登録日:2024/12/24 Tue 13:46:54
更新日:2025/02/01 Sat 11:27:43
所要時間:約 25 分で読めます
この記事には「もんむす・くえすと!」及び「もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG」のネタバレを大いに含みます!
マルケルスとは、もんむす・くえすと!及びもんむす・くえすと!ぱらどっくすRPGの登場人物である。
もんむす・くえすと!では
本作の主人公ルカの父親。ストーリー開始時点で故人。
勇者として活動をして世界を平和にするために魔王城まで到達している。
当時の魔王であるアリスフィーズ15世は自ら勇者に殺される事によって人と魔物の共存を達成しようとしていた。
マルケルス一行はその覚悟を汲んで15世を殺害。やるせなさを感じながらも目的を達成したが、そこへ娘であり次代魔王の16世が現れてしまった。
15世は自分が死ぬところを見せないようにしていたが、潜在能力を低く見積もっていたこともあり、ちょうど15世を殺した最悪のタイミングで来てしまった。
16世の暴走で魔法使いのマーリンと僧侶のカレンは即死。瀕死の重傷を負うも戦士ラザロと共に生還したが、15世との約束の『人間と魔物の共存』は出来ないと力の差を思い知った2人は非合法な暴力で魔物を殺すための組織であるイリアスクロイツを結成。
初代団長として活動していたが魔物により報復をうけて殺害された。
魔物との共存を目指すルカからはその所業のせいもあってボロクソに言い切るレベルで嫌われている。
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しかし… |
マルケルスは初代団長でありながらラザロ達を裏切り、襲撃する予定の場所に情報をながしたり、自ら先導して魔物を安全な場所まで避難させていた事をラザロによって明らかにされる。
そのことが露呈した結末でマルケルスはラザロによって粛清され、命を落とした。
憎んでいた魔物を殺し、魔物に殺されたのではなかったのだった。かつて旅をした友によって殺されていたという衝撃的すぎる事実が明らかとなる。
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ラザロとマルケルスの結末の真意 |
粛清として殺したラザロだが、終章で動機に関しては嘘をついていた事も発覚。
ラザロ自身もイリアスクロイツのやり方が間違っている事に気づいてはいたが、既に多くの命を奪っていることもあり止まることが出来なかった。そんな中マルケルスが離反したという事実はラザロを大きく揺さぶる。
なんとか思いとどまって欲しいと会話で収めようとするも、マルケルスは戻るつもりがない事を痛感したラザロは感情のままに大きく切りつける。
しかし、ラザロはマルケルスと旅を共にした仲間であり、大ぶりで剣の動きも見え見えな攻撃なこともあり避けるか防御するかのどちらかを取ると確信していた。
だがその確信が外れ、マルケルスは回避が間に合わずに致命傷を受けてしまう。
ラザロが左腕をまともに使えない後遺症を負ったのと同じく、マルケルスは左目の視力が無くなっていた事を隠していたのだ。
ラザロが激昂して襲いかかってくる事までは察知できたが、どういう事をしているのまでは理解できないままに切られていた。
互いの信頼が最悪の形で裏目に出てしまい、マルケルスは死亡。親友を自らの手で殺害したラザロは完全にブレーキが壊れてしまい、殉教者としての死を欲してひたすらテロ行為に及ぶようになってしまっていたのだった…
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ルカによく似て童顔なのだが、通常時のルカが正面を向いているシーンがない上に立ち絵が出てくるのは終章で数える程しか無い。髪色はルカに遺伝している。
主人公の親にもかかわらず登場シーンが少ないが、次作のぱらどっくすRPGでは重要人物として行動することとなる。
もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPGでは
もんくえと同じく戦士ラザロ 魔法使いマーリン 僧侶カレンと共にヘルゴンド大陸まで到達したもののパーティの限界を感じ帰還。全員が生存していたがラザロは我流の剣術で腕を痛めている他に、大異変の後の救助活動中にカレンは夫と共に死亡している。
マルケルスは冒険者用の定食屋を営み、繁盛した後に宿屋に改築。時期は不明だがルシフィナと結婚し、ルカが誕生する。
こうした前歴から非常に料理上手…が、その一方で相手にも妥協を許さないほどの辛口。
その後はルカが幼少期に「世界が闇で覆われる」と言い残し、村人達の静止も聞かず旅に出てしまい行方知れずとなった。ルカの旅は父マルケルスに追いつき、その闇と共に戦うことを目標としている。
マルケルスも追ってくるのを知っていたらしく、あちこちでルカの旅に必要な情報を置いて行っているが、そこには本来ルカしか通れないタルタロスの扉の先の世界にまで及んでおり……
初めて姿を見せるのは前章の最後の最後となる。
混沌に対する研究ノートを託されて脱出する寸前にルカ達に立ち塞がるアドラメレク。
撃破するも消滅まで至っておらず、ルカにしがみついて世界諸共消えようとした瀕死のアドラメレクの背後に現れ、
一撃で頭から両断するというエロゲとは思えない登場の仕方で現れた。
登場の仕方も凄まじいが、その見た目はもんくえ時代のマルケルスとは全く似つかわしくなくなっており、顔以外のほぼ全てが機械に変化していた。この時点でくえの頃と同じく左目の視力が無くなっているのか目を瞑っている。
そしてルカに
「ルカ…お前はこの世界を守れ。それ以外は、全て私が守る」
と告げて混沌の中を歩んでいくという衝撃的な再会を果たした。
中章ではアリスルートのみ登場。
マルケルスの言葉に従って正史通りになるよう四精霊と契約。
ラスボスを倒し、ガルダを復活するために旅を再開しようとした矢先にアリスフィーズ15世をマルケルスが殺害して去っていく結末となる。
終章にてマルケルスの過去がラザロによって明かされるが、
それはこの世界における「ぱらどっくす」の根底にも繋がっていた。
マルケルス達の冒険の結末
ヘルゴンド大陸まで到達した一行だが、魔王城に到達する前にリリス三姉妹と出会っている事が明らかとなった。
その危険性を察知し応戦するも、力の差は歴然でリリスの手で一撃で殺されてしまう。
そのまま残る3人を殺そうとした直後、歴史に重大なズレが発生したことによって修正役のXX型アポトーシスが2体同時に出現という異常事態が発生した。
この時はまだ出現したばかりの為、戦闘性能は高くなくリリス三姉妹でも撃破出来たが自身の軽率な行動を戒めラザロ達に手を出さず撤退した。
ラザロ達はマルケルスの願いである、冒険の途中で死んだ時はその土地に墓を作って欲しいという願いの通りヘルゴンド大陸のほこらにてマルケルスを埋葬したが、そこへマルケルスが現れたのだ。
数日間の記憶が無いという点を除けばラザロたちのよく知るマルケルス本人であるが、仮に墓を掘り起こしてマルケルスの死体が残っていた時に、自分達と居るマルケルスは一体どういう存在なのかという疑念が残った事もあり、一行は旅を終えて帰還したのだった。
ではマルケルスは本人なのかというと間違いなく本人であるが、【マルケルス】のデータをパッチワークする事で無理やり復元された混沌の存在である。
マルケルスが死亡したという事実が起こったタイミングがあまりに早すぎる故に
- マルケルスがルシフィナと出会い、ルカが生まれる
- ルカがアリスフィーズ16世と旅に出る
- 二人が再創生計画に反旗を翻し、イリアスが討たれる
という正史が根底から崩壊する緊急事態に発展。
歴史には自己修復機能が備わっているが、自然な状態での修正は不可能と判断されたのか緊急修正を行ったことで並行世界を認知しており、その数多の世界も破滅へと向かっているのを理解したマルケルスは、『この世界』の破滅を回避するための旅に出ることとなった。
魔界の審判では
「魔王アリスフィーズ15世ーー獲った。」
大いなる選択後のルカたちが撃破して尚立ち塞がろうとしたアリスフィーズ15世の背後に突如現れ、一撃で絶命にまで追い込んだ後は言葉さえ発せずその場から消えた。
既に数多の魔王を屠ってきたのか、15世は反撃すら出来ずに「貴様は…魔王殺し…」とその名を告げることしか出来なかった。
影紬の人形達が襲うグランドノアでは魔王人形の13世を一撃で破壊した後、味方として一時合流する事になる。また、影紬に改造された魔王人形にとっても魔王殺しという名で危険視されていることも判明している。
そして
「魔王は白兎に導かれ そして世界を破滅に誘う」
と白兎についての核心を知っており、魔王を執拗に殺害している旅をしている事も明らかとなる。
ルカに対しても、正史から大きく外れた行動の為か「己の世界のみを守り抜いていれば良かったのだ」と辛辣な言葉をなげかけ、魔王狩りは私の仕事だと突き放すと単独で城内へ向かい残り2人の魔王人形の破壊へと向かうが、その魔王人形は11世と12世を無理やり融合させた存在で、イリアスに「得意の不意打ちが通じない以上、共闘が得策だ」と持ちかけられ一時的だが仲間になる。
人形と生者で呼び方が違い、生者は○代目、人形及び異常個体はタイプ○○と呼んでいる。
融合した魔王人形を破壊した後は邪神アリスフィーズは私が倒す、元の世界に帰れとなおも突き放し、イリアスが「貴方では勝てない」と言うも「刺し違えてでも殺す」というもはや異常な執着心を顕にした後、ルカの言葉にも耳を貸すことなく立ち去った。
邪神城の最深部直前ではルカ達と激戦を繰り広げ、命に変えてもルカ達の殺害をしようとした沙蛇に背後から奇襲を試みるも、その激昂はマルケルスを釣り出すための芝居であり、蛇体での反撃を叩き込まれる。
すんでのところで回避に成功したが、両者が睨み合う中でルカに対して邪神の所へ行けと扇動する。
当然ルカを追撃しようとする沙蛇だが、「背を向けていいのか?背後から斬るのが私のやり方だぞ」と煽り、「威張って言うことか、魔王狩りめ!」と沙蛇を今度こそ本気で激昂させて自分に意識を向けさせると、
「ルカ……正史を完成させろ。」
と最後の助言をし、沙蛇との死闘を繰り広げ始めた。
ルカが審判者に至るまで両者は闘い続け、満身創痍になっていた2人に審判者は選別として認められた事と『約束の地』へ迎え入れられることを告げるが、両者ともその審判を拒絶。沙蛇は魔界と共に滅ぶことを選択。その後の行動は不明だがマルケルスはまた別の世界へ渡ったと思われる。
天界の破壊者では
レミナ研究所でサンダルフォーネとメタトローネの合体技のアトミックヘブンを防御するための結界を貼る沙蛇を奇襲。その一撃で沙蛇は結界の維持が不可能となりそのままアトミックヘブンにより絶命してしまう。
そしてルカと行動を共にしている16世をわざと見逃すと姿を消すという明確な敵として現れることになる。
サバサでは、並行世界から呼び出された15万もの黒のアリスが現れたのを察知して活動を開始しており、「タイプ8の亜種」と呼んでいる他、並行世界で契約した氷と雷の精霊を扱っていることも明らかとなる。
イザナミが市民を襲おうとするのを止めるよう頼むルカに対して「奴は魔王では無い」と一蹴し、魔王を殺すことを市民の大量虐殺を防ぐ事よりも優先するという異常なまでの執着心を顕にしていることも発覚した。
イザナミを倒しサバサを危機から救ったアリスとの会話中に背後から殺害まで行おうとするも既に種を知っているアリスは回避に成功したが、魔王を殺し続ける理由を聞くルカとアリスの詰問に対し、
「魔王が世界を破滅に導く」
と断言した後、魔王が白兎に導かれるという事の結末を知っているからこそあらゆる並行世界に居る魔王をひたすら殺し続けており、16世であってもその因果と結末は避けられないという言葉と共に「次は必ず貴様を獲る」と宣告し立ち去った。
そして黒のアリスの屋敷にてついに対峙することとなる。
マルケルスも黒のアリスを狩る為に来たのだが当の本人がいない状態でルカ達が出会ってしまったことでマルケルスは宣告通り魔王を殺す為の障害物としてルカ達を排除にかかる。
ルカ達がマルケルスに打ち勝つと、ついに魔王殺しとしての真の意味を知ることとなる。
魔王という存在そのものが世界をカオス化させるためのトリガーであると言い、更に白兎の行動の意味と正体を告げる。
マルケルスから語られた白兎の正体とは、白兎によって導かれた魔王の成れの果てであった。
白兎は、極限まで混沌に近くなった魔王の姿なのだ。
異世界から現れる白兎がその世界に居る魔王に混沌を接触させることで白兎の因子を発現させ、最後には導かれた魔王本人がその混沌の力によって己の世界を滅ぼしていく。
しかしその白兎は消滅せずに別の世界で魔王を導く。
減少しないまま増え続ける破滅因子を消すためにマルケルスは魔王殺しをし続けていたのだ。
魔王が白兎に導かれ、その世界をカオスで飲み込む。
その事実を知ったマルケルスは白兎と魔王は世界を滅ぼす害悪として殺し続けるしか方法をとる事が出来なくなっていた。そして魔王殺しのもうひとつ理由がある事も告げる。
破滅を避けることは出来ずとも魔王1人を殺害する毎にルカの住む世界の寿命を約1日延ばすことが出来ると知り殺害を続け、せめてルカが天寿をまっとうするまで世界を存続させるために何百年もの間1人で戦い続けていた。
狂気ともとれる執念の内側に秘めていたのは、我が子だけでも平穏に生きていて欲しいという親の愛だったのだ。
破滅の真意を知った事でルカ達が沈黙するなかで黒のアリスが屋敷に帰還。
最優先対象の黒のアリスに襲いかかるも、ルカ達との戦いのダメージもあり一蹴されてしまう。
その後のルカ達の応戦も全く意に介さないどころか手加減されてなお圧倒する黒のアリスだが、その隙をついてマルケルスが背後から飛びかかり黒のアリスの胸を貫く。
混沌存在であるマルケルスでも混沌の神として覚醒した黒のアリスを一撃で滅ぼすことは不可能と知っている。
しかし、その神よりも混沌を行き来する能力を上回っていることを知ったマルケルスは分子どころか0と1の情報単位にまで細分化され、混沌のアリスでさえ帰還に数万年もの時間を有する混沌の深淵へのゲートをこじ開けると
ルカ……お前は、お前のやり方で世界を守れ。私のようにはなるな……
と最期の忠告をした後、そのゲートで黒のアリスと自分を引きずり込み道連れとなった。
遂に父の背中に追いつき真意を知った矢先、その背中は呆気なく混沌の果てへと消えてしまったのだった…
第三の道では
第三の道では、混沌の使徒アピロ・ラゴスが雑なやり方で特異点世界と魔界と天界を無理やり合一した後、ポケット魔王城というセーフティエリアに侵攻するというRPGのお約束を破って仲間達を混沌に次々とたたき落とし、ルカも混沌の最深部に落とされてしまうがルシフィナと共に救援に現れ、親子3人が初めて揃ってチームを組むことになった。
合一されたことで世界の理が大きく変化して魔王を殺す理由がなくなったので魔王殺しから混沌の神殺しへとシフトチェンジする。
性格
寡黙と言うより口下手で脳筋。エンリカを守護する結界を迷いの森から出るのに邪魔だからという理由で破壊しようとして同調したルシフィナも一緒にルカから怒られたりと力押しが目立つようになる。
宿屋の料理を一任されていたので料理にはとにかくうるさく、イリアスヴィルの宿屋を経営していたアリスには秘伝のレシピをよく読んでおくようにと言っている他、お化け屋敷でゴーストが作っている料理をつまみ食いして
「つまみ食いをするのは……」
「だ 〜 れ 〜 だ 〜 ! ?」という脅かしに対して
「これが客に出す料理なのか?」
と逆に問い詰めて恐怖のあまり自主的に昇天させてしまう。
食材の鮮度にたいして注意をしたかっただけなのに昇天されるのは想定外だったので少し落ち込んでいる。
今でも勇者として世界を救う為に動いているのだが、勇者ムーブをした際にルシフィナが笑うと(何か気に触る事でもしたのか…?)と困惑している。
戦闘能力
元々魔王城があるヘルゴンド大陸に辿り着ける位には強かったが、混沌存在になったことでさらに強化された。
本人が擦る程に不意打ちが得意技だがそれを封じられたからといって大幅な弱体化される訳でもなく、六祖最強を自負する沙蛇を相手にして先にルカたちと戦っているとはいえ世界が終わるまで真正面から戦い続けることが出来るほどには強い。
そんな奴の奇襲を警戒しなければならないので相手からすればたまったものではない。
侵食されたデミウルゴスから脱走する際に次元を切り裂いてゲートを作ることで味方全員を生還させたり、時を戻し続けるワールドドロウンの時空を割り出し、時を戻してやり直そうとした直後に時空を超えて現れ殺害するなど、世界観がインフレする第三の道でも凄まじい強さを誇っている。
キャラ性能
魔王殺し
魔法剣を装備可能
「剣技」「魔法剣」「マキナ」「勇者技」を使用可能
「剣技」「マキナ」「勇者技」の威力が大幅アップ
アポトーシス・魔王に対して特攻ダメージを与える
アポトーシス・魔王からのダメージが半減する
固有能力で魔王とアポトーシスへのダメージ強化と被ダメージ半減というかなり強い性能をしている。
第三の道ではかなりの数のアポトーシスを相手取る必要があるので非常に心強い。「魔王」もあるイベントで歴代魔王と戦う必要があるため全く腐らない。
更にマルケルスとグランベリア専用技である『次元断』は超高威力、全体攻撃、強化解除&即死付与と性能をひたすらに盛られている。魔王狩りは伊達では無い。
反面、自力でMPを回復する手段は加入当時は持ち合わせていないので次元断を使いすぎてMP切れを起こさないように適時回復が必要。
本人の種族にX型アポトーシスがあり、全状態異常無効という非常に強い防御アビリティも持っている。
やっぱり人間は辞めていた
なお料理人としての設定も反映されており、料理系統の職業を封印職まで極めている。
関連人物
・ルシフィナ
ルシフィナ「ルカが無茶ばかりするようになったのは貴方に似たせいね」
マルケルス「いや、それはルシフィナの血ではー」
ルシフィナ「貴方に似たせいね。」
マルケルス「私に似たせいだ。」
どうやって夫婦になったのか不明なレベルの今作最強にして最恐の原初の熾天使。愛妻家にして恐妻家。
並行世界の妻なのだが、マルケルスが性格や行動について触れないどころか「ルシフィナのする事を私に問うな」と匙を投げている辺り、特異点世界でのルシフィナも大概ヤバいことをしていたようだ。
力関係も完全にルシフィナが上で、過去のやらかしが発覚してイリアスが羽を毟られている時は露骨に目を逸らしている。助けないのではなく助けられないのだ…
料理が苦手でパンケーキを焦がして照れ笑いをしていたとソニアが言うと、六祖の玉藻が「魔族を焼いて笑っている時の方が多い」と言い返すレベルの認知の差がある。
夫であるにもかかわらず何を考えているのかさっぱり分からないので、笑った時に(なぜ笑った…?)(何か気に触ることでもしたのだろうか…)と困惑を見せている。
なお再降臨させたがエネルギー不足でちっちゃくなったルシフィナちゃんとの会話で、下手に返答を誤ると明けの明星が飛んでくる事が発覚。対処として何も答えずに次元の扉を開き逃走して「ヒキョーな大人だ〜!!」と言われている。
勇者ムーブをする度に笑うので恐らく勇者としての志を気に入ったのだろうが、それでも怖い。表情差分があればマルケルスも変化に気づくのかも…
子供相手にはとても優しい。
・ミカエラ
原初の熾天使のまだ話が通じる方。
特異点世界ではグノーシスに殺されたが魂の合一により魔界で復活している。
合一世界ではルシフィナが魂に宿っている自分の記憶を読み取ってパスしたことで堕天使としての力を手に入れている。ついでにその影響でちょっと脳筋になった。
マルケルスの2度目の旅に出る時にも頼り、ルカへ宛てた手紙にもミカエラを頼れと書いている辺り非常に信頼しているようだ。
・ラザロ
元勇者パーティーの戦士担当にして親友。
ヘルゴンドのほこらでの顛末以降「あれは本当に自分が知っているマルケルスなのか」という疑念が離れず顔を合わせることを避け、イリアスヴィルに居付くことがなかなか出来なかった。
ルカが混沌の深部に落とされた後、裏社会の情報を駆使してひたすら生還を待っていた。「メカ男が仲間になっている」という情報を手に入れることは出来たがマルケルスであるとは流石に予測ができておらずとんでもなく驚いていたが、マルケルスと再会したことには心底喜んで歓迎している。
勇者パーティーの時代でもかなり無茶をしていたことを知っているのか、「1人にすると危なっかしい」「自己犠牲も大概にしろ」としっかり怒っている。
「嫁や息子を泣かすような真似だけはするな」と念押ししているので、育ての親としてラザロの成長も見えている。
・並行世界のラザロ
魔界で反抗組織イリアスクロイツのリーダーをしていた剣士ラザロ。言葉遣いも見た目もとにかく綺麗で熱心なイリアス信者になっていることを知り、マルケルスでさえ「どう漂白すればこのような…」と非常に驚いている。
・マーリン
元勇者パーティーの魔法使い担当のよぼよぼなおじいちゃん。
……なのだが世界合一後はなぜか青年に若返っているという不可思議な状態に。
ラザロと同時には仲間にならず、「やるべき事」を済ませてから仲間になると言っている。
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マーリンのやるべき事とは |
その正体は怪盗M。やるべき事は怪盗業のこと。
100年以上前に有名になった義賊で、メルティバットという後継者が居る。
なお更に若返って蝶の羽のようなものまで生えているのだが…?
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正体 |
マーリンは偽名であり、本名はオベロン。このゲームにおける唯一の純粋な男の魔物である。
掟により許嫁となっているタイタニアがとにかく暴力的なため、絶縁状を叩きつけて島から脱走して人として生活を始めた後にマルケルス一行に加わった。
オベロンは過酷な旅をさせてしまったことを後悔しているが、マルケルスは望んで踏み出した道なので後悔はしていない。
なおタイタニアのことは暴力的な面はともかくとしてそこまで嫌っているわけでは無いのだが、向こうからの過剰な愛情には辟易して逃走している。
…が、ルシフィナが怪盗に興味を示した途端にめちゃくちゃ動揺してオベロンに問い詰めまくったしルカは本気で止めに入った。なんでかって?ルシフィナちゃんが怪盗の真似をするときの予告状が「こんや12時、だれかがしぬ」の時点で察してください
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・グランベリア
四天王の一人で竜族の若い剣士。
アリスルートで15世を討伐するまえに立ち塞がったが、奥義は通じない上にマルケルスの次元断の余波で吹き飛ばされ、敵であるにも関わらずアドバイスまでされ、15世を守ることができないまま自分だけが生き残ってしまい心が折れてしまう。
その後は剣を棄てて生きていたが、ウリエラが支配する天界グランドノアの第二市民解放のために誰かを守る剣士として再起。
部下を単独で蹴散らし一騎打ちをする。
圧倒的な素の能力の差を痛感し、瀕死になりながらも逆転に賭けて自身の闇エネルギーとウリエラの攻撃の聖エネルギーを剣に纏わせることでマルケルスの次元断を完全に再現し、圧倒的な格上の七大天使と相打ちにまで持っていった。
グランベリアはこの次元断を放った時点で死んでいたが、ウリエラは七大天使を相手にして一歩も引かず力を示したことへ敬意を示し、第二市民を解放すると部下に伝えて死亡した。
第三の道でようやく仲間になるが、遅れて仲間になるのも気にならないほどの攻撃性能を誇る。
特にマルケルスから模倣した次元断を完全に物にしており、第三の道のインフレ雑魚も2人で蹴散らしてくれる。
・邪神アリスフィーズ
娘や孫をひたすら殺されているので当然怒ってはいるが、本人も魔界での合一計画で多くの命を奪っているので互いに割り切っている。
マルケルスは白兎化を防ぐための行為で魔王自体に恨みを持っている訳では無いので、その部分にも理解を示している。
・沙蛇(アリスフィーズ2世)
殺しあった宿命だが合一されたこともあり、互いに仲間として認めあっている他、信念があった戦いとも知っているので謝罪の必要は無いと言っている。
ポケット魔王城での沙蛇との会話は必見。
・黒のアリス(アリスフィーズ8世)
神になっていない方でハインリヒと旅をしていた時代から来た黒のアリス。ルカが元の世界に戻る際についてきた。
修羅に堕した勇者と聞いているが、「いい目をしている」と高評価。
マルケルスからも黒のアリスを狩るのはどの世界でも大仕事だったとその力を評価している。
沢山の自分が死んでいるが、殺されたのは他の世界の自分なためか気にしていない。
・ハインリヒ
並行世界から小さなイリアスに唆されてやってきた、勇者としての大先輩でありご先祖さま。
伝説の勇者の血を汚してしまっていると気後れしているが、ハインリヒからすれば世界を守るために己を顧みず戦い抜いたのは勇者以外何者でもないと非常に高い評価を貰ったことでマルケルスの勇者としての心を再び燃え上がらせた。
・アリスフィーズ15世
合一した時に死亡しているアリスルートと存命しているイリアスルートがあることで生存の可能性が優先されて存命のまま仲間になった。
殺されたことについては奇縁を感じるだけで、不快の素振りを微塵も表さない器の大きさを見ることが出来る。
・アリスフィーズ16世
ルカと旅をしている自称グルメな魔王。
世界の合一後、混沌の使徒の力の絶望的な差に心が折れ、最期の日まで平穏に過ごすためにイリアスヴィルの宿屋を継いでいた。
秘伝のレシピの再現がまだまだ甘いとマルケルスからは辛口評価。
流石に母親を何度も殺している事もあり思う所もあるが、マルケルスは魔王狩りとしてではなく1人の宿を経営する者としての礼をする。しかし宿の経営はアリスにとっては現実逃避であったため礼を受け取らなかった。
なおアリスは料理をしておらず、銀尾二尾のもふゆという妖狐が秘伝のレシピを再現しているという事にマルケルスは非常に驚いていた。
・アドラメレク
XX型アポトーシスでソニアの姉。そもそも人間体を持っていないので人間としての妹は居ないがソニアは法則としての妹。混沌の使徒クレオ・アドラが生まれたこともあり、世界から異物を排除する役割を失ったので混沌の深部で復旧させた後自らのボス曲のCDを手土産に仲間になった。
前章以降も何度も殺されているらしく、アカシックレコードの知識でマルケルスを仇としているが、マルケルスから何でもかんでもダウンロードせずに会話を通じて知識を習得するように勧められる。
アドラメレク「分かった…話し合おう。」
マルケルス「断る。」
勧めておいて自分が聞く気はないらしい。
・ソニア
ルカの幼なじみで僧侶見習いでカレンの娘として受肉したXX型アポトーシス。
マルケルスの最優先の排除対象に含まれていたが、混沌の使徒のエクス・ソニアとソニア自身が和解して魂の合一で一体化した事で危険性が無くなったのでカレンの娘として接している。
カレンにはマルケルスでさえ言い淀む悪癖があるがソニアには遺伝していないことを知り安堵しているようだが…?
ちなみに混沌の使徒として出会った時点でルシフィナから見た嫁の第一候補なので、マルケルスは「嫁があれで、姑がこれか…平穏はないのか」と嘆いているが、後に宴でルシフィナが嫁を決めるための決戦を開く事を宣言したのでもっと酷いことになるのは目に見えている。
・ネリス(アリスフィーズ17世)
正史世界での孫。七尾をボコボコにした方。マルケルスは既に故人のなので初めて顔を合わせることになった。
色々聞きたいことはないか聞いたネリスにマルケルスは元気でいればそれでいいとを言って喜ばせた。口下手だが愛はしっかり伝わったようだ。
・ネロ
同じく正史世界での孫。ワープして通りすがる方。
正史世界でのルカとアリスは混沌の存在では無いが、ルカの聖エネルギーとアリスの闇エネルギーを受け継いだことで並行世界への行き来が可能になっている。
格好について触れてしまった為ネロが喜んで饒舌になったが、格好については自分もさして変わらないので気にしている訳ではなかったマルケルスは慌てて止めに入った。
ネロの服装はヤマタイのサイジン布を手縫いしたモノらしい。
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ストーリークリア後のネタバレ |
・カオス
ぱらどっくすRPGにおけるラスボス。
混沌をどうにかするためのラスボスが居ないのなら作って対話するか倒すかしようという逆転の発想で産み出された。
後述の通りルカとヒルデの娘であり、マルケルスにとっては孫に当たる。
ルカの遺伝子を受精させたヒルデを数十億年前に転送して、ルカ達がタルタロス最深部に来るタイミングで産まれるようにした結果混沌の使徒が発生した上に世界を合一したことで、強大すぎる力と悪意に触れて和解は不可能と思い込んでいた。
しかしトドメを刺そうとした直前、カオス本人の「祝福無き命なのか?」という言葉を聞いたことでルカは正気を取り戻したことで親としてカオスを祝福無き命という事を否定して和解する事が出来た。
混沌を晴らす為に5000年近く2人で世界中を元に戻して、ちょっとだけ都合のいいハッピーエンドな世界になれるように並行世界に関するシステムを改良した後、時間を逆行して決戦後のイリアスヴィルに無事帰還。より良い神として頑張る表明を受け入れられ、仲間になった。
なおマルケルスにとってカオスはこの世界の初孫に該当するので、ルカから突っ込まれるくらいには盛大に祖父バカを発揮している。
ムニエルの骨を抜いてから食べさせたり、わさびを避けて刺身を食べさせている。
ポケット魔王城ではカオスの好物のみで作ったデラックスお子様ランチとこれまたカオスの好きなフルーツのみを厳選して、特上の牛乳を使った7色のパフェを作っている。
ルカ「混沌の神、この剣で討つとか言ってたの忘れたの?」
マルケルス「忘れた。」
カオス「美味しい…♪」
まあそもそもカオスと和解したことでマルケルスの目的は全て達成したも同然なのでこの甘やかしかたもやむなしだろう。
ちなみにプレゼントでカオスにお子様ランチをあげても受け取ってくれない。
さらに他の料理も喜んだ一方で「父の父(=マルケルス)の料理の方が美味しいぞ」とコメント。相当マルケルスが作ったお子様ランチや料理が美味しかったようだ。
・カレン
カオスとルカが親子ふたりで時空改変をして混沌の被害者を救う旅で、ついに仲間になった元勇者パーティーの僧侶。パーティを組んでいた頃は好意を抱いていた。
30年前の大異変で発生した災害の救助中に夫と共に崩落に巻き込まれて死亡しているので全盛期の肉体で復活させたのはいいが、あのルカさんでさえ「覚悟がいる」と言わしめるほどの全身タイツという凄まじい格好なのに感性や常識は持っているのでソニアの服装にお説教している。
そしてソニアはスライム娘並にブーメランを連呼するようになった
更にマルケルスがソニアへの遺伝を懸念していた悪癖とは、街に訪れる度に宿で見知らぬ男を連れ込んで一夜を過ごすドが付くほどの淫乱ということが明らかになった。
医者の夫がいるので流石にその話はなしの方向でと言っているあたり黒歴史のようだ。
……と思ったら普通におねだりがある。それも2種類。人間なのに。ルカにタンスの搬入を手伝ってもらったお礼としてヤるのだが、2回目も同じ誘い文句である。
ルカさんもタンス多いですねじゃなくて疑ったほうがいいぞ
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追記、修正はマルケルスのレシピを完全再現してからお願いします。
- 混沌の祖父やぞ -- 名無しさん (2024-12-24 18:48:20)
- もんくえ正史では重要人物とはいえ登場人物たちにいろんな影響を与えただけの故人だったのに、もんぱらではものすごくキャラが分厚くなったな。もはや「ルカさんの父」というだけでは収まらないぐらい良いキャラだし、第三の道で親子勢ぞろいしたときは心底燃えたわ。 -- 名無しさん (2024-12-24 19:37:04)
- 恐妻家いうけどルシフィナママン相手に亭主関白できるかって言われると…… -- 名無しさん (2024-12-24 19:54:45)
- 勇者の父は覆面&パンツ一丁で泳ぎが得意であらねばならぬと応じる愉快な親父 -- 名無しさん (2024-12-25 10:42:19)
- 作中でも言われるレベルのバクスタの代名詞。他にもバクスタ行為は頻発するんだけど多すぎるせいか背中を見せたら殺される身内wikiが設立されたりしている…- -- 名無しさん (2024-12-25 21:49:24)
- ウリエラクラスでも一撃で絶命可能かつ天地開闢拳クラスの技が次元断と考えれば超高精度のワープを使ったバクスタは合理的なんだよな……加入レベルからしても七大天使と六祖には及ばないレベルだし -- 名無しさん (2024-12-25 21:51:19)
- 良くも悪くも、ぱらの方は息子と同じでインフレし過ぎでコレジャナイ、という印象なのが…。本格RPG化故にスケールをデカくし過ぎた弊害も生じた気がするような…。 -- 名無しさん (2024-12-25 22:03:07)
- 正直見たいのはルシフィナをどう落としたか…そしてやっぱりアヒったのかな? -- (2024-12-25 22:21:31)
- 作中の謎の大半はある程度説明されてるけどルシフィナとの馴れ初めは一切不明なんだよな。彼女が堕天前だった天界ではもっとわからん -- 名無しさん (2024-12-26 00:27:13)
- ↑×3 まず「コレジャナイ」とか誰目線なんだよ -- 名無しさん (2025-01-25 16:08:38)
- 二度と故郷に帰れず家族とも会わない覚悟で異世界をさ迷い歩いて魔王狩りしてたのに、自分を追って旅に出た我が子と孫が大冒険の果てに世界を救ったんだから余生は思う存分孫バカする権利がある…この人の寿命ってシナリオ後はどうなってんだろ? -- 名無しさん (2025-01-25 16:32:49)
最終更新:2025年02月01日 11:27