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更新日:2025/05/06 Tue 10:55:57NEW!
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三安産業とは、ソーシャルゲーム『
ラストオリジン(Last Origin)』に登場する企業。
通称「三安」。
◇概要
韓国を拠点とする企業グループ。会長はキム・ジソク。友人のアダム・ジョーンズと共同設立し、ジソクの経営手腕とアダムの技術力、そしてバイオロイドの製造開発によって瞬く間に世界でもトップクラスの企業へと上り詰めた。
「三安」の名前はアダムが考えたもので、「世界、国、家族の平安を願う」という意味が込められている。
「三安産業」「三安電子」「三安重工」の三社で構成されており、特に三安産業は世界でバイオロイドを初めて作った企業である。
「
ブラックリバー」「
PECSコンソシアム」と並ぶ三大企業の一つであり、それらの中でもバイオロイドシェア率No.1を誇る。
他企業に比べればバイオロイドに対する扱いは
比較的まともだったが、そのぶんやらかしの一つ一つが世界規模。
元ネタはおそらく韓国に実在する企業「三星グループ」。
日本ではスマホ・PCパーツ・家電などで有名な「Samsung」の呼称のほうが馴染み深いだろうか。
◇沿革
年代 |
出来事 |
2049年 |
ジソクとアダムが共同で三安産業を設立。 |
2052年 |
三安産業が世界初のバイオロイド「エヴァ・プロトタイプ」を発表。 |
バイオロイドへの想定以上の反発と赤字を受け、ジソクがバイオロイドを商品として展開することを決定。 |
ジソクとアダムとの関係が悪化。 |
2053年 |
三安産業内でアダムとエヴァの遺伝子を用いて造られたバイオロイド「ケイン」が公開される。 |
2056年 |
「ケイン・プロジェクト」が中止。 |
三安産業がバイオロイド「ラビアタ・プロトタイプ」を発表。バイオロイド産業の需要が高まり始める。 |
2061年 |
アメリカで「エマソン法」が可決。これによりバイオロイドは主人だけでなくすべての人類からの命令を拒否できなくなる。 |
各国政府もそれに倣い「エマソン法」と同様の法令を可決。 |
「エマソン法」に関する一連の事件の中で三安を含むバイオロイドを扱う企業は大きな打撃を受け、政府への不満を増大させる。 |
2066年 |
ブラックリバーがアダムを拉致。三安に対し革新技術の開示を求める脅迫状を出す。 |
アダムはブラックリバー側の要求を拒否し、拷問の末死亡してしまう。 |
政府と対立していた三安は新たな敵対関係が生じるのを避け、ジソクはブラックリバーから補償を受けた上で協定を結び、事件を隠蔽。 |
2070年 |
PECS関連企業の一つであるマレーシアの文化人形社が政府の規制に反発し、武装バイオロイドを用いて政府を転覆。 |
これに倣い各国でバイオロイド関連企業が一斉蜂起を起こし、政府はそれを弾圧。 |
アンヘル・リオボロスが『5つの神聖なる宣言』と呼ばれる声明を発表し、各国政府との戦争を開始。三安および伝説サイエンスがこれに同調し、第一次連合戦争が勃発。 |
三安産業はコンスタンツァ S1とバニラ A1を中核とした軍を編成。東アジアの各国政府軍を打ち破り始める。 |
2071年 |
ブラックリバー・三安産業・PECS・伝説サイエンス・ハイランドの5社が企業連合を結成。 |
企業連合は政府に対抗し、基本的権利(特に財産権)を守るため最後まで戦うことを宣言する。 |
2075年 |
PECSがイギリス、三安産業と伝説サイエンスが日本と韓国を降伏させる。 |
アメリカ・フランス・ロシアも企業連合と条約を締結(事実上の降伏)。第一次連合戦争は企業側の勝利となる。 |
企業側の勝利により政治の主導権は政府から企業に移り、世界は企業を中心とした支配が行われるようになる。 |
2080年 |
北朝鮮が崩壊、それに乗じて企業が北朝鮮に進出。三安産業も北朝鮮を強権的に支配し、バイオロイド開発のために蒐集した数多くの遺伝子の保管庫としていた。 |
2101年 |
三安企業のバイオロイド「アクア」とその主によってゴビ砂漠で金属生命体「Metal Parasite NW101」が発見される。 |
三安産業がNW101の研究を開始。 |
PECSのレモネードおよびブラックリバーの080機関がこの情報を入手。NW101を奪取する作戦を決行し、失敗。 |
PECSおよびブラックリバーとの抗争が長期化すると考えたジソクが自社バイオロイドの武装化を命令。企業連合が内部分裂し、第二次連合戦争が勃発。 |
2111年 |
ウランウデ研究所で研究されていたNW101が突如動き出し研究所のメインコンピューターを掌握。空に信号を送り、鉄虫が襲来。 |
第二次連合戦争はなし崩し的に終戦。人類は団結して鉄虫に対抗する滅亡戦争を開始する。 |
2114年 |
鉄虫に加えてさらにヒュプノス病が流行。人類が滅亡する。 |
関連人物
キム・ジソク
三安産業の会長にして創業者。研究開発のアダムに対しジソクは会社の経営・運営を担当していた。
幼い頃にDV被害に遭っており、家から抜け出した先でアダムの家族に拾われた。そのため、アダムとその妹とは幼少期からの付き合いである。
三安を立ち上げたのはとある目的によるもので、ジソク自身も実のところそれ以外には興味がない。
というか、普段は取り繕っているだけで中身は冷徹かつ野心家。バイオロイドに対してもただの人形としか思っていない。
彼の墓(という名の研究施設)にはあるものが残されており、本編ではこれが司令官にとって重要な役割を果たす。
アダム・ジョーンズ
ジソクの友人で、三安をジソクと共同で立ち上げた。
ジソクとは幼少期からの付き合いで、ジソクの兄を自称している。
元々オリジンダスト研究の第一人者で、それを応用してバイオロイドという存在を生み出した張本人。
ラビアタ・プロトタイプの産みの親であり、彼女にとっては父親のような存在。
アダム自身も産みの親という立場のためか、バイオロイドに対して普通の人間と同様に接していた。
三安の頭脳とも呼べる存在だったが、それ故ブラックリバーに目を付けられ拉致された挙句技術を吐くよう要求される。
しかしアダムはブラックリバー創業者のアンヘル・リオボロスを嫌っていたためこれを拒否。結果アダムは拷問の末死亡するという悲惨な最期を迎えた。
エヴァ
アダム・ジョーンズの妻。
アダムとは大学時代からの知り合いであり、そのまま結婚した。
自らの身体をバイオロイドに改造し、結果として世界最初のバイオロイド「エヴァ・プロトタイプ」となった。
しかし、ジソクの策略によりバイオロイドから人権が剥奪され、元々は人間だったエヴァからも人権が消失。アダムとの結婚も白紙となった。
バイオロイドとなったことで寿命が延び、またヒュプノス病への耐性も獲得していたため、主人公である司令官が見つかった現在まで生存している。
アミーナ・アタルヤ
アダムの助手として働いていた女性。
エヴァがバイオロイドとなりアダムとの婚姻関係を失った後、アダムと結婚しアミーナ・ジョーンズとなった。
これに関してはエヴァのためという側面もあるのだが、エヴァからはかなり恨まれている。
滅亡前は人類全体の代表として活動していたが、その後ヒュプノス病により死亡。
活動自体は人類のため、アダムのためを思って行っていたもので、これに関してはエヴァも嫌々ながら評価している。
◇製造するバイオロイド・AGS
三安産業は他企業に対してバイオロイド技術力、生産力に大きなアドバンテージを持ち、バトルメイドプロジェクトを筆頭に富裕層向けの
メイド型バイオロイドを主製品としていた。
連合戦争以降は戦闘面でも目を見張る性能のバイオロイドを製造。第二次連合戦争時にはブラックリバー、PECSの双方とも引けを取らない軍事力を確保していた。
一方ジソクの方針でバイオロイド製造及び関連技術に全振りしていたためAGS(ロボット)関連技術は他企業に比べ非常に低い。実際ゲーム中でも三安製AGSは長らく登場せず、唯一登場した機体もやや特殊な立ち位置にあるものとなっている。
何らかの理由でAGSが必要になった場合は他企業から購入する形で済ませていたようだ。
名前についている「A」や「S」はそれぞれのバイオロイドがどの層向けに製造されているかを示している。「A」は Attractive の意で大衆機、「S」は Superior の意で高級機を表している。
元ネタはおそらくサムスンのスマートフォン「Galaxy」シリーズでAシリーズがコスパ重視、Sシリーズが高級高性能機であることか。
■シリーズ一覧
○バトルメイドプロジェクト
Strong as beautiful
エヴァ・プロトタイプに次ぐ最初期のバイオロイドであるラビアタ・プロトタイプを中心とした、その名の通り「戦うメイド」のシリーズ。
富裕層向けのコンスタンツァと一般家庭向けのバニラの二柱でかなりの生産数を誇っていた。
当時の物騒な時勢から、テロリストや暴漢からの警護も仕事に含まれており、ある程度の戦闘が可能。
連合大戦時には兵士として戦闘用のチューンナップが施されたコンスタンツァやバニラが前線投入された。
所属するバイオロイドの名称はすべて蘭の名前から取られている。これはラビアタ・プロトタイプの元ネタである
カトレアの名前が蘭を意味することが由来。
●所属するバイオロイド
「元人間ではない」世界初のバイオロイドであり、現存する全てのバイオロイドの始祖にして究極とも言える存在。
メイドとしての技能だけでなく戦闘能力もバイオロイド最高レベルを持ち、人類の滅亡後は長らく対鉄虫レジスタンスのリーダーを務めていた。
通常の10倍のオリジンダストを始めとしたコスト度外視、そして何より天才アダム個人の独自理論によって開発され、
研究データも破棄されたため生みの親の死と共に増産は不可能となった。
他の多くのバイオロイドと異なりゲーム的にも1機のみが入手可能となっている特別なバイオロイドとなっている。
ある意味このゲームを象徴するような体型が持ち味。なお金属製の特殊な骨格を持っており、体重はなんと180kg。
これはレジスタンス時代を生き抜くため、無理を承知して追加の強化措置を行ったためであり、寿命を著しく縮める行為であった。
本人はそれを受け入れていたが、後にコンスタンツァ達の願いを受けた主人公の説得により、
余分なオリジンダストの除去・補助器具の埋め込みと通常骨格への置換といった処置を受け、
性能をそのままに軽量化・体形のスリム化に成功し寿命の問題も解消されている。
アクティブスキルの射程が1しかないものの威力と攻撃範囲に優れており、アクティブ1はAP消費が軽い上にステータスのバフを最大3段階まで得られる。
とにかく最前線で鉄虫を斬って斬って斬りまくるのが彼女の役割。
上記ラビアタ・プロトタイプの廉価量産タイプと言えるモデル。そのため容姿もよく似ている。
「伝説的」と称されるほど高いシェアを得ていたとされる、三安を代表する高級メイド型バイオロイド。いつも犬型バイオロイドの「ボリ」を連れている。
ストーリー本編で主人公を発見した「21スクワッド」の一員でもあり、本作のメインヒロインと言ってもいいようなポジション。
メイドらしく非常に献身的な性格で、家事から作戦指揮まで主人公を手厚くサポートしてくれる。ただし料理は10点中6点。
ちなみに年表中にある「コンスタンツァS1」は、S2の前身である初期型モデル。
クラスター弾・化学兵器・核兵器等の運用を目的として開発された戦闘用バイオロイド。そのためバトルメイドでありながら家事能力を持たない。
性格は非常にサディスティックで好戦的、そしてド淫乱。「ご主人様へのご奉仕は戦場とベッドの上だけで十分」とまで言い切るほど。
とはいえ単なる危険人物ではなく、旧人類の働いていた残虐な行為に憤るなど正義感の強い一面も。
他の姉妹同様、長姉ラビアタへの侮辱にはガチギレする。
コンスタンツァを基に大衆向けに開発された廉価型のメイド型バイオロイド。狭い場所での運用を想定してやや小柄な体格に設計されている。
冷めた性格で、主人相手でも当然のように辛辣なことを言う毒舌家。反面、心から認めた主人に対しては非常に愛情深い
ツンデレでもある。
政府からの要請を受けて特注で開発された要人護衛用バイオロイド。クライアントの需要に合わせて
刀のみを武器に戦うよう設計されているため、五感が非常に鋭い。
武芸家らしい謙虚で物静かな性格で、一人称は「拙」。
諸事情でコンパニオンシリーズから移籍した、
キツネの遺伝子を組み込まれた要人護衛用バイオロイド。狐耳と9本の尻尾、そして巫女服風の衣装が特徴的。
古風でプライドの高い性格だが、野生動物の遺伝子がベースになっている関係で非常に臆病。
また妙に妄想逞しいところがあり、何かにつけて卑猥な方向に妄想を膨らませては騒ぎ出すという変な悪癖を持つ。
よさぬか木魚マン♡
しかし主人と認めた相手に対しては甲斐甲斐しく、秘書や副官としても非常に有能。
戦場での護衛任務を目的に開発されたバイオロイド。
元々は「オフリスS11」と命名されていたが、情の深い性格が災いして任務に失敗することが多かったため、感情を制御するよう改修され名前が変わったという経緯を持つ。
そのため現在は感情表現に乏しく、任務に忠実な性格になっている。
○フェアリーシリーズ
They fly like butterflies and decorate like bees
バトルメイドプロジェクトの一環で製造したオベロニア・レアがあまりにも強力なバイオロイドだったため、彼女をフラッグシップとして立ち上がった新プロジェクト。
農地や庭園の管理を行うシリーズであり、滅亡前は「人間を農地から追い出した」と言われるほど普及していたとのこと。
その名の通り姉妹全員が妖精の翅のようなユニットを装備しており、飛行能力を持っている。
その仕事柄、主人とその土地を守ることにこだわる傾向があり、人類滅亡後もラビアタの呼びかけに応じず、亡き主人の土地に残り続けている個体も多いらしい。
そのせいか抜け駆け癖があったりメンヘラの気があったり重度のヤンデレだったりと、ちょっと一癖ある感じの性格の持ち主が多いような……
●所属するバイオロイド
フェアリーシリーズのフラッグシップ機にして長女。生体電流を利用して
気象を操作するという強力すぎる能力を持っており、半ば戦略兵器のような扱いを受けている。
普段は明るく温厚な性格で妹に慕われるよき姉だが、周囲から年増扱いされることをやたら気にしており「肉体年齢は14歳」とかなり無理のある主張をしている。
また目的のために手段を選ばない一面もあり、姉妹のためとはいえコンパニオンシリーズの面々を騙して手柄を掠め取ろうとしたりしたことも。そのため一部コンパニオン姉妹や彼女達と仲のいいバイオロイドとはやや不仲。
そして誓約すると「妹に黙って恋愛するのもスリルがあって良い」(意訳)などと卑しいことを言い出す。やっぱり血筋だコレ。
三女。主に植物の剪定・害虫駆除を目的に開発されたバイオロイド。名前通り分離して剣のように扱うこともできる巨大な
剪定バサミ「シザースブレード」が武器。
妹のダフネ程では無いにしろ医療分野への適性があり、オルカでは外科手術の執刀なども担当している。
おとなしそうな見た目とは裏腹に
短気・直情的・思い込みが激しいと三拍子揃った
凶暴なヤンデレで、一度火がつくと話が通じないレベルで大暴走してしまう問題児。
一方で主人公にキスされただけで気絶してしまうというピュアな一面も。
また姉妹仲は悪くなく、暴走しがちなところを危なっかしく思われながらもちゃんと信頼し合っている。
卑しい妹連中にはよく抜け駆けされるけど。
公式漫画での扱いが原因でラスオリを代表するマスコットとしても人気を集めている。
「ガイチュコイチュ?」
「は?」
「ムチチムチ?」
「しらん」
四女。ナノマシンを操る能力を持つ、農地管理と植物の世話を目的に開発されたバイオロイド。医療分野に転用されることもあったらしく、オルカでは姉のリーゼと共に
ナースとしても活躍している。
至って穏やかで献身的な性格だが、色恋沙汰に関しては
卑しい意外と積極的。
姉妹の中では真っ先に主人公と関係を持っている。
植物への水やりと警備を目的に開発されたバイオロイド。姉妹の中では末っ子。
明るく無邪気な性格で姉からも可愛がられているが、リーゼには頭が上がらない。
血筋なのか、主人公にはたまに卑しいらしくないことを言ってアピールしてきたりもする。
とは言え、肉体年齢11歳の子供なので姉たちと比べたらだいぶ大人しいものだが。
次女。レアと同時期に開発が進められていた実験機。
冷気を操る能力を持っていたが、失敗作と判断され廃棄処分されてしまっていた。
その開発経緯からレアに対しては憧れと嫉妬と憎悪の入り混じった複雑な感情を持っている。
あらゆるものに憎悪を向けており、他人に対しては全く心を開こうとしない。主人公相手でもそれは変わらず、好感度を上げても誓約するまでは多少軟化するくらいでほとんど態度が変わらない。
追加スキンを実装すると
多少は他人を気遣ったりデレてくれるようにはなる。
五女。戦争中の食糧問題を解決するために開発されたバイオロイド。元々戦闘用ではなかったところに諸事情から戦闘能力を後付けされたため、
収穫用の鎌や脱穀機などの農具を武器にしている。
農業用に特化して造られた為、他の姉妹達とは違って家事能力は低い。
主人に対しての依存傾向がかなり強い、身も蓋もない言い方をするとメンヘラの気がある性格。
ダフネ同様
卑しい主人公へのアピールが強く、仮病を使って気を引こうとしたりもする。
○エニウェアシリーズ
Area of perfection
教師、調理、保安など、より専門的な技術を持ったバイオロイドシリーズ。
専門性を重視しているためか三安の他シリーズのような姉妹意識がなく、お互い職場の同僚のような関係性になっている。また、同シリーズのくくりで一緒に行動していることもあまり多くない。
ぶっちゃけると分類に困ったらここに入れられる、という印象が強い。
●所属するバイオロイド
- 共振のアレクサンドラ (正式名称・アレクサンドラS1)
大学レベルの高等教育まで対応可能な家庭教師型高級バイオロイド。高水準の戦闘能力も持ち合わせており、テスラガンを武器に電撃を用いて戦う。
かなりのサディストかつド淫乱であり、よく主人公の机の下に潜り込んで色々やっている。人類滅亡前の教え子の多くは彼女に初めてを捧げていた模様。
- 炉端のポルティーヤ (正式名称・ポルティーヤA7)
コンロ機能付きのガントレットを装備した廉価なキッチンメイド型バイオロイド。気弱な性格で、キッチンメイドなのに火が苦手。
暖房代わりにもなるということで主に寒冷な地域でよく売れていたらしい。また、例に漏れずムチムチな体型で露出の多い格好をしているが、その点も目の保養になるということで高評価だったもよう。
元々非戦闘要員だったが、アレクサンドラの提案で出力を強化したガントレットを火炎放射器代わりにして前線に駆り出されている。
最高級クラスの調理師型バイオロイド。富裕層の調理場を単独で運用できる体力と敏捷性を持ち、更に主人を守るために軍用バイオロイドにも劣らないほどの格闘戦能力を備えている。
主人の寵愛を得るためならあらゆる手を使う知能犯タイプのヤンデレ。
根は純情なシザーズリーゼ、色恋絡まなければまともなブラックリリスとは異なり、素で「主人以外は全て敵」とすら考えるオルカ屈指の危険人物。
オルカに合流してきた際には未だにほぼ類を見ないほどの危機的状況を引き起こしてしまったほど。
一方で非常に高いプロ意識と技量、情熱を併せ持った超一流の料理人でもあり、現在はオルカの厨房を取り仕切る身として部下達とまっとうな信頼関係を築いている。
主に育児と子供の保護を目的として開発された乳母型バイオロイド。「形状記憶スカート」なる保護用装備と授乳服からチラ見えする乳首が特徴。
母性と庇護欲の強い性格で、本人曰く「主人公には母性を刺激される」らしい。
戦闘開始時に1ターンだけ味方を強制的に待機状態にさせるというパッシブスキルを持つ。
これだけでは何のこっちゃ分からないと思うが、待機する事でモードチェンジするキャラとの相性が良く、オート戦闘で彼らの戦闘力を引き出す事ができる。
治安維持目的で開発された保安官型バイオロイド。三安では非常に珍しい公共用バイオロイドである。
明るく勝気な性格で、若干懐古趣味なところがある。主に過疎化の進む田舎で運用されていたこともあり、バイオロイドとしては珍しく滅亡前は人々に頼られ愛される存在だった様子。
生体電流によるサイキック能力を持つパティシエ型バイオロイド。体液からも甘い味や香りがするという特異体質持ち。
その体質もあって周囲に振り回されがちな苦労人。特に厨房を同じくするソワンには頭が上がらない様子。
本人の与り知らぬところではあるが、生体電流がブラックリバーからの技術盗用だったりアウローラ開発後に開発者が三安を退職して自然保護団体を立ち上げたりたりと世界的に結構な影響を与えている。
「ゆりかごから墓場まで」をコンセプトに、1人の主人に対して教育・家事・護身等の面倒を一生見続けるという思想のもと開発されたナニー型バイオロイド。
その性質上あらゆる分野において活躍できる非常に高いスペックを誇っており、アレクサンドラに匹敵するほどの教育能力とソワンにも認められるほどの料理の腕前、そして巨大な
ガトリング砲や
棺桶を軽々と振り回して戦えるほどの怪力を兼ね備えている。
そんな設定を反映したせいかゲーム的にも
他のほぼ全ての戦闘員に上方修正を入れさせたほどの
バランスブレイカーとなっている。
この性能でありながら2024年現在新規ログインボーナス1日目で配布されるため入手性も極めて良好であり、
新米司令官はとりあえずエタニティに頼ればいいというレベル。
設定的にもゲーム的にも脅威的な性能を誇る一方、本人の性格は温厚で献身的だが超マイペースな不思議ちゃん。会話の最中に突如として自分の世界に入ってしまうため相手を困惑させがち。
●所属するロボット
2024年現在、唯一ゲーム中に実装されている三安製ロボット。笠を被った剣士のような姿をしている。
本人によると元々はエラーによって人格を得たAIであり、同じくロボットの伴侶を求めて旅をしていたらしい。「デカルトボイジャー・サッカ」という名も旅立つ際に自分自身で付けたものである。
「詩人」を自称し高い知性を感じさせる物言いをするが、その実態は「セクシーな論理回路」を持つと判断したAGSに手当たり次第コナをかけまくる保安部の要警戒対象。
女性(?)の感情の機微には疎いようで、今のところそのアプローチが上手くいっている様子はない。
○コンパニオンシリーズ
Your closest Companion
バトルメイドプロジェクトから派生した、要人護衛に特化した高級シリーズ。
要人護衛を目的としているため、ゲーム上でもポイ以外は全員保護機となっている。
ブラックリリスより後に開発されたものには動物の遺伝子が組み込まれており、フクロウをベースにしたスノーフェザー以外はケモ耳とヒト耳の4つの耳を持っている。一部のケモナーは憤慨しそうだが
●所属するバイオロイド
コンパニオンシリーズの長女であり最高級クラスの護衛用バイオロイド。オルカでは警護隊長を務めている。
最大出力ならば核攻撃にも耐えられるほどの強固なバリアによる防御能力と、専用の大型拳銃を用いた
ガン=カタじみた戦闘術により、極めて高い近接戦闘能力を誇る。
サディストにしてマゾヒスト、おまけに
ストーカー気質のヤンデレとかなりアクの強い性格をしているが、実のところ恋愛沙汰さえ絡まなければ割と良識的でちゃんと人付き合いもできるタイプ。姉妹仲も良好で、妹たちからは厳しくも優しいお姉さんとして尊敬されている。
同じくヤンデレ気質のリーゼとは当初殺し合いになりかかるほど険悪だったが、付き合いが長くなるうちにすっかりケンカ友達のような関係になっている。
白猫の遺伝子を組み込まれた護衛用バイオロイド。猫の手を模したグローブに備え付けられた切れ味抜群の「単分子クロー」が武器。
わがままだったり常時発情期だったりと色々問題の多かったプロトタイプのポイの反省のもと再設計された結果、真面目で忠実なよくできたメイドに仕上がった。
反面姉同様やや独占欲の強いところがあり、アピールの強烈なポイに対しては露骨に敵愾心を見せている。
あるキャラクターには「
ピンクえっち猫」と評された。
そんな彼女だが、過去に「
CSペロのPeroPeroキャンペーン」と題して
サーティワンアイスクリームとのコラボキャンペーンが行われたことがある。
サーティワン正気か?
犬の遺伝子を組み込まれた護衛用バイオロイド。大きな盾とショットガンで武装している。
人懐っこく仲間思いで裏表のない、まさに愛玩犬のような性格で、姉妹や仲間からもたいそう可愛がられている。
ミートパイが大好きで、料理をさせると何を作らせようとしても最終的にミートパイになってしまう。
一番の自信作はミントをふんだんに使った「ミントミートパイ」。味は司令官・ブラックリリス・ヴァルキリー以外は完食出来なかった程に不味いらしい。
「ミントミートパイをどうぞ!」
ハチコをベースに
狼の遺伝子を組み込んで作られた護衛用バイオロイド。名前の由来は
北欧神話の狼。
手加減が苦手だったため主に施設警備等に回されていたらしく、そのためか他の姉妹とは違ってメイド服ではなく拘束衣を着ている。
狼らしく野生味のあるところもなくはないが、基本的には無邪気で単純な犬っぽい性格。お肉が大好きな食いしん坊で、食べ物をくれる相手にはあっさり懐く。
無規制版には
ガチで全裸になるというとんでもないスキンが実装されている。スキンって何だっけ…
一応保護機の筈なのだが、スキルは超攻撃的で保護関係のスキルは最低限しか持ち合わせていない。
保護機能付きの攻撃機という運用が正解だろう。
シロフクロウの遺伝子を組み込んで作られた護衛用バイオロイド。コンパニオン姉妹の中では唯一飛行能力を持つ。
物腰柔らかく穏やかな性格の持ち主。同じく「フェザー」のあだ名を持つ某バイオロイドの日頃の行いがアレすぎる関係でしばしば「きれいなフェザー」と呼ばれる。
黒猫の遺伝子を組み込まれた護衛用バイオロイド。
コンパニオンシリーズの中ではブラックリリスに続いて2人目に製造されたバイオロイドで、ペロのプロトタイプに当たる。
優れた戦闘力と護衛能力を持つバイオロイドだが、ある欠点があり……。
詳細は個別項目を参照。
○ガーディアンシリーズ
Protect with honor, Serve with Love
バトルメイドプロジェクトから派生したシリーズの一つ。
コンパニオンシリーズの発展系と言えるシリーズで、同様に動物の遺伝子を組み込んだ警護用バイオロイド達がラインナップされている。
一方、こちらはより厳重な警護を目指しており、組み込む遺伝子も大型動物のものを使用している。
滅亡前のガーディアンシリーズの多くは主人と最後を共にしたため、ガーディアンシリーズの生き残りはほとんどいないとのこと。
マイア以下6名は2024年12月現在、プレイアブルキャラとしては実装されていない。
●所属するバイオロイド
熊の遺伝子を組み込んで作られた護衛用バイオロイド。頭に熊耳が生えている。
身長190cm、体重100kgの圧倒的巨体とそれに負けない大爆乳が特徴。
両手に巨大なシールドブレードを装備しているが、
パンチ1発でバイオロイドの首をもぎ、素手で軽々とロボットのボディを引き裂くそのパワーこそが最大の武器。
さらに頑強さも相当なもので、
カタパルトで射出されて敵陣に突入した後そのまま平気で戦闘を始めるなど、フィジカルの強さでは群を抜く。
普段は母性が強く穏やかな性格で、主人や仲間にはとても優しく接するが、敵に対しては別人のように勇猛果敢に立ち向かい、自慢の巨体とパワーを活かして大暴れする。
まさに子を守る母熊のような人物。
バイソンの遺伝子を組み込んで作られた護衛用バイオロイド。頭から生えたツノと左手に携えた大盾が特徴。
フリッガにこそ劣るもののやはりなかなかの巨躯
と胸の持ち主。
スケジュールにこだわる生真面目で几帳面な性格をしており、持ち物には全て名前を書いている。
ちなみに
牛がモチーフだが搾っても出ないらしい。
水上護衛を目的に
シャチの遺伝子を組み込んで作られたプレアデス七姉妹の三女。
サングラスに葉巻とまさしく「海のギャング」といったいでたちで、シャチのような尻尾を生やしている。
そして
身長199cm、体重121kgというフリッガをも超える巨体を誇り、姉妹の中では最強の戦闘力を持つ。
見た目の印象通りというべきか、やや蓮っ葉で豪放磊落な性格の姉御肌。その一方、意外に乙女心を秘めているところも。
他の姉妹の名は
- マイア
- エレクトラ
- アステロペ
- タイゲタ
- ゲレーノ
- メローペ
○マーメイデン
Beyond the waves, we protect our land
第二次連合戦争時に製造されたシリーズ。
元々は三安で凍結されていたシリーズの一つだったが、PECSやブラックリバーの海軍に苦戦を強いられていた三安がプロジェクトを再始動させて誕生した。
ホライゾンのバイオロイドが艦砲や艦載機といった軍艦兵装の役割を宛がわれているのに対し、
艦娘とかKAN-SENみたいに艦船そのものを模した武装を装着しているのが特徴。
所属するバイオロイドの名称は神話の神、特に海に関する女神の名前に由来している。
●所属するバイオロイド
ミサイル巡洋艦型のバイオロイド。階級は大佐。
幼い子供のような姿をしているが、性格はやや尊大。「チョコランド王国の女王」を名乗っている。
軽巡洋艦型バイオロイド。サラシアの姉。
生真面目な性格で、何かとぼんやりしている妹にいつも手を焼かされている苦労人。
オルカに合流するまで、妹共々長らく食うや食わずのサバイバル生活を続けてきたため、現在はかなりの倹約家になっている。
司令官の肝煎りで整備されたオルカのバイオロイドの食糧事情に激しいカルチャーショックを受けていた。
軽巡洋艦型バイオロイド。アンフィトリテの妹。
バイオロイドらしい豊満ボディとは裏腹に、精神年齢はほぼ子供同然。姉に手伝ってもらわないと着替えもできないほど。
瞳のハイライトが控えめなことから、その肉体不相応に幼い人格は心因的外傷によるものでは?と一部で疑われていた。
駆逐艦型バイオロイド。
快活でボーイッシュな僕っ娘にして非常に惚れっぽい恋愛脳の持ち主。主人公には出会うなり一目惚れし、以降「ハニー」と呼んでいる。
ちなみに日本人イラストレーターにデザインされたバイオロイドの1人でもあり、担当は「艦これ」や「MCあくしず」でお馴染みのくーろくろ氏。
○三安産業物資営業所
人類滅亡後も稼働している三安の営業所……という体のラスオリの運営。
ゲーム内のショップはオルカ支所という設定。
所属バイオロイドは店番や広報を担っており、プレイアブルキャラとしては実装されていない。
●所属するバイオロイド
ゲーム内ショップの店員……のように見えるが、実は物資営業所のロボットとの交渉役を担っているネゴシエイターバイオロイド。アイシャとは姉妹機の関係。
コミュニティ管理用バイオロイド。ラスオリの広報担当、もっと言うなら運営のアバターのような存在。
隊長を勤める47号・その部下の48号・日本版の運営を担当する81号の三人が確認されている。
本国版・日本版を問わず運営がバグやら誤字やらで頻繁にやらかすため、プレイヤーからは完全にポンコツと認識されている。
しかし同時にその妙に愛嬌溢れる言動からなんだかんだ愛されており、ヴィレッジヴァンガードとのコラボでは彼女のぬいぐるみが真っ先に売り切れるという事態が起きたことも。
「ラストオリジン流行らせてください…」
○未所属
シリーズに属さないバイオロイド。2024年現在では二体しか存在せず、両者ともプレイアブルキャラとしては実装されていない。
●所属するバイオロイド
追記・修正も結構ですが、弊社のバイオロイドもどうぞよろしくお願いします。
- 考えてみたらオルカ3大やべーやつはみんな三安製なのか -- 名無しさん (2024-12-18 15:00:01)
- 全てはここから始まった。 -- 名無しさん (2024-12-25 07:20:40)
最終更新:2025年05月06日 10:55