAPON:HMG ‘R.I.P’
攻撃力:S  速度:C  攻撃頻度C
サポート:B+  持久力:A 防御力:A+


キャラクター概要

三安産業のバイオロイドシリーズの一つ、エニウェアシリーズの一人。
「ゆりかごから墓場まで」という言葉を体現した、一人の主人に一生涯使えることを前提に作られたメイド型バイオロイド。そのため、料理、教育、その他様々な技術を非常に高いレベルで習得しており、その腕前は専門のバイオロイドたちからも評価されている。
三安のバイオロイドの中でも最高級品だったが、売上そのものはあまり芳しくなかった模様。

髪型はウェーブがかった銀髪のロングヘアー。左右に一本ずつピンク色のメッシュが入っている。
デフォルトの服装はメイド服のようだが、何故かエプロンが透明になっており、エプロンの下はほぼ下着状態。エプロンに隠れて?いない部分は黒いタイツで覆われているものの、かなりエグめのハイレグだったり淫紋にしか見えない刺繍だったり、ロングスカートなのに前方が開いた構造のせいで何も隠せていなかったりと、やはりラスオリかというような煽情的な衣装となっている。
体型は当然のごとく身体つきはむっちむちの爆乳。後ろの棺も相俟って長身に見えるが、意外にもそれほど高身長という訳ではない。

武器はごついガトリング砲。手に持ったもののほかに、身の丈ほどの大きさの棺の中に合計3丁ものガトリング砲を装備している。
戦闘時には棺を開いてガトリング砲を一斉掃射し、敵を一網打尽にする。
棺そのものを振り回して鈍器として使う事もでき、雑魚相手なら弾薬節約のためにそれだけで掃討してしまうことも。

前述の通り、エタニティは一人の主人に仕えることが前提である。しかしバイオロイドの寿命は人類よりずっと長く、したがって多くの主人はエタニティより先に逝ってしまうことになる。
その場合、主人を看取った後は、死んだ主人と一緒に生きたまま埋葬されるのが定め。
彼女が普段持っている棺からガトリング類が抜き取られ、そこに主人と一緒に入れられて埋葬される。その後は窒息するか餓死するかの二択となる。
主人の遺言や命令によってそれができなかった場合は一般的に三安に戻されるそうだが、その後どうなるかは不明。

ちなみに、これに関してエタニティは特に何か思うことは無いらしい。それどころか自分から進んで主人と一緒に棺に入りたがっており、それはオルカに加わったエタニティも同様。
しかし、イベント「光届かぬ聖域」を経て考えが多少変化し、一緒に棺に入るのもいいが生きている主人公とも一緒の時を過ごしたいと思うようになった。


ゲーム上の性能

アクティブスキル1:乳母のマシンガン
アクティブスキル2:安らかにお眠りください
パッシブスキル1:2人用の棺
パッシブスキル2:献身的なメイド
パッシブスキル3:機先を制する

以下、スキルレベル10を前提とする。

アクティブスキル1の乳母のマシンガンは射程3の単体攻撃。攻撃と同時に対象の防御力を35%ダウンさせる。効果は3ターン持続し、しかも重複するので何度もガトリングをぶち込めばそれだけ防御力が下がっていく。
献身状態の時はさらに自分の防御力を9.99%増加させ、憤怒状態の時は代わりに対象の防御力80%ダウン(これも重複可能)、ついでに被ダメージダウン効果を解除する。

アクティブスキル2の安らかにお眠りくださいは射程4の縦3×横2の範囲攻撃。保護無視かつ広範囲を攻撃でき、憤怒状態なら与ダメージが79.99%アップする。
スキル名は武器の名前である「R.I.P.」から由来していると思われる*1

パッシブスキル1の2人用の棺はエタニティの一つ下のマスにいる味方にのみ効果を及ぼし、戦闘開始時に被ダメージ50%減と被害無効化2回分を付与。さらにラウンド開始時に指定保護を付与する。
また、その味方のHPが25%以上なら自身を献身状態にし、さらに相手が攻撃機か保護機なら攻撃力79.99%アップ、支援機なら行動力30%増のバフを与える。
25%以下の時は種類を問わずに対象の防御力を79.99%アップさせ、自身を憤怒状態にする。

パッシブスキル2の献身的なメイドは戦闘開始時に自身に解除不可の戦闘続行を付与するスキル。発動時にはHP80%の状態で復活することができる。
また、ラウンド開始時に自身の防御力を55%アップし、被ダメージ60%減を付与する。
献身状態の場合はさらに自身の防御力25%、被ダメージ20%減、解除不可の効果抵抗80%まで付与される。

パッシブスキル3の機先を制するはラウンド開始時に自身の攻撃力を30%アップさせ、防御貫通35%を付与するスキル。
憤怒状態の場合はさらに自身の攻撃力を50%アップ、防御貫通45%、解除不可の反撃が付与される。

強い。ものすごく強い。
具体的に言うとエタニティを基準に全キャラの性能が上方調整されたぐらい強い。ラスオリ界の五条悟

まず攻撃面については、アクティブ2の「安らかにお眠りください」が恐ろしく強い。
攻撃範囲が3×2の6マスとかなり広く、火力自体も申し分ない威力なのに憤怒状態だとさらにダメージが上昇する。とりあえずこれをぶっぱしておけば大抵の雑魚は消し飛ぶ攻撃となっている。
アクティブ1の「乳母のマシンガン」に関しても単体火力としては十分な威力に加えて防御デバフまで叩き込んでくる。
パッシブ3の「機先を制する」の効果で自身にバフを与えるので威力はさらに増し、憤怒状態では防御貫通と反撃効果まで付与されるのでただでさえ高い火力をさらに上昇させてくれる。

次に防御面。指定保護の効果が自身の下にいる一人にしか使用できないという弱点はあるものの、重装保護機ということもあって防御もHPも非常に高く、パッシブ2の献身的なメイドの効果で自身に防御バフと戦闘続行を与えるため、生半可な攻撃ではびくともしない頼もしいメイドとなっている。

最後に支援面ではパッシブスキル1の「2人用の棺」が光る。
献身状態では攻撃機と保護機には攻撃バフ、支援機には行動力バフを付与し、憤怒状態では代わりに防御バフを付与する。倍率も高水準かつ保護もあるため相方を徹底的に強化・支援してくれる。

保護機と言いながら攻撃も支援もできる万能メイドとなっており、実装当初から大暴れしまくって運営が動く事態となってしまった。そこでエタニティをナーフするのではなく他全部を強化する方向に走るあたりラスオリ運営らしいというか……

強いて弱点を挙げるとするなら「支援範囲が狭い」ことがネックになるだろう。
非常に強力な支援効果を持ってはいるが、その恩恵を受けられるのはエタニティの下にいる一人だけであり、それ以外のキャラはエタニティのバフも保護も受けられない。
また、重装型というのもあって行動力が低く、AP消費が激しいのも欠点と言える。エタニティの、というよりは重装型共通の弱点だが
そのため運用の際には、
  • 添えておくだけで重装型を大幅に加速させてくれるレモネードアルファ
  • 味方のAPを変更して強制的に行動させるスキルを持つ鉄血のレオナ
あたりの単独で鈍足ぶりをカバーできるサポーターを隣に立たせておくのが基本。

ちなみに2024年に新規ユーザーのログインボーナスが修正されたことで、新規ユーザー全員にエタニティが配られるようになった。
序盤は本当にエタニティのアクティブ2をぶっ放すだけで事足りるうえ、編成次第では高難易度ステージでも活躍してくれるので、新人ユーザーにとっても最初から最後まで頼りになるメイドとなっている。


スキン

現在実装済みのスキンは3種類。

オルカドッグ、エタニティ

「他のキャラクターとの衣装交換」というコンセプトで、フェンリルと衣装を交換したスキン。
主人公の冗談を真に受けた結果、フェンリルから犬の仕草を教えてもらい、つけ耳も脳波と連動させることでピコピコ動かせるようにしてあるなど完全に犬になりきっている。
まあ、肝心のフェンリルは犬ではなくオオカミなのだが……まあ可愛いからいいか

水着コンテスト:休暇

オードリーと宝蓮によってコーディネートされたエタニティの水着衣装。
水着スキンの例に漏れずやたらめったら布面積が少ない。R版では普通に乳首が見えてる……というか最初から隠していない。

ミスオルカ:北極星

外伝ストーリーで披露した小悪魔風の衣装。一対の角と翼がついたネグリジェといった雰囲気で、カラーリングはエタニティに合わせてか白を基調にしてまとめられている。
滅亡前の男性の好みを調査して多くの仲間に手伝ってもらいながら用意した衣装であり、エタニティはこれを着て主人公を誘惑し……。


劇中のおもな台詞

「思いに耽るのが趣味でして……、つい夢中になってしまうんです。ご迷惑をおかけするようですし……これ、直さないといけませんね。」
「助けていただいたことには感謝しております。」

「ご主人様と一緒に棺の中で永遠に眠るという想像です。」
「はぁ……想像しただけでもロマンティックで……」
「ふふ……」
イベント「光届かぬ聖域」での台詞。
半ば強引にアザズに連れられてコウヘイ教団の教会に向かうことになったエタニティとドラキュリナなのだが、エタニティは妄想ですぐに周りが見えなくなってしまい、その度にドラキュリナが無理やり引き戻すこととなった。
基本ずっとこんな雰囲気なのでドラキュリナからは「陰キャ」呼ばわりされている。

「それと今回の件で一つ気付いたことがあります。」

「私は、ご主人様と棺の中で永遠を過ごすよりも、今生きているご主人様と一緒にいることを望んでいるようです。」
「必ず……生きて、生きたご主人様にもう一度お会いしたい……。」
同イベでの台詞。
様々な冒険と死の危険を経て考えが変化し、生きて主人公に会いたいと思いを改めて自覚した。

「ご主人様を誘惑する方法を勉強しました。」
「ご主人様が温かいお風呂で体を温めていらっしゃる間に、私はご馳走を準備します」
「そして、ご主人様が大好きなスチールラインオンラインを……はい?ダメ…なのですか?」
エタニティの外伝ストーリー「北極星 No.北極星」での台詞。
主人公に思いを伝えるためにアザズやドラキュリナたちの力を借りて準備し、ついにドラキュリナの寝室で主人公を誘惑……というところで指向性スピーカーでアドバイスをしていたドラキュリナに止められた。
「男のしたいことをさせろ」というアドバイスから考えたようだが……この流れでネトゲ三昧はドラキュリナ先生的にもアウトらしい。

「え……死にそうなのですか?」
「嬉しい…。まさかこんなに早くご主人様と棺に入れるだなんて。では、すぐに棺を持ってまいります。」
同イベントでの台詞。
「仕事がダメとか言われたら、俺死んじゃうんだけど……」と呟いた主人公に対する台詞。
生きているご主人様と時を過ごしたいが、それはそれとして棺インは喜ばしいと思っている様子。

「ご主人様。」
「最近はオルカで過ごす毎日が……」
「楽しいです。生きているという実感が湧いてくるのです。」
「昔はご主人様とともに永遠の眠りにつくことだけを夢見ていました……」
「ですが、今は死後の世界でオルカの皆さんに会えないのは悲しいかもしれない……と思うようになりました。」
同イベントでの台詞。
ランバージェーン、エルブンフォレストメイカー、ゴルダリオン、キルケー、オードリー、テイラー、ソワン、ポップヘッド、そしてアザズにドラキュリナ。
主人公に思いを伝えるために多くの仲間の手を借り、その中で主人公だけでなく仲間たちとも友情を育んだエタニティ。
普段はマイペースで何を考えているか分かりづらいが、その内心にはしっかりと親愛の情が芽生えていた。

「こうして私たちが出会えたのはご主人様がいらっしゃったおかげです。」
「だから、それと同じように死後の世界でも……ご主人様さえいらっしゃれば、皆さんと再開できるような気がします。」
「道に迷った旅人を導く星のように。」
「永遠に続く死後の世界でもまた会えるよう…私たちの北極星になってください。」
「いつまでも一緒にいましょう。」
「たとえこの世界が終わっても……永遠に。」
「愛しています。ご主人様。」
同イベでの台詞。
仲間たちと友情を深めた結果、仲間たちと引き合わせてくれた主人公への思いをさらに募らせ、「主人と永遠の時間を過ごす」という願いは「主人と仲間たちと一緒に永遠の時間を過ごす」へと変化した。


関連人物

司令官

ラスオリの主人公。
エタニティにとってのご主人様で、一緒に棺に入って永遠の時を過ごすのを楽しみにしている。
オルカに仲間ができて以降は仲間と自分たちを導く存在であると考え、さらに思いを深めている。

解体者アザズ

PECSのゴールデン・ワーカーズに所属する夜行性メカニック。
イベント「光届かぬ聖域」にてエタニティ、アザズ、ドラキュリナの三人で冒険して以降なにかとセットで登場する。
会社も得意分野も趣味嗜好もまったく異なるのだが、天然でマイペースな性格が噛み合ったのか、恐ろしく波長が合う。
エタニティの死にまつわる喩えをアザズが機械用語で返すなど、一見会話になっていないように見えるのだが、何故か話が通じている。

ドラキュリナ

PECSのビスマルクコーポレーションに所属する女優型バイオロイド。
イベント「光届かぬ聖域」にてエタニティ、アザズ、ドラキュリナの三人で冒険して以降なにかとセットで登場する。
マイペースすぎるエタニティとアザズの二人に振り回される苦労人ポジション。当初はただ二人に半ば強制的に連れ回される形だったが、その後はなんだかんだで仲良くなり、エタニティのために司令官を誘惑する方法を勉強するなど二人のために行動することも。その代償として自室を魔改造されたりもしたが


余談

2022年には韓国においてミス・オルカ2022*2では堂々の第一位を獲得、日本でも同年の年末マイオルカTVにて「司令官が最も多くプレゼントしたバイオロイドBEST3」「スキン販売BEST3」の二部門で一位、「副官に設定された戦闘員BEST3」では第三位と合計三部門で入賞を果たしており、彼女の人気の高さが伺える。

韓国では髪の両側のピンク色のメッシュが毛染めされた犬に似ていることから、韓国で犬の名前としてよく使われる뽀삐(ポピー)というあだ名がつけられている。
フェンリルとの衣装交換もこれが元ネタになっており、当初はラビアタの裸エプロン衣装と交換する予定だったらしい。

2023年9月に韓国釜山で行われたコラボパブイベントにて、他のキャラクターと一緒に試案イラストや作成秘話が公開された。それによると、棺に施された装飾はグスタフ・クリムトの「接吻」をイメージしているとのこと。また、初期案のショートカット版エタニティも見ることができる。
同年10月にはYouTubeの韓国版公式チャンネルにてイベントで展示されていたイラストが公開されているので韓国まで足を運べなかった人たちも問題なく見ることができる。

2023年5月には全年齢向けのASMRボイスドラマ 「エタニティ -ひと時の永遠-」が発売している。





追記・修正はエタニティと永遠を共にしながらお願いします

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最終更新:2025年05月16日 12:16

*1 「Rest in pace」の略で、死者に対する「安らかに眠れ」というメッセージ。

*2 ラスオリでの人気投票のイベント名。