登録日:2025/02/18 Tue 06:17:44
更新日:2025/02/18 Tue 06:54:27
所要時間:約 4 分で読めます
『私はいったい何役令嬢なんでしょう!? ~大変恐れ入りますが、営業スキルで異世界攻略いたします~』は、宇田川うた子による転生令嬢ものの漫画。
秋田書店の電子漫画雑誌『プチプリンセス』のVol.71から連載開始。単行本は既刊3冊。
【あらすじ】
製菓会社の営業の石川ゆりはアポ先に出かける直前に意識を失い、目覚めると見知らぬ屋敷で別人となっていた。
異世界転生したと気付いた、ゆりは屋敷でも学校でも周囲から嫌悪されることから自身のポジションを悪役令嬢と推測するが、
直後にベルガモットの顔を見たことで、この世界が生前ハマっていた乙女向けアプリゲーム「物静かな令嬢と魔法の聖石」(通称:かなとの)の世界で自身が主人公のリリアナであることに気付く。
本来の「かなとの」ではリリアナがヒロインでベルガモットが悪役令嬢だった筈が立場が逆転、更には他のキャラクターもゲームとは性格が異なる。
ゆりはこの世界と「かなとの」の差異に困惑しつつも状況を把握し元の世界に帰還するために生前身につけた営業スキルを駆使して立ち回る。
【登場人物】
本作の主人公。製菓会社の営業部で働いていた女性。
元々は開発部を志願し入社しており、営業部に配置換えされ2年経ち営業スキルを身に着けた現在も悪夢に見るほど転属当時の出来事はトラウマになっている。
「かのとの」の主人公の伯爵令嬢。
本来は主人公だったはずがミスカトニック学園の学友からは「陰険令嬢」と陰口を叩かれ、屋敷のメイドからも嫌がらせを受ける嫌われ者となっている。
ゆりが発見した遺書によると、何者かに呪いを掛けられて真意を口にすることができなくなっていたらしい。
「かのとの」の攻略対象の一人。
本来は誰に対しても笑顔を見せる優しい人物だったが、無表情で理性的な性格となっている。その正体はロータス王子と精神交換した完全な別人。
この時代の知識を収集する目的で活動しており、リリアナの中身が別人であることも自身の存在もあってすぐに把握。
肉体に引っ張られ甘味が好みで、甘味もしくは知識と等価交換でゆりに協力する。
本来の「かのとの」では悪役令嬢だが、この世界では周囲から慕われるヒロイン的なポジション。
普段は自作自演のマッチポンプと取り巻きの扇動でリリアナに嫌がらせしていたが、リリアナに直接毒薬を掛ける凶行に及ぶ。
普段の態度との違和感に、事件以降黙秘を続けているというリリアナの呪いとの類似点からゆりは話を聞きに向かう。
その正体は、ゆりと同じく転生者。
当初は悪役令嬢に転生したことで運命回避のため行動していたようだが、リリアナが陰険令嬢と蔑まされる様子を見てベルガモットが主人公な世界なのだという認識に至る。
ハーレムルートになれば非攻略対象の推しと結ばれるという根拠のない確信を抱き攻略を進めていた。
周囲からの人望は、好感度上昇アイテムによるもの。
リリアナの義弟。本来は攻略対象の一人。
幼少期に父を亡くし、母親の再婚でモルガナイト家に身を寄せる。
「かなとの」では、リリアナに家族として優しく接されたことで超シスコンキャラに育ったが、
この世界には幼少期に毒殺されかけたとしてリリアナに殺意を抱く冷酷な性格となっている。
夜になると屋敷を抜け出し動物を惨殺する悪癖がある。
シャッガイからの昆虫に寄生されており、暴力衝動は虫によるもの。
リリアナの毒殺未遂の真相は、何者かに駆虫薬と騙されて毒を飲ませたというもの。
虫が駆除され衝動から解放され、リリアナの遺書を読み真相を知ったことでゲーム同様にシスコンキャラに変貌する。
アスターの従姉で辺境伯の娘。アスターの家庭教師としてモルガナイト家に同行して共に暮らす。
本来の「かなとの」には存在しないキャラクターで、モルガナイト家の財産を狙いリリアナとアスターの暗殺を目論む。
モルガナイト家に仕える執事。
ダリア同様に本来は存在しないキャラクター。リリアナに呪いを掛けた張本人。
ダリアに協力しているが、彼女が来る以前からモルガナイト家に仕えており、どの様な経緯で協力関係となったのかは不明。
普段は手袋で隠しているが掌に口があり、その口で噛み付いたものに呪いをかける。
「人間のくせに〜」と発言しており、正体は人外と思われる。
追記・修正お願いします。
最終更新:2025年02月18日 06:54