登録日:2025/02/24 Mon 20:53:48
更新日:2025/04/15 Tue 11:31:54
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『X4 Foundations』はドイツのメーカーEgosoftによる「Xユニバース」を舞台とした大規模宇宙シミュレーションゲームである。
概要
Xシリーズのナンバリング4作目、シリーズとしては通算7作目に当たりFoundationsはサブタイトルとなる。
過去作との繋がりはあるが、時代的には少し離れているので過去作をやっていなくてもプレイ上は支障をきたさない。
プラットフォームはSteam。
ボイスは英語のみだが日本語は字幕対応。たまに変なところで区切れている時もあるがプレイにさほど問題はない。
発売は2018年12月1日となかなか前のゲームであるが、度々アップデートとDLCによる規模拡大を続けており、2025年も第3四半期にアップデートが予定されている。
エンドコンテンツはリアル時間で数か月かかるものがあるなど、相当なレベルで根が深い代物となっている。
DLCは1つ1つが1700円と高めなものの、追加される要素がかなり大きい。
そして、それによって受けられる恩恵はまちまち。
やれることは色々あるゲームだが序盤はフライトシミュレータ要素が強いので3D酔いの心配がある人は注意。
あらすじ
かつて、宇宙に進出した人類は外宇宙に繋がるオーバーテクノロジー「ジャンプゲート」を発見。
これを利用しテラフォーミングAIによる惑星開拓を進めていた。
プロジェクトの遂行に伴い、人類は外宇宙まで版図を広げることに成功しテラフォーミングAIプロジェクトは終了、人類はAIに自爆を命じた。
しかしAIはこれを拒否して人類に反旗を翻し、艦隊を結成して地球をテラフォーミングすべく侵攻を開始した。(テラフォーマー戦争)
テラフォーミング機能と宇宙資源により無限に増殖するAI艦隊「テラフォーミング艦隊」は地球勢力を圧倒。
あと一歩まで追い込まれた人類はジャンプゲートを通じて艦隊を外宇宙へと放逐する作戦を決行する。
再襲来を防ぐために地球側のジャンプゲートは破壊され、艦隊を連れ出すためにゲートの向こう側に残った人類は長きにわたり外宇宙で生きることとなった。
ゲートの向こう側では既に何者かの作った別のゲートが複数存在・稼働しており、そこから「パラニド」「テラディ」といった外宇宙の知的生命体と出会い交流していった。
そんな中で、ゲートの向こうの人類は新たな人類種「アルゴン」としての立場を確立する。
それから数百年後、ジャンプゲートの復旧によりアルゴンと再会した地球人種テランは、テラフォーマー艦隊が「ゼノン」として健在であることを知る。
ゼノンを巡るゴタゴタによりテランはかなり排他的な国家となっていたたのもあり、アルゴンを含む外宇宙人種と対立を深めることとなった。
アルゴン-テラン間で紛争に発展したこともあった。
しかしある日全てのゲートが原因不明の稼働停止するという大事件が起きる。
これにより人類含む5大種族は再び分断の危機に晒される。
その後ゲートが再び稼働し始め、各種族は交流を再開。
しかしそれはゲートからゼノンの侵攻が再開するということでもあった。
ゼノンの脅威と様々な人種との対立と協調が渦巻く中、とあるステーションで一人の人物が動き出す。
今は名も無きなれど、その人物はまだ見ぬ大器か、世界を牛耳る梟雄か、はたまた宇宙を揺るがす傑物か。
システム
ゲームモード
チュートリアル、オープンユニバース、タイムライン(DLC)の3つ。
チュートリアル
ゲームの基本的な操作などを学べる。ただ十分とは言い難いので実戦で学ばなければならない部分も多い。
また交易やステーション建設などはオープンユニバースモード中でもチュートリアルが表示される場合がある。
オープンユニバース
本作の基本のモードとなるモード。
プレイヤーはまずいくつかのプロファイル(キャラと立場)の中から1つを選択してゲームを開始する。
選んだプロファイルによりより、ゲームスタート時点で保有する宇宙船、資金、開始地点、各派閥との関係などが決定する。
プロファイルによっては冒頭にプロット(一連のミッション)が発生する場合がある。
以降はプレイヤーが思いのままに宇宙空間とそこに浮かぶステーションで好きに活動できるようになる。
明確な目標は決まっておらず、自分の資産を稼ぐなり宇宙を探索するなり各所でプロットを進めたりしていくこととなる。
その過程で、依頼の処理・宇宙船の新調・私設艦隊の運営・宇宙ステーションの建造・テラフォーミング事業などを手掛けていくことになる。
特定の勢力を目の敵にしてひたすらケンカを売ったりなんてこともできる。
操作やメニュー項目がかなり多く、「慣れるまで100時間」などと言われている様子。
Ver.7辺りでラジアルメニューも実装されたので、活用しよう。
チュートリアルもあるにはあるが、結構わかりづらい。
大雑把な指示はともかく、細かい操作の説明になると一気に説明して後は「はい、やって」に終始するというクソ上司ムーブを決めてくる。
いわゆる「強くてニューゲーム」「クリエイティブモード」も存在している。
本編のプレイ内容によって加算される予算の範囲内で初期保有の所持金・アイテム・艦船・設計図、セクターの開示状況、派閥関係をプラスにして開始できる。
ただし、MOD導入している環境の場合は不可能で、他のプロファイルの併用は不可。
この予算制限を取っ払った「クリエイティブ」は、それ自体がMOD導入と同じ扱いのデータになってしまうので注意が必要。
なお、改造データの場合、予算獲得条件を満たしてもカウントされない他、マルチプレイ要素である「探検」が不可能になる。
タイムライン
DLCのTimelinesで追加されるモードで、オープンユニバースの舞台となるXユニバースに隣接する特殊空間内での話となっており、内容もミニミッション集である。
ミッションは「グラフ」というくくりの中に「ムードゥス」というミッションが複数ある。グラフの数は6、ムードゥスの数は3~5。
それらすべてに挑戦して一定評価を得られると「ターミナス」という締めのミッションが解放され、クリアすると次のグラフに移れる。
評価は0~5で、それぞれ決まった条件で上下する。例え撃墜されても活躍できていれば評価はもらえることが多い。
ムードゥスはどれかが0であっても他が好成績なら先には進めるが、ターミナスはきちんと一定のところまで進める必要がある。
各ミッションは敵味方決まった構成で本編の資産は影響しないため、極端な話でいえばゲーム購入直後に全て制覇することも可能ではある。
ただし、チュートリアルの応用+α程度はできないとまずどこかしらで壁にぶち当たるだろう。
特定のミッションをクリアすると報酬としてオープンユニバースモードの決まったセクターに特殊な遺棄艦などが出現する。
そのセクターがゼノンとかカークとかがいる場所だらけなんだけど。
クリアしていけば新セクターや新派閥といった大規模な追加も行われる。
宇宙
舞台であるXユニバースには、様々な派閥が「セクター」という宙域で活動している。
セクター間はハイウェイや加速装置、ジャンプゲートによって結ばれ、各派閥の管理するステーションがあちこちに存在する。
ちなみに、ハイウェイは秒速15.4㎞、加速装置は艦船次第では光速の数%ほどの速度となる。
そこを各派閥の艦船が往来して物資(ウェア)のやり取りを行っている。
セクター名は「ハティクヴァの選択」など変わったものが多いが、「東京」も知らない人が見たら「都市の東」とか地方感あふれる感じになるのでおそらくそういうニュアンスなのだろう。
関所という概念がないため、やろうと思えばどこへでも行ける。
特にハイウェイはセクターを超えて道路が繋がっており、乗っている限りは自動でカーブなどもしてくれるため、下りない限りは隣接セクターに延々連れて行ってくれる。
当然、敵対的な派閥が支配するセクターに突入すると攻撃を食らってしまったりするので注意が必要。
また、全体の規模がかなりのものなので、足回りのいい偵察機でもないと方々を旅するのには不向き。
場所によっては鉱石やガスを採取できるエリアがあり、専用の採掘船を用意すれば採掘・収集してウェアとして販売も可能。
無論、自分のステーションがあるならそこで使用することも可能。
この手の採掘物は時間経過で回復するが、過剰に取りすぎないように。
また、採掘をしていると「カーク」という敵性種族が出現するようになっており、序盤ではハードルが高め。
その巨大な宇宙空間を処理するため、プレイヤーがいるセクターのみ細かく処理し、それ以外は簡易処理する、という形が取られている。
宇宙船
戦闘機クラスの小型艦から空母クラスの大型まで多数の艦が登場する。
ごく一部の特殊な艦とゼノン・カーク系の一部を除き、全ての艦をプレイヤーが直接操作可能であり、乗れる艦の数は非常に多い。
大きく分けて戦闘用の艦と交易・採掘用の非戦闘用の艦がある。サイズは特大・大・中・小が存在し、そこから更に用途によって細分化される。
小型艦ならスイスイ動くが、大型艦ともなれば回頭だけで10秒以上かかったりと運動性には大きな差がある。
また空母やフリゲートなどは小~中型ドックを持ち、下位サイズの艦を積載する機能を持つ。
艦は武装やエンジンなどを換装することが可能で自分好みの艦を作ることが可能である。
一部の例外を除いて各種族のパーツを自由に混在させられるので、アルゴン製のシャーシにパラニド製のエンジンを積んでテラディ製のタレットを積む、といったことも可能。
各艦種は基本型のヴァンガード型と性能が少し異なるセンチネル型があり、ものによっては更に亜種がある。
主な艦種
小型の戦闘艦。
多くの場合プレイヤーが最初に乗るであろう艦種。
火力や装甲は低いが加速や旋回性能が高く、動かす面で非常にストレスが無い。
上手いプレイヤーともなればこれでひたすら相手の死角に潜り込んで中型艦以上を落とすことも珍しくない。
価格と火力のバランスが良い戦闘力のある小型艦ということもあり空母から大量に飛び出すことも多い。
戦闘機からより戦闘能力を高めた小型戦闘艦。
大きな長所を持つがなにかしらの無視できない欠点を抱えている艦が殆どで、「戦闘機よりは強い」以外にカテゴリ内の共通要素に乏しい。
超高火力で足回りも良いが戦闘機以下の紙装甲、高火力重装甲だが超鈍足、速度も装甲も火力も高い高性能機だが価格が超高額で数を揃えにくいなどなど。ある意味ではバリエーション豊かな面子が揃う。
武装やエンジン数が戦闘機より全体的に増しているため、高級な装備を積み込もうとすれば中型艦に匹敵、あるいはそれを超える価格になることもある。
戦闘機から火力を取っ払って運動性能を高めた小型戦闘艦。
足の速さは全艦種の中でもダントツであり、小回りも効くため1機あると移動が非常に楽になる。
特に序盤はあっちこっちに走り回ることになるため役に立つ。
最速クラスかつ値段も最安クラスの「ペガサス」にお世話になったプレイヤーも多いだろう。
火力はほぼ無いのだが曲がりなりにも戦闘艦ではあるので非友好的な勢力からは攻撃されることもある点には注意。
速度と火力に優れた中型戦闘艦。
小型艦とは一線を画す火力を持ち速度も高いという戦闘向けの艦種。
と言えば聞こえはいいが、速いが運動性は悪く装甲もそんなに厚くないという艦種であるためかなり癖が強く、慣れないととにかく振り回されることになる。
船速を活かしたヒットアンドアウェイ戦術が基本になるので練習あるのみ。
強みを活かせば中型艦でも高い火力を叩きつけられられる。
汎用性の高い中型戦闘艦。
複数のタレットを持つ艦が多く、コルベットより速度は落ちるがちゃんと曲がれるので中型艦の中でも癖が無く扱いやすい。
装甲も十分でプレイヤー操作艦として人気が高い。
また小型ドックを持つため小型艦を積載できるという特徴もある。戦闘機を積んで飛ばして戦力にしたり、偵察機でちょっとした移動に使ったりと色々な運用ができる。
一方でNPC運用だとイマイチという欠点もある。
火力投射能力を重視した中型戦闘艦。
タレット数を重視した艦が殆どで防空能力が高く、それでいて中型艦の中では安価。
機動力や防御力に難があったりと単純な戦闘能力は上記中型戦闘艦2種に劣りがちでプレイヤーが乗る艦には向かないが、火力に対するコスパが良いのでNPC運用でまとめて運用したり防空やちょっとした護衛に回したりといった形で活躍している。
後述の「親子亀」「蓋」に向いた艦もあり文字通り砲になる艦になっていることも。
戦闘力の高い大型艦。このサイズから部位破壊のシステムが追加される。
駆逐艦?小型じゃ?と思われるかもしれないがこの世界の駆逐艦は中型以下の数倍どころではないサイズを持つ大型艦である。
そのサイズからステーションの着陸場には入れない為、大型艦専用の桟橋にのみ接舷出来る。
艦としては並の艦はおろかステーションすらに大打撃を与えられる主砲を始め、全体に張り巡らされたタレットよりとにかく火力が高い。
小型ドック、パラニドのみ中型ドックも備えており艦載機も配備できる。ただし補給や修理はできず乗せられるだけ。
サイズもあって運動性能は皆無であり、基本的には後方から固定砲台のような形で火力投射する運用になる。
大量の中・小型艦積載と多数のドックを備えた特大型艦。修理も可能。
殆どが小型艦を数十機、中型艦も2桁搭載できる多大な積載数を持ち、数の暴力により敵を圧倒する艦種。
複数のドックや専用の発進チューブから次々と艦が飛び立っていく様は感動すら覚えるだろう。
上部タレットの多い中型艦をドックに露天駐留させて疑似的にタレットを増やす「親子亀」「蓋」といった小技もある。
本体も特大型艦にふさわしい頑強さを持ち、主砲こそないがタレットが大量に配備されているようなタイプも艦もある。
艦橋で艦載機部隊の指揮を執るか、はたまたいちパイロットとして飛び立つかはプレイヤー次第。
強い艦種であることに間違いはないのだが、とにかく金がかかるのが大きな欠点。
本体は勿論、艦載機も全てプレイヤーが調達しないといけないので駆逐艦とは比較にならないレベルで金が消える。
これを安定して運用できるのであればプレイヤーは宇宙に名を馳せる勢力の一つと言っても過言ではないだろう。
空母と同じく多数のドックを備える艦種。もちろん修理も可能。
空母よりも火力は低く足も遅いが、この艦種最大の特徴は大型・特大型の修理が可能ということ。
エンジンやタレットをやられた船をその場で戦線復帰させられるのは補給艦船の専売特許、激戦区にはぜひ連れていきたい。
おなじみ戦艦。本作では特大型の戦闘艦となっている。
駆逐艦をそのままアップグレードしたような艦種で超火力ととんでもない装甲を持つ。
その強さ故か本作の艦の中では特別な存在であり、通常の入手は基本的にできない。
もし入手出来た暁には、その圧倒的性能で世界を変え得る存在となるだろう。
戦闘艦と交易艦の中間に位置する特殊な艦種。戦闘艦としては火力はやや物足りず、交易船としては積載量がいまいち。その名の通り戦場でのゴミ漁りが得意な船。
…というのは建前で海賊勢力がよく使っている、ぶっちゃけ海賊船。
ようするに交易船を落とせる火力、荷物をかっぱらうだけの貨物積載量、船ごといただくための海兵を乗せられる人員積載量、でもって警察からとんずらできる速度を兼ね備えた船である。
左から小型・中型・大型の艦で、ウェア輸送を主任務とする本作のもう一つの主役達。
配達船はエネルギーセルや食料のような軽いウェア、輸送船は船やステーションの建造に使う重いウェアを運ぶのに向く。
貨物船はハイウェイに乗れないのでどうしても遅いが、大規模建造などで大量発注をかけた際は操作量が少なくて済む。
大型らしく中型艦以下の攻撃ではビクともしないので海賊が多かったり敵性地域に近いエリアでも安心して輸送できるメリットもある。
いずれも同サイズの戦闘艦より配備できる人数が多いので、プレイヤーによってはウェアそっちのけで海兵を詰め込まれて海賊稼業に駆り出されることも…
ウェア生産のために必要な鉱石やガスを採集する第一次産業者。
一口に採掘船とまとめられているが、小型・中型・大型のサイズ差と、鉱石・ガスどちらの専門かの違いがある。
通常のウェアは運べないが、代わりに鉱石やガスを運べるのでそちらの交易や輸送に使われたりもする。
一部の艦は民間船カテゴリの癖に妙に戦闘能力高く、ジェネリック砲艦やジェネリック戦闘機として戦闘に流用される艦も。
唯一のステーション建設が可能な艦。
マトモな戦闘力は無く、ステーション建設しかできないがそれが途轍もなく重要な世界であるため超高額。小規模ステーションを余裕で複数建てられるぐらいには高い。
当然ながらこんなものを購入してから最初のステーション建造を始めるのは無謀であり、基本的には他勢力の建造船をレンタルする形でステーション建設を行う。
戦闘能力の低い特大型艦なので悪いプレイヤーからは移乗攻撃で狙われることも
もちろん購入できるぐらい資産が溜まったなら自前の建造船を持つことも可能。レンタル元が見つからなく困ることは無くなるし、建造に使うドローン数が不安定なNPC船と違いめいっぱいドローンを積んで建造に臨めるため建造自体が速くなるというメリットもある。
曳船は戦場でやられた船や、宇宙を漂うデプリを専用のリサイクル設備へドナドナする船。損害を少しでも取り戻したいのか、テラディなんかがたまに使っている。
大型・特大型船やでかすぎるデプリはそのままでは運べないので、圧縮作業船が解体・圧縮してスクラップキューブにしてやる必要がある。
宇宙船の運用
宇宙船の運用には、操縦担当の艦長が1人必要な他、修理担当の船員・白兵戦担当の海兵を割り当て可能。
プレイヤーは艦長を担当することができるが、NPCの艦長を雇って行動を指示したりもできる。
NPC艦長操縦中も、話しかければ操縦を代わってもらうことができる。
艦船が破壊されるとインベントリアイテムをドロップするので、戦争を誘発してそのアイテムを回収して一稼ぎ、なんてことも。
自分で操縦する場合、基本的に一人称の操縦系と同じだが、いくつかモードが存在している。
主に、トラベルモード、スキャンモード、長距離スキャンモードの3つ。アイテムによりS.E.T.A.モードが後から追加される。
- トラベルモード:多少のチャージと加速が必要だが、通常モードの10倍くらいの速度で移動できる。急には止まれない上に攻撃を食らうと強制解除となる。
- スキャンモード:周辺物の状態を調べる。採掘可能な鉱石の判別やステーションの故障個所の発見などが可能。
- 長距離スキャンモード:副兵装ボタンを長押しし、タイミングよく話すと遠くにあるステーションなどの有無を調べられる。
- S.E.T.A.モード:時間経過が6倍になる。プレイヤーだけ早くなるわけではないので、基本的に時間つぶし用。
NPCが使うのはトラベルモードだけだが、自身がドッキング中なら別モードも同時に実行できる。
目標地点を設定すれば、自動航行で移動することもできる。まあ、たまに変なルートを通ろうとするが。
自動航行やトラベルモードなど、勝手に移動してくれるモードの合間には依頼を確認したりNPCに指示を出したりもできる。
別途ブーストによる加速もできるが、シールドと兼用のゲージを消費するので注意が必要…だったが、アプデによって仕様変更となり、ブーストゲージは独立したゲージとなった。
武器は機体ごとに決まった数だけ設定できる。任意に主兵装と副兵装とで対応ボタンを割り当て可能。
主副それぞれ4つのパターンに割り当てることができ、一斉攻撃とかパルスレーザーだけとかの運用も可能。
ミサイルランチャーなど消耗品を必要とするものを副兵装に分けるなどがいいだろう。
また、自動で攻撃してくれるタレットもある。
防御面では(外してなければ)シールドが存在しており、攻撃を受けてもそのうち回復する。
大型以上の場合はタレット・ブースターが「表面要素」として個別に耐久力があり、シールドも個別。シールドを発生させるジェネレーターもあり、これを破壊されるとその場で回復できなくなる。
本体がダメージを受けた場合、宇宙空間で直接修理・船員による修理・補助艦船による補給・修理可能なドックに着艦などによって修理できる。
武器に依存しない要素として、接近した敵にダメージを与える機雷や周辺情報を収集する人工衛星などを設置可能。
設置依頼が出される場合もあり、基本的なものはいくつかキープしておきたい。
ミサイルなどの艦載消耗品は、船が購入できるステーションのドックで購入可能。
ドッキング中の乗り降りは主に小型機の場合はコックピット付近から直接、それ以外なら転送装置で搭乗口を経由する形。
また、ドックの転送装置または航行中のコックピットの転送装置からは、宇宙服を着て直接宇宙に出ることも可能。
無重力遊泳もきっちり用意されており、非常に操作しづらい。
宇宙服では、リモコン爆弾の設置や修理レーザーといった専用装備が使える。
修理レーザーは小型船などの修理が可能で、依頼でも人工衛星の修理を要求されることがある。
乗員として雇えるNPCには役割別に対応する能力があり、艦長であれば「操縦」などがある。
これらの能力は職種に応じた作業をこなすほど上昇し、高いほどできることや作業効率が増える。
また、ウェアとは異なり容量を持たない「インベントリアイテム」には特定の能力を伸ばすアイテムもある。
ちなみに、特定の場所には艦船が遺棄されており、見つけ出せれば自分のものにできる。
置かれているのは大体が敵の統治セクターなので、難易度は高め。
獲得方法は宇宙服で搭乗口付近にあるデータリークをハッキングするか宇宙海兵を積んだ船で「獲得」を実行するかのどちらか。
オブジェクト
宇宙空間には、ステーションや艦船の他に、上記の機雷や人工衛星といった様々なオブジェクトが設置されている
NPCは基本的に積極的に破壊したりはしないため、増減は(依頼による発生も含めて)大体プレイヤーのせいである。
派閥所属のものを破壊した場合、関係が悪化する。
機雷・レーザータワー・人工衛星・資源プローブはプレイヤー派閥が設置することも可能。
- 機雷:接近すると中型艦以下なら即死レベルのダメージを与える。
- レーザータワー:機雷ほど攻撃力は高くないが、アクティブになると周辺のレーザータワーと連動して攻撃する。
- 人工衛星:周辺のステーションや他オブジェクトの情報を取得する。
- 資源プローブ:周辺の鉱石やガスの内訳を調べる。
- コンテナ:艦船の撃破又は投棄によって放出される物資。接触するか近くによってマグネット機能で中身を入手できる。
- 残骸:撃破された艦船や中身が取られたコンテナ。DLCのToAがあれば専用の艦船で回収でき、再利用できる。
- 小惑星:宇宙空間に浮かんでおり、スキャンすると鉱石を検出することができる。
- ロックボックス:くるくる回る鍵付きの箱。赤く点滅している箇所をすべて攻撃すると中身を回収できるが、本体を壊してしまうとアウト。
- 遺棄船:誰も所有していない艦船。プレイヤーが乗っ取ることが可能。
- データ保管庫:赤く点滅している場所を修理レーザーで直していくと、最終的にちょっとした情報が得られる。
- アノマリー:次元の裂け目のようなもので、接触するとどこかに転移。
- データリーク:情報漏洩してるポイントで、ステーション表面にランダム発生。修理レーザーで消したりハッキングしたりできる。
なお、ロックボックス・データ保管庫・アノマリーは長距離スキャン時に範囲内にあると専用の反応が検出される。
犯罪行為
本作では意図してか否かにかかわらず、いくつかの犯罪行為が存在する。
やっているところを通報又は警察に発見されると対象派閥との友好度が低下し、最悪警察に追われる羽目になる。
そういうロールプレイでもしないのであれば、やらないに越したことはない。ハッキング以外は。
- 攻撃:シンプルに艦船やステーションに攻撃が当てると発生。一発くらいなら誤射かもしれないが、マイナス評価をきっちり食らう。単にダメージを与えただけなら一時的に友好度が下がるだけで許してもらえるが、何かしらを破壊してしまうと永続で友好度が低下する。
- 密輸:派閥指定の違法品を所持した状態で警察の検閲に引っかかると発生。コンテナに紛れているのを拾っただけでもアウト。すぐに投棄してしまえば問題なし。
- ハッキング:データリークや内部端末への不正アクセス時に発生。
- 警察行為:許可されていない派閥内で違法品取り締まりを勝手に行うと発生。
- 不法建築:派閥所属のセクターで不動産移転税を払わずにステーションを建てると発生。
警察行為以外は海賊などもやってくるため、条件を整えれば自ら取り締まり・処理も可能。
ちなみに、違法品は別の違法アイテムの素材になったり自由港という場所で売り払ったりが可能。当然得られる利益は高め。
依頼
マップ上で付近のステーションなどに黄色いアイコンが出ている場合、依頼を受けることができる。
概要で何をすればいいかが確認できるほか、ガイドを設定して自動航行で向かうことも可能。
依頼は大部分が(例え置き去りを食らった人の運送でも)上限や時間制限がなく、キャンセルしてもペナルティはない。
依頼受注にランク制限とかはないため、序盤にやると危険な依頼もちょくちょく入ってくる。
ただし、艦船やステーションに直接攻撃を行う場合、攻撃した派閥との関係は悪化するので注意が必要。
逆に、しっかり達成すれば派閥関係も少しずつだが進展していく。
ちなみに、必要物資の調達も依頼の内なので、消耗品である機雷設置などは利益が低め。
宇宙船の建造
小型・中型艦は「埠頭」、大型・特大型艦は「造船所」で発注可能。
どんな艦船が建造できるかは派閥によって異なる。
ただし、戦闘艦船に分類されているものはその派閥と仲良くなってライセンスをもらわないといけない。
手順は以下の通り。
①発注したい艦船を建造できるステーションを選択し、メニューから「艦船を購入」を選択。
②画面上部でサイズを選択し、その右から船体を選ぶ。
③画面左のタブから武器・シールド・足回りなどのパーツや乗員数を選択。赤くなっている項目は必須。
④メニュー操作(右クリックなど)で設計完了。
⑤①の画面に戻るので、追加で発注したいなら②~④を再度実行。
⑥①画面でメニュー操作で発注完了。
⑦ステーションに余裕があれば建造開始。何分かすると完成して、プレイヤーのものになる。
武器などはいくつかの種類とランクがあり、高ランクは価格も必要ウェア数も跳ね上がる。
発注自体はどこからでも可能だが、受け取るには自ら赴くか一緒に雇った船長に合流や配備の指示をする必要がある。
ただし、他の艦船を建造中・ウェアが足りない・ドックが埋まっているなどの場合、すぐに建造はされない。
ウェア不足は装備を充実させると発生しやすく、不足している場合は選択画面の時点で表示される。
ステーション自体の交易で確保されるまで待つか、自分から部品を提供して解消を図ることができる。
自分のステーションを保有できるようになると、自分で艦船を建造することも可能。
ただし、完全オリジナル艦船は不可能なので、派閥と仲良くなって船体や各パーツの設計図を購入しないといけない。
当然ウェアの用意も必要。武器やシールドなど、それぞれで個別のウェアが必要となり全体で14種類、中間を含めれば30種くらい必要となる。
設計図1つ1つが高いのもあり、完全自給自足はかなり遠い。一時期は艦船自作の安定供給はエンドコンテンツと言われていたほど。
作った艦船は売ってもよし自分で使ってもよし。
NPC運営
複数の艦船を所有できるようになると、NPCに特定の作業を指示して個別に活動させることができる。
例えば交易の指示を出せば、NPCは情報さえあれば自ら黒字になるように選択してくれる。
また、交易目的の艦船は戦闘力に乏しいため、護衛艦をつける必要がある。
当然、見えないところで敵に襲われて轟沈、なんてこともある。ピンチの時は対応要請が来るので、ちゃんとフォローしよう。
任意の旗艦の下に艦隊を編成したり、その艦隊の下にさらに小規模の艦隊を、ということも可能。
通常時は「基本行動」という命令で指示された内容を繰り返し、別途個別命令をしてやればその指示を遂行してから基本行動に戻る。
宇宙海兵となっているNPCがいれば、移乗攻撃(いわゆる白兵戦)で大型以上の艦に対して直接攻撃も行える。
この場合、勝利すれば艦船そのものを奪える。
敵NPCは船のダメージがかさむと徐々に逃亡していくので、ある程度削ってから攻撃すると成功率が上がる。
ちなみに、NPCは転属を命じられれば、マップの端から端だろうと、転送装置で一瞬で移動できる。
それ、研究しないとプレイヤーは使えないんですけど。
宇宙ステーション
ステーションはドッキングモジュールにランディングすることで立ち寄ることができる。
このランディングがXYZ軸の位置と角度を合わせないといけないため、慣れないとなかなか難しい。
艦にドッキングソフトウェアが装備されているとランディング作業が大幅に簡略化されるため、自分用の艦船にはぜひ装備したい。値段もお手頃。
ステーションに着艦できる数はステーションが持つドッキングモジュールによって決まっているため、ドックが埋まっている場合は空くまで待たないといけなかったりする。
ステーションは、製造・保管・住居・ドック・防衛・建造・処理といったモジュールが存在している。
それぞれに耐久度やタレット枠が設置されており、当然役割が違う。
また、派閥に応じて形もまちまちであり、非常に多様なステーションが点在している。
耐久力があるということは破壊できるということであり、敵のステーションを破壊し尽くして消滅させたりも可能。
当然その逆もあるので、敵対セクターに近い位置に建てるなら防衛戦力の準備も必要になる。
しばらくすると新しいステーションができたりもする。で、それが原因で紛争になったりもする。
ドッキング後はコックピット降りてシームレスにステーション内へ移動できる。
ステーション内では、主にウェア交易・アイテム売買・クラフト・乗員勧誘が可能。
場所によっては派閥責任者との接触や艦船の装備変更などもできる。
ちなみに、この世界において短距離転送装置はエレベーター感覚で使われる極めて一般的な装備である。
ステーション各所には乗員候補がうろついており、船長など一部の立場以外であれば一通り誘うことができる。
乗員候補のステータスはまちまちであり、何かしらの能力がレベル2以上となると雇用費が跳ね上がる。
レベル1以下であれば一山いくらで雇える程度に安いため、基本的にはこれらをアイテムで補強するのが妥当。海兵は除く。
また最低レベルの乗員であれば宇宙船の建造・改造時に格安でまとめて雇用できる。
ステーション作成・設計・拡張
プレイヤーは他のステーションやオブジェクトと極端に近い位置でなければ、宇宙の好きな位置に自前のステーションを建築することが可能。この場合は任意のポイント・サイズを選択し、基礎設計を行う。
但し他派閥セクターに建てる場合はサイズと建てる位置に応じた不動産移転税を払う必要がある。払わないこともできるが犯罪行為扱いで友好度が下がる。
この自前のステーションは、任意で拡張・削除ができる。
基礎に各種モジュールを自由に追加していく方式で、ウェア製造ステーション、防衛ステーション、交易や建材の備蓄ステーション、それらの複合など様々なステーションを設計可能。
モジュールには接続可能なジョイントが設定されており、位置や角度の調整こそ必要なもののその設計は自由自在。
ステーションの作成・拡張には素材となるウェアに加えて建造船というものが必要。買えるには買えるが特大型艦で超高い。
一応他派閥の建造艦を見ければ格安レンタルできるので資金が溜まるまではレンタルが無難。移乗強奪しやすい艦なので友好度と引き換えに強奪しても良い。
自前の建造船を使う場合は建造費そのものは不要。
建造手順は作成可能なモジュールから追加したいものを選択してジョイントにつなげて設計し、建築戦を割り当てて材料のウェアを用意して待機するだけ。
ウェアはステーション側が自動で買入オファーを発注してくれるため、よその商人が売りに来てくれるのを待っていればそのうちできる。
自前で用意できるならそこから使ってくれるし、待てないなら自分の艦船を使って運んでもいい。
外部購入するなら、予算として先にステーションにお金を入れておかないといけないので注意。
またプレイヤー派閥にはイベント入手できる「本部ステーション」というものがあり、こちらはストーリーに登場するユニークキャラクターが配置されており、上記の機能に加えて「研究」が可能。
研究をすると、ステーションや艦船間をテレポートしたり、ハッキング時に設計図を入手できたり、艦船を改造したりできるようになる。
当然、研究にもウェアが必要。
ちなみに、ワンオフ施設であるためか、研究が進むとステーションで唯一移転が可能となる。
まあ、移転という名のフォールドコロニー落としで、移転先に何かあると消し飛ぶため色々被害(と友好度)が甚大になることも。
オープンユニバースモードの一番下にはステーション設計シミュレーターが存在している。
これは新規スタート扱いではあるが、セクター移動不可で全設計図保持、という状態でスタートできる特殊モード。
思うままに設計でき、完成させるために必要なウェアの確認もできる。
本作ではステーションのデザインを保存しておけるので、ここで練ったプランを本編に持ち込むといいだろう。
交易
ステーションでは様々な取引を行える。
ウェアの売買は各地のステーションからは個々に売買の「オファー」が出ており、その範囲でのみウェアの交易・取引ができる。
オファー(発注/受注)はステーションの在庫に応じて変動し、関連するウェアであっても在庫切れならば買えないし在庫過多ならば売れない。
このオファーは人工衛星設置やドッキングするなどして更新しないとリアル5時間後に失効するようになっている。
オファー情報が失効したステーションはマップ上で色が暗くなるのでわかりやすい。
インベントリアイテムの売買は「交易商のたまり場」という場所で行える。
こちらは購入時は在庫制限があるが、売却の制限はない。また、時間経過で入れ替わり、その都度ラインナップが変化する。
また、たまり場ではクラフトが行うことができる。上位版の売却アイテムや宇宙服での使用アイテムを作成出来るがウェアは作成できない。
上でも少し書いているが、自身のステーション内で製造したものは他のNPCが交易に来てくれる。
維持費などはないので、とりあえず作って放置しておけば次第にプラスになっていくだろう。時間はかかるけど。
注意すべきは価格の設定。ウェアごとに保管量を設定できるのだが、自動の場合は保管量より少ないと高く設定してしまうため、誰も買ってくれない。
部下のNPCが自家製ウェアを交易する場合でもこの価格を参照するため、実質価格0なのに持ち出してくれない、なんてこともある。
経済システム
この世界のウェアは全て原料→別の素材へ加工→それを別の素材と合わせてさらに加工→最終的にステーション作成や宇宙船作成で消費という形で経済が回っている。
このため基本的に無から上位のウェアが生まれることはなく、必ず最低素材の採掘から加工を経由して上位ウェアが作成されている。
原料となる自然資源は採掘船によって採集され、加工用のステーションに持ち込まれて加工されていく。
セクターごとに採掘資源は決まっており、採掘しすぎると枯渇するが時間経過で回復していくので宇宙の資源がゼロになることはない。
この採掘・加工・輸送のサイクルはプレイヤーが行うことも可能で、採掘船を配置して稼いだり、自前のステーションでウェアを生産して売ったり、安い地域で買ったウェアを需要の高いステーションに持ち込んで高額で捌いて利鞘を得たりと様々な形で介入できる。
プレイヤー自身のステーションを駆使して採掘・加工・最終生産といったサプライチェーンを組むのは本作の醍醐味の一つ。
また売ったウェアはただ単に売られるだけではなくNCP派閥であってもきっちりステーション作成や艦船製造に影響するため、プレイヤーのやり方次第では、
懇意にしたい派閥に集中的に売って影から支配したり、敵対派閥双方に売りまくって戦争を激化させる死の商人ロールプレイしたり、違法ウェアの生産・密輸でボロ儲けしたりなど遊びの幅は広い。
テラフォーミング
本作のエンドコンテンツ。
住めない惑星をテラフォーミングし、居住可能にする一大プロジェクト。デフォルトで7つ、DLCで追加1つの計8つのオペレーションがある。
要求される手間・時間・費用・ウェアの膨大さと絶望的なコスパの悪さゆえ、作中派閥の誰もがやりたがらない超大型事業。
どれぐらいかというとこれまで数百~数千でやり取りしていたウェアが突然百万単位で要求されるレベル。
派閥
本作では、様々な派閥が存在しており、特定のセクターに様々な宇宙ステーションを保有して交易を行っている。
それぞれシンボルマークの他にアルファベット3字の略称がある。
派閥ごとに同盟・中立・敵対の関係にある派閥が決まっており、敵対派閥とは勝手に戦闘を行っていることがある。
特に宇宙で生きるもの全ての敵「ゼノン」と問答無用で襲い掛かってくる種族「カーク」は和解不可能である。
逆に言えば、致命的に敵対していなければプレイヤーとは和解にまで持っていけるのがこのゲーム。
プロット上は特定派閥に属する身でも、ゲーム的にはプレイヤー固有派閥として扱われ、個人の振る舞いはノーカウントなので仲良くなることはできる。
ただし、一部派閥はイベントをこなすまで仲良くなれない。嫌われもしないので遠慮なく攻めてOK。
まあ、初期は大抵敵対派閥に相当する関係なので撃たれる時は撃たれるけど。
プロット以外でプレイヤーが他派閥同士の友好度を変えることはできないが、間接的に介入して派閥間パワーバランスを変動させることは可能。
例えば派閥Aから大量のウェアを購入し、その敵対派閥Bに売り払ったりすることで、Aはウェアが減少して追加で艦船を作りづらくなり、Bは増えた物資で活動しやすくなる。
艦船撃沈やステーション建造依頼といったより直接的な依頼をこなす方法もある。
また一部のプロットではプレイヤーの選択が派閥関係に影響を及ぼすものもある。
友好度に関しては「犯罪者」という極めてシンプルな永世名誉エネミーが存在しており、海賊含め全派閥から殺してOKな扱いを食らっている。
ステーション近くなどで発生し、一切攻撃してこない代わりにステーション付近をうろうろするため非常にうざい。
倒すと有効範囲内で派閥の好感度が上がるので、サクサク殺していこう。
アルゴン連邦(Argon Federation)
主要五大種族の一つで、外宇宙で勢力を築いた地球人類の末裔「アルゴン」の主要派閥。
他種族とは戦闘狂のスプリットを除いて概ね良好な関係を維持している一方、かつての同胞であるテランとの関係は険悪であり、過去には戦争していた時期もある。
アルゴン側は「地球人」ではなく「アルゴン人」というアイデンティティを確立して久しいためそういう意味でもテランとは「違う種族」と言えるだろう。
現在はある種の休戦状態で、テランが対ゼノンのためにアルゴン領を通過するのを許可している。アルゴン領でゼノンとドンパチしてることも多い
艦種はバランス型。比較的癖はないが特筆すべき点も無いという艦が多め。
アンティゴネ共和国(Antigone Republic)
元々はアルゴンの勢力圏だったがジャンプゲートの遮断時に独立したアルゴン系の派閥。
ジャンプゲート復旧後も独立した勢力であり、同族であるアルゴンに完全に帰属こそしないものの友好関係にあり、勢力間の仲はとても良好。
ただ規模の割に周辺に敵対勢力が多く、ボコボコにされていることもままある。
ちなみにアルゴンと敵対しているテラン系のプロットにアルゴン-アンティゴネの仲を切り裂くというものがあり、プレイヤーの選択次第ではその関係に大きな変化が訪れることもある。
艦種はアルゴン系の亜種。
ハティクヴァ自由連合(Hatikvah Free League)
方向性の違いによってアルゴンから分裂・独立したアルゴン系の派閥。
勢力圏は1セクターのみながらあらゆる種族に宥和・開放的な政策を取っており、宇宙の敵系勢力と大公の海賊団を除き全派閥と中立以上の関係にある。
裏を返せば大抵の海賊系組織ともよろしくやっており、警察組織は存在せず他所では違法なウェアも全て合法。
セクターは持つが艦船製造関連の施設を持たない、犯罪系ミッションが多い、他所のセクターに自由港を持つといった要素から通常派閥と海賊派閥の中間的なポジションにある。
またゲーム開始直後にハイウェイを回っているとハティクヴァ関連プロットが自動発生するようになっており、テランスタートでもないかぎり大抵のプレイで最初から大きく関わる派閥になる。
このプロットは初心者向けとして設定されているのか、部分的なチュートリアルも兼ねているので最初にこのプロットから進めてみるのも良いだろう。
前述の通り艦船製造をしないので固有の艦は無し。犯罪ミッションは多いが、派閥としての海賊行為はしないのでハティクヴァから襲われることも無い。
ヴィゴーシンジケート(Vigour syndicate)
「まぐれ幸い」星系を支配する海賊派閥。一応アルゴン系に分類されているが実際は多様な人種が集まっている。
小規模な自由港しか持たない他の海賊系派閥と異なり、通常派閥に並ぶほどの勢力圏を持つ一大派閥であり、ゲーム的にも通常派閥と同じ扱いで複数のセクターを支配している。
隣接しているテラディやアルゴンに海賊行為を仕掛けており、特に財務省とは交戦関係にある程に仲が悪い。プレイヤーにも当然のように襲撃してくるため非戦闘艦を航行させるのは危険。
またリップタイドレイカーズを支配・搾取しており、食料品を流通もヴィゴーが握っているため「水」「氷」「糧食」が違法ウェアという特徴を持つ。
艦種は完全に独自のものを持っており、中でも「キド」がこの派閥を象徴する機種。簡単に言えば超低性能の代わりに超低コストの戦闘艦で、その量産性からセクター内では凄まじい量のキドが群れを成している。
プレイヤーが常用して乗る艦には向かないが、運用する艦としては色々使い道があり、物量で圧倒したり高級ドローンとして艦載したりKAMIKAZEしてみたりと様々な運用が考案されている。
また独自の製造方式により艦船製造に使うウェアが全く異なっている。
リップタイドレイカーズ(Riptide rakers)
元々は「貪欲」星系で採掘や廃品回収で細々と生活していた集団であったがヴィゴーの星系と接続確立後、あちらに搾取されるようになってしまった可哀想な派閥。
彼らの住む「貪欲」星系は極めて高い日光(=ソーラーパネル出力)を持つが、艦船をも破壊する「タイド」と呼ばれる太陽からの衝撃波が発生する過酷な地域である。
ゲーム的にもタイドが発生が近づくとセクター内に警告が行われ、近隣のステーションや他セクターに避難しないとタイドの影響で大ダメージを受けて撃沈されてしまう。
派閥的には温和な方で敵対派閥は少なく、普段は廃品回収艦でそこらへんの残骸を漁っている。ただ、立地的にヴィゴー勢力圏を通る必要がある上に前述のタイドもあるので交易相手として安全とは言い難い。
戦闘艦は無く、専用艦として曳船のマンティコアや圧縮作業船のテウタといった艦を持つ。前者は設計図が他派閥にもバラまかれたという設定のためリップタイドレイカーズ以外の勢力でも購入できる。
テラディカンパニー(Teladi Company)
主要五大種族の一つで、爬虫類種族「テラディ」によって運営される商人組織。
自分がドンパチすると儲からないからか、ゼノン・カーク・ヤキを除き他勢力との敵対関係は無し。
一方で儲けのためならダーティな手段も平気で取る種族であり、酒も麻薬も合法なうえに海賊ともよろしくやっている。
かつてゲートの停止が原因で男女間で大きな隔絶が起こった時期があり、この関係で宇宙で活動するテラディ(つまりゲーム中で遭遇する個体)はほぼ全員が女性。男性は殆ど母星に籠っているそうな。
艦種は防御型。装甲が厚く火力もそこそこ。でも足が遅いので人気が無い
財務省(Ministry of Finance)
テラディ勢力圏の警察機構を担う勢力。
自前のセクターこそ持たないものの建造系ステーションを一通り持ち、財務省艦隊が上記テラディカンパニーのセクターを巡回していることも多い。
なおテラディカンパニーと海賊はよろしくやっているが財務省と海賊は普通に敵対関係なので海賊を見つけると全力で落としにかかってくる。
プレイヤーがアウトローとなるDLCのToA関連プロットでは大きく敵対することも。
なお名前が変な訳と思われるかもしれないが英名の「Ministry of Finance」は日本の「財務省」の英名である。
艦種はテラディ系の亜種。
緑鱗協定(Scale Plate Pact)
テラディ系の海賊派閥。
交易船の襲撃、ステーションハッキングによる物資の強奪といった海賊行為を働く無法者の集団。
プレイヤー交易船を襲ってくるのは大体ここである。
ほぼあらゆる勢力から敵視されており緑鱗というだけで即攻撃対象になるのだが、質の悪いことに緑鱗艦は基本的に他勢力所属に見えるように船籍を偽装しており他勢力に紛れて活動している。プレイヤーにはバレバレだけど
ハイウェイから離れた場所に自由港などの拠点を持ち、プレイヤーがそこに行けば関わりを持つことも可能。
また各ステーションのデータリークから違法行為系ミッションの依頼を投げてくることもある。
友好度が特殊であり、特殊な条件を満たさない限り何をしても一切友好度が変動しない。
基本的に友好的になって海賊行為を止めさせることは出来ないが、裏を返せば幾らでも撃ち落として問題が無い。
バレバレの偽装を見破って攻撃、ひたすら緑鱗艦を強奪するといったプレイも可能。
主にアルゴン・テラディ系の艦を使用し、ミノタウロスレイダーという緑鱗海賊仕様の艦もある。
パラニド神聖帝国(Godrealm of the Paranid)
主要五大種族の一つで、宗教国家を形成する大柄で屈強な種族「パラニド」の主要派閥。
パラニド人は3つ目3本指であり、3という数字にこだわりを持っている。ちなみに性別の数が多いという設定であり、プレイヤーになるパラニド人も男性や女性ではなく「第5の性別」という性別となっている。
現在は内紛状態にあり、神聖帝国と教皇の聖騎士団の2勢力が争い合っている。
あるプロットではここにプレイヤーが介入することも可能であり、プレイヤーの選択によってパラニドの運命が決まることもある。
艦種は速度型。移動が多いゲームで、なおかつ扱いやすい艦が多いためプレイヤー人気は高い。
教皇の聖騎士団(Holy Order of the Pontifex)
宗教上の方向性の違いから生まれたパラニドの過激派分派勢力。
当然ながら神聖帝国とは敵対状態…なのだがそれ以外の勢力とも軒並み敵対している宇宙の狂犬。
隣国のアルゴン系はまだしもだいぶ離れたテラディにすら噛みついているやべーやつら。しかもゼノンの侵略も受けている。
幸い初期状態でプレイヤーと敵対していることはあまりなく、消耗が激しいため材料不足でウェア買い取り価格が高く、売りつけ先としても最適。
しかし売りすぎると聖騎士団がぐんぐん伸びてこの狂犬が勢力圏を広げていく。パラニド内戦含めてここにどう介入するかはプレイヤー次第。
艦種はパラニド系の亜種。
大公の海賊団(Duke's Buccaneers)
パラニド系の海賊派閥。
元々はそれなりに大きい規模で神聖帝国も討伐を行うほどの勢力だったが、ジャンプゲート遮断事件でものの見事に分断されてしまい勢力は大幅に弱体、ジャンプゲート復旧後はパラニドの僻地で海賊活動を続けるに留まっている。
海賊らしく友好派閥は無く、テラディ、言伝同盟以外の全派閥と非友好的~敵対関係にある。
プレイヤーにも襲撃してくるが全体的に主要拠点が僻地のため出会うことが少なく襲われることはあまりない。また緑鱗と同じく特殊な条件を満たさない限り何をしても一切友好度が変動しない。
同じ海賊派閥の緑鱗などより艦の質が高く、かつ改造パーツを必ず装備しているという特徴を持つため慣れたプレイヤーから積極的に狩られることも多い。
その一方で、とあるプロットではこの派閥に接触することも可能であり、プレイヤーの選択次第では宇宙の派閥パワーバランスに大きな影響を与えるほどの結果となることも。
艦種はパラニド系に加えてアルゴン系も扱う。また派閥専用艦として「プロメテウス」という輸送艦の皮を被った戦闘艦も持つ。
言伝同盟(Alliance of the Word)
ジャンプゲート遮断事件の折、遮断された者たちを繋ぎ助けるという目的で設立されたパラニド系の組織。
他勢力と比べると研究機関・慈善組織・平和団体的な気質があり、敵対している派閥はゼノン・カーク・ヤキ以外は無し。
あのテランすらも言伝同盟に対しては友好的であり、言伝同盟を助けるためにわざわざテランが艦を出してくることもある。
基本的に温和な勢力な上に微妙にハイウェイから離れた位置におり、アンティゴネや財務省のように戦闘に出ることもないため拠点に赴かない限り艦を見かけること自体が稀。
しかしその設定を知る者たちからは「Xユニバースの数少ない良心」と称えられることも多い。
そんな若干影の薄い勢力だったがDLCのボロン関係プロットでは言伝同盟が重要な役割を果たすことになる。
一応艦船製造も取り扱ってはいるが小型の戦闘機や偵察機がほとんど。
基本的に戦争・戦闘を行わないので所持艦船が落ちることが無く、物価が下がりやすいため安く船を購入できることも。
艦種はアルゴン・テラディ・パラニド系のごく一部を取り扱う。また「ノダン」という言伝同盟でのみ購入できる艦がある。
ザイアース族長連合(Zyarth Patriarchy)
主要五大種族の一つで、いくつもの氏族に分裂している戦闘種族「スプリット」の主要派閥。
スプリット人は一人称が「スプリット」という特徴を持つ。
他種族との仲は悪めで特にアルゴンとは険悪な他、自由部族連合に反乱も起こされている。
大抵のスタートで非友好関係からスタートするが、友好的になれば彼らの艦を使うこともできる。
立地の都合上ゼノンの侵略を受けやすく、放っておくといつのまにかボロボロになっていることもある。
スプリット関連派閥に対してはパラニドの様にプロットによる介入が可能であり、プレイヤーの選択次第では宇宙に大きな変化が訪れる。
艦種は火力型。防御面に弱みがあるが総合的に「強い」と言われる艦が多い。その分お値段も高め。
自由部族連合(Free Families)
族長の支配に反旗を翻したスプリットの派閥。
プロファイルの中には自由部族連合の反乱軍の一員となったがザイアースに壊滅させられ、宇宙服一つで宇宙に放り出されるところからスタート、なんてものも。
しかしどういうわけかゲーム内ではザイアースとは非友好的止まりで敵対関係に無く、パラニド内戦の様に争ってはいない。
なおスプリット系海賊派閥である「追放された部族」の艦を作っているのはここの埠頭・造船所だったりする。
艦種はスプリット系の一部とその亜種。前述の通り海賊系の艦も作っているため癖のある艦もちらほら。
ボロン女王国(Queendom of Boron)
主要五大種族の一つで、温厚で平和を愛する水棲種族「ボロン」の主要派閥。
ボロン人の見た目は四本腕のタツノオトシゴ。普段は水の中で生活しているが、水の外に出る場合は宇宙服のような専用のスーツを着込む。
アルゴンとはかつてスプリットとの戦いで共闘した仲で、ネットワーク復帰直後に同盟を結びなおすほどのマブダチ。逆にスプリットとは滅茶苦茶仲が悪い。
長らくボロン関係は序盤プロットのボ・ソタの1人だけだったがDLCでこの勢力含むボロン系勢力が追加され大幅に拡張された。
艦種は速度型。最高速度に優れるがトラベル加速がやや弱いという特徴を持つ。またシールドの性能が全体的に高い。武装がデバフ効果を持つという特徴も持つ。
ただしエンジン・シールドなど一部設備がボロン艦専用となっており他種族のものに積み替えできないのでカスタマイズの幅が狭め。
テラン保護府(Terran Protectorate)
我らが地球人「テラン」の主要派閥。
テラフォーマー戦争の後鎖国に近い状態にあり、外宇宙勢力に対して排他的な態度を続けている。
一方で過去作の事件やらなんやらで本作のテランはゼノン絶対ぶっ潰すマンと化しており、鎖国的外交政策を取りつつも他勢力のゼノン戦線に切り札級の戦艦「アスガルド」を旗艦とする「介入軍」を惜しみなく投入している。
テランスタートでない限り初期友好度は悪く、特に地球圏は立ち入り禁止区域になっており入ると問答無用で攻撃を受ける。
逆にテランスタートだと各勢力から塩対応という軽いハードモードになるので、
テラン艦でスタートしたいけど他の勢力とも仲良くしたい場合は分派のセガリス開拓団でスタートしてみよう。
艦種はバランス型をとりつつ他勢力の1ランク上を行くシールドを持つ。いい意味で万能な艦種が多く、共通のものに加えてテラン専用の武装を使用可能。入手は面倒だが愛用するプレイヤーは多い。
テランエンジンに癖があるがボロンと違って積み替え可能なのでプレイヤーに合わせて調整しやすい。
欠点はしいて言えば値段。強いが値段が高いというものが少なくなく、専用武装の価格も高い。これの極みとも言える高額高性能フリゲート「ファルクス」は開き直って量産性度外視の徹底カスタマイズワンオフ機にしてプレイヤー専用艦にされることもままある。
また生産ルートがテラン専用のものになるという特徴があり、自作できるようになればむしろ他勢力より安くなる。
余談だがこの世界の公用語の一つが日本語であるため、日本語名の艦種がそれなりにある。
特に大型艦は日本の地名から取られており「トウキョウ」「オオサカ」「ホンシュー」「ホッカイドー」といった艦が登場する。ホッカイドーとサッポロが全く違う艦種なのは突っ込みどころかもしれない
一方小型・中型は「ククリ」や「ファルクス」など地球各地の刀剣から名づけられている。コルベットはお約束の「カタナ」。
セガリス開拓団(Segaris Pioneers)
ジャンプゲート遮断事件の際にテラン領内に取り残された難民を外宇宙へ開拓・移住させるために作られた組織。
ジャンプゲート復旧時に海王星がセガリス星系に接続され、そこを開拓するという名目でテランから送り出され、現在はセガリスを拠点に活動している。
表向きはテランの支援を受けており友好関係ではあるものの、ぶっちゃけテランからすれば取り残されて邪魔だった難民を開拓の名目で厄介払いした形であり、セガリス側もテランからの独立を考えている。
といっても基本は温和寄りの勢力で海賊系やゼノンなどを除いて大きく敵対している派閥はない。
プレイヤーとは大抵のプレイで意外と早い段階から関わることになる。
扱う艦種はテラン系の一部。種類は限られるがカタナ等の優秀な艦もあり、テラン程非友好的ではないのでこちらから購入する手もある。
ヤキ(Yaki)
かつてアルゴンなどに海賊行為を繰り返していた犯罪シンジケート。しかしジャンプゲート停止事件以後にサッパリ姿を見せなくなったという派閥。
現在は再び姿を見せるようになり各地を襲撃を再開、一応はアルゴン系の一派だったため公式の接触も試みられたがすべて失敗に終わっており謎の多い派閥である。
ゲーム的には下記のゼノンやカークと同様に全派閥と敵対関係にある宇宙の敵。
艦船はパラニド系を改造した固有の艦船を所有しておりかなり高性能。ただ初期から敵対状態で、友好改善も出来ないので入手は極めて難しい。
一方でテランの中にはこの謎多きヤキに関して調査を行おうという動きがあるようだが…?
クエタノウツ(Quettanauts)
本編に関わりはあるが、直接接触はしてこない派閥。ボロンを除く種族の混成である。
優れた頭脳を持つグランドマザーという存在を頂点とし、物々交換で文明を構築している。そのため、埠頭などはあるがクレジットを介するあらゆる取引が不可。
DLC「Timlines」の導入及びタイムラインモードのクリアによりオープンユニバースモードでセクターが解放される。
活動自体が活発ではないため、直接赴かない限り関与することはないだろう。
保有セクター3つのうち2つが資源豊富。ステーションが少ないので割と取り放題だが、ハイウェイからちょっと離れているので交易用としては不向き。
ゼノン(Xenon)
かつて地球人が作ったテラフォーミングAIが暴走し、宇宙に存在するあらゆる生物の敵となったもの。
シリーズにおける、絶対的な敵性種族。
人間とは異なる知性で編み出されたテクノロジーにより、勢力を広げている。
プレイ中も侵略者としてあちこち攻撃を仕掛けている。
「B」や「F」など、識別子とでも言わんばかりの無機質なネーミングセンスをしている。
また、艦船の性能が高く、資源が潤沢なエリアを乗っ取っているため生産速度も速い。
運が悪いとリアル50時間ほどで1セクターが落ちることも。
主要派閥の多くから対ゼノンミッションが出ているため積極的にこなせば侵攻を抑えつつ友好度稼ぎになる。
カークや緑鱗と異なり無から湧いて出ているのではなく。一応は他派閥と同様に採掘と生産のサイクルで艦を作っているためステーションを叩けば戦力が弱まっていく。頑張ればゼノン殲滅も可能と言えば可能。
その経緯上、艦船は人類が乗れるようになっているはずがないのだが、一部の機体は鹵獲して運用することが可能。
ただし各国の機体とは規格がまるで違うので、チューニングは技術研究した上で自前の施設ですることになる。
カーク(Kha'ak)
明確な領地を持たず、ハイブ型ステーションという「巣」をいくつかのセクターに設置している昆虫型種族。
コンタクト不可能で見境なく襲来してくるため、こちらも純粋な敵性体。
巣による生産とランダムスポーンの他に、採掘をしていると襲撃してくるという性質を持つ。
そのため、採掘船の護衛という依頼を受けるとセットでついてくる。
採掘船狩りに特化しているのか、艦船は高精度ビームを積んだ戦闘機系のみ。
そのため、回避が生命線である小型艦船相手に強いが、タレットなど対空能力を持つ中・大型戦闘艦船相手には基本的には弱い。
DLC
DLCは拡張パックとサントラの2種。
拡張パックを基準とした全部乗せ割引バージョンもあり、いずれかをすでに買っていた場合でも損しない仕様。
拡張パックは実装すると新しいセクター・派閥・艦船が追加される。サントラは本編と各DLCのものが個別。
2025年2月現在、
- スプリット関連が追加される「Split Vendetta」
- 地球圏とテラン系勢力関連追加される「Cradle of Humanity」
- アウトロー系勢力が追加される「Tade of Avarice」
- ボロン関連が追加される「Kingdom End」
- 特殊DLC「Timelines」
の5つ。
もちろん、適用するとそれらとの交流や敵対が始まることになる。
ただし、「全セクターのデータ保管庫を開ける」といった実績の開放も遠のくので注意。
また、セクターが追加されない小規模版として「Hyperion Pack」もある。2025年に追加された小規模第一弾とのことなので、大型以外にもまだ拡張する気である。
前述の通り「Timelines」だけは新モード追加が主となる毛色の異なるDLCとなっている
追記・修正は宇宙ステーション建築の合間にお願いします。
- まさかこのゲームの記事ができるとは…オープンワールドRPGでありフライトシムであり経営SLGという沼ゲー -- 名無しさん (2025-02-24 23:49:06)
- ナンバリング前作のX3もかなりの御長寿タイトルだったりする…というかX4が出た後も新規の大型DLCがリリースされてる… -- 名無しさん (2025-02-25 17:17:45)
- パソコン付けっぱに抵抗がなくなるゲーム。ステーション建築指示を出したら仕事へGO!あるいはSETAを入れて飯の時間だ! -- 名無しさん (2025-02-25 19:58:39)
最終更新:2025年04月15日 11:31